【愛媛観光】車と電車で巡る1泊2日のモデルコースを紹介！

愛媛観光！1泊2日のおすすめモデルコースを紹介

愛媛と聞いて、みかんジュースや伊予柑、鯛めしなどのご当地グルメだけでなく、松山城や道後温泉などの人気観光地がパッと思い浮かびませんか？

そのイメージ通り、愛媛はグルメも人気観光スポットも満喫できる、四国でも屈指の観光地です。初めて行くなら、愛媛の玄関口である松山市内を拠点に、効率よく観光するのがおすすめ。

松山市中心地は路面電車でコンパクトに観光を楽しみ、郊外では車を使って効率よく巡りましょう。上手にプランニングすれば、1泊2日でも愛媛のたくさんの見どころを回ることができます。

次からはさっそく、モデルコースをご紹介！ぜひ、愛媛旅行の参考にしてくださいね。

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愛媛観光1日目のモデルコース

愛媛には、松山城や道後温泉などの人気観光スポットがたくさんあります！魅力的な観光地が多いだけに、どこへ行こうか悩む人も多いのでは？

せっかく行くなら、効率よく愛媛観光を満喫したいもの。そこでこの記事では、交通の便が良い松山市内を中心にしたおすすめ観光モデルコースをご紹介！

1日目は松山市内中心部を電車で巡り、2日目には松山市から足をのばしてレンタカーを借りて車で観光するプランです。無理なく周れるスポットを厳選しているので、子連れ旅行や女子旅にもおすすめですよ。

【9:00】松山空港に到着

愛媛の玄関口から観光スタート！

東京から愛媛へアクセスするのに一番便利なのは、飛行機！首都圏からは羽田空港〜松山空港間が約1時間半、関西からは伊丹空港〜松山空港間が約50分と、時間をかけずに愛媛にアクセスできますよ。

少し早起きして羽田空港を出発し、9時ごろに松山空港へ到着する便がいくつかの航空会社から出ています。早めに出発する便を利用すると、午前中の時間を最大限利用して愛媛を観光できるのも魅力です。

松山空港に到着してからはJR松山駅、伊予鉄道松山市駅へ接続するリムジンバスが運行しています。松山市内中心部にある松山市駅へは約20分で行けますよ。

また、松山市内はバスや市内電車などの公共交通機関が発達しています。主要観光地を網羅しているので、車なしでも観光を楽しめるのが魅力。無理なく移動するために活用しましょう。

松山市駅に着いたら、さっそく観光スタート！まずは、松山のシンボルである松山城へ向かいます。なお、重い荷物を持ち運びたくないという人は、駅の地下にコインロッカーがあるので、利用するのがおすすめです。

【10:15】松山城

松山市内を見守る松山のシンボル

松山のランドマーク・松山城は、松山市内中心部を見下ろすように立つ、松山のシンボルともいえる観光スポットです。

松山城の築城が始まったのは、江戸幕府開府直前の1602年。もともと5層の天守閣だったのを1642年に松平定行公が3層に改築し、落雷で焼失したのちに1854年に再建された天守が、現在の姿にいたります。

江戸時代以前に作られ現代まで残っている天守閣は国内に12ありますが、松山城はそのうちの一つ。国の重要文化財にも指定されています。

松山市駅から松山城までは、市内電車とロープウェーでアクセスするのがおすすめ。約30分で松山城に着きます。体力に自信があれば、松山城に4ヶ所ある登城道を歩いて登るのも楽しいですよ。

見どころは、堂々とそびえる天守閣。賤ヶ岳七本槍の一人である名将、伊予松山藩開祖加藤嘉明公によって作られました。難攻不落の名城として名を馳せたその勇姿をぜひ、間近で見てくださいね！天守閣内部の見学も含め、1時間半ほどで見て回れます。

【12:00】ロープウェー商店街でランチ

『坂の上の雲』の舞台にもなった歴史ある松山の商店街

松山城を見たあとは、ちょうどランチタイム。ロープウェイから降りてすぐ、目の前にあるロープウェイ商店街で、愛媛グルメを楽しみましょう！

ロープウェイ商店街は、明治維新で活躍した秋山兄弟と正岡子規の姿を描いた小説『坂の上の雲』の舞台でもあり、商店街近くには秋山兄弟の生家があります。

商店街には愛媛名物のグルメを食べられるお店が勢ぞろい！とくに、鯛めしのお店「秋嘉本店」は、松山名物の鯛めしがいただけることで人気です。地元でとれた鯛を使い、土鍋でじっくりと炊き上げた鯛めしが絶品。ぜひ、愛媛の地酒と一緒に食べてみてくださいね。

また、商店街にはたくさんのお店が立ち並んでいます。今治タオルやみかんのお菓子など、愛媛ならではのお土産を探すのも楽しいですよ！ランチタイムを含め、2時間ほどあれば一通り見て回れます。

【14:00】萬翠荘

重要文化財に指定された美しい洋館

ロープウェー商店街でランチを堪能したあとは、萬翠荘に足を運んでみましょう。市内電車大街道駅からほど近い、徒歩約5分の場所にあります。

萬翠荘は、旧松山藩主をつとめた久松家の当主久松定謨伯爵によって1922年に建てられました。久松定謨伯爵は駐在武官としてフランスで暮らしていた時期が長く、伯爵の好んだフランスルネサンス様式の洋館を模して作られました。各界を代表する人々が集まる社交場として利用され、皇族方が愛媛を訪れるときは必ず立ち寄ったと言われています。2011年には、国の重要文化財にも指定されました。

萬翠荘を見学するときに見ておきたいのが、階段の真上にある踊り場のステンドグラス。久松伯爵がフランスへ渡った当時を思い起こさせるような、海を渡る帆船をかたどったものです。じっくり鑑賞して、明治維新の歴史ロマンにひたってみるのも素敵ですね。1時間半ほどの見学時間があれば、ゆっくり観光できるでしょう。

【15:30】道後公園（湯築城跡）

松山きっての桜の名所で散策を楽しむ！

萬翠荘で美術鑑賞をしたあとは、道後公園を少し散策してみましょう。大街道駅から市内電車に乗り、道後公園駅前で降りると目の前が道後公園です。

道後公園は、もともと戦国時代までこの地に建てられていた湯築城の城跡。伊予の地をおさめる河野氏の城として使われ、豊臣秀吉の四国攻めと同時に落城しました。跡地を国指定史跡とし一部を公園として整備したのが、現在の道後公園です。

桜の名所として松山市民に愛されている観光スポットでもあるので、もし春に松山を訪れるならぜひ、お花見しましょう！夜にはライトアップが行われ、夜桜見物も素敵ですよ。

その他に、復元された当時の武家屋敷や湯築城資料館があります。散策のついでに立ち寄るのもおすすめです。1時間半ほど歩けば、園内を見て回れますよ。

【17:00】道後温泉本館

愛媛を代表する日本最古の名湯

道後公園を散策したあとはぜひ、道後温泉へ行きましょう！道後公園から徒歩約7分と、アクセスの良いスポットにありますよ。歩き回って疲れた体を癒やすのにうってつけです。

日本最古の温泉と呼ばれ、3,000年もの歴史がある道後温泉。聖徳太子も入浴したと伝えられています。現在の道後温泉本館は、老朽化した施設を当時の町長をつとめた伊佐庭如矢氏が改築し、1890年に建てられたもの。日本建築の粋を集めたようなその姿は、1994年に国の重要文化財に指定されました。

現在も、浴場として営業中の道後温泉。2024年7月に改修工事が終了し、全館営業が再開されています。1階は浴場、2〜3階が休憩室として利用できるので、旅の疲れを温泉で癒やしたあと、のんびり過ごしてみるのも素敵ですよ。

なお、道後温泉は1回の滞在時間が1時間～1時間半と、時間制限があります。ついつい長湯することがないよう、ご注意を！

なお、本館の他にある2つの外湯（道後温泉別館 飛鳥乃湯泉、道後温泉 椿の湯）を巡るのもおすすめ。美人の湯としても名高い道後温泉を、たっぷりと満喫してみてはいかがでしょうか。

【18:00】道後ハイカラ通り

道後温泉の門前町をぶらりと散歩

道後温泉を堪能したあとは、道後ハイカラ通りを散策しましょう。道後ハイカラ通り（道後商店街）は、市内電車の終点駅・道後温泉駅から道後温泉本館を結ぶアーケード式の商店街です。

商店街のテーマは「明治ロマン」。通りの両側に建つ商店街は明治時代に改築され、当時の雰囲気を感じられるレトロ感たっぷりの観光スポットです。商店街は250メートルほどの長さなので、ぶらりと散歩するのにおすすめですよ！

あちこちに、お土産を扱うお店や美味しいお団子などのグルメを楽しめる場所があるので、温泉入浴後に散策がてら立ち寄ってみては？

【19:00】CHAHARU離れ 道後夢蔵に宿泊

素晴らしい夜景と創作フレンチを堪能できるホテル

道後ハイカラ通りで散歩を楽しんだあとは、ホテルへチェックイン。道後温泉の雰囲気を満喫したいなら、道後温泉本館の道を挟んですぐの場所にあるホテル「CHAHARU離れ 道後夢蔵」に泊まるのがおすすめです！

こちらのホテルで堪能したいのは、隣接する本館CHAHARU屋上にある露天風呂！道後温泉一帯や松山城を望む景色を眺めながら、温泉でのんびりくつろぎましょう。歩き回った疲れを一気に吹き飛ばしてくれるほどの美しさですよ。

夕食は、ホテル内のレストラン「45（キャトルサンク）」へ。和のテイストを取り入れた創作フレンチのディナーメニューを味わえます。地元で採れた食材がふんだんに使われているフレンチのフルコースは、大満足の逸品がそろっていますよ。

愛媛観光2日目のモデルコース

愛媛観光の2日目は、レンタカーを借りて車で少し遠出してみましょう。松山市の南に位置する内子町や大洲城、ふたみシーサイド公園など、愛媛に来たら見逃せないたくさんの見どころがありますよ！

ここからは、のんびりドライブを楽しみながら行く愛媛観光2日目のモデルコースをたどっていきます。

【10:00】内子の町並み

往時のにぎわいを今に伝える愛媛の名所

松山市内でレンタカーを借りたら、まずは車で内子町へ向かいます。内子町へは高速利用で約45分、国道利用の場合は約1時間で移動できます。

内子町で見逃せないのは、八日市・護国の街並み！江戸時代後半から大正時代の間に、内子町では蝋燭の材料となる木蝋の生産が盛んでした。木蝋で財を成した豪商の家や町家が、当時のままに残され、美しい街並みを作っています。

また、大正時代に建造された芝居小屋「内子座」も見逃せません。現在は大規模改修中のため、内部を見学することはできませんが、2015年に国の重要文化財に指定されたほどの外観をぜひ、じっくり鑑賞してみてくださいね。

1時間程度で、主要なスポットを観光できます。落ち着いた雰囲気をもつ伝統的な街並みをゆっくり散策してみましょう。

【11:30】大洲城

堂々たる天守閣は大洲市民の誇り

内子町で街歩きを堪能したあとは、大洲城を訪れてみましょう。内子町から国道を使い、約20分で行けます。

大洲城は、鎌倉時代まで遡るほど歴史のある城です。また、戦国時代から江戸時代前期にかけては、小早川隆景や藤堂高虎など多くの武将が大洲城を拠点としていました。

老朽化のため、明治時代に天守閣は解体されてしまいましたが、現存する4棟の櫓は当時の面影をそのまま残しています。1957年には、国の重要文化財にも指定されました。

その後、大洲市民の保護運動や寄付により2004年に天守閣が再建。当時の技術を駆使し細部まで正確に再現された天守閣は、まさに大洲市のシンボルです。1時間半あれば、くまなく観光できますよ。見学の最後にはぜひ、天守閣からの眺めをじっくりと堪能してみてくださいね！

【12:30】大洲城下町でランチ

大洲のご当地グルメを堪能

大洲城を見学したあとは、城下町である大洲市内へ！大洲城から市内中心部へは徒歩約7～8分の距離なので、散策にもぴったりです。

大洲市は、かつて「伊予の小京都」とも呼ばれた風光明媚なエリア。江戸時代〜明治時代にかけて建てられた古い街並みが現存し、まるでタイムスリップしたような街歩きを楽しめますよ。ランチも含めて、1時間半ほどで街歩きを楽しみましょう。

ちょうどお昼どきなので、大洲市内でご当地グルメを堪能するのもお忘れなく！特に、古くからこの地に受け継がれてきた郷土料理「いもたき」をぜひ、味わってみましょう。あちこちにお店があるので、気になったお店に入ってみるのも楽しいものです。じっくりと炊かれた芋煮は、鮎の出汁の旨みと風味が感じられる絶品ですよ。

【14:00】下灘駅

海に溶け込むような愛媛屈指の絶景を楽しもう

大洲城下町でご当地グルメを堪能したあとは、下灘駅へ向かいましょう。大洲城下からは、一般道を使って車で約35分で到着します。下灘駅は1時間もあれば充分楽しめますが、美しい景色につい時間を忘れてしまいそうな場所でもあるので、ぜひゆっくり過ごしてみてください。

下灘駅は、JR四国の駅の一つ。日本一海に近い駅として、映画の撮影場所として使われたり数々のポスターを彩ったりと、愛媛県内でも屈指の知名度の高さを誇る人気の観光スポットです。

ここに来たからには、駅のホームから見える美しい海は見逃せません！いつ眺めても飽きないその美しさは、SNS映え必至の絶景です。写真を撮って帰るのをお忘れなく！

【15:00】道の駅 ふたみ

愛媛の特産品とグルメの宝庫でお土産探し！

下灘駅で絶景を堪能したあとは、グルメスポットとして名高い「道の駅 ふたみ」へ足を運んでみましょう。下灘駅からは一般道を使い、約7分で行ける距離です。

地元双海町をはじめ伊予市で採れる産地直送の新鮮な野菜や海産物を扱う直売所、おしゃれで美味しいレストランが入っているグルメスポットとして絶大な人気があります。

海が一望できるレストランでティータイムをしたり、小腹が空いたらテイクアウトできる地元名物の「じゃこ天」を味わったりと、1時間程度でもたくさん楽しめますよ！時間が許す限り、ご当地グルメを堪能してみてくださいね。

【16:00】ふたみシーサイド公園

伊予灘の大パノラマをめいっぱい楽しもう

道の駅ふたみでゆっくり過ごしたら、隣接するふたみシーサイド公園を散策してみましょう。

白い砂浜に、目の前の伊予灘の青色が映える姿はまさに絶景！特によく晴れた日は、青空とのコントラストがさらに美しさをそえて、絶好の観光スポットです。

太陽の光がふりそそぐ日中だけでなく、夕日もぜひたっぷりと鑑賞しましょう。公園内には夕日を楽しめる階段席もあり、好きなだけ絶景を楽しめます。

「日本の夕日百選」にも選ばれた海と夕日の美しさは、ため息が出るほどですよ。愛媛で最初の「恋人の聖地」にも認定されており、デートで訪れるにもぴったりです。

【18:00】松山空港

旅行の最後に愛媛の特産品を楽しもう

ふたみシーサイド公園でたっぷりと夕日を鑑賞したあとは、帰路につきましょう。ふたみシーサイド公園から松山空港までは、一般道で約30分の場所にあります。

搭乗前に、ぜひお土産を探してみましょう。松山空港には、愛媛の特産品を集めたお土産ショップが数多く軒を連ねています。愛媛特産の柑橘をぜいたくに使ったマーマレードや、大洲藩で愛された老舗の和菓子など、美味しいものがたくさんそろっていて、どれを買おうか迷ってしまうほどですよ。

また、「Orange BAR」も見逃せません。特に愛媛の都市伝説を再現した「みかんジュース蛇口」は要チェック！蛇口をひねると本物のみかんジュースが出てきて、そのまま飲めるようになっています。柑橘の国愛媛県ならではの、フレッシュなジュースを愛媛旅行の最後にたっぷり味わいましょう。

1泊2日で愛媛観光を満喫しよう！

愛媛には、デートや女子旅、家族連れで楽しめる観光スポットがいっぱいありますよ！この地を治めた武将にあやかって、松山城や大洲城など城めぐりをしたり、道後温泉でゆっくり湯につかったあと、ご当地グルメをお腹いっぱい食べ歩いたり、旅の楽しみをたっぷりと堪能できる場所です。

紹介したモデルコースを参考に、愛媛を巡る楽しい旅を計画してみてくださいね。

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