【2024年最新】滋賀のおすすめ美術館8選！おしゃれなスポットを厳選

滋賀にはおしゃれな美術館がいっぱい！

日本のほぼ中央に位置する滋賀県は、その面積の約6分の1を琵琶湖が占める水と緑豊かな県です。その一方で、古くから数多くの寺社があったり戦国時代の下剋上の舞台にもなったりと歴史もあり、さまざまな楽しみ方ができます。

滋賀県は大きく7つのエリアに分かれており、なかでも県庁所在地のある大津エリアは、湖上交通の要衝として栄えた歴史もあり、風光明媚な景色が楽しめますよ。また延暦寺や三井寺、西教寺の天台三総本山があるのもこのエリアです。

湖南エリアは、平安時代の狛坂磨崖仏や奇岩などが見どころの金勝山でのハイキングだけでなく、おしゃれなお店も多いのでランチやディナーにもおすすめ！また甲賀忍者の里のある甲賀エリアは信楽焼きも有名です。

ほかにも織田信長ゆかりの地の東近江エリアや彦根城のある湖東エリア、レトロな街並みが散策にぴったりな湖北エリアなど魅力もさまざま。

そんな滋賀県には、観光やデートにぴったりな美術館もたくさん！滋賀ゆかりの作品を展示している美術館から、世界の古美術品を鑑賞できる美術館など多岐にわたります。子連れにぴったりな美術館や写真映えするおしゃれな美術館もあるので、本記事を参考に観光の候補先としてぜひ参考にしてみてくださいね。

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滋賀のおすすめ美術館8選

滋賀旅行に来たら、ここには行っておきたいというおすすめの美術館をピックアップ！所蔵しているアート作品はもちろんのこと、その外観のデザインも特徴的なので、美術館をまるごと鑑賞するのがおすすめですよ。

また美術館によっては、展示替えのため休館することもあったり、時期によってさまざまな企画展示を行っていたりすることもあるので、必ず事前に最新情報を確認のうえ、行くようにしましょう！

佐川美術館（守山市）

外観の建築美にも注目のおしゃれな美術館

佐川美術館は、眼前に琵琶湖を望む近江・守山の地に1998年にオープンした美術館。JR湖西線堅田駅からバスで約15分で到着します。

3つの棟からなる佐川美術館は、敷地内のほぼ全域を占める水庭に浮いているように設計されており、四季折々で違った幻想的な景色が楽しめる点も高く評価されているおしゃれで洗練された美術館です。

また、佐川美術館は日本画家の巨匠でシルクロードシリーズで有名な平山郁夫や、人間の美を追求した作品をつくり続けた彫刻家の佐藤忠良、樂焼の家系の十五代目として前衛的な作風が特徴の陶芸家の樂直入（らく・じきにゅう）の作品を中心に展示しています。

彼らの作品だけでも十分見ごたえがありますが、時期によっては企画展示も行っており、半日以上楽しめる美術館ですよ。館内には水庭を眺めながら過ごせるコーヒーショップも併設しているので適度に休息しながら、時間が許す限り作品を楽しんでくださいね。

MIHO MUSEUM／ミホ ミュージアム（甲賀市）

自然と調和したストーリー性のある美術館

甲賀市・信楽（しがらき）の山中にひっそりとたたずむMIHO MUSEUMは、中国の古典『桃花源記』に出てくる桃源郷をモチーフにつくられたおしゃれな美術館です。そのデザインはルーヴル美術館のガラスのピラミッドを設計したことで有名なI.M.ペイによるもので、桜に包まれた遊歩道から美術館へいたる道はなんとも幻想的な光景で、美術館へ入る前からワクワクします。

また外観からも分かるとおり、建物全体の約80パーセントは地中に埋設されており、山などの自然に調和したデザインも特徴です。

MIHO MUSEUMでは“美術を通して、世の中を美しく、平和に、楽しいものに”をコンセプトに茶道具や神道・仏教美術、書画、陶磁器、漆工などの日本美術から世界の古代美術などを展示しています。MIHO MUSEUMだけで世界中の美術を鑑賞できるのでぜひ行ってみてくださいね。

滋賀県立美術館（大津市）

子連れにもおすすめ！公園のなかにある美術館

大津市にある滋賀県立美術館は、びわこ文化公園のなかにある美術館として多くの市民に親しまれています。“公園のなかのリビングルーム”、“リビングルームのような美術館”をコンセプトに、くつろぎの場所という位置づけの美術館です。

県立の美術館としてはコンパクトではありますが、日本画家の小倉遊亀（ゆき）や染織家の志村ふくみのコレクションは国内でも随一で、見ごたえばつぐんです！滋賀県立美術館は公園で遊びながら、ふらっと立ち寄って、気軽に美術鑑賞したり、ワークショップに参加したりできる良い意味で敷居の低い美術館です。

2021年のリニューアルに際し、キッズスペースやラボなども併設しているので、アートに興味を持ってきた子どもと一緒に観光するのはいかがでしょうか？

滋賀県立陶芸の森陶芸館（甲賀市）

国内外の陶芸作品が鑑賞できるおすすめ美術館

滋賀県甲賀市にある滋賀県立陶芸の森陶芸館はその名のとおり、陶芸品などのやきもの専門の複合施設です。滋賀県立陶芸の森は、信楽産業展示館、創作研修館、作品を屋外展示している広場、そして陶芸美術館の大きく4つに分かれています。

陶芸館（陶芸美術館）では、陶芸を中心に、信楽焼だけでなく世界の陶芸など、さまざまなテーマの展覧会を随時開催しています。

陶芸館（陶芸美術館）だけでも十分楽しめますが、せっかく来たのであれば、信楽産業展示館にあるレストラン銀月舎もおすすめ。信楽焼の羽釜で炊いたおむすびランチが好評なのだそう！

また陶芸館（陶芸美術館）に併設しているミュージアムショップ・6sensesでは、陶器製のガチャガチャや、オリジナルグッズも販売しているので一緒に立ち寄ってみてくださいね。

日登美（ひとみ）美術館（東近江市）

イギリス人陶芸家バーナード・リーチの作品を多数展示

日登美美術館は、大阪に本社を持つアパレルメーカーの日登美株式会社の創設者である図師礼三氏が建設した美術館。

館内は図師礼三氏がこれまで集めてきた作品を中心に、大小3つの展示室でさまざまな作品が鑑賞できるようになっていますよ。なかでもイギリス人陶芸家であるバーナード・リーチに関する作品の所蔵数は国内随一なのだとか！

ほかにも水彩画『ハムステッド・ヒースの風景』や代表作『ガレナ釉筒描獅子文大皿』なども稀少なのでぜひ鑑賞したいところ。半年単位で企画展示も行っていますよ。また、隣にはワインやパンを販売しているヒトミワイナリーもあるので、カップルのデートにもおすすめです。

ボーダレス・アートミュージアムNO-MA（近江八幡市）

ボーダレスに作品を鑑賞できるおすすめ美術館

ボーダレス・アートミュージアムNO-MAは、レトロな街並みが多く残る滋賀県近江八幡市に、近江八幡の町屋・野間邸をリノベーションしてつくられた美術館です。

美術館の名前にもなっている、ボーダレスをコンセプトに、障害のある人たちによる造形表現や現代アートなどを展示したり、数々のワークショップなどを行ったりしています。作品を通じて、芸術とはなにか、表現とはなにかを考えながら鑑賞することにボーダレス・アートミュージアムNO-MAの醍醐味があります。

作品はもちろんですが、ボーダレス・アートミュージアムNO-MA周辺はレトロな街歩きもできるので、観光も楽しんでくださいね。

成田美術館（長浜市）

ルネ・ラリックのガラス作品を鑑賞できる美術館

滋賀県長浜市にあるコンパクトでおしゃれな成田美術館は、20世紀初頭に活躍し、近代ガラス工芸家の中で世界で五本の指に入るとも名高いフランスのガラス工芸作家ルネ・ラリックの作品を関西で唯一展示している美術館です。

館内は美術館らしい落ち着いた雰囲気で、作品ひとつひとつがライトアップされており、作品に集中できるようになっています。なかでも香水瓶の展示が多いのが特徴で、当時フランスでは香水瓶を持ち歩いて、香水を瓶に直接入れてもらうのが主流で、ラリックも多数制作を依頼されていたのだとか！さまざまな形の美しい香水瓶は見ていて楽しいですよ。

さらに光で色が変化する『亀』や、1つの作品でさまざまな色の濃淡を楽しめるオパレッサンガラスを使用した『スズラン』なども見られるので、時間が許す限り、ゆっくり鑑賞してくださいね。

膳所焼（ぜぜやき）美術館（大津市）

徳川家との関わりもある膳所焼を展示・販売する美術館

膳所焼美術館は、江戸時代初期に小堀遠州の教えで生まれた膳所焼を展示・販売している美術館です。膳所焼は、最盛期には徳川3代目将軍・家光への献茶に用いられるほど当時は名を馳せていましたが、次第に衰退。現在知られている膳所焼は大地主・岩崎健三が財産を投じて復興したものなのだとか！膳所焼美術館ではその歴史を垣間見ることができます。

また膳所焼美術館は、かつて岩崎家の別邸があった場所であり、現在でも庭園や茶室を鑑賞できる現代和風建築の美術館です。さらに大きな皮葺屋根の門構えも力強く見ごたえばつぐん！

また入館者はお抹茶もいただけるので、雅な空間で庭園を眺めながらゆっくり過ごせますよ。

滋賀の美術館を訪れてアートな観光を満喫！

この記事では、滋賀のおすすめ美術館を紹介しました。さまざまな時代のアート作品や芸術品を見て触れて豊かな時間を過ごせる美術館はおすすめの観光スポットです。

ぜひ紹介した美術館を参考に、滋賀旅行のスケジュールを立ててみてくださいね！

cover photo by pixabay