クロアチア料理のおすすめ16選！絶対食べたい名物グルメを解説

クロアチア料理の特徴

クロアチア料理は、歴史的・地理的にオーストリアやハンガリー、イタリアなどの欧州や、中近東地域の食文化が複雑に混ざり合い、独自の食文化を育んでいます。

アドリア海沿岸では豊富な海産物を豪快に使用した料理、内陸部では肉料理やヨーロッパから伝わってきたスープ料理などがとくに有名です。

じっくりと炭火焼きした海産物や肉類のペカ、ハンガリーから伝わったパプリカとニンニクが効いたスープのグラーシュ、ダマルツィア地方名産の牛肉煮込みのパシュティツァーダ、ハムチーズ入りのザグレブ風カツレツなどバラエティ豊富！

美味しい白ワインで海鮮料理を、赤ワインで肉料理を食べてみては？

また、クロアチア料理はスイーツも有名！カスタード入りのパイのクレムシュニテや揚げドーナツのクラフナなど、ティータイムのお供もたくさんあります。

海鮮が豊富なヨーロッパ料理や中東の食文化を味わいたい方におすすめです。

クロアチア料理のおすすめ前菜3選

まずはクロアチア料理の前菜を紹介します。メインディッシュ前の、軽い腹ごしらえになります。たこや生牡蠣、スパイシーなソーセージなど海鮮や保存食が中心で、ジャガイモやパンと一緒に盛り合せて提供されることが多いですね。

タコのサラダ

新鮮なタコを使用したフレッシュなサラダ

アドリア海はタコの水揚げ量が多い海域で、タコ料理が豊富です。新鮮なタコをサッと茹でて野菜と一緒に混ぜ込んだタコのサラダが美味しいですよ。とくにドブロブニクやロヴィニといった街で有名で、前菜サラダの定番となっています。

ジャガイモが一緒に入っていることが多く、ボリュームもありますね。新鮮なタコを野菜と一緒に味わいたいなら、タコのサラダを注文してみましょう。

生牡蠣（カメニツェ）

まるで日本？！小ぶりの生牡蠣が食べられる

クロアチアの一部地域では生牡蠣が食べられます。とくにドブロヴニク近郊は生牡蠣の一大生産地なので、生牡蠣を提供しているレストランが街のあちこちに！

ちなみに、クロアチアの牡蠣は日本のものと比べると小ぶりです。食べやすいサイズなので、無理なく一皿を平らげられるでしょう。

レモンを絞って白ワインと一緒にいただくと幸せになれること間違いなしです！

クーレン

クロアチア伝統のソーセージ

クーレンは、クロアチア伝統のソーセージです。豚ひき肉とパプリカ、唐辛子で作られるスパイシーなソーセージで、濃厚でスパイシーな味わいとなっています。

前菜として、お酒のつまみとして大活躍すること間違いなしの前菜メニューです。

クロアチア料理のおすすめスープ3選

クロアチアでは、周辺国から伝わってきたスープが飲まれています。肉をじっくりと煮込んだスープから野菜たっぷりの身体が温まるスープまでさまざまです。

クロアチアで飲める絶品スープの数々をチェックしましょう。

マネシュトラ

イタリアから伝わった家庭料理のミネストローネ

マネシュトラはイタリア起源のミネストローネで、クロアチアでは伝統的にとうもろこしが使用されています。野菜がメイン食材だと前菜のスープとして、肉がメイン食材だとメインディッシュのスープとして提供されることが多いです。

各家庭で味付けが異なるので、色々な場所で試してみたい料理だといえます。

グラーシュ（グヤーシュ）

パプリカやニンニクでお肉と野菜を煮込んだスープ

グラーシュ（グヤーシュ）はハンガリーの伝統的なスープです。陸続きのクロアチアに伝わってきた濃厚なパプリカとニンニクの風味が美味な逸品となっています。

牛肉や豚肉を玉ねぎやパプリカ、ニンニクがたっぷり入ったソースでじっくりコトコト煮込み、ほろほろになるまで柔らかくなった肉を味わえるのが特徴です。

仕上げにサワークリームを加えてまろやかに仕上げることもあります。

肉好きで煮込み料理が食べたいという方におすすめしたい逸品です。

ザゴルスカ風スープ

肉と野菜たっぷりの身体温まるスープ

ザゴルスカ風スープは、たっぷりの野菜とソーセージを煮込んだポトフのようなスープです。野菜がたっぷりなので、栄養バランスが気になる方におすすめ！

あっさりしているザゴルスカ風スープは、胃腸を労わる時に飲みたいスープです。

クロアチア料理のおすすめのメイン料理8選

続いてはクロアチア料理のメイン料理です。ザグレブ風のカツレツや煮込み料理のパシュティツァーダ、魚や肉を炭火蒸し焼きしたペカなど、見栄えがよくて素材の味をダイレクトに味わえるのがクロアチア料理の魅力だといえます。

ザグレブ風カツレツ

ハムチーズが何層も入ったカツレツ

 ヨーロッパで有名なカツレツであるシュニッツェルですが、クロアチアで食べるザグレブ風カツレツは一風変わっています。その特徴は何といってもハムとチーズをぐるぐる巻きにした独特な作り方です。ハムとチーズが筒状になっていますよ。

揚げたてのザグレブ風カツレツにナイフを入れれば、とろっとろに溶けたチーズがあふれ出てきます。付け合わせのポテトやパンなどと一緒に食べましょう。

パシュティツァーダ（パシュティカダ）

ダマルツィア地方名産！牛肉の煮込み料理

パシュティツァーダは、ダルマツィア地方の牛煮込み料理です。赤ワインとプルーンの芳醇で奥行きのある味わいを楽しめる絶品料理となっています。ベーコンや玉ねぎ、にんじん、各種スパイスで煮込んでおり、肉と野菜のうま味があふれます。

肉は酢で味付けしているので、ほのかな酸味が食欲をそそるのが特徴です。

ペカ

肉や魚を炭火でじっくりと焼き上げた料理

ペカは、専用の土鍋に肉や魚、野菜をたっぷり入れて、釜戸で2〜3時間ほどじっくりと炭火で蒸し焼きにした料理です。ペカは大人数で注文することが多く、できあがったペカはインパクトが絶大！素材の味を十二分に堪能できます。

味付けは塩コショウやスパイスを多少ふりかける程度。とれたて新鮮な海鮮や肉類の味わいを最大限に楽しむのに特化した郷土料理ですよ。

サルマ

肉や米などを包んで煮込んだロールキャベツ

サルマは、発酵させた酸味のあるキャベツでひき肉や玉ねぎ、香味野菜を包んでトマトベースのソースで煮込んだ料理です。飲食店やカフェなどで幅広く食べられているほか、おふくろの味として各家庭で作られているといわれています。

発酵させたキャベツとサワークリームの酸味とひき肉・玉ねぎのうま味とコクがマッチした煮込み料理で、一口食べるとどこか安心できる料理ですよ。

スカンピ

新鮮な魚介類をシンプルにグリルした料理

スカンピは、エビを使ったシーフード料理です。エビをオイルで炒めたものや、そのまま茹でたエビにレモンを絞って提供されるものもあります。イタリアなどでは、エビを丸ごと使ったソースとして扱われることも多いですね。

シーフードリゾット

魚介類の出汁が効いたリゾット

シーフードリゾットは、エビや貝類などの味噌や出汁が効いたリゾットです。魚介類に特有のうま味を米と一緒にいただくので、日本人でも食べやすいメニューですよ。キノコ入りやベーコン入りなど、具材にもバリエーションがあるので食べていて飽きません。

トリュフのフジ

筒状の麺にトリュフを散らしたバスタ

イストラ地方の伝統的なパスタには、特徴的な筒の形状をしたフジがあります。ふわっとした食感が特徴で、パスタソースとよく絡みます。ここにイストラ地方名産の白・黒トリュフをぜいたくに散らしていただくのが現地スタイルです。

同地ではオリーブオイルやワインの生産も盛ん。たっぷりオリーブオイルを使った深みのあるソースでフジを、美味しいワインと一緒に食べてみてはいかがでしょうか？

クロアチア料理のおすすめスイーツ3選

クロアチアはスイーツでも有名です。乳製品や小麦生地を使用した絶品スイーツばかりなので、クロアチアを訪れたらぜひ食べてみてくださいね。

シュトゥルクリ

カッテージチーズやサワークリームのソースが入ったロール巻き

シュトゥルクリは、クロアチアの家庭料理の一種とされるスイーツです。カッテージチーズや卵、サワークリームを塗った生地をロール巻きにして焼き上げます。くるみやケシの実、季節のフルーツなどを入れて焼き上げることもあるとか。

各地方やシーズンで異なる味わいを楽しめる素朴なスイーツです。

クレムシュニテ

バニラとカスタードをパイ生地で挟んだスイーツ

クレムシュニテは、バニラとカスタードクリームをパイ生地で挟んだスイーツです。中央ヨーロッパで広く愛されているおやつで、クロアチアでは少なめのホイップクリームとカスタードクリームをパイ生地で挟み、仕上げに粉砂糖をふりかけて仕上げるのが特徴ですね。

ホイップクリームやカスタードクリーム好きならぜひ食べてみて欲しい逸品です。

クラフナ（クロフネ）

ジャムやチョコ入りのクロアチア伝統の揚げドーナツ

クラフナ（クロフネ）は、穴が開いていない揚げドーナツです。ジャムやホイップクリーム、ゼリー、チョコレート、バター、ヌテラ、マーマレードなどが入っています。街中のカフェや屋台で販売されているほか、クロアチア人の家庭でも作られていますよ。

自分の好みの中身のクラフナをテイクアウトして、おやつタイムを充実させましょう。

おいしいクロアチア料理を満喫しよう！

クロアチア料理で食べてみたいメニューは見つかりましたか？

クロアチア料理は新鮮な海鮮や肉、野菜の素材本来の味わいを楽しめるメニューが豊富です。また、ヨーロッパを感じる絶品スイーツも数多くあります。今回紹介したクロアチア料理はどれもおすすめなので、ぜひ食べてみてくださいね！

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