関東のきれいな海10選！透明度ばつぐんなビーチを厳選

関東には水質がきれいな海やビーチが多い

環境省では毎年、全国の海水浴場の水質を検査しています。上位に入るのは沖縄県の離島や東京都小笠原諸島、静岡県の伊豆などがほとんど。

しかし関東の海水浴場にも、それに並ぶAA評価を受ける海水浴場はいくつもあります。

海水浴場の水質は海流や河川の流入などの影響を受けるもの。意外な近場に水質ばつぐんな海があることも多いのです。

関東エリアでおすすめのきれいな海・ビーチ10選

ここからは関東でおすすめのきれいな海・ビーチをご紹介します！透明度の高い海や小さな子供が遊べる海水浴場、家族連れにおすすめのビーチなどがあるので、ぜひ参考にしてくださいね！

興津海水浴場（千葉県）

国際環境認証制度ブルーフラッグを2年連続取得！

興津海水浴場は興津港に面した砂浜のビーチ。興津港は小型船などの避難港に定められているほど波が穏やかで、遊泳禁止になることがほとんどないくらい外洋のうねりの影響を受けにくい海水浴場です。波が穏やかなので海の上でSUPヨガを楽しめるほど。潮が引くと岩場が現れる美しい海岸は、きれいかつ安全で、誰もが楽しめるビーチであると認める国際環境認証制度ブルーフラッグを2023年、2024年の2年連続で取得しています。

またバリアフリーに取り組んでいるのも特徴。海水浴場の開設期間中は、障害のある方でも波打ち際にアクセスできるように、ビーチマットや海に浮遊できる車いすを準備しています。

JR上総興津駅から徒歩3分とアクセスがいいのもうれしいポイントですね。

城崎海水浴場（千葉県）

南房総で屈指の透明度を誇る！

城崎海水浴場は、鴨川市の神明川の河口付近に広がる海水浴場。透明度が高い南房総でも屈指の透明度を誇ります。約300メートル続く白い砂浜の美しさも魅力。海水浴シーズンには首都圏をはじめ多くの地域から家族連れなどが訪れます。美しい砂浜は散歩や砂浜遊びにも最適。太平洋に向けて南にひらけた海岸は南の島のような開放感を味わえます。

また近くにはサーフィンで有名なビーチもあって、若者にも人気。鴨川シーワールドも近いので、ちょっとした旅行にもいいかもしれませんね。

守谷海水浴場（千葉県）

コバルトブルーに輝くきれいな海

守谷海岸は、日本の渚百選にも選ばれている美しい海岸。水質がいいため、快水浴場百選と日本の水浴場88にも選ばれています。サラサラの白い砂浜とコバルトブルーに輝く海は、関東の沖縄と評されるほど。海水浴はもちろん、初日の出スポットとしても人気です。

見どころのひとつが、海岸から170メートルほど沖合にポツンと浮かぶ渡島です。赤い鳥居のある小さな島は、美しい海岸のシンボル。年に20回ほど、干潮時に砂浜と渡島がつながる自然現象を見ることができます。

周辺には守谷洞窟や妙覚寺などの観光スポットもあるので、家族連れで楽しむのにもおすすめですよ。

沖ノ島海水浴場（千葉県）

海水浴場水質調査でAAランクに認定された小さな島

沖ノ島は千葉県館山市にある小さな島。島までは200メートル程の砂浜でつながっていて、そのエリアが夏は海水浴場になります。歩いて渡ることができる陸繋島ですが、もともとは四方を海に囲まれた普通の島でした。ところが大正時代に関東大震災の影響で地盤が隆起。潮の流れが変化して本土と沖ノ島の間に砂が堆積するようになり、現在の陸繋島になりました。

沖ノ島は、南房総国定公園の指定を受けている島。たくさんの植物が自生している自然豊かな島で、海水浴以外にも楽しみ方がたくさんあります。入り江は磯場になっているので潮が引いたら磯遊びもおすすめ。島の裏手側の砂浜にはきれいな貝殻がたくさん漂着しています。

海水浴場としても一級。環境省の海水浴場水質調査ではほとんど毎年最高レベルのAAランクと認定されます。海水浴場となる島までの砂浜は、遠浅で波も静か。内湾にあるため潮の流れも緩やかで、小さな子どもでも安心して楽しめます。ただし島の裏手は潮の流れが強くなる場所があるので、注意してください。

周辺の海域にはサンゴが生息し、サンゴの北限域としても有名。素潜りやシュノーケリングでも簡単に観察できますよ。

荒井浜海水浴場（神奈川県）

高い透明度が魅力！小さい子供も遊べる海水浴場

三浦半島には透明度の高い海が点在しています。なかでも高い透明度で知られているのが荒井浜海水浴場。日本の水浴場88選に選出されたことがある海水浴場です。ビーチの長さは150メートルほどとコンパクトな海岸ですが、水の美しさは格別！有名ビーチのようにごったがえすこともなく、プライベートビーチ感を味わえます。

波が穏やかなのも特徴。小さな子どもでも安心して遊べ、海の生き物も豊富なので磯遊びやシュノーケリングも楽しめますよ。

海遊びの後は少しゆったりと過ごして夕方の時刻を待つのもおすすめ。相模湾に沈む夕日の絶景を眺めることができます。

一色海水浴場（神奈川県）

日本の水浴場88選に選ばれたことのあるきれいなビーチ

一色（いっしき）海水浴場は、葉山御用邸の裏にある海水浴場。周りが別荘地なので閑静で、落ち着いて過ごすことができるのが魅力です。

ここは日本の水浴場88選にも選ばれている美しいビーチ。白い砂浜が広がっていて、南国リゾートの気分が味わえます。2013年にはアメリカのCNNが選ぶ世界の厳選ビーチ100で、なんと世界の65位にランクイン！日本のビーチで選出されたのは、沖縄県座間味村にある阿嘉島の北浜（ニシバマ）ビーチと、この一色海岸のみでした。

両サイドの岩場で磯遊びが楽しめるのも魅力。東京から1時間で行ける海とは信じられないほど、美しいビーチです。

吉浜海水浴場（神奈川県）

水質がきれいな穴場ビーチ！

湯河原といえば、箱根と並ぶ温泉地。しかし湘南の西に当たるこのエリアは海がきれいなことでも知られています。その湯河原を代表するビーチが、ほとんどの年に最高ランクAAの水質と評価される吉原海水浴場です。

湘南の中心エリアと比べて人が圧倒的に少ない穴場。ビーチも広いので、ゆったり遊べます。また遠浅な上、総合的に安全だと評価されたことから、公益財団法人日本ライフセービング協会のJLA認定海水浴場にも認定されています。そしてペットの海水浴もOKというのもうれしいポイントです。

海水浴後にはシャワーも利用できますが、せっかくの温泉地なので温泉を堪能して帰るのもおすすめですよ。

河原子海水浴場（茨城県）

白い砂浜と透き通った海が魅力！

河原子海水浴場は水質と自然環境、景観が良く、施設も充実していることから、快水浴場百選にも認定されている海水浴場。 白い砂浜と透き通った海が特徴で、サーフィンの名所としても知られています。海水浴場近くの烏帽子岩も見どころです。

公共のシャワー、トイレが5ヶ所あり、有料駐車場も300台と広いので安心。海岸沿いにはホテルや旅館など宿泊施設が充実していて、泊まりがけの海水浴も楽しめます。

海水浴期間中には毎年、ひたちサンドアートフェスティバルを開催。8月第1土曜日には海上花火大会も開催されます。

伊師浜海水浴場（茨城県）

さまざまな目的で楽しめる美しいビーチ

伊師浜海水浴場は昔からアカウミガメの産卵場所として知られる美しいビーチ。太平洋側でのアカウミガメのふ化北限地といわれています。またウミウの飛来地としても有名です。弓なりに弧を描く海岸線は砂浜から断崖絶壁へとつながり、変化に富んだ景観が魅力。干潮時には磯遊びもできます。

景色のなかでも特徴となっているのは海岸沿いに連なる松林。砂浜のコントラストがすばらしく、日本白砂青松百選に選ばれています。

海水浴場としても最高。水質の良さなどから快水浴場百選にも選ばれていて、きれいな海を堪能できるのは大きな魅力です。公設の無料シャワー･トイレも充実。日帰り天然温泉施設が間近にあり、市内の農産物を扱う物産センターもあるので、遊んだ後には入浴と買い物も楽しめますよ。

川尻海水浴場（茨城県）

遠浅の青い海と白い砂が特徴！家族連れにおすすめのビーチ

川尻海水浴場は日立市の北部、川尻港に隣接した海水浴場。 おだやかな波と遠浅な海辺で、小さい子どものいる家族連れでも安心して海水浴が楽しめるビーチです。

遠浅の青い海と白い砂が特徴で、キャッチフレーズはズバリ、きれいな海。大きな海水浴場ではない分、落ち着いて遊べるのもポイントです。毎年8月第1・第2土曜日には花火大会も開催するので、予定を確認して出かけるといいかもしれません。

少し北側には鵜飼いで有名なウミウの捕獲所もあります。全国の鵜飼で使うウミウを捕獲できるのはここだけ。一見の価値ありですよ。

ビーチの近くには民宿もたくさんあるので、海水浴と周辺観光を兼ねた小旅行もおすすめです。

関東のきれいな海に行こう！

湘南を筆頭に人気のビーチがたくさんある関東。水が濁っている上に芋洗い状態という印象もありますが、少し探せば透明度抜群で人出も少ない魅力的なビーチが見つかります。南の島に負けないほど美しいビーチもあるので、ぜひ関東のきれいな海に出かけてみてください！

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