淡路島のドライブスポット15選！人気＆おすすめの目的地を紹介

淡路島には楽しいドライブスポットがいっぱい！

淡路島は瀬戸内海東部にある兵庫県の島。明石海峡大橋で本州、鳴門大橋で四国とつながっています。南北約55キロ、東西約28キロの島は1日ドライブにちょうどいい広さ。自然の脅威を感じられる鳴門の渦潮やたくさんの花畑、巨大な橋の景観などみどころも多く、おいしい特産品にも恵まれています。

この記事では、そんな淡路島のドライブスポット15選を紹介。遊べるスポット、花と樹木を愛でるスポット、美食を楽しむスポットの3つのジャンルに分けてじっくり解説します。

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淡路島の遊べるドライブスポット5選

淡路島には、遊べるスポットが実は豊富。本州と四国を結ぶドライブで通り過ぎるだけでは気づかない、楽しい施設がいくつもあります。まずはそんな遊べるドライブスポットを紹介しましょう。

淡路島モンキーセンター

野生のサルがいっぱい！

淡路島モンキーセンターは、飼育ではなく野生のニホンザルを観察できる施設。1967年から野生のニホンザルを餌付けして集め、現在は350頭の集団を見学できるようになりました。

猿たちは定住しているわけではなく自由に行動。朝9時ごろに山からセンターにやってきて、昼間は餌場付近でのんびりと過ごし、夕方になるとまた山奥へと帰っていきます。他の地域のニホンザルと比べてとてもおとなしく、サル同士も仲良く暮らしているそう。センターのスタッフは普通のニホンザルとは性格が違うということで特別に淡路ザルと呼んでいます。

ただし季節によっては猿がいないこともあるので注意してください。猿たちは早い年には9月上旬から山の実りを求めて山奥へ移動し、11月ごろに餌場に戻ってくるまでの期間は見学できなくなります。この時期に出かける場合は、猿の状況を公式サイトで確認してから行くのがおすすめです！

淡路島牧場

動物とのふれあい体験が楽しい牧場

淡路島牧場は、酪農が盛んな南あわじ市にある観光牧場。動物とのふれあいやさまざまな酪農体験が楽しめます。仔牛に乳を飲ませたり、ポニーに乗ったりと子どもも楽しめるコースがいっぱい。乳しぼりやバター作り、野菜の収穫なども体験できます。

どろんこ体験という名前の野菜の収穫体験はとくにおすすめ。どろんこになりながら淡路島特産のたまねぎを収穫できます。時期は4月下旬から6月上旬。タイミングがあったらぜひ挑戦してみてくださいね。

淡路島グルメが味わえる食堂や、淡路牛を堪能できるバーベキューも人気！成分無調整の牛乳の無料試飲もありますよ。

淡路ファームランド イングランドの丘

南方系コアラを見られる唯一の動物園

淡路ファームランド イングランドの丘は、広大な大自然の中で動物とふれあい、グルメや遊びを満喫できる農業公園。野菜の収穫やパン作りなどの体験も充実している施設です。

そして注目したいのが、ここが日本で唯一、南方系コアラと北方系コアラの両方を観察できる施設だということ。実はコアラには南方系と北方系があり、日本の他の動物園にいるのは北方系ばかり。つまり南方系を見ることができるのは淡路ファームランドだけなのです。南方系コアラの特徴は北方系より一回り体が大きいことと、体毛が少し長くて黒っぽいこと。ぜひ2種類のコアラの違いをよく観察してみてください。

また世界の珍しいうさぎたちに会えるラビットワーレンや、のんびり過ごすカピバラたちを観察できるカピバラハウス、広大な放牧場のひつじのくになど、コアラ以外の動物のエリアでも時間を忘れて遊べますよ。

淡路ワールドパークONOKORO

海の眺めも楽しいミニチュアパーク

淡路ワールドパークONOKOROは、家族みんなで遊べる遊園地。世界を遊ぼうがコンセプトで、パーク内にはミニチュアワールド、童話の森、恐竜ワールド、遺跡の森という4つのワールドが広がっています。

ミニチュアワールドは、世界の建築物を25分の1スケールで再現したミニチュアパーク。クライストチャーチ大聖堂やバッキンガム宮殿、万里の長城など、歴史的に有名な18の建物が再現されています。建物だけでなく周囲の人形たちもていねいに作りこまれている作品にきっと驚くことでしょう。

童話の森は、ジャックと豆の木や3匹のこぶた、赤ずきんなど、8つの童話のシーンを再現したエリア。自然豊かな森の小径を歩いていくと、童話のシーンが登場します。機関車のファンタジートレインに乗って童話の森の外側からシーンを見ることもできますよ！

恐竜ワールドは、恐竜のフィギュアを展示しているエリア。淡路島では2004年に新種の恐竜、ヤマトサウルス・イザナギイが発見されていて、ここではほぼ実物大のフィギュアを見ることができます。体長約8メートル、高さ約4メートルの恐竜は大迫力。

アトラクションでは空中を滑空するジップラインアドベンチャーが人気です。ハーネスを装着し、レクチャーを受け、練習コースを終えてから全4コース、362メートルを巡ります。遠く瀬戸内海までを眺めながらのジップラインは爽快ですよ！

慶野松原海岸

淡路島を代表する砂浜の景勝地

慶野松原海岸は、南あわじ市西海岸の美しい海岸。約5万本の淡路黒松が生い茂った砂丘状の松原が南北に2.5キロも続く景勝地です。

内海国立公園の指定区域で、国の名勝指定を受けているほか、日本の白砂青松100選、日本の水浴場55選、快水浴場百選、日本の夕陽百選などにも選ばれている人気のスポット。とくに夕日の美しさは有名で、日の入りの頃には多くのカメラマンが訪れます。

7月上旬から8月下旬までは海水浴場としても解放。キャンプ場としても人気が高いので、夏に行って思いっきり遊ぶのがおすすめ。毎年7月下旬には盆踊りと花火大会がも開催されます。ぜひドライブで立ち寄ってみてくださいね！

淡路島の花と樹木を愛でるドライブスポット5選

気候が穏やかな淡路島は花の名所。2000年にはジャパンフローラ2000（淡路花博）も開かれた島内では、広大な花畑を見ることができます。また巨木や桜の名所も。続いては、淡路島の花と樹木を愛でるドライブスポットを紹介しましょう。

淡路夢舞台

かつての土砂採掘地に作られた花と緑の複合施設

淡路夢舞台は土砂採掘地だったエリアを花と緑で再生した淡路島の人気観光スポット。園内にいくつもある施設は建築家の安藤忠雄氏が設計しています。　

いちばんの見どころは、百段苑！山の斜面に沿って100個の花壇が階段状に並んでいる施設で、世界のキク科の植物を見ることができます。プロムナードガーデンは大阪湾を見下ろす斜面にのびる散策路沿いの庭園。国際コンペに入賞したガーデンデザイナーによる5つの庭園を公開しています。

野外劇場は客席に座ると遠くに大阪湾のパノラマが拡がり、コンサートやパフォーマンスと地形が一体化するステージ。レストランでは淡路島近海の海の幸も堪能できますよ。

淡路島国営明石海峡公園

日本最大級の立体花壇が見どころの都市公園

淡路島国営明石海峡公園は、四季折々の草花を観賞できるシーサイドパーク。隣接する淡路夢舞台とともに2000年の淡路花博ジャパンフローラの会場になった都市公園です。大阪湾をバックに花々を見渡せるのが魅力！日本最大級の立体花壇で知られていて、チューリップやアジサイ、ヒマワリ、コスモスなど四季折々の花々を楽しむことができます。なかでも春のチューリップは圧巻です。

夢っこランドは、風・花・水がテーマの大型遊具。長さ130メートル、高さ14メートル、幅40メートルもある遊具の大きさは関西最大級です。すべり台やぶらんこ、ターザン滑車など設置されている遊具はなんと150！ほかにもクラフト教室、人工池で乗れるスワンボートなどもあり、大人から子どもまで1日たっぷり楽しめる施設ですよ。

兵庫県立公園 あわじ花さじき

花のじゅうたんが魅力の広大な公園

あわじ花さじきは、甲子園球場の約4倍という広大な花畑。最大の見どころは、園内の小高い展望台で、登っていくと花越しに明石海峡や大阪湾まで望むことができます。

3月から4月中旬にかけて見頃を迎えるのは、菜の花、ムラサキハナナ、リナリアの花。花畑は広大な面積に広がり、黄色と紫色の花々が園内を彩ります。また4月下旬からはアイスランドポピーが満開に。7月から8月中旬にかけては、クレオメとひまわりの季節になります。クレオメは西日本ではめずらしい花畑。高原ならではの涼しげな雰囲気が味わえます。

8月から晩秋まではサルビアやブルーサルビアの色鮮やかな花畑が見頃。10月から11月初旬まで園内の広いエリアでコスモスが咲き誇り、サルビアといっしょに色鮮やかな花畑が楽しめます。そして11月中旬から2月まではストックの大花壇が見頃。空気が澄んでいる秋と冬の間は、阪神地方の街並みや山もよく見えますよ。

伊弉諾神宮

パワースポットとしても知られる日本最古の神宮

伊弉諾（いざなぎ）神宮は、なんと日本最古の神宮。地元では一宮さん（いっくさん）またはイザナギさんとも呼ばれて親しまれています。淡路島は国生み神話のゆかりの地。日本書紀と古事記にも記載があり、御祭神の伊弉諾尊（いざなぎのみこと）と伊弉冉尊（いざなみのみこと）は日本の創造神とされています。

見どころのひとつが本殿横の大木。夫婦大楠（めおとのおおくす）と呼ばれる木は樹齢約900年で高さ30メートルあまりの楠です。夫婦と呼ばれているのは、元は二株の木だったものが、成長後に合わさって一株に育っているから。伊弉諾尊と伊弉冉尊が宿る御神木として崇拝されていて、夫婦円満、安産子宝、良縁縁結びなどのご利益があるといわれています。またパワースポットとしても有名。木に触れると温かみを感じられるそうですよ。

洲本城跡

淡路島を治めた水軍の城は桜の名所

洲本城（上の城）は、大永6（1526）年に淡路水軍を率いた安宅氏によって築かれたと伝えられる城。その後、天正13（1585）年に入城した脇坂安治によって西日本最大の水軍の城といわれる総石垣の城に改修されました。脇坂氏が伊予大洲に移った慶長14（1609）年に廃城となりますが、東西800メートル、南北600メートルの石垣造の曲輪は今もほぼ当時のままの状態を保ち続けています。

ちなみに天守のような建物があるのに城跡と呼ばれるのは、この建物が模擬天守だから。昭和3（1928）年に鉄筋コンクリートで建設された天守は戦国時代の城とは無関係です。ただしこれは日本最古の模擬天守ということで、実は貴重な建物でもあります。

見どころは壮大な総石垣や大石段、全国で数例しかない登り石垣など。また洲本城跡がある標高133メートルの三熊山からは紀淡海峡や大阪・堺の市街地など雄大な景色を見下ろすことができます。

そして洲本城跡は桜の名所としても有名。数百本の桜は高台にあるため淡路島で最も遅く見頃を迎えます。

淡路島の美食を楽しむドライブスポット5選

淡路島はたまねぎなどの農産物や瀬戸内海の魚介類など、おいしい特産品に恵まれた島。美食を楽しめる食事処も充実しています。最後はドライブで立ち寄りやすい淡路島の美食スポットを紹介しましょう。

道の駅 あわじ

道の駅ランキング上位常連の絶景スポットは海鮮丼が人気

道の駅 あわじは、本州から渡ってすぐのところにある道の駅です。道の駅の人気ランキングや満足度ランキングでは全国の1位になったこともある人気スポット。景色が美しく、海側の松帆アンカレイジパークからは明石海峡を通る船や対岸の神戸市、大迫力の明石海峡大橋をほぼ真下から眺められますよ！

そして道の駅 あわじはレストランも評判。お魚共和国 えびす丸では、淡路島名物の生しらす丼や焼き穴子丼、鯛のたまごかけ丼などの丼メニューと旬の淡路島の海鮮を使った料理をリーズナブルに楽しめます。

レストラン 海峡楼は、テラス席で豪華な海鮮丼を食べることができるお店。豪華淡路牛丼なども人気です。淡be-は、淡路牛とソフトクリームが美味しいお店。肉そのもののおいしさを引き出すために焼きにこだわった淡路牛と淡路島産の甘い玉ねぎがたっぷり入った淡路牛バーガーが人気！

道の駅 福良

うずしおクルーズが人気の道の駅は、幻のウニが名物

道の駅 福良は、淡路島南端の福良湾内にある道の駅。うずしおクールズで知られ、年間約40万人が訪れる人気の観光スポットです。道の駅 福良から出航するうずしおクルーズは、渦潮の間近に迫る観光船。日本で初めて太平洋を横断した蒸気帆船の咸臨丸をモデルにした観潮船に乗って、日本を代表する驚異の自然現象、鳴門の渦潮に近づいていきます。

この道の駅の食事処である山武水産は新鮮な魚介類が自慢！人気の海鮮丼は、目の前の福良港で水揚げされた新鮮な魚介類を盛りつけた丼です。淡路島名物のシラスをはじめ8種類から9種類もの海鮮がたっぷり。とくに鳴門海峡で獲れた鳴門鯛や、生サワラ、アナゴなど旬の鮮魚が好評です。

また夏の赤ウニと冬の黒ウニなど旬のウニが盛りつけられるうに丼もおすすめ！淡路島産のウニは幻のウニとも呼ばれているので、一度は体験したいメニューですよ。

淡路サービスエリア

大観覧車から淡路島の景色を一望！たまねぎ料理が名物のSA

淡路サービスエリアは、橋のみえる丘といわれる場所にある人気のサービスエリア。その名の通り、明石海峡大橋の美しい景観を望むばつぐんのロケーションにあります。上り線と下り線のサービスエリアを自由に行き来できるため、それぞれの景色や施設を楽しめるのも魅力！下り線にある大観覧車に乗れば、天空からの美しい景色を眺められますよ。

また上り線の恋人の聖地シンボルモニュメント（ハートライトゲート）も人気。明石海峡大橋の雄大な風景を切り取るモニュメントで、天井からハート型の光と影が降り注ぎます。

グルメでは上りのラーメン尊が提供する淡路玉ねぎ鶏白湯ラーメンがおすすめ。淡路たまねぎを丸ごと1個を使用し、スープはたまねぎと相性がいい鶏白湯となっています。下りの人気メニューは、淡路丸ごと玉ねぎ御膳。煮ても揚げてもおいしい淡路島産たまねぎをふんだんに使ったご当地御膳です。

淡路シェフガーデン

さまざまな国の料理が味わえる屋外型レストラン街

淡路シェフガーデンは、自然のなかの屋外型リゾートレストラン街。大阪と神戸の海を一望できる屋外テラス席で和食、イタリアン、タイ料理、中国料理、台湾料理など30店舗の味を楽しめます。約600席あるテラス席で美しい景色を眺めながら食事ができるのも魅力！各店舗は淡路島の生産者から仕入れた新鮮食材を使った絶品料理を提供しています。

淡路シェフガーデンは、新型コロナウイルスの影響で営業を縮小した飲食施設のシェフなどを淡路島に招き、新たなチャレンジを応援することを目的にオープンした施設です。

日本の夕陽百選にも選ばれた絶景スポット、カラフルでおしゃれなコンテナや海沿いのテラス席、淡路島の美味しい食材、そして全国の名店の味。たくさんの魅力が詰まった淡路シェフガーデンは今では大人気のグルメスポットになっています。

淡路ごちそう館 御食国

大正時代の建物を活用した名産品スポット

淡路ごちそう館 御食国（みけつくに）は、大正時代に建てられた工場をリノベーションしたレンガ造りの美食スポット。淡路島のグルメを味わい、淡路島の特産品を購入することができます。

古い工場を利用しているだけにレストランホールは開放感たっぷり。大正時代のレトロな雰囲気の中で食事を楽しめます。こだわりの特選牛ロースを炙り焼きにし、淡路島産の藻塩などでいただく特選牛炙り焼きセットや、生しらすとさわら丼セットなどが人気です。

特産品店にはオニオンスープや玉ねぎドレッシング、漬物など、おいしい名産品がいっぱい！ここでしか買えないオリジナル商品だけで数百種もありますよ。

淡路島のドライブに行こう！

絶景スポットやおいしいお店が多い淡路島はドライブにぴったり！本州側、四国側のどちらから来ても素晴らしい景色を堪能しながら訪れることができ、島内にもたっぷりの楽しみが待っています。

旅行では通り過ぎてしまうことも多い淡路島。ぜひ時間をとってゆっくりとドライブ旅行を楽しんでみてください。

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