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ドブロブニクの有名観光スポットが「ドブロブニク城壁」です。旧市街を囲む壮大な建造物で、街の魅力を存分に味わうための必見スポットです。12世紀から17世紀にかけて築かれ、その堂々たる姿はまさに歴史の息吹を感じさせます。高さ25m、厚さ6mに及ぶ城壁は、かつての要塞都市を堅牢に守り続けてきた重要な建築物です。城壁の上からは、輝くアドリア海と歴史的な街並みを一望することができます。各場所で景色が異なり、見どころも豊富のため、旅行の思い出になること間違いなしです。城壁一周には1時間〜2時間ほどを要します。自分のペースでゆっくりと城壁を歩いたり、ガイド付きツアーに参加されるのもおすすめです。

「ドブロブニク城壁」の中に位置するロブリイェナツ要塞は、ドブロブニク城壁への入場料で一緒に見学できます。急な石階段を登ると、ロブリイェナツ要塞がそびえ立ち、その厳かな雰囲気とドラマチックな景観を楽しむことができます。数世紀にわたり、ドゥブロブニクの街を護り、住民にとっては復興の象徴として位置づけられてきたロブリイェナツ要塞。岩の上に築かれた印象的な要塞は、アドリア海に突き出た場所にあり、その立地から「ドゥブロブニクのジブラルタル」とも称されています。テレビドラマ「ゲーム オブ スローンズ」の撮影地としても有名であり、多くの観光客が訪れる場所となっています。

ドブロブニクのシンボル的存在である「スルジ山。」山頂からドブロブニクの街並みやアドリア海を一望できる壮大な景色が広がる、有名スポットです。標高412mと低めでありながら、街のすぐ後ろに位置している抜群の立地から、街全体を一望でき、その壮大な眺めに魅了されること間違いなしです。山頂までのアクセスは、ロープウェーを利用することができます。ロープウェーに乗るだけでも素晴らしい景色を楽しむことができますが、アクティブな方にはハイキングもおすすめ。ロープウェーの所要時間は約10分で、山頂には展望テラスやレストラン、お土産店などがあり、自由に散策することができます。

ドブロブニクの中心に位置する「ドブロブニク大聖堂」は、街の中心部に位置する歴史的な教会です。正式名称は「聖母被昇天大聖堂」です。現在のバロック様式の建築として1713年に建てられたという歴史ある建築物で、大聖堂内には、美しいバイオレットの大理石で作られた祭壇や、ダルマチアやイタリアの芸術家による素晴らしい絵画が展示されています。特に、世界中から集められたさまざまな貴重な遺物が保管されている宝物庫は見どころの一つ。中には聖ヴラホ像の金細工の一部なども含まれており、クロアチアの歴史を一気に垣間見ることができるでしょう。ドブロブニク大聖堂の見学は無料ですが、宝物庫を見学するには別途料金が必要です。世界各地から集められた貴重な遺物を見学したい人は宝物庫もあわせて見学してみましょう。

ドブロブニクの海岸からわずか600mの距離に位置するロクルム島。「地中海の楽園」と称されるほどの美しい島です。旧市街の港からフェリーで10分ほどでアクセスでき、島内は緑豊かな木々に覆われています。遊歩道を歩きながら、自然に囲まれたリラックスした時間を過ごすことができます。また、海水浴が楽しめるビーチも点在しており、なかでも「ロクルムの死海」として知られるロクルムの塩水湖は、塩分濃度が高いため、ぷかぷかと浮かんでみるのもおすすめな場所。島を訪れる際には、「ベネディクト会修道院跡」も見逃せません。11世紀初頭に建てられた歴史的な修道院は、現在は博物館やレストランとして利用されています。

フランシスコ会修道院は、修道院や教会に加えて、図書館、博物館、薬局などが併設された複合施設です。1317年に開業した薬局は、現在でも営業しており、世界最古の薬局の一つとして知られています。修道院自体は1360年に建てられ、ロマネスク様式の回廊が美しく、植物が生い茂る緑豊かな空間が特徴。街の中心部に位置していますが、大通りの喧騒を忘れ、落ち着いた雰囲気を楽しむことができる施設です。修道院内の図書館には2万冊以上の蔵書があり、その規模と内容には見ごたえもあります。また、修道院では伝統的なコスメアイテムの一つであるローズクリームも販売されています。修道院の歴史と文化に触れるだけでなく、現代の土産品も手に入れることができるため、多くの観光客が訪れる人気な観光スポットです。

旧市街にあるオノフリオの大噴水は、ピレ門から入った広場にあります。1438年に造られ、ドーム状の建物の周囲には16面のレリーフが施されているのが特徴。かつてのラグーサ共和国時代に、貴重な水を確保するために上下水道が整備された際に建造されました。歴史的な背景が強く、古代の水利技術と美術の融合を体験できることでしょう。周囲には湧き水が流れており、広場のオアシス的な存在です。市民や訪れる観光客にとって、ドブロブニクの象徴的なランドマークの一つとなっています。ドブロブニクの中心部に位置しているので、地元の人の待ち合わせ場所としても有名な場所です。

プラツァ通り（ストラドゥン）は、ドブロブニクの旧市街を東西に貫く主要な通りです。13世紀以降はドブロブニクの地中海貿易の拠点として栄えており、現在でも常に地元の人々や観光客で賑わうヨーロッパでも人気の高い観光スポットの一つです。長い歴史のあるプラツァ通りは、1667年の大地震による火災で甚大な被害を受けています。当時の建物のほとんどは失われましたが、その後の修復によって現在の街並みに形成され、中世の雰囲気を感じられる雰囲気と石灰石で舗装された道路が魅力的な場所となっています。歩行者天国として整備されているため、通り沿いにはおしゃれなレストランやカフェ、お土産店が立ち並び、観光客の方も気軽にショッピングを楽しめるでしょう。

プリトヴィッチェ湖群国立公園は、16の湖と92の滝からなる自然の楽園です。ヨーロッパ有数の美しさを誇り、多彩な生物と豊かな生態系が息づいています。石灰岩の層が形成する水系と自然美は世界遺産に登録されており、大自然を近くで感じることのできる場所です。湖水の色は日光と水の流れによって絶えず変化し、散策するたびに新たな驚きを感じることができるのも魅力の一つ。滝も一つひとつが独自の表情を持ち、力強いものから穏やかなものまでさまざまです。整備されたハイキングコースは誰もが楽しめ、自然の息吹を感じることができます。自然の宝庫というのにふさわしい、広大な景色を楽しむことができます。

ディオクレティアヌス宮殿は、スプリットエリアに位置する古代ローマの宮殿です。3世紀から4世紀にかけて、ローマ皇帝ディオクレティアヌスによって建設されました。この宮殿には、古代ローマのディオクレティアヌス帝の私邸として使用されたスペースと、巨大な地下のスペースがありました。現在、地下のスペースは博物館となっており、古代の水道管やオリーブの圧搾機、ディオクレティアヌス帝の胸像やスフィンクスの像などが展示されています。また、高さ約60メートルの鐘楼が展望台にもなっているのが見どころの一つです。173段の階段を上るとスプリットの美しい街並みを一望できるなど、抜群の景色を堪能してみてください。

クルカ国立公園はクロアチアのダルマチア地方に位置する人気の観光名所。ヨーロッパ屈指の美しい滝があり、近年SNSで話題沸騰している場所です。クルカ国立公園の見所は、滝を見下ろせる絶景ポイントです。青緑色に輝く水面は見事で、大自然を満喫できます。以前は泳ぐこともできましたが、2021年から自然保護のために遊泳が禁止されています。また、公園内にあるVisovac（ビソヴァツ島）も人気のスポットです。川の中央に浮かぶこの小さな島では、18世紀に建てられた修道院の見学ができます。

「海のオルガン」はクロアチアの建築家バシッチによって造られた作品です。一見すると、海岸に広がる階段のように見えますが、階段の内部には35本の調律されたパイプと共鳴室が組み込まれており、波の力を利用して音を奏でています。まるで自然のオーケストラの演奏のような、美しい音色を楽しむことができ、ロマンチックな雰囲気を感じることができるでしょう。海のオルガンのそばにある、「太陽への挨拶」もおすすめです。300枚の多層ガラスで作られており、昼間には太陽の光を集めて、夕方にはカラフルなイルミネーションを楽しむことができます。周囲の景色がガラスに映り込み、フォトジェニックな雰囲気を演出します。

アドリア海に面する古都で、1997年にユネスコ世界遺産に登録されたトロギール。古代ローマや古代ギリシャの影響を受けた建築物が美しく、クロアチアらしい壮大な景色を楽しむことができる場所です。13〜15世紀に建てられたルネサンス様式やロマネスク様式の建物が多く残っており、まるで中世の街にタイムスリップしたかのような雰囲気を醸し出しています。石畳の路地や石造りの建物が立ち並び、歩いているだけでも美しい光景が広がります。さまざまな建築様式が見られ、特に正面の入り口の門にあるアダムとイヴの彫刻は必見。ロマネスク美術の傑作として忘れてはいけない作品です。

エウフラシウス聖堂は「イストリア半島」のポレッチにある、カトリック教会の聖堂です。1997年に「ポレッチ歴史地区のエウフラシウス聖堂建築群」として世界遺産に登録された重要な聖堂です。歴史溢れる建築物であるのはもちろん、その美しさが魅力の一つ。聖堂内部には、黄金色に輝く美しいモザイク画や聖母マリアの壁画などが見学でき、芸術の美しさに触れることができます。初期キリスト教の面影を残す数少ない聖堂のひとつであり、その雰囲気はとても神聖で静謐です。建設は6世紀ごろに始まり、鐘楼や八角形の洗礼堂、礼拝堂など、当時の美しい建築様式がそのまま残っています。異国情緒溢れる穏やかな雰囲気に包まれながら、歴史と芸術の美を堪能してみてください。

シベニクの聖ヤコブ大聖堂は、すべて石で造られているのが特徴です。15世紀に建設が始まり、16世紀前半に完成したこの大聖堂は、木やレンガを一切使用せずに建てられており、石造建築として世界でも最大級の規模を誇っています。2000年にはユネスコ世界遺産に登録され、その建築様式の多様性も見どころのひとつです。ゴシック様式とルネサンス様式が融合した聖堂は、その壮大な姿が訪れる人々を魅了します。特に注目すべきは、ルネサンス様式の特徴であるドーム状の天井です。1990年代の紛争で一部が破壊されましたが、その後完全に修復され、再び聖堂の美しさを際立たせています。建設に携わった市民の顔をモデルにしたという、大聖堂の外壁に掘られた71もの彫像も見どころです。

アドリア海でも特に高い透明度を誇る、美しい海が広がるブラチ島。特に「ボル」と呼ばれるビーチは、クロアチア随一の美しさを誇ります。このビーチはヨーロッパ各地から多くの観光客が訪れ、リゾート地として優雅なひと時を過ごすことができる場所です。また、クロアチアに多い岩場のビーチとは異なり、小石で覆われたサラサラとした砂浜のビーチが特徴です。南国のようなリゾート空間を感じることができるでしょう。さらに、ブラチ島は大理石の産地としても有名です。この大理石はクロアチア国内だけでなく、アメリカの大統領が住むホワイトハウスの建築にも使用されています。その高品質な大理石は、宮殿や建築物に優雅な輝きを与え、ブラチ島の豊かな自然資源の一部として世界中で賞賛されています。

ザグレブに位置する「聖マルコ教会」は、13世紀頃に建てられたゴシック様式の教会です。モザイク模様の紋章が描かれた可愛らしい屋根が特徴的で観光客からも人気のスポット。目前に国会議事堂や首相官邸があることから、クロアチアの国葬が行われる重要な場所でもあります。日によっては、内部の一般公開をされていることもあるため、ザグロブ観光の際にはぜひ立ち寄ってもらいたいスポットです。また、聖マルコ教会の近くには「失恋博物館」もあります。世界中から集められた恋愛エピソードが展示されており、その内容は笑いあり涙ありの感動的なものばかりです。聖マルコ教会に行かれる際は、ぜひ失恋博物館もあわせて訪れてみてください。

クロアチア全土で最も保存状態の良い古代遺産の一つと言われている「プーラ円形闘技場」。ローマ時代の円形闘技場の中でも最大規模を誇る壮大さです。プーラ円形闘技場は、1世紀にローマの皇帝ウェスパシアヌスによって建設されました。15世紀には一部が石灰岩が取り除かれて地域の建築に使用されましたが、外装はほとんど変わっていません。アーチで装飾された外壁と、一体化した4つの塔が注目ポイント。内部に入ると、約20,000人もの観客が埋め尽くした石段や立ち見エリアがあり、かつて剣闘士の戦いが繰り広げられていた様子を間近で観察することができます。現在は闘技場内で映画やコンサート、オペラ、バレエなどの公演が実施されており、幅広い楽しみ方ができるスポットです。