ヨーロッパの世界遺産おすすめ20選！絶景＆有名スポットを厳選

ヨーロッパの世界遺産は何ヶ所？どこの国が多い？

世界に1,199件ある世界遺産のうち約半数を占めているのがヨーロッパの世界遺産です。2023年に登録された世界遺産で登録件数が多い国ランキングは以下のとおり。

※2024年6月現在の情報です。

ヨーロッパに世界遺産が多い理由

ランキングからも分かるように、ヨーロッパの国が上位10カ国中6カ国を占めています。その理由にヨーロッパの建築物は石を使ったものが多いため、劣化しにくく保存状態が良かったことがあります。さらに、1972年にユネスコの総会で採択された世界遺産条約がヨーロッパを主導に進められただけでなく、当時の加盟国もヨーロッパの国が多かったことに起因しています。

世界遺産が多いので、一度にたくさんめぐるのは難しいですが、ぜひお気に入りの世界遺産を見つけて観光してみてくださいね！

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紹介しているヨーロッパの世界遺産一覧

この記事の中で紹介している、ヨーロッパの世界遺産の一覧になります。

ヨーロッパでおすすめ＆人気の世界遺産20選

ここからは、ヨーロッパのおすすめな世界遺産をご紹介します。一度は見ておきたい絶景スポットや世界遺産の歴史、見どころなどを世界遺産1級を取得した筆者がお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね！

モン・サン・ミシェルとその湾／フランス

さまざまな歴史の舞台になった陸の孤島

幻想的な姿がひときわ目を引くモン・サン・ミシェルとその湾は、1979年に世界遺産の文化遺産に登録されました。

700年頃にこの地に礼拝堂が建てられてから、あるときは難攻不落の城塞として、またあるときは修道院としてさまざまな歴史を刻んできた世界遺産です。

モン・サン・ミシェルへは、パリから電車とバスで約3時間30分かかります。日帰り旅行も可能ですが、1泊してグルメなどを楽しむのもおすすめ！日没時間のモン・サン・ミシェルもうつくしいので、ぜひ時間が許す限り見学してくださいね！

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ケルン大聖堂／ドイツ

6世紀以上の年月をかけてつくられたゴシック建築の傑作

2つの双塔が特徴的なケルン大聖堂は、1996年に登録された世界遺産です。その高さはなんと約157メートル。13世紀に着工されてから、その後何度も中止したり、再び着工したりを繰り返しながら1880年にようやく完成しました。

ゴシック建築ならではの豪華な外観と内部のステンドグラスや数多くの美術品は見ごたえがあり、ぜひ時間をゆっくりかけて見学したいところ。

日中の荘厳な雰囲気のケルン大聖堂もおすすめですが、夜間のライトアップされた様子も幻想的でひときわうつくしいので、遠くからでもその姿を満喫してくださいね。

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スイス・アルプス　ユングフラウ‐アレッチュ／スイス

ヨーロッパ最大の氷河が見られる！手つかずの自然が残るアルプスの絶景

壮大なアルプスの山々が神々しい雰囲気を放つスイス・アルプス　ユングフラウ‐アレッチュは2001年に世界遺産の自然遺産に登録されました。

約4,000メートル級の名峰が連なっている様子はまさに圧巻で、スイスに行ったらぜひ訪れてほしい場所のひとつです。なかでもとりわけうつくしいのが“若き乙女”とも呼ばれるユングフラウ。さらに近くには約24キロメートル続くアレッチュ氷河も見られ、雄大な自然を肌で感じることができます。

このような景色はたびたび文学や芸術のモチーフにもされるほどうつくしいので、ぜひ一度その目でアルプスの景色を満喫してくださいね！

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アントニ・ガウディの作品群／スペイン

自然を愛したガウディ建築をめぐる旅もおすすめ！

アントニ・ガウディの作品群は1984年に世界遺産に登録されました。スペインが生んだ天才建築家であるアントニ・ガウディが設計した以下7つの建築物で構成されています。

• グエル公園
• グエル
• カサ・ミラ
• カサ・ビセンス
• カサ・バトリョ
• サグラダファミリア（生誕のファサードと地下礼拝堂）
• コロニア・グエル教会（地下礼拝堂）

なかでもスペインに行ったら必ず訪れてほしいのがサグラダファミリアです。豪華で精緻なファザードは思わず見入ってしまうほど。太陽の光によって見え方が変わる内部の繊細なステンドグラスも必見です。

また、ガウディの作品には、このほかに海をモチーフにしたカサ・ミラというマンションもおすすめ！波をイメージした曲線が特徴的で、ほかでは見られないのでぜひ行ってみてくださいね。

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バチカン市国

国そのものが世界遺産！小さな国ながらも見どころがもりだくさん！

バチカン市国は、1984年に世界遺産に登録されました。イタリアのローマにある世界で一番小さな国であり、国そのものが世界遺産というめずらしい特徴も併せもっています。なかでもカトリックの総本山であるサン・ピエトロ大聖堂は、日々多くの信者で観光客が訪れる人気スポットです。

バチカン市国へ行くなら、バチカン美術館は外せません！見学コースは約7キロメートルもある世界最大規模の美術館で、数多くの展示品や天井画が楽しめます。すべてを見学するのであれば半日を目安にしておくと良いでしょう。

ラファエロの間では、『アテナイの学堂』といったフレスコ画、システィーナ礼拝堂ではミケランジェロによる『最後に審判』や『天地創造』など有名な作品が多数見られるので、ぜひゆっくり時間をかけて美術作品の宝庫であるバチカン美術館を満喫してくださいね！

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ウエストミンスター宮殿、ウエストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会／イギリス

ロンドンのランドマーク的存在！ビッグベンは必見

イギリスのロンドンにあるウエストミンスター宮殿、ウエストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会は1987年に登録された世界遺産です。これらは11世紀頃にエドワード王によって建てられ、イギリス王室の歴史をともに刻んできました。

ウェストミンスター宮殿は、かつては王の住居でしたが、16世紀以降は国会議事堂として使用されており、17世紀のピューリタン革命発端の場所でもあります。

隣にある時計台のビッグベンはロンドンを象徴する建物として親しまれており、写真にぴったりです。

また聖マーガレット教会は内部のステンドグラスが素敵なのでぜひ見てみてくださいね。まれに結婚式の準備で早く閉まることがあるので、事前に営業時間を確認していくと良いでしょう。

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プラハ歴史地区／チェコ

1000年以上の歴史を持つ統一された街並みがうつくしい世界遺産

1992年に世界遺産に登録されたプラハはヨーロッパのなかでも約1,000年の古い歴史を持つ街。9世紀頃から文化の中心地であり、さらに14世紀頃には神聖ローマ帝国の首都となってから急速に発展していきました。

現在でもバロック様式やロマネスク様式、ルネサンス様式といったさまざまな見識様式の建物が見られます。なかでもおすすめなのはプラハ城です。その大きさは世界最大級で、現在は大統領府として使用されています。

また内部にある聖ヴィート大聖堂も必見です。プラハは15世紀からたびたび宗教間の争いに巻き込まれてきたため、聖ヴィート大聖堂は何度も中断しながら約600年の歳月を費やしようやく完成しました。その間で建築様式も変わったので、聖ヴィート大聖堂だけで各時代の建築様式が見られるのがポイントですよ！

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ヴァレッタの市街／マルタ共和国

歴史好きにおすすめ！聖ヨハネ騎士団にまつわる城塞都市

たびたび映画の舞台としても使用されるヴァレッタの市街は1980年登録の世界遺産です。もとはオスマン帝国の襲来に備えるために聖ヨハネ騎士団によってつくられた城塞都市でした。1571年のレパントの海戦でオスマン帝国に勝利すると、聖ヨハネ騎士団のもとに莫大な寄進が集まったため、ヴァレッタの街は豪華な建物であふれています。

なかでも、建築家ジェラーロモ・カッサールが設計した聖ヨハネ大聖堂はまさに豪華絢爛！外観はシックでシンプルなつくりですが、内部は床から天井までさまざまな絵画が施されており、どこから見ればいいか迷ってしまうほどです。なかには聖ヨハネ騎士団の出身地の言語別に8つの礼拝堂もあるのだとか！ぜひ豪華なヴァレッタの市街での散策を楽しんでくださいね。

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ヴィエリチカとボフニアの王立岩塩坑群／ポーランド

岩塩の豪華なシャンデリアが必見！岩塩採掘で栄えたクラクフの街

ポーランドの旧都クラクフのマウォポルスカ県にある、ヴィエリチカとボフニアの王立岩塩坑群は、1978年に世界ではじめて世界遺産に登録された12件のうちのひとつです。

ヴィエリチカ周辺は2,000万年前は海で、地殻変動により隔てられ塩湖となりました。そして水分が蒸発して広大な岩塩層ができ、一時はポーランドの財源の3分の1を占めるほど岩塩が豊富に採れていたのだとか！

岩塩の採掘坑は9層にわたって広がっており、一番深い場所は地下約327メートルにまでおよびます。現在は地下約135メートルまでが公開されており、なかでも聖キンガ礼拝堂がおすすめです。写真のシャンデリアや床、壁、彫刻などすべてが岩塩でできているそう！ぜひ近くで見てみてくださいね。

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アムステルダムのシンゲル運河の内側にある17世紀の環状運河地域／オランダ

都市開発事情のモデルにもなった環状運河が特徴の都市

2010年に世界遺産に登録されたアムステルダムのシンゲル運河の内側にある17世紀の環状運河地域は、17世紀に大規模な港湾プロジェクトとしてつくられた都市です。

16世紀以降、日本をはじめ多くの国と交易したり、東インド会社や西インド会社を設立したりしていたオランダは急速に人が流れ込むようになり、沼地を開拓する必要がありました。環状の運河網をつくり、内側の空間を埋めるようにして市街地の拡大が進められていき、その景色が“北のベネツィア”と称されています。

都市計画によって整えられた街並みがうつくしいので、ぜひ散策してみてくださいね！

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ピリン国立公園／ブルガリア

壮大な山々の景色が楽しめるブルガリア最大の自然公園

ピリン国立公園は1983年に登録された自然遺産。ブルガリアの南西部にあり、約2,500メートル級の山々が織りなす絶景が評判の世界遺産で、なかでも北部に高い山が集中しておりきれいと人気です。

さらに標高約2,915メートルのヴィクレン山脈がある地帯は樹齢1,300年以上のモミの樹や湖沼、滝、洞窟などが見られる自然の宝庫です。

またピリン国立公園は鳥類に恵まれた地域でもあり、ブルガリアに生息する鳥類のうち約40%が見られるのだとか！ムナジロテンやアナグマといった貴重な動物も見られるおすすめスポットですよ。

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メテオラの修道院群／ギリシャ

修道院と奇岩が織りなすめずらしい絶景がおすすめ！

ギリシャにあるメテオラの修道院群は、1988年に世界遺産の複合遺産として登録されました。複合遺産というのは、自然遺産と文化遺産があわさったもので、それぞれの価値が認められていることになります。

メテオラの奇岩はピンドス山脈と川がつくりあげた堆積岩で、神へ祈りを捧げるのに没頭したい修道士たちにとってメテオラはぴったりな場所でした。14世紀頃からこの岩上に修道院がつくられるようになり、最盛期には24もの修道院があったとか！

現在でも稼働中の修道院があり、最大のメガロ・メテオロン修道院ではフレスコ画やイコン（聖画）など貴重な作品が多く残っています。

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ウィーン歴史地区／オーストリア

音楽の都ウィーンで歌劇場や教会めぐりを楽しもう

“音楽の都”として世界中の人を魅了するウィーンは、ウィーン歴史地区として2001年に世界遺産に登録されています。

ウィーンはハプスブルグ家の王都として発展し、バロック様式の建物がつぎつぎに建てられましたが、第一次世界大戦でハプスブルク家の支配が終わると、さらに機能性を兼ねた都市へと進化しました。建築様式が発展していく様子や、モーツァルトやベートーヴェンといった音楽家たちも活躍し、ヨーロッパの音楽や芸術の中心であったことも世界遺産の決め手となっています。

ウィーンへ行ったら街歩きも楽しいですが、聖シュテファン大聖堂もおすすめです。現地の人たちにシュテッフルの愛称で親しまれており、モーツァルトが結婚式を挙げた場所でもあります。外観のゴシック様式が豪華なのでぜひ近くで見てみてくださいね。

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ブリュッセルのグラン・プラス／ベルギー

花好きは必見！“世界でいちばん豪華な広場”と称される場所

ベルギーの首都ブリュッセルの旧市街にあるグラン・プラスは1998年に世界遺産に登録されました。グラン・プラスというのは大広場という意味です。

商業都市として機能しているブリュッセルの起源は10世紀に築かれた城塞にはじまります。ブリュッセルは交通の要としても重要な場所で、12世紀からは交易も盛んになり、さまざまなギルドが周囲に建てられるようになりました。現在あるギルドハウスは再建されたもので、豪華なバロック様式の外観が特徴です。

グラン・プラスでは2年に一度フラワーカーペットという花の祭典が開催されます。2024年は8月15日～18日の間で広場いっぱいにうつくしい花々の絨毯が見られるので、周囲のギルドハウスも景色もあわせて満喫してくださいね！

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クロンボー城／デンマーク王国

戯曲『ハムレット』の舞台となった人気の城

クロンボー城は、デンマークのエアスン海峡に面した岬に建つ城で、2000年に世界遺産に登録されています。もとは15世紀にデンマーク王エーリク7世が砦を築いたのがきっかけで、のちにフレゼリク2世によってルネサンス様式の旅館へと改修、18世紀にさらに拡張され今日の姿となりました。

この地にクロンボー城の原型となる砦を築いたのは、海峡をわたる船から税金を徴収するためだったのだとか。

クロンボー城はシェイクスピアの戯曲『ハムレット』に出てくるエルノシア城のモデルになった城としても有名です。塔の上からの景色もよく、対岸にスウェーデンが見えます。見学には2時間ほどを目安に計画しておくと良いでしょう。

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プリトヴィッチェ湖群国立公園／クロアチア

透明度バツグンなエメラルドグリーンの湖でハイキング！

めずらしい自然の景色を楽しみたいならクロアチアにあるプリトヴィッチェ湖群国立公園がおすすめ！1979年に自然遺産として世界遺産に登録されました。

首都のザグレブからバスで約3時間の場所にあります。プリトヴィッチェ湖群国立公園では、エメラルドグリーンがうつくしい大小16の湖が、92の滝でつながっているという特異な景色が楽しめる人気の観光スポットです。

プリトヴィッチェ湖群国立公園の不思議でうつくしい景観はプリトヴィッチェ川の水質にあります。炭酸カルシウム濃度が高い水なので、長い年月をかけて沈殿した炭酸カルシウムが石灰華となり、川の水をせき止めたから。ほかでは見られない幻想的な景色が楽しめるのでぜひ足を運んでみてくださいね！

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ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り／ハンガリー

ハンガリーの歴史が垣間見えるおすすめ散策スポット

1987年に世界遺産に登録されたブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通りの舞台となるブダペストは、“ドナウの真珠”と称されるうつくしい都市です。ブダペストは、もとはブダとペスト、オーブダの3つの街でした。オスマン帝国やオーストリア帝国からの支配を経て1873年に合併します。

その後、ヨーロッパのほかの国に負けない都市をつくろうと、都市計画を実行。世界ではじめての電気で走る地下鉄の敷設や、アンドラーシ通り、豪華な国会議事堂などが整備されていきました。

なかでもブダペストの歴史を見守ってきたセーチェニくさり橋はブダとペストをつないだ橋として街のシンボルになっています。夜間のライトアップがきれいなので、ぜひ見てみてくださいね。

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サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群／ロシア連邦

ヨーロッパのさまざまな文化を取り入れたかつての都

ロシアの旧首都であるサンクトペテルブルクは、歴代ロシア皇帝のもとバロック様式や新古典様式といったさまざまな建築物があることや、ロシア革命が起こった地であることなどが評価され、1990年に世界遺産に登録されました。

もともとサンクトペテルブルクは、湿地帯で街をつくるのには困難を極めましたが、運河や石畳の道路、教会、美術館などが建てられ、うつくしい景観の街として人気スポットとなっています。

構成資産には、エミルタージュ美術館や至聖三者大聖堂（トロイツキー大聖堂）、ストロガノフ宮殿などが含まれており、鮮やかなブルーやピンクの外観がかわいらしいのでぜひ写真に納めてくださいね！

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ベルゲンのブリッゲン地区／ノルウェー

カラフルな街並みがかわいい！ハンザ同盟で栄えた港町

バルト海沿岸の交易を独占していたハンザ同盟の拠点となったベルゲンはカラフルな街並みがひときわ目を引く海上都市です。今でもハンザ同盟時代の名残が見られることなどから1979年に世界遺産に登録されています。

14世紀～16世紀にはノルウェーのなかでも最大の交易都市として、名産の干し鱈をヨーロッパの各地に輸出していました。

カラフルな外観が特徴の木造家屋は火災のあとに1950年代に再建されたもの。とくに晴れた日には青空とカラフルな色が映えて写真にぴったりです。近くにある魚市場では新鮮な魚を使ったグルメが楽しめたり、チーズなどのお土産も購入できるので街歩きを堪能してくださいね。

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ヴァトナヨークトル国立公園 – 火と氷の絶えず変化する自然／アイスランド

火山と氷河が織りなす独特の景観は必見！

アイスランドを代表する世界遺産・ヴァトナヨークトル国立公園は2019年に自然遺産に登録されました。面積は約14,000平方キロメートルあり、国土の約14パーセントを占める大きさなのだそう！

国立公園内にあるヴァトナヨークトル氷河はヨーロッパ最大で、その地下には火山が眠っています。火と氷という反する自然がつくりだす景観はまさに圧巻で、とくに冬季限定で開催されるアイスケーブツアーがおすすめです。アイスケーブはヴァトナヨークトル氷河のみで見られ、洞窟内で輝く氷河はまるでクリスタルのよう。

またアイスランドでは、運が良いとオーロラが見られることも！普段なかなか見られない自然を満喫したい人にぴったりの旅行先ですよ。

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ヨーロッパの世界遺産を観光する際の注意点を紹介

ヨーロッパにはまだまだ私たちを魅了してやまない世界遺産がたくさん！人類にとって価値がある場所として認定され、次の世代へ引き継いでいくために保護されている貴重な場所です。

一生に一度は訪れてみたい場所ですが、ヨーロッパの世界遺産を観光する際には注意すべき点もあります。ヨーロッパの世界遺産に行く前に、事前に確認しましょう！

人混みが多い世界遺産はスリや置き引きに注意！

ヨーロッパを旅行する際はとくにスリや置き引きに注意が必要です。リュックは前に背負うなどして、持ち物が常に自分の目につくようにしておきましょう！

また財布はふたつに分けておいて、万一スリにあってしまった時の被害を最小限に抑えられるようにしておくのもおすすめですよ。

スリや置き引きは自分が気を抜いた隙に行われるので、移動中も気を抜かずに持ち物には細心の注意を払っておいてくださいね。

混雑に注意！事前予約やツアーを利用しよう

ヨーロッパでは、教会や修道院、美術館といった人気の観光地は混みやすいです。入場券を事前に購入できるのであれば、しておかない手はありません。オンラインで事前購入していた方がいくらか安くなる施設もあるので、おトクになることも！

また観光地までのアクセスが困難だったり、言語に自信がない場合はツアーを積極的に検討するのもおすすめです。料金は自分で手配するよりも高額にはなりますが、なかにはガイドがつくようなツアーもあるので、観光地のことをより深く知れる可能性も。効率よく、安心して観光したい人はぜひ検討してみてくださいね。

市内・世界遺産ともにゴミのポイ捨ては厳禁！

ヨーロッパに限ったことではありませんが、ゴミのポイ捨てはもちろん禁止です。

少しポイ捨てするくらいでは何も変わらないでしょうと思う人もいるかもしれませんが、たとえば自然遺産のなかには絶滅危惧種やめずらしい植物が含まれる場所も少なくありません。そういった場所でポイ捨てする人が増えると、生態系に悪影響を与えてしまうことも。結果、動植物が生息、自生できない環境になってしまったり、景観が損なわれて世界遺産でなくなってしまったりする可能性も。

ゴミを入れられる袋を多めに準備してゴミの処理に困らないようにしておきましょう！

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ヨーロッパの世界遺産を巡り、観光を満喫！

この記事では、ヨーロッパの世界遺産で人気の観光地をご紹介しました。ヨーロッパの歴史や文化、自然を肌で感じることができる世界遺産は、人生で一度は見る価値があります。

ヨーロッパでは、世界遺産めぐりをしていくにつれて、遺産同士のつながりが見えてきたりと面白い点もたくさん。たとえば、バロック様式の世界遺産に絞ったり、オスマン帝国に関する世界遺産に絞ったりとテーマを決めてから遺産めぐりをするとさらに理解が深まるかもしれませんね。ぜひ推しの世界遺産を見つけて、さらに興味を広げていってくださいね！

※記事のレートは、※2024年6月16日現在、1ユーロ＝168.56円、1ポンド＝199.27円、1チェコ・コルナ＝6.81円、1ズウォティ＝38.47円、1デンマーク・クローネ＝22.59円で計算しています。

cover photo by pixabay