岐阜旅行・ツアーのポイント
日本の原風景が広がる世界遺産の町「白川郷」🏔
歴史香る「飛騨の小京都」を着物で散策👘
絵画のように美しい「モネの池」に見とれる🪷
岐阜旅行におすすめのエリア
岐阜地域
岐阜地域は県庁所在地の岐阜市を中心とするエリアです。東海道新幹線が通る名古屋駅からのアクセスが非常に良く、岐阜観光の拠点としても便利です。岐阜地域には市内を一望できる「岐阜城」や、日本三大大仏のひとつに数えられる「岐阜大仏」、戦国時代の資料が豊富な「岐阜市歴史博物館」といった観光スポットがあります。岐阜駅周辺は再開発により利便性が高まっているだけでなく、新しいお店も続々とオープンしてるので、岐阜のご当地グルメやお土産を探すのにも困りません。岐阜市内から少し足を伸ばせば豊かな自然が広がっているので、車窓から美しい景色を楽しむ鉄道の旅もおすすめです。
西濃地域
西濃地域は岐阜県の西部にあるエリアです。天下分け目の戦いで有名な「関ヶ原」や、松尾芭蕉の『奥の細道』の結びの地である「水の都 大垣」も西濃に位置しているので、歴史や文化に興味のある方はぜひ訪れてみてください。自然の景色を堪能したい方は、ヤマザクラや紅葉など四季折々の風景が楽しめる人造湖「揖斐峡」がおすすめです。また、西濃地域は一説によると関東と関西の境目と言われており、方言や食べ物には関東と関西の文化が混ざり合っています。少し上級者向けかもしれませんが、ローカルな飲食店で地元の方とお話をしてみるのも、かけがえのない旅の思い出となるのではないでしょうか。
中濃地域
中濃地域は岐阜県の中心にあるエリアです。美濃和紙が有名で、紙すき体験や工房見学などができるスポットが点在するほか、美濃和紙を用いた伝統工芸品をお土産として買うこともできます。体験をメインとした旅程が組めるので、小さな子どもとの旅行にもおすすめです。中濃地域には、中山道の宿場町である「美濃太田」や、城下町である「郡上八幡」といった古い町並みが広がるエリアも多く、観光気分が掻き立てられます。町歩きが好きな方やカメラが趣味の方にもぴったりのエリアといえるでしょう。風情のある町並みや自然に囲まれながらの散策は、最高のリフレッシュになるのではないでしょうか。
東濃地域
東濃地域は岐阜県の東部に位置する、美しい自然と歴史的な魅力が詰まったエリアです。特に中津川市の「馬籠宿」は中山道の宿場町として知られ、美しい里山風景を目当てに国内外からたくさんの観光客が訪れる人気観光スポットです。東濃地域にはおいしい食べ物が多く、特に「栗きんとん」や「恵那饅頭」といった和菓子が有名です。食を目当てに旅行をしたい方にも満足のいくエリアといえるでしょう。美しい山や川に包まれながら食べる名物は、よりいっそうおいしく感じられます。次のお休みには、歴史に自然、グルメと魅力が盛りだくさんの東濃地域に訪れてみてはいかがでしょうか。
飛騨地域
飛騨地域は、岐阜県の北部に位置する、飛騨山脈に囲まれたエリアです。ユネスコの世界遺産にも登録されている「合掌造り」で有名な白川郷や、「飛騨の小京都」と呼ばれる江戸時代の風情が堪能できる飛騨高山など、観光名所が盛りだくさんです。飛騨地域の名物といえば「飛騨牛」と「朴葉味噌」。朴葉の葉の上に味噌、ねぎ、しいたけなどをのせて焼いた朴葉味噌は、お酒にもとてもよく合います。ぜひ岐阜の地酒と一緒に味わってみてください。町歩きに疲れたら、飛騨地域の南部にある下呂温泉でリラックスするのがおすすめです。なめらかな肌触りの温泉につかれば、移動の疲れも癒せるでしょう。
岐阜旅行におすすめの観光スポット
白川郷
白川郷は、飛騨地域に位置する美しい合掌造りの集落で、富山県の五箇山とともにユネスコの世界遺産に登録されています。日本の原風景ともいえる景色が広がり、伝統的な農山村の暮らしを垣間見ることができる白川郷は、日本国内のみならず、海外からの観光客も魅了しています。白川郷は豪雪地帯であるため冬には一面の雪に覆われ、幻想的な雰囲気をかもし出します。春には桜、夏には青々とした田んぼ、秋には紅葉が楽しめ、何度訪れてもその美しい自然に感動できるでしょう。ふるさとのようなあたたかみと四季折々の自然を感じられる白川郷は、岐阜に来たなら必ず訪れたい観光スポットです。
飛騨高山の古い町並
飛騨高山の古い町並は「飛騨の小京都」として知られる人気観光スポットで、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。特に「さんまち通り」と呼ばれるエリアは景観デザイン賞を受賞した建物が立ち並ぶ必見のスポットです。飛騨牛や朴葉味噌、高山ラーメンなどのご当地グルメが楽しめるほか、みたらし団子や五平餅を食べ歩きながら趣のある町を散策できるのも飛騨高山観光の魅力です。春と秋には日本三大美祭のひとつに数えられる「高山祭」が行われ、「屋台」と呼ばれる絢爛豪華な山車とお祭りの熱気が楽しめます。春の高山祭は桜のシーズンとも重なるので、ぜひ訪れてみてください。
下呂温泉
下呂温泉は、兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並び、日本三名泉のひとつに数えられている飛騨地域の温泉です。「美人の湯」として知られ、下呂温泉のお湯はなめらかで肌がつるつるになると定評があります。温泉街は飛騨川を中心に旅館やお土産を扱うお店で賑わっており、魅力的な雰囲気を醸し出しています。下呂温泉を訪れるなら、「湯めぐり手形」を利用するのがおすすめです。「湯めぐり手形」があれば、手形加盟旅館の中から好みの三軒のお風呂に入浴できます。また、飛騨川沿いに湧く噴泉池をはじめ、外湯や無料の足湯も充実しているので、気軽に温泉が楽しめます。
養老の滝
養老の滝は、西濃地域の養老町に位置する美しい滝で、日本百名瀑のひとつに選ばれています。滝の高さは30m、幅は約4mと迫力のある姿が特徴で、その雄大な景観は訪れる観光客を魅了しています。養老の滝は古くから文人にも愛され、葛飾北斎もその美しさを浮世絵に描いています。春には桜、秋には紅葉と季節により異なる表情が見られるのも養老の滝の見どころです。毎年7月1日には観光客の無事を祈る「養老の滝開き」が行われ、夏の風物詩として根付いています。「養老駅」から養老の滝までは50分ほど坂を進むので、鉄道を利用する方は動きやすい服装で行くのがおすすめです。
岐阜城
岐阜城は、金華山の山頂にそびえ立つ岐阜市の象徴的な観光スポットです。戦国時代には斎藤道三や織田信長の居城として知られ「美濃を制す者は天下を制す」と言われたほどの重要なお城でした。現在の岐阜城は昭和31年に復興されたもので、城内の史料展示室では戦国時代の歴史が学べます。岐阜城の展望台からは長良川、恵那山、木曽御岳山、日本アルプス、伊吹山、養老山脈、伊勢湾など、壮大な景色が楽しめます。岐阜城へは、15分間隔で運行される「金華山ロープウェー」を利用してアクセスすることが可能です。夜間にはライトアップされ、昼間とは違った幻想的な姿が楽しめます。
馬籠宿
馬籠宿は、東濃地域の中津川市に位置する中山道の宿場町で、石畳の坂道が特徴です。全国各地にある宿場町の中でも中心地が坂になっている町並みは珍しく、馬籠宿には唯一無二の景色が広がっているといえるでしょう。坂道沿いには、焼きたてのせんべいやおやき、五平餅を提供するお店が立ち並び、食べ歩きを楽しむことができます。文豪島崎藤村の生家跡に建てられた藤村記念館には島崎藤村のデビュー作から絶筆までが展示されており、文学に興味のある方にはおすすめの観光スポットです。中津川駅からのアクセスも良いので、東濃を訪れた際はぜひ馬籠宿に足を運んでみてください。
ぎふ長良川の鵜飼
ぎふ長良川の鵜飼は1300年以上の歴史を持つ漁法で、岐阜を代表する伝統行事です。鵜を巧みに操り、川にいる魚を獲るこの技術は、古墳時代から行われていたとされ、長い歴史の中で貴族や武士にも愛されてきました。現在は毎年10万人以上の観光客が訪れ、迫力のある鵜飼を楽しんでいます。ぎふ長良川の鵜飼は長良川の川岸からも見ることができますが、近くでかがり火を焚きながら川を下る鵜舟の様子を見たい場合は、遊覧船に乗るのがおすすめです。鵜匠たちの技術や長良川の美しい景色、夜のかがり火が織り成す幻想的な雰囲気は、岐阜に来たならば一度は目にするべきといえるでしょう。
恵那峡
恵那峡は東濃地域にある美しい渓谷で、大正9年に地理学者の志賀重昴によって名付けられた人造湖です。春には桜やツツジ、秋にはモミジやカエデが湖面を彩り、冬にはオシドリやムクドリの群れが見られるので、植物観察やバードウォッチングが好きな方には特におすすめの観光スポットです。2020年に広場や遊歩道がリニューアルされ、恵那峡の歴史を紹介するビジターセンターも新設されました。恵那峡の大自然を感じられる遊覧船も人気で、船からは湖面に浮かぶ大きな岩や絶壁を楽しむことができます。多くの文人にも愛された風光明媚な恵那峡で、自然の尊さやパワーを感じてみてはいかがでしょうか。
飛騨古川
飛騨古川は、飛騨地域に位置する歴史と伝統が息づく町で、飛騨高山から電車で20分と非常にアクセスの良い場所にあります。毎年4月に開催される古川祭を体験できる「飛騨古川まつり会館」では、山車の美しい装飾の鑑賞や、からくり人形の操作体験が楽しめます。古川のメインエリアである「瀬戸川と白壁土蔵街」には1,000匹もの鯉が泳ぎ、まるでタイムスリップしたかのような風情のある町並みが広がります。飛騨古川には有形登録文化財に指定されている造り酒屋が2つあり、趣のある建物の中でお酒の試飲ができます。酒造見学には予約が必要なので、訪れる際には事前に連絡しておくと安心です。
モネの池
中濃地域の関市にある根道神社の境内には、驚くほど透明で美しい「名もなき池」、通称「モネの池」があります。その美しさから、印象派を代表するフランスの画家、クロード・モネの名画『睡蓮』のようだとSNSを中心に話題となり、近年観光客が多く訪れています。モネの池は硬水で微生物が育ちにくいことから非常に高い透明度を誇っており、池には色とりどりの鯉が優雅に泳ぎます。5月末から8月にかけては睡蓮が水面に咲き誇り、モネの絵画のイメージ通りの景色が楽しめます。梅雨の時期には紫陽花、秋から冬にかけては紅葉が池を彩るので、年間を通しておすすめの観光スポットです。
郡上八幡
中濃地域に位置する郡上八幡は「奥美濃の小京都」として知られています。山の頂きにそびえる郡上八幡城や、江戸時代からの風情を残す町並みが魅力の郡上八幡は、環境省が指定する名水百選の第一号として選ばれた「宗祇水」や、登録文化財の旧庁舎記念館など、多くの見どころを持っています。7月から9月にかけて郡上八幡で開催される「郡上おどり」は、大規模かつロングランの盆踊りとして全国的に有名です。ユネスコ無形文化遺産にも登録された郡上おどりは、誰でも気軽に参加することができるので、夏に郡上八幡を訪れた際はぜひ、地域の方に混ざって夏の風物詩を楽しんでみてください。
岩村城下町
東濃地域に位置する岩村城下町は国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている、800年余りの歴史を持つ情緒あふれる城下町です。日本三大山城のひとつである岩村城跡は、約4万個の石で築かれた石垣が見どころです。岩村城下町に来たならぜひ飲んでほしいのが、地元の米と水でつくられた岩村醸造の地酒「女城主」。日本国内だけでなく海外からも高い評価を得ているその風味は、日本酒好きの方なら一度は口にしたい一品です。岩村城下町は食べ歩きにもぴったりの町で、東濃名物の五平餅や、岩村ならではのカステーラなど、さまざまな郷土菓子を片手に風情のある城下町の散策が楽しめます。
岐阜の基本情報
岐阜のよくある質問
- 岐阜旅行のベストシーズン、おすすめの時期はありますか?岐阜旅行は年間を通して楽しめますが、特におすすめなのは夏のシーズンです。岐阜には長良川や揖斐川などきれいな川が多く、晴れた日には美しい清流の景色が楽しめます。日本の原風景に出会える「白川郷」は、夏に訪れると合掌造りと青々とした田んぼのコラボレーションを目にすることができます。もちろん冬の雪化粧した合掌造りも美しいので、好みに合わせて訪れてみてください。また、郡上市では、7月から9月にかけて伝統的な盆踊り「郡上おどり」が開催されます。お祭りに参加したい方や雰囲気を楽しみたい方は、夏に訪れるのがおすすめです。
- 岐阜旅行で外せないご当地グルメはありますか?山に囲まれている岐阜県では「飛騨牛」や、タレに漬け込んだ鶏肉と野菜を一緒に食べる「鶏ちゃん」といったお肉料理が有名です。そのほか、アユやアマゴなどの川魚を使った料理が名物として知られています。また高山市には、全国的にも知名度の高いご当地ラーメン「高山ラーメン」があります。シンプルな醤油ベースのラーメンは万人に愛されるやさしい味なので、飛騨地域を訪れた際はぜひ食べてみてください。
- 岐阜への交通手段・所要時間を教えてください東京や大阪から岐阜へ向かう場合は、東海道新幹線で名古屋へ向かい、そこから在来線に乗り換えて岐阜の各目的地へ行くのが一般的なルートです。名古屋駅と岐阜駅は近く、在来線で20分ほどで行くことができます。飛騨高山方面へ向かいたい場合は、名古屋から特急に乗り継ぎ、約2時間半ほどで到着します。飛騨高山へは北陸新幹線の通る富山駅からもアクセスできるので、旅行プランによって使いやすい交通手段を選択してください。
- 岐阜での交通手段について教えてください岐阜旅行の交通手段は、主に鉄道と高速バス、レンタカーです。岐阜県内を広く周遊したい場合は、バスや鉄道の時刻を気にする必要のないレンタカーがあると便利です。一方、岐阜市内を拠点とする旅行や、飛騨地域のみを訪れるコンパクトな旅行の場合は、公共交通機関だけでもで問題なく移動できます。観光客の多い白川郷へは、名古屋や金沢から高速バスが出ているのでぜひ活用してみてください。
- 岐阜旅行は何泊何日がおすすめですか?高山市や白川郷など飛騨地域のみを訪れる場合は2泊3日、岐阜市内や郡上八幡など、別のエリアの観光も含めたい場合は3泊4日がおすすめです。歴史散策や自然、グルメなど見どころが非常に多いので、長く滞在しても退屈することはありません。また、下呂温泉には多くの温泉旅館があるので、旅館での食事や温泉をメインにゆったりとした滞在をするのもおすすめです。移動に鉄道やバスを使う場合は、それらの出発時間に合わせて旅程を組むと失敗が少ないでしょう。
- 岐阜でおすすめのお土産はありますか?秋から冬にかけて岐阜を訪れる場合は、ぜひ「栗きんとん」をお土産に買ってみてください。岐阜名物の栗きんとんは、蒸した栗を少しの砂糖と炊き上げ、布巾で栗の形をかたどって仕上げる、素材の味が楽しめるお菓子です。反対に夏に人気なのは「鮎菓子」です。求肥(ぎゅうひ)をカステラ生地で包んでアユの形に似せた、おいしいだけでなく見た目もかわいい和菓子です。お店によって味や見た目が異なるので、ぜひお気に入りのひとつを見つけてみてください。
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