神戸のドライブスポット15選！人気＆おすすめの目的地を紹介

神戸には観光におすすめのドライブスポットがいっぱい！

神戸市は世界への玄関口として日本の近代化を支えてきた街のひとつ。港街であり、少し内陸に入れば雄大な山もあるという自然にも恵まれた土地です。そんな神戸は魅力的なドライブスポットが多いのも特徴。少し走るだけで歴史的スポットや近代的な街並み、楽しい観光施設など、さまざまな名所を巡ることができます。

この記事では、神戸のドライブスポットを3つのジャンルで紹介。自然と生き物に親しむドライブスポット、散策が楽しいドライブスポット、歴史を感じるドライブスポットにわけて、それぞれの場所の魅力をじっくり解説します。

神戸の自然と生き物に親しむドライブスポット5選

神戸といえば港町のイメージがありますが、六甲山に代表される山のエリアも神戸の大きな魅力です。ままずは神戸の自然と生き物に親しむドライブスポットを紹介しましょう。

神戸どうぶつ王国

花や動物とふれあえる人気の動植物園

神戸どうぶつ王国は、三宮と神戸空港の間に浮かぶポートアイランドにある動植物園。動物の世界に入り込んだような没入感が味わえると人気のスポットです。その秘密は、動物たちの生息地の環境を再現し、野生に近い行動を引き出していること。たとえば2024年に誕生したカピバラの新エリアでは、南米の湿原を再現。大きな池を設置することで、カピバラが泳いだり潜ったりする活発な姿を間近で見られます。

神戸どうぶつ王国は、電車の場合はポートライナーの計算科学センター駅から歩いて行きますが、ドライブでは駐車場に車を停めて裏側の南出入り口から入ります。実はこちらの出入口の方がおすすめ。というのも南出入り口では人懐っこいアルパカとふれあえるウェルカムサービスがあるんです。アルパカのお出迎えは基本的に朝だけなので、なるべく早い時間にいくようにしてくださいね。

神戸市立王子動物園

コアラの繁殖にも力を入れる身近な動物園

神戸市立王子動物園は神戸っ子の身近な動物園。前身は1928年に諏訪山公園内に開園した諏訪山動物園という長い歴史を持つスポットです。約130種、800頭の動物がいるほか、ウサギやヤギと身近にふれあえる動物とこどもの国や、 遊びながら動物の不思議を学べる動物科学資料館、さらにレトロな遊園地などもあります。

また神戸市立王子動物園は最近までジャイアントパンダとコアラの両方が見られる日本唯一の動物園でもありました。ジャイアントパンダのタンタンは2024年3月に残念ながら亡くなってしまいましたが、コアラは19頭もの繁殖に成功。今もたくさんのコアラに会うことができます。

六甲山牧場

ヒツジやヤギ、かわいいウサギたちとふれあえる充実の牧場

神戸市立六甲山牧場は、スイスの山岳酪農をモデルにした観光牧場。アルプスの牧場を感じさせるのどかな風景が特徴で、羊や馬、乳牛、ヤギなどたくさんの動物とふれあえます。またウサギやモルモットなど小さくてかわいい動物も人気。日曜や祝日には、牧羊犬によるシープドッグショーも開催されています。

放牧された羊たちが自由に歩き回っている敷地は広大。搾りたてのミルクや新鮮なチーズを味わい、乗馬やウールクラフトに挑戦するなど、たくさんの体験が待っています。神戸の春の風物詩になっている羊の毛刈りショーも見逃せませんよ。

レストラン神戸チーズは牧場らしいチーズフォンデュなどアルプス地方の郷土料理を食べられるお店。レストランシープベルでは手ぶらでバーベキューが楽しめます。たくさんのコンクールで受賞しているチーズや手作りヨーグルトもおすすめですよ！

布引の滝

豪快な水の流れは圧巻！マイナスイオンをたっぷり感じて

布引の滝は、生田川の中流にかかる滝。日本の滝百選にも選ばれている名瀑です。布引の滝は1つの滝ではなく、雄滝（おんたき）、雌滝（めんたき）、夫婦滝（めおとだき）、鼓ヶ滝（つつみがだき）という4つの滝の総称。なかでも高さ43メートルの雄滝が有名です。近くに駐車場がないため、ドライブでも新神戸駅周辺のコインパーキングに車を停めて歩いてアクセスしましょう。

ハイキングは駅横の神戸登山支援拠点トレイルステーション神戸（トレコ）横の出入口からスタート。高架を抜けるとすぐに緑豊かな自然の中に入っていきます。少し坂を登り、明治30年ごろに建設された石造アーチ橋の砂子橋を渡っていくと道が分かれ、高さ19メートルの雌滝まではわずか駅から5分で到着。

白い絹糸のような繊細な流れが美しい滝です。さらに鼓ヶ滝を経由して5分ほど歩くと雄滝に到着。こちらは優美で迫力のある滝で、雄滝のすぐ下には夫婦滝があります。近くにあるおんたき茶屋は100年以上の歴史をもつ茶屋。ここからの眺めも見逃せませんよ。

六甲ガーデンテラス

1000万ドルの夜景を楽しめるヨーロッパ風の施設

六甲ガーデンテラスは、1000万ドルの夜景ともいわれる六甲山の上にあるおしゃれな展望施設です。ヨーロッパの田舎町にまぎれ込んだような感覚がコンセプトで、神戸の街並みを一望できる絶好のドライブスポット！

見晴らしの塔はヨーロッパの古い建物をイメージして造られた高さ11メートルの塔。らせん階段を登ると周囲に遮るものがないパノラマの景色が広がります。見晴らしのテラスは、六甲の山並みと瀬戸内海、市街地を眺められるスペース。階段状のテラスに座ってのんびり過ごせますよ。

もっとも人気が高いのは一番高い位置にある展望台の六甲枝垂れ（ろっこうしだれ）。景色だけでなく写真映えする建物もみどころです。景色を見ながらくつろげるグラニットカフェや、六甲山名物のジンギスカン料理を楽しめる六甲山ジンギスカンパレス、フードコートの六甲ビューパレスなどもおすすめですよ。

神戸の散策が楽しいドライブスポット5選

神戸にはおしゃれな港の公園や中華街など、散策してみたくなるスポットもいっぱい。ドライブで立ち寄って車を停めたら、ちょっとした食べ歩きも楽しめます。続いてはそんな散策が楽しいドライブスポットを紹介しましょう。

南京町

食べ歩きが楽しい！日本3大中華街のひとつ

南京町は日本3大中華街のひとつ。もともと南京町という名前は中華街やチャイニーズタウンと同じ意味の一般名称でしたが、現在は神戸の南京町が商標登録し、ここだけの呼び名になっています。南京町は、東西が約270メートル、南北が約110メートルの商店街。100店舗以上のお店があります。

名物はなんといっても食べ歩き。中華総菜のお店や持ち帰り専門のお店が多く、気軽に楽しめますよ。本場中国のローカルな市場にいるような雰囲気が味わえるのは大きな魅力です。とくに人気のメニューは豚まん。肉まんではなく豚まんという呼び名は、南京町のお店が発祥です。

南京町の中心、メインストリートの十字路にあるのが、南京町広場。中国風のあづまやは、散歩の休憩や軽食、記念撮影のスポットとして人気です。石造の小財天には触れると幸せが訪れるという伝説があるので、ここを訪れたら忘れずに触ってくださいね。

兵庫県立舞子公園

淡路島を望む絶景の公園は立ち寄りスポットもいっぱい！

兵庫県立舞子公園は、明治33年に兵庫県初の県立都市公園としてオープンした観光スポット。昔からこの一帯は舞子浜とよばれ、淡路島を望む絶景から天下の名勝といわれてきました。

園内には眺めを楽しむスポットと歴史を感じる屋敷があります。一番人気の舞子海上プロムナードは、明石海峡大橋のなかに設けられた遊歩道です。高さ約47メートルの橋桁からは淡路島、大阪湾、瀬戸内海が一望でき、まさに絶景！また中央には海上レストランもあります。

神戸の歴史を感じられる洋風建築も見逃せません。旧木下家住宅は昭和16年に竣工した数寄屋造近代和風住宅で、旧武藤山治邸は衆議院議員として活躍した武藤山治氏が明治40年に舞子海岸に建てた住宅。孫文記念館（移情閣）は木骨コンクリートブロック造りという古い技術で作られた珍しい建物です。

メリケンパーク

人気スポットがいっぱい！神戸の定番観光エリア

メリケンパークは明治元年に外国貨物の荷揚げ港として造られたメリケン波止場と、大正時代に建設された中突堤を埋め立ててできた公園。神戸を代表する観光スポットとして長い人気を誇っています。

公園内には神戸らしいスポットがいっぱい。なかでも神戸ポートタワーは多くの人が知っている神戸のランドマークです。 鼓型の美しい外観は世界初の特殊なパイプ構造。最上階の展望室からは神戸港と市街地、六甲山系のパノラマを楽しめます。

BE KOBE モニュメントは撮影スポットとして人気。2017年に神戸開港150年を記念して設置されたモニュメントで、BE KOBEという言葉は、神戸の魅力は人であるという思いが込められています。公園内にあるスターバックスコーヒーは、オープン当時西日本で最大の規模を誇った店舗で、港の景色を眺めながらくつろげます。もちろんテイクアウトして散策するのもおすすめですよ。

神戸ハーバーランド

神戸港の夜景を望む大型商業施設

神戸ハーバーランドはメリケンパークの対岸にある再開発エリア。こちらにも人気の観光スポットがたくさん集まっています。

ハーバーランドの玄関口であるデュオこうべには、ファッションやグルメ、雑貨などのお店が約50店舗入っています。50メートルの高さから足元に広がる神戸の街並みや、六甲山、神戸大橋などの眺めを楽しめるモザイク大観覧車もデートに人気の観光スポット。 夜には約12万個のLEDのイルミネーションが鮮やかに変化し、写真映えスポットとしても人気です。

子どもにはアンパンマンこどもミュージアムがおすすめ。ラグジュアリーなホテルもあるので、ゴージャスな景色を眺めながら宿泊することもできますよ。

また神戸コンチェルトクルーズも人気です。神戸港の絶景を眺めるレストランクルーズで、プロの音楽家による生演奏を聴きながら優雅なひとときを過ごせます。

道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢

道の駅の枠を超えた広大な人気のドライブスポット

道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢（おおぞう）は約100ヘクタールの広大な敷地をもつ大人気の施設。道の駅の枠を超えた観光スポットです。中心施設はサーカスのテントのような建物が3棟並んだファームサーカス・マーケット。地元の農家から直送された新鮮な野菜や果物、地元で作られた加工食品が買えるだけでなく、こだわりの三田牛をそろえる精肉カウンターも人気です。

レストランやカフェも充実。地産地消の本格イタリアンをいただけるデイズキッチンや、家庭的な料理が楽しめるファームサーカス食堂、こだわりのカフェメニューが自慢のファームサーカス・カフェなどがあります。

さらに、家族で遊べる施設もいっぱい！敷地内には入園無料の遊園地や広い公園があり、観覧車やジェットコースター、ゴーカート、パターゴルフ、ローラーすべり台などアトラクションもそろっています。そのほかにも足湯やバーベキュー、馬とのふれあい体験、農産物加工場見学もあり、1日では遊びきれないほど。神戸から足をのばしてドライブを楽しんでみては？

神戸の歴史を感じるドライブスポット5選

神戸といえば、明治初期以降の外国との交易で重要な役割を果たした街。またさらに古い時代からの歴史を感じられるスポットもたくさんあります。最後は神戸の歴史を感じるドライブスポットを紹介しましょう。

北野異人館街

神戸観光ではずせない！異国情緒あふれる人気エリア

北野異人館街は、北野町山本通の別名。明治や大正期に建てられた洋風建築物が数多く残っていることからこう呼ばれます。街にはたくさんの異人館をはじめ、カフェや教会など、写真映えするスポットが点在。ちょっとした海外旅行気分を味わえるエリアです。

たとえば風見鶏の館（旧トーマス住宅）は明治42年ごろにドイツ人貿易商のゴットフリート・トーマス氏が建てた邸宅。レンガの外壁と尖塔の風見鶏は北野異人館のシンボルとして知られています。萌黄の館は明治36年にアメリカ総領事の邸宅として建築された建物です。アラベスク風模様が施された階段や重厚なマントルピースなど内部にもみどころが多く、2階のベランダからは神戸市街地を見渡せます。

うろこの家は神戸で最初に公開された異人館。うろこの家と呼ばれている理由は、外壁を覆う天然石のスレートが魚のうろこに似ているからです。SNSを中心にフォトジェニックスポットとして話題なのは、イタリア館（プラトン装飾美術館）。イタリアを中心としたヨーロッパの18世紀から19世紀の家具調度品、絵画彫刻などが展示されていて、現在も実際に人が住んでいます。

明治40年に建設された西洋館を利用しているスターバックスなど、レトロ感を堪能できるカフェやレストランもたくさんあるので、駐車場に車を停めてゆっくりと散策するのがおすすめですよ。

神戸北野天満神社

異人館の隠れたビュースポットはおみくじもユニーク

神戸北野天満神社は、学問の神様として広く知られている菅原道真を祀っている神社。実は北野異人館街を一望できる隠れたビュースポットとしても人気です。神社があるのは北野異人館街の風見鶏の館の隣。天気の良い日には異人館の数々だけでなく神戸港まで見渡せます。

神戸北野天満神社が有名なのは、眺めがいいからだけでなく、ユニークなおみくじも人気。扇子を開くと1年の運勢が書かれているという扇子おみくじで、キーチェーンがついているので、カバンなどの飾りにもできます。

そして御朱印がおしゃれな切り絵になっているのもこの神社の特徴。月替わり限定切り絵御朱印というもので、コロナ禍の時期に、神社にお参りにきて少しでも心晴れやかに過ごしてほしいという想いからスタートしたそうです。神社や季節、神戸をイメージしたものなど多彩なデザインが光ります。

生田神社

神戸を代表する古社は源平ゆかりの地

生田神社は日本書紀にも登場する歴史ある神社。縁結びや安産祈願にご利益があることで知られ、池に浸すと文字が浮かぶ桃色の水みくじも人気の神社です。

この神社でぜひ訪ねたいのは、源平ゆかりの史跡の数々。たとえば境内北側にある鎮守の森は枕草子にも記されている森で、源平合戦の戦場になったことで知られています。箙の梅は源平合戦の際に梶原源太景季が一枝を折って箙に挿し、奮戦したという伝説が残る梅。

敦盛の萩は平敦盛が愛でたとされる萩で、敦盛の死後にその子がたまたまこの萩の木陰で休み、夢で亡き父の敦盛に会ったといわれています。そして弁慶の竹は、武蔵坊弁慶が源義経の代わりに平家打倒と源氏繁栄を祈念して奉納したといわれている竹。

ほかにも境内にはたくさんの歴史的なスポットが点在しています。ドライブの途中で寄ったら、ちょっとだけ立ち止まって、はるか昔のできごとに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

湊川神社

楠木正成を祀る人気の神社

湊川神社は、南北朝時代の名将、楠木正成を祀る神社。なんこうさんと呼ばれて神戸っ子に親しまれています。安産祈願、お宮参り、七五三、厄除など、家族の人生の節目に訪れる神社。お正月には全国から100万人以上が初詣に訪れ、神戸市でもっともにぎわいます。

現在の社殿は昭和20年の神戸大空襲で焼失後、昭和27年に復興されたものです。権現造に似た八棟造りは鉄筋コンクリート造り。戦後の新しい神社建築様式の代表格といわれています。宝物殿では重要文化財の書や鎧、楠木正成ゆかりの貴重な刀剣などを展示。神能殿は関西屈指の和の殿堂として、能楽や落語、日本舞踊、邦楽などの公演にも活用されています。

有馬温泉

日本三古泉と日本三名泉の両方に数えられる関西の奥座敷

有馬温泉は日本三古泉と日本三名泉の両方に数えられる日本で唯一の温泉。豊臣秀吉も愛した有馬温泉は関西の奥座敷と呼ばれています。

温泉は鉄分と塩分を含む褐色の金泉と、無色透明でお肌がつるつるになると女性に人気の銀泉の2種類。異なる泉質を持つ湯を楽しめるのが特徴です。日帰り入浴ができる旅館や、24種のお風呂が楽しめる温泉テーマパークの太閤の湯などがあり、ドライブ中の立ち寄りでも名湯を堪能できます。

なかでもおすすめは7つの源泉めぐり。たとえば金の湯は有馬の名湯である金泉が楽しめる外湯です。由緒ある元湯を堪能できるのは大きな魅力。建物の横には無料の足湯もあるので、時間がない場合は足だけでも体験してみてください。そして銀の湯はもうひとつの有馬の名物湯である銀泉に入ることができる外湯。銀泉は炭酸泉・ラジウム泉で、こちらにはスチーム式サウナもありますよ。

神戸のドライブスポットはバラエティ豊か！

神戸市はコンパクトなエリアにたくさんの人気スポットが詰まっている街。ロマンチックな港沿いの道から爽快な六甲山のワインディングロードまで、ドライブにぴったりなルートもいっぱいです。バラエティ豊かな神戸のドライブスポットをぜひ楽しんでくださいね。

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