生田神社は神戸の大人気観光スポット!授かれるご利益やお守り、御朱印などを解説
恋愛成就や縁結びのご利益で有名な生田神社は、神戸で人気の観光スポットです。地元民からは生田さんの愛称で親しまれており、神戸の地名の由来になった神社としても知られています。この記事では、生田神社の歴史やご利益効果をはじめ、授かれる御朱印やお守り、見どころ、アクセスなどを神戸在住の筆者が徹底解説!ぜひ生田神社へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむ参考にしてくださいね!
恋愛成就や縁結びのご利益で有名な生田神社は、神戸で人気の観光スポットです。地元民からは生田さんの愛称で親しまれており、神戸の地名の由来になった神社としても知られています。
この記事では、生田神社の歴史やご利益効果をはじめ、授かれる御朱印やお守り、見どころ、アクセスなどを神戸在住の筆者が徹底解説!ぜひ生田神社へ行く前に情報をチェックして、観光を楽しむ参考にしてくださいね!
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生田神社の基本情報
神戸最強のパワースポットとも名高い生田神社。縁結びや恋愛成就に効能があるとされており、連日多くの参拝客が訪れています。まずは、生田神社の歴史や御祭神、授かれるご利益などの基本情報を見ていきましょう。
生田神社とは?
生田神社は、神戸の中心地である三宮駅から徒歩約10分の場所に位置する神社です。鮮やかな朱色の社殿が目を引き、地元民からは生田さんの愛称で親しまれています。
実は、神戸(こうべ)という地名は、かつて朝廷から生田神社の神を守護するために遣わされた44戸の家、神戸(かんべ)が由来となったと言われているそう。古来より神戸市民からの信仰も厚く、連日多くの参拝客でにぎわっています。
生田神社の周辺には飲食店や観光スポットも集中しているので、三宮観光途中に立ち寄るのもおすすめですよ。
生田神社では何の神様を祀っている?
生田神社の御祭神は、日本神話の主神・天照大神(あまてらすおおみかみ)の和魂または妹神として伝えられる稚日女尊(わかひるめのみこと)です。
西暦201年、三韓外征の帰途だった神戸港にて船が進まなくなった際、神占いによって稚日女尊が現れ、活田長峡国(現在の生田の地)に残りたいと申されたことから、神主として祀られるようになりました。
稚日女尊は、万物の成長をご加護する神様として崇敬を集めており、我々国民の生活が豊かになるようお守りくださると言われています。
生田神社の歴史と由緒
西暦201年に創建された生田神社は、奈良時代の歴史書・日本書記にも登場する由緒正しき神社です。
かつては神酒を醸す宮として栄え、新羅からの客人に生田神社で醸造した神酒をふるまっていたと伝えられています。それ以降、客人が来朝するたびに神酒で邪気を払い、心を和ませていたことから平和外交上としても重要な役割を担っていたとされているんですよ。
創建当初は砂山(いさごやま)に鎮座していた生田神社ですが、西暦799年に発生した洪水の影響で現在の地へと奉遷。洪水で砂山が崩壊した際、生田村の刀禰七太夫がご神体を背負って鎮座地を探していたところ、生田の森で突如ご神体が重くなり歩けなくなったことから、ご神意として生田の地に安置したと言われています。
現在の生田神社境内にも生田の森が残されており、一歩足を踏み入れれば不思議なパワーを感じられるでしょう。
生田神社で授かれるご利益は?
生田神社の御祭神・稚日女尊は、神代の昔に機殿(はたどの)で神服を織っておられた神様です。糸を合わせながら神服を織り成していたことから、人と人との縁を結ぶご利益を授かれるとされています。
戦前から、神前結婚の式典を執り行っており、新家庭縁結びの神としても信仰を集めているんだとか。縁結びのほか、安産祈願・恋愛成就にもご利益があり、まさに恋愛運アップのパワースポットと言えるでしょう。
お宮参り・七五三など人生の節目に訪れる祈祷者も
主祭神の稚日女尊が神戸市内を守護する神様ということもあり、お宮参りや七五三など人生の節目には市内から多くの祈祷者が訪れます。
日々の参拝はもちろんですが、子どもの健やかな成長を祈りたいという方はご祈祷を受けてみるのがおすすめ。ご祈祷を受けたお子様にはかわいい記念品も用意されており、素敵な思い出に残りますよ。
ご祈祷は予約制ではないため、当日は直接受付を済ませるようにしましょう。ただし、七五三期間中の10時30分から14時まで(土日祝日)は混雑が予想されるので、時間に余裕をもって訪れることが大切です。初穂料や受付時間などの詳しい情報は公式サイトで確認するようにしてください。
生田神社のある神戸ってどんな街?
生田神社のある兵庫県・神戸市は、日本を代表する港町のひとつです。大阪や京都からのアクセスも良く、日帰り旅行先としても人気を集めています。
かつて外国人居留地として栄えたことから、今もなお異国情緒あふれる街並みが残されているのも特徴。特に北野異人館街や神戸旧居留地はSNS映えスポットとして有名で、歩いているだけでもまるで海外にいるような気分を味わえます。
北野異人館街は生田神社からも徒歩圏内で行けるので、同じ日に観光するのがおすすめですよ。
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生田神社観光の見どころ
縁結びや恋愛成就のご利益を授かれる生田神社は、神戸を代表する人気のパワースポットです。境内はかなり広く、末社・摂社も多くあるので、参拝前には事前に見どころを押さえておきましょう。ここからは生田神社の見どころをはじめ、授かれるお守りや御朱印などを詳しく解説します。
鮮やかな朱色が目を引く楼門と社殿ははずせない
生田神社に到着して真っ先に目に入るのが、堂々たる迫力の楼門と本社殿。最初に参拝者を出迎えるのが楼門で、楼門をくぐり抜けた先に本社殿があります。どちらも鮮やかな朱色が印象的で、思わずカメラを構えたくなるほどのうつくしさ。晴天の日には朱色が青空によく映え、多くの参拝客を魅了しています。
生田神社に限った話ではありませんが、朱色は魔力・災厄を防ぐ色とされており、古代より宮殿や寺社仏閣に多く用いられる色なんだそう。朱色に輝く姿からは、神戸大空襲や阪神大震災など、幾度の震災を乗り越えた力強さをも感じられるでしょう。
緑あふれる生田の森はリラックス効果ばつぐん!
生田神社へ参拝するなら、境内の北側に広がる生田の森も散策してみましょう。別名鎮守の森とも呼ばれており、緑豊かな自然に囲まれながらリラックスした時間を過ごすことができます。枕草子をはじめとする数多くの書物にも記載されており、かねてより名勝地としても有名です。
源平合戦の戦場としても知られており、1184年2月には平家軍が生田の森に陣を構え、そこに義経勢が攻め入ったことから、須磨一の谷から生田の森一帯が戦場となったと伝えられています。当時の情景を感じられる貴重なスポットなので、歴史ファンにとっても一度は訪れたい場所と言えるでしょう。
稲荷神社や大海神社などの末社にも忘れず参拝を
生田神社には、稚日女尊を祀る本社殿のほかにも境内外合わせて14のお社があります。それぞれ異なる神様を祀っており、生活守護・食物・稲の神を祀る稲荷神社や海上安全・交通安全の神を祀る大海神社など、授かれるご利益も実にさまざま。
ほかにも、農工業・五穀豊穣の神を祀る日吉神社や厄除開運の神を祀る八幡神社などがあるので、末社・摂社を参拝しながら境内を巡るのも良いでしょう。ふらっと歩いていると見逃してしまうので、地図を見ながら散策するのがおすすめですよ。
かわいらしいピンクの水みくじで運試しはいかが?
生田神社に来たらぜひ引いていただきたいのが、こちらのピンクの水みくじ。多くのカップルや女性から人気を集めており、よく当たると評判です。
水みくじは授与所で授かることができ、生田の森にある池におみくじを浸します。池に浮かべるとすぐに文字が浮かび上がり、恋愛・旅行・金運といった項目別にメッセージを確認できますよ。
水みくじは、池の横にある結び所で結んでも、持ち帰って保管してもOK!もちろん普通のおみくじも授与していますが、せっかくであれば水みくじで運試しに挑戦してみては?
恋愛成就・縁結びのお守りや御朱印もチェックして
生田神社の授与所では、恋愛成就・縁結び・金運などさまざまなご利益のあるお守りや御朱印を授かることができます。なかでもおすすめなのが、縁結び守のたまきです。
稚日女尊の象徴である糸に、良きご縁が永遠に続くことを祈念して奉製されたお守りで、男女の縁のほか友人や仕事といった縁結びのご利益があるとされています。
またコロナ以降には、神戸創業のブランド・ファミリアとのコラボお守りや御朱印長、絵馬なども授与しており、地元民を中心に人気を集めています。見た目も非常にかわいらしいので、訪れた際はぜひチェックしてみてくださいね。
生田神社観光に最適なシーズンは?
生田神社は、毎朝7時に開門し17時頃に閉門(夏場は18時)します。基本的には1年を通して快適に参拝できますが、おすすめは桜が咲き乱れる春の季節。反対にお正月は多くの参拝客で混雑するため、初詣が目的の場合以外は避けたほうが良いでしょう。ここからは、生田神社観光に最適なシーズンを詳しく解説します。
ベストシーズンは、境内に桜が舞い散る4月!
生田神社のベストシーズンは、桜が舞い散る春の季節です。生田神社の境内外には何本もの桜の木が植えられており、お花見スポットとしても毎年注目を集めています。特に朱色の楼門と桜のコントラストがうつくしいと評判なんですよ。
3月下旬から4月ごろには枝垂れ梅や紅白梅なども咲いているので、ゆっくりとお花見を楽しむのも良いですね。
初詣期間は多くの参拝客で混雑
1月1日から3日までの初詣期間は、毎年多くの参拝客で混雑するため注意が必要です。全国から約100万人もの参拝客が訪れると言われており、本社殿への参拝に長時間並ぶことも少なくありません。初詣が目的でない場合は、基本的にお正月を避けて訪れましょう。
ちなみに生田神社では大晦日に一度門が閉められ、1月1日午前0時前に宮司が打つ初太鼓と共に開門して新年を迎えます。3が日は多くの屋台が出店しにぎわいを見せるので、いつもとは違った雰囲気を楽しめますよ!
生田神社へのアクセス・行き方!何駅で降りる?
生田神社は神戸の市街地に位置しているため、比較的アクセスに優れています。JRまたは阪急電車で行くのが一般的ですが、最短で向かいたい方はタクシーや車を利用するのもおすすめです。ここでは、電車・タクシー・車それぞれの行き方を解説します。
最も一般的な移動はJRまたは阪急電車
生田神社まではJRや阪急電車を使って移動するのが一般的です。各線三宮駅から北へ徒歩約10分、JR(新幹線)・新神戸駅からは南へ徒歩約20分で到着します。
新神戸駅からの場合は少し遠いので、特別な理由がない限りは三宮駅からアクセスすると良いでしょう。料金は乗車駅によって異なるため、ルートと共に確認しておくのがおすすめ。三宮駅周辺は繁華街となっているので、ランチやショッピングなども楽しめますよ。
最短で向かいたいならタクシー
最短で生田神社まで向かいたいなら、タクシーを利用するのもひとつの方法です。JR新神戸駅からの所要時間は約5分、料金は約1,100円が目安。1人で利用する場合はコスパが悪いですが、大人数で観光する場合は比較的お得と言えるでしょう。タクシーであれば、荷物が多くても楽に移動できるのがうれしいですね!
車での観光もおすすめ!参拝者専用駐車場を利用可能
レンタカーで神戸観光を楽しんでいる場合は、車で生田神社へアクセスする方法もあります。車での所要時間はJR・新神戸駅から約5分、神戸空港から約20分が目安です。
有料ではありますが参拝者専用の駐車場もあるので、駐車場所を探す必要もありません。しかし、深夜0時から午前7時までは入出庫不可なので、万が一早朝に訪れる場合は注意しましょう。
生田神社観光における注意点
最後に、生田神社を観光する際の注意点を2つお伝えします。トラブルなく参拝するためにも、ぜひチェックしてみてくださいね!
神社での写真・動画撮影時はマナーを守ろう
生田神社で写真・動画撮影をする際は、神社から提示されているルールを守ることが大切です。騒音や振動を伴う撮影はしない、長時間特定の場所を占有しないなど基本的なマナーは必ず厳守するようにしてください。
なお、社殿内や生田神社会館内での写真撮影は、結婚式・お宮参り・七五三などでご祈祷を受ける方に限られています。一般的な参拝では撮影禁止となっているので注意しましょう。
カップルで行くと別れるという怖いジンクスも?
縁結びや恋愛成就などのご利益を授かれる生田神社ですが、カップルや夫婦で行くと別れるというジンクスもあります。なんでも、仲睦まじい男女で訪れると主祭神である稚日女尊が嫉妬して別れさせるんだとか。とはいえ単なる噂なので、あまり心配し過ぎなくても問題ないでしょう。
生田神社の観光を満喫しよう
この記事では、生田神社の観光に関する歴史やご利益、見どころ、アクセスなどをご紹介しました。生田神社は、観光客はもちろん地元民からも厚い信仰を集める人気パワースポットです。
ぜひ紹介した情報を参考に、生田神社の観光を満喫してみてくださいね!
生田神社の基本情報 | |
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住所 | 〒650-0011 神戸市中央区下山手通1丁目2-1 |
電話 | 078-321-3851 |
営業時間 | 9:00~17:00(社務所) |
休業日 | なし |
アクセス | 各線三宮駅から徒歩約10分 |
料金 | 境内自由 |
公式サイト |
cover photo by Unsplash