【2024年最新】海外の世界遺産ランキングTOP15！人気観光スポットを厳選

海外の世界遺産ランキング！人気スポットを厳選

ここからは、海外の有名な世界遺産をご紹介します。一度は見ておきたい絶景スポットや世界遺産の歴史、見どころなどをあわせてお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね！

1位 モン・サン・ミシェルとその湾／フランス

多彩な表情を持つ“西洋の驚異”と称された世界遺産

遠くからでも幻想的な姿がひときわ目立つモン・サン・ミシェルとその湾は、1979年に世界遺産に登録されました。

モン・サン・ミシェルは700年頃にこの地に礼拝堂が建てられて以降、あるときは難攻不落の城塞として、またあるときは修道院として数々の歴史を刻みながら今日も世界中の観光客を魅了し続けています。

モン・サン・ミシェルへは、パリから電車とバスで約3時間30分でアクセスできます。日帰り旅行もおすすめですが、モン・サン・ミシェルをじっくり見学したり、名物のオムレツなどのグルメも楽しんだりしたいなら、1泊2日の時間は欲しいところ。ぜひ時間をかけて、モン・サン・ミシェルの幻想的な外観を見たり、その歴史に思いを馳せてみたりしてくださいね！

2位 アントニ・ガウディの作品群／スペイン

天才建築家アントニ・ガウディの世界観を肌で感じる！

アントニ・ガウディの作品群は1984年に文化遺産として世界遺産に登録されました。スペインが生んだ天才建築家であるアントニ・ガウディが設計した7つの建築物で構成されています。

なかでもスペインに行ったら必ず訪れてほしいのがサグラダファミリアです。ガウディの傑作ともいわれており、豪華で精緻なファザードは思わず見入ってしまうほど。その完成は2026年を予定しており、なんと着工から約140年も経っているのだとか！外観の豪華さはさることながら、太陽の光によって見え方が変わる内部の繊細なステンドグラスも必見ですよ。

また、ガウディの作品には、このほかに海をモチーフにしたカサ・ミラというマンションもおすすめ！波をイメージした曲線はほかでは見られないのでぜひ合わせて見学してみてくださいね。

3位 イエローストーン国立公園／アメリカ

広大な自然に恵まれた世界初の国立公園

アメリカのアイダホ州、モンタナ州、ワイオミング州をまたがる大規模なイエローストーン国立公園は、1978年にはじめて世界遺産に登録された12件のうちのひとつ。そして1872年に世界ではじめて国立公園に選ばれたという背景もあります。

広大なイエローストーン公園では、雄大な山々といった自然のほか、源泉に恵まれているので、数多くの熱水泉や間欠泉が見られるめずらしい観光スポットです。

熱水泉のなかでは、ミッドウェイ・ガイザー・ベイスンという地域にあるグランド・プリズマティック・スプリングが見どころのひとつで、7色に輝く幻想的な熱水泉が見られますよ！

イエローストーン国立公園の広さは東京都の約4倍もあるので、事前にどこをまわるか確認したうえで足を運んでくださいね！

4位 マチュ・ピチュの歴史保護区／ペルー

多くの謎を残す、インカ帝国の栄華を物語る天空都市

ペルーを代表する観光スポット、マチュ・ピチュの歴史保護区は1983年に世界遺産に登録されました。標高約2,400メートルという高地にひっそりとたたずむ石の遺跡のマチュ・ピチュは、インカ帝国が繁栄した時代に整備されたのち、20世紀になるまでその存在に気づかれませんでした。

インカ帝国には文字を使う文化がなかったので、マチュ・ピチュに関する記載が残っておらず、いまなお多くの謎が残っており、世界中の旅人を魅了しつづけています。

マチュ・ピチュへは、日本から飛行機や電車もしくはシャトルバスを乗り継いで計27時間以上の長旅に。だからこそ遺跡が見られたときには感動を覚えるでしょう。

2024年6月現在、マチュ・ピチュは1日の入場制限をしているので、旅の予定が決まったら早めに入場券を購入するのがおすすめです。チケットはオンラインで1カ月前から購入可能なので、ぜひ活用して希望の時間に見学できるよう手配してくださいね。

5位 メンフィスとその墓地遺跡-ギーザからダハシュールまでのピラミッド地帯／エジプト

神秘的な雰囲気をまとう約4,500年前のピラミッド！

エジプトの観光地というとほとんどの人が思い浮かべるであろうピラミッドのうち、ギザからダハシュールにかかるピラミッド地帯は1979年に世界遺産に登録されました。エジプトには約80のピラミッドが存在するといわれており、なかでもギザの3大ピラミッドが人気の観光名所となっています。

3大ピラミッドは、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の3基で、これらが紀元前2,500年に建設されたというのだから驚きますよね。どうやって建てられたのかはいまだに謎なのだそう！

ピラミッドが建てられた理由には諸説あり、王の権力を誇示するためや、国民が農作業ができない時期の公共事業のひとつだったともいわれています。近くで見るほど、その大きさに圧倒され、当時に思いを馳せられるでしょう。

ピラミッドを訪れる際は、ぜひ一緒に大エジプト博物館も訪れてみてください！2024年6月現在、見学できる場所は制限されていますが、エジプト文明に関することが学べます。ピラミッドに関する展示物などを見るとさらに興味が深まるかもしれませんね。

6位 ケルン大聖堂／ドイツ

完成まで約632年の歳月を要したゴシック建築の傑作

遠くからでも存在感ばつぐんのケルン大聖堂は、1996年に登録された世界遺産です。その高さはなんと約157メートル。13世紀に着工されてから、その後何度も中止したり、再び着工したりを繰り返しながら1880年にようやく完成しました。

豪華絢爛な彫刻が特徴の双塔や、内部のステンドグラス、美術品など見ごたえがあり、ぜひ時間をゆっくりかけて見学したいところ。かなりの大きさがあるにも関わらず、随所に見られる精緻な装飾の数々も魅力的なので、ぜひ近くで見てみてくださいね！

日中のゴシック建築ならではの荘厳な雰囲気のケルン大聖堂もおすすめですが、夜間のライトアップされた様子も幻想的でひときわうつくしいですよ。

7位 アンコールの遺跡群／カンボジア

密林を抜けるとあらわれるクメール王国時代の巨大遺跡

カンボジアにあるアンコールの遺跡群は、1992年に文化遺産として世界遺産に登録されました。9世紀～15世紀にかけて栄えたクメール王国時代の建築物で、その数は700以上にのぼります。

なかでも、必見なのはアンコール・ワットとアンコール・トムの2つ。アンコール・ワットは12世紀に当時の王・スールヤヴァルマン2世によって、もとはヒンドゥー教の寺院として建造されました。王都が移ってからは仏教寺院として機能しており、インド古代の叙事詩を描いた見事な彫刻や、幾何学的な構造のうつくしさが人気の世界遺産として日々多くの観光客が訪れています。

また、アンコール・トムはアンコール・ワットから約1.5キロメートル離れた場所にある城郭都市の遺跡で、四面仏や阿修羅といった仏教の特徴とヒンドゥー教の融合が見られる広大なおすすめスポットです。

これらをまわるならぜひ1日以上は時間をかけてじっくり見学してみてくださいね！

8位 タージ・マハル／インド

妃を想う愛が生んだ壮麗でうつくしい霊廟

インドを代表する世界遺産タージ・マハルは、1983年に登録された世界遺産でそのうつくしさを一目見ようと国内外から多くの観光客が訪れます。

総大理石でつくられたタージ・マハルは、ムガル帝国の5代皇帝シャー・ジャハーンが、出産後にこの世を去ってしまった妃ムムターズ・マハルを想い、つくった霊廟です。完成までに約22年を要したそう。シャー・ジャハーンのムムターズ・マハルへの大きな愛が感じられる場所です。

そんなシャー・ジャハーン自身は晩年、息子によりアーグラ城に幽閉され遠くのタージ・マハルを眺めながらその生涯を終えたそう。なんとも悲しくうつくしい愛の逸話に、タージ・マハルを見ると当時に思いを馳せずにはいられないでしょう。

タージ・マハルは日中ももちろん壮麗で観光におすすめですが、とくに満月の夜間帯もひときわうつくしいので時間が合えばぜひ足を運んでみてくださいね。

9位 フィレンツェ歴史地区／イタリア

統一された色彩が一層うつくしい芸術の街

街全体が世界遺産に登録されているフィレンツェは、“屋根のない博物館”と称されるほど、芸術性に富んだ街で、散策にぴったりです。

フィレンツェは、15世紀～16世紀にルネサンスの興隆を担う中心都市となり大きく繁栄しました。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、ボッティチェッリといった世界的に有名な美術家たちの作品が数多く残っており、絵画や歴史好きにはたまらないスポットとなっています。彼らの作品はウフィツィ美術館で鑑賞できるのでぜひ足を運んでみてくださいね。

またフィレンツェに行ったら外せないのがドゥオーモともいわれるサンタマリア・デルフィオーレ大聖堂。大きなクーポラ（ドーム）が街のシンボルになっています。外観のゴシック様式独特の豪華さとは反して、大聖堂のなかはシックで落ち着いた空間。そのなかでもクーポラ内部にあるヴァザーリらが描いたとされる『最後の審判』は必見ですよ！

10位 パリのセーヌ河岸／フランス

約2,000年の歴史を持つうつくしい花の都

パリのセーヌ河岸は、セーヌ川にかかるシュリー橋からイエナ橋までの約8キロメートルに及ぶ世界遺産で、1991年に登録されました。構成資産であるノートルダム大聖堂やサント・シャペルなどの豪華な建築物が多くあることや、それらが近代の都市計画に大きな影響を与えたこと、さらにセーヌ川がたびたび芸術のモチーフになっていることが登録の決め手となっています。

パリのセーヌ河岸を構成するおもなスポットだけでも22カ所ありますが、外せないのはエッフェル塔でしょう。パリのシンボルにもなっている高さ約312メートルのエッフェル塔は、建設当時は世界で一番高い電波塔でした。遠くから眺めるのも良いですが、実際に登ってパリのうつくしい街並みを鑑賞するのもおすすめですよ。夜間のライトアップもうつくしいのでぜひ見てみてくださいね！

11位 アルベロベッロのトゥルッリ／イタリア

まるでおとぎ話の世界観！ユニークな屋根が特徴の街

イタリアのプーリア州にある独特なとんがり頭の屋根がかわいらしいアルベロベッロのトゥルッリは、1996年に登録された世界遺産です。この地はもともと石灰岩がよく採れたので、建築材料として使用され、独特の建築が発展していきました。

トゥルッリには接合剤が使用されておらず、部屋の数だけ屋根があるというユニークなつくりが特徴です。接合材が使われていない理由のひとつには税金対策があったそう。接合材を使わずあえて壊れやすくしており、領主が税金対象である家屋を壊して税金を過少申告していたのだとか！当時住んでいた人からすればひどい話ですよね。

現在でも約1,000以上のトゥルッリが見られ、異世界に来たような空間となっているので、ぜひイタリア旅行の観光先として検討してみてください。

12位 グランドキャニオン国立公園／アメリカ

地球の20億年の歴史を刻む最大規模の峡谷

1979年に世界遺産の自然遺産に登録されたグランドキャニオン国立公園は、長年の浸食と風化によりつくりあげられた世界最大規模の峡谷です。

さまざまな時代の地層が幾重にもなっており、一番古いものは今から20億年以上前の先カンブリア時代のもの。地球の進化の歴史が見られる点や自然が織りなす景観美、絶滅危惧の生息スポットであること、そして標高にあわせて進化した動植物が見られることから自然遺産の4つの登録基準をすべて満たす形で登録へと至りました。

なかでも有名なのは、グランドキャニオン国立公園のサウスリムにあるマーサーポイント。ダイナミックな景色が迫力満点で、グランドキャニオン国立公園屈指のビューポイントとなっています。日の出と日の入りの時間帯がとくにきれいでおすすめですよ！

13位 グレート・バリア・リーフ／オーストラリア

多種多様な生き物を育む世界最大のサンゴ礁群

グレート・バリア・リーフは、オーストラリア北東部のクイーンズランド沖に広がる全長約2,300キロメートルの世界最大のサンゴ礁地帯。その面積は日本と同じくらいだといわれており、1981年に世界遺産の自然遺産に登録されています。

約400種のサンゴや、約1,500種の魚類、ジュゴン、クジラといった多種多様な生き物の棲み処であるだけでなく、広大なサンゴ礁になっていくまでの過程や、その景観美などが評価されグランドキャニオン国立公園と同じく、自然遺産のすべての登録基準を満たして登録されました。

グレート・バリア・リーフでは、絶景を楽しむ遊覧飛行もおすすめですが、シュノーケリングやダイビングといったマリンアクティビティも充実。基本的に予約が必要なので、事前に確認してグレート・バリア・リーフを満喫しましょう！

14位 バチカン市国

国全体が世界遺産！見ごたえばつぐんの美術品の宝庫

国そのものが世界遺産に登録されているバチカン市国は、イタリアのローマにある世界で一番小さな国。最小の国でありながらも信者が約10億人いるといわれるカトリックの総本山であるサン・ピエトロ大聖堂を有しており、世界中から信者や観光客が訪れる人気観光地です。

バチカン市国は、ルネサンス様式とバロック様式が見られる建築物が多くあり、それらが世界的な芸術の発展に寄与してきたことや、国そのものの芸術性の高さなどが世界遺産として評価されています。

バチカン市国へ行くなら、バチカン美術館は外せません。世界最大規模の美術館で、数多くの展示品や天井画が楽しめます。とくに、美術館内部にあるシスティーナ礼拝堂の天井画はミケランジェロが手掛けており、その豪華さに圧倒されるでしょう。ぜひゆっくり時間をかけて美術作品の宝庫であるバチカン美術館を満喫してくださいね！

15位 ボロブドゥール寺院遺跡群／インドネシア

約1,000年の眠りから目覚めた世界最大級の仏教寺院

インドネシア中部にあるジョグジャカルタから北西に約40キロメートル進んだ場所にあるボロブドゥール寺院遺跡群は、1991年に登録された世界遺産。発見されるまでジャングルの密林で眠っており、日の目を浴びてから約10年にわたる修復作業のすえ、今日の姿になりました。

ボロブドゥール寺院は、曼荼羅を立体にしたかのような構造になっており、合計で504体の仏像が置かれています。また回廊には仏教の祖であるブッダの一生や教えを約1,300面のレリーフで伝えているのも特徴のひとつです。

現在、インドネシアはイスラム教徒が多数を占め、仏教の割合はおおよそ1%。インドネシア国内の貴重な仏教遺跡として信者や観光客が世界中から訪れています。

世界遺産を巡る旅にでかけよう！

この記事では、世界遺産で人気の観光地ランキングをご紹介しました。その国独特の文化や建築、宗教、自然などを肌で感じることができる世界遺産は、人生で一度は見る価値があります。

ひとつの世界遺産にも数多くの構成資産が含まれる場合があるので、事前にどこをめぐるかしっかりと計画を立てて時間が許すかぎり、たくさんの日本の世界遺産を訪れてみてくださいね！ぜひお気に入りの世界遺産を見つけましょう。

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