神戸のおすすめ美術館8選！2025年に開かれる大ゴッホ展についても解説

神戸にはおすすめの美術館がいっぱい！

神戸は、兵庫県の南東部に位置する港町。明治時代の洋風建築が立ち並ぶ北野町の異人館街があったり南京町と呼ばれる中華街もあったりするなど、国際色豊かな街でもあります。旧居留地エリアは、おしゃれなカフェやレトロな建物が立ち並ぶ人気スポット！

また、神戸には神戸出身の洋画家・小磯良平氏の作品を所蔵する美術館や、異国情緒あふれる美術館などもあり、アート作品に触れられる街歩きを楽しめます。今回は神戸でおすすめの美術館8選を厳選してご紹介！

2025年に開催予定の大ゴッホ展についてもピックアップしたので、ぜひ神戸の美術館に訪れてみてくださいね。

神戸のおすすめ美術館8選

神戸旅行にきたら、行っておきたいおすすめの美術館をピックアップ！ユニークな形をした建物そのものがアート作品の美術館や、神戸を拠点に活躍した芸術家たちの作品が楽しめる美術館など、さまざまな作品を鑑賞できますよ。

2025年には神戸市立博物館で大ゴッホ展が開催されるため、この記事では詳しくご紹介していきます！

兵庫県立美術館 

芸術の館で親しまれる文化の復興のシンボル

兵庫県立美術館は2002年に開館。阪神淡路大震災で被災した兵庫県立近代美術館を継承する形で、日本を代表する建築家・安藤忠雄氏による設計で建てられました。

迷路のように張り巡らされた館内や、目の前に広がる海の景色など、美術作品以外も楽しめるのが魅力のひとつ。

約10,000点の作品を所蔵しており、兵庫出身の金山平三と小磯良平をはじめとした日本の芸術家の作品、柳原義達舟や越保武など日本を代表する彫刻家の作品がずらりと並んでいます。

2019年には無料で楽しめるAndo Galleryがオープン。当館を設計した安藤忠雄氏の寄贈による展示が鑑賞できます。建築模型やドローイング（線画）など、じっくりとアート作品に触れられますよ。

また、子どもと一緒に参加できるイベントやカフェ、ミュージアムショップもあるため、家族で訪れても充実した時間を過ごせるでしょう。

神戸市立博物館

2025年に大ゴッホ展を開催！

神戸市立博物館は、神戸市立南蛮美術館と神戸市立考古館が統合して開館しました。1935年に横浜正金銀行として建設された建物を、1982年に神戸市立博物館として利用するために増改築。現在は国の登録有形文化財として登録されています。

「国際文化交流、東西文化の接触と変容」をテーマとし、国宝や重要文化財を含む約70,000点の作品を所蔵。考古学資料や古地図、ガラス工芸品や神戸にゆかりのある芸術家たちの作品が並んでいます。

また、2025年9月20日より大ゴッホ展が開催されることを発表！オランダのクレラー・ミュラー美術館が所蔵する、約60点をはじめとした作品が展示されます。

活動初期のオランダ時代から、南フランス・アルル在住時代に焦点を当てた作品が並ぶ予定です。ゴッホの名作「夜のカフェテラス」は約20年ぶりの来日なので、ゴッホファンはぜひチェックしてみてくださいね！

プラトン装飾美術館（イタリア館）

ヨーロッパの雰囲気ただよう写真映えな美術館

プラトン装飾美術館（イタリア館）は、明治大正期に建てられた異人館のひとつ。

装飾性の高い18世紀から19世紀のヨーロピアンアンティークや家具、調度品や絵画、彫刻などを展示しています。ミレーやボナールなどの絵画作品やロダンの彫刻、映画「美女と野獣」の監督を務めたジャン・コクトーのデッサンなど、貴重なコレクションが鑑賞できますよ。

館の南側には大理石の柱や彫刻で施された南ヨーロッパ風の庭園があり、プールサイドではカフェやランチが楽しめます。ヨーロッパの邸宅にいるかのような、優雅なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか？

神戸ファッション美術館

世界中のファッションにまつわる歴史が学べる！

神戸ファッション美術館は、1997年に日本初のファッションをテーマに開館した美術館。UFOを連想させる斬新なデザインの外観で、延床面積約17,000平方メートルある館内は、1階から5階建てになっています。

1階では特別展示や貴重な収蔵品のコレクション展示などが開催されており、3階にはライブラリーがあります。VOGUEやHARPER'S BAZAARなどのモード雑誌のバックナンバーや、ファッションジャーナリスト・大内順子氏のコレクション約46,000点、19〜20世紀のフランス・イタリアの生地見本約30,000点など、ファッションにまつわる展示が盛りだくさん！

名誉館長には世界的デザイナーのコシノヒロコ氏が就任しており、コレクションやアート作品が鑑賞でき、ファッションの魅力をたっぷりと味わえますよ。

神戸ゆかりの美術館

神戸にまつわるコレクションがたくさん！

神戸ゆかりの美術館は、神戸にゆかりのある作家たちの作品を中心に展示する美術館で、神戸ファッション美術館の1階に併設されています。展示品は開催時期によって異なりますが、現在も活躍している作家の作品も楽しめます。

毎月第1・第3土曜には、学芸員による作品解説会を随時開催。子どもと一緒に参加できるワークショップでは、美術館の裏側を覗けるツアーや展示室の壁面の穴を埋める作業など貴重な体験ができますよ！開催日や事前予約については、公式サイトをご確認ください。

白鶴美術館

昭和当時の名残が残る古美術品が集まる美術館

白鶴美術館は、白鶴酒造7代・嘉納 治兵衛が「世界的価値のあるコレクションを私蔵するのではなく、ひとりでも多くの方の目に触れてほしい」との想いで1934年に開館しました。国宝75点、重要文化財39点を含む約1,450点以上のコレクションを所蔵しています。

本館には中国古代青銅器や陶磁器、銀器や絵画など世界的に貴重なコレクションが展示されています。新館には、19世紀後半から20世紀初頭にかけて織られたペルシア絨毯が展示され、エキゾチックな雰囲気を感じるでしょう。

白鶴美術館の開館は春と秋の年2回。今季は2024年9月25日〜12月8日まで、開館90周年記念展が開催されます。

本館では創立者である嘉納治兵衛の事績や彼に関連する日本・中国美術コレクションを展示するとのこと。また、新館では中東絨毯をテーマにアナトリア絨毯20点が展示されるので、ぜひチェックしてみてください！

神戸市立小磯記念美術館

神戸市の名誉市民・小磯良平のコレクションがたくさん！

神戸市立小磯記念美術館は、神戸出身の洋画家・小磯良平の作品を中心に展示する1992年に開館した美術館です。小磯良平の遺族から神戸市に寄贈された約2,000点以上の作品や資料などを展示しており、個人美術館としては全国でも最大規模を誇ります。

美術館の中庭に、小磯良平がかつて使用していたアトリエを移築して復元したものがあり、当時の雰囲気を味わえますよ。また、土日祝限定の映像ギャラリーでは、小磯良平の人物紹介や作品についての解説がオリジナル映像でご覧いただけます。

ミュージアムショップやカフェも併設されており、ゆっくり過ごせるのもポイント。ワークショップも開催されていて、絵本を作ったりモザイクタイルを使った作品を作ったりするなど、さまざまな楽しみ方ができますよ！

神戸北野美術館（ホワイトハウス）

 旧アメリカ領事館官舎を使用した美術館

1898年に欧米人が居住するために建てられた西洋館で、異邦人が住んでいたことから異人館と呼ばれていたそう。戦後1978年までアメリカ領事館官舎として使用されていたこの建物を、アールヌーボーのガラス美術を展示していたホワイトハウスを引き継いで、神戸北野美術館として1996年に開館したのが始まりです。

2010年までは絵本作家・永田萌氏の原画作品を展示していました。2011年からは、神戸北野･山本地区と友好提携をしているフランス・パリのモンマルトル地区と、その芸術家たちの作品を鑑賞できます。また、日本初の国営のオリーブ園についての展示もあり、見応えたっぷり！

なお、2024年9月現在は耐震補強工事のため休業しています。再開目処やスケジュールについては、公式サイトをご確認ください。

神戸の美術館を訪れてアートな観光を満喫！

この記事では、神戸にあるおすすめの美術館をご紹介しました。国内外の有名なアート作品や芸術に触れて充実した時間が過ごせる美術館。ワークショップやイベントが開催されている場合もあるので、各美術館のスケジュールもチェックしてみてください。

ご紹介した美術館を参考にして、神戸旅行を楽しんでくださいね！

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