初めての新潟観光！1泊2日のおすすめモデルコースを紹介

新潟観光！1泊2日のおすすめモデルコースを紹介

新潟県は、全国で5位の広さを誇る県。そのため事前にしっかり計画を立てないと、効率よく回れません！1泊2日で新潟の歴史や文化に触れ、山も海も両方楽しむためには、1日目は海、2日目は山といったようにエリアを決めると効率的！美味しいお米はもちろんのこと、お米を原料とした日本酒や山海の味覚を堪能できるので、食事のプランもしっかり計画しておきましょう。

広い新潟県はいくつかのエリアに分けられますが、今回は新潟駅周辺のエリアを中心に、1日目はJR新潟駅から気軽に回れるスポット、2日目は少し足をのばしたスポットを回るモデルコースを紹介します。

新潟観光1日目のモデルコース

新潟県内には鉄道もありますが、1泊2日で効率的に観光スポットを周り、新潟駅周辺から少し足をのばすならやはりレンタカーの利用がおすすめです。

新潟駅からは、駅に近い主要観光スポットを巡る新潟市観光循環バス​​も発着し、バス網が充実しているので、交通費を節約するためには1日目は公共交通機関を使い、少し足を伸ばす2日目だけレンタカーを利用する方法もおすすめです。

それでは、新潟観光1日目のスケジュールをご紹介していきましょう。

【10:00】新潟駅到着

新潟観光スタート！

首都圏から新潟に向かう場合、上越新幹線を利用して新潟駅に到着するのが一般的です。新潟駅は新潟市の中心部にあり、上越新幹線のほか信越本線、白新線、越後線といった在来線の発着駅になっています。

関西方面などからは鉄道に加え飛行機も利用できますが、新潟空港から新潟駅までは連絡バスで23分程度なので、近くて便利。

駅周辺は新潟市内や県内の各方面、そして県外へ向かうバスターミナルもあり、交通の要所として機能しています。商業施設やホテルも数多く集まっているので、ホテルは駅周辺で探すと便利ですよ！

新潟駅に到着したら、さっそく最初の観光スポットへ向かいましょう！

【11:00】新潟市水族館 マリンピア日本海

日本海側有数の規模を誇る水族館

新潟市水族館 マリンピア日本海​​は、新潟駅からバスでおよそ20分の距離にあります。車を利用した場合は、国道経由で所要時間は13分程度です。

約500種2万点の海の生き物たちを飼育している、日本海側有数の規模を誇る水族館で、おすすめスポットは、日本海で生息する約40種の魚類を展示する日本海大水槽！水槽の下はマリントンネルになっていて、海中散歩気分が味わえますよ！

イルカショーが毎日開催されているほか、子どもたちに大人気のペンギンやアザラシもいるので、家族連れには特におすすめ。イルカショー（所要時間約10～15分）を含め、約2時間弱あればゆとりを持って楽しめます

【13:15】みなとのマルシェ ピアBandai

新潟の山の幸、海の幸が大集合！

新潟市水族館 マリンピア日本海から少し新潟駅に戻る場所にあるみなとのマルシェ ピアBandai。この施設がある信濃川にかかる萬代（ばんだい）橋近辺には、多くの人気観光スポットが集中しています。車を利用すれば水族館からは国道経由で約13分、公共交通機関を利用する場合はバスがあり、水族館前バス停から新潟駅行きに乗車し、万代シテイ［BC前］​​で下車してから徒歩11分ほどかかるので、トータルではおよそ33分かかります。

みなとのマルシェ ピアBandaiは、観光客だけなく地元の人々でも賑わう日本海側最大級の旬鮮市場。近郊の港で水揚げされた獲れたて海の幸を直売しているほか、新潟の特産品であるお米や日本酒、ブランド牛やスイーツなどなんでもそろっています。

【14:00】ランチはバーベキューやお寿司を楽しもう！

新潟の美味しい物が大集合！ランチはここで決まり

新潟駅を出発して水族館を周り、みなとのマルシェ ピアBandaiで買い物を楽しんだら、時刻はランチタイム。新潟の美味しいものが大集合しているマルシェ ピアBandaiで食べるしかありませんよね！

マルシェ ピアBandaiには、新鮮な日本海の幸を使った海鮮寿司や海鮮居酒屋、そして肉にも負けない美味しいご飯を使ったステーキ丼専門店からカフェまで勢揃い！春から秋にかけてはバーベキューも楽しめるので、何を食べようか迷ってしまいますね！

ここでの所要時間は、買い物とランチを合わせて2時間弱あればいいでしょう。お腹が空いていれば、まずは食事をしてからゆっくりと買い物を楽しみましょう。

【15:30】Befcoばかうけ展望室

高さ150メートルから新潟市街地や日本海、佐渡島まで一望！

みなとのマルシェ ピアBandaiから徒歩で約13分、車を利用すればわずか約4分という近い場所にある万代島ビル（通称：朱鷺メッセ）。このビルの最上階にあるのがBefcoばかうけ展望室です。

日本海側随一の高さを誇るビルだけに、その眺望はばつぐん！新潟市街地はもちろんのこと、天気がよければ日本海に浮かぶ佐渡島や五頭（ごず）連峰などの眺望が楽しめます。しかも営業時間は8時から最終入場が 21時30分までなので、夜景もバッチリ！入場無料なのもうれしいですね。

ちなみにそのユニークな名称は、スポンサーの企業名とその企業を代表するみんなが大好きなあの大人気のせんべいの名前からつけられたものですよ！

【16:00】What’s NiiGATA モニュメント

写真映えバッチリのモニュメント！

Befcoばかうけ展望室から徒歩で約4分の万代テラスにあるのが、写真映えスポットとして観光客の人気を集めているWhat’s NiiGATA モニュメント​​です。

これは、新潟開港150周年のメモリアルプロジェクトの一環として2019年に誕生したもの。ここで写真を撮れば新潟観光のよき思い出になるだけではなく、英語の「i」の下にカップルで入れば、まさに愛があふれる1枚が撮影できそうです。

このモニュメントの近くには、新潟市出身の歌手・小林幸子さんの手形モニュメントやトリックアートなども設置されているので、合わせて楽しんでくださいね！施設は終日解放。クリスマスシーズンにはライトアップされることもあります。

【17:00】ぽんしゅ館 新潟驛店

気軽に利き酒体験をしてお気に入りの1本に新潟で出会う！

数多くの銘酒の中から、自分だけの1本を選ぶためにチャレンジしたいのが利き酒です。ぽんしゅ館 新潟驛店は新潟駅の構内にある、越後の銘酒にこだわった日本酒専門店。「唎酒（ききざけ）番所​​」と名付けられた、ワンコイン（コインは受付にて500円で5つのコインと交換）で気軽に利き酒を楽しめるコーナーでは、新潟県内の全ての酒蔵の代表銘柄を利き酒できるので、くれぐれも飲み過ぎにはご注意を！

そのほかお酒を使ったお菓子など、厳選した新潟のお土産も販売。What’s NiiGATA モニュメントからは徒歩で約16分、車利用で約5分、バス利用の場合は万代テラスから乗車して新潟駅下車で所要時間は約12分です。駅ナカなのでここに来る前にレンタカーを返却すれば、ドライバーも安心して飲めますね！

【19:00】夕食は「わっぱ飯 田舎家」で新潟名物を堪能！

新潟の名物料理「わっぱ飯」発祥の店！

旅の楽しみといえばやはり食事！夕食は新潟の名物料理が堪能できるお店に足を運びましょう。わっぱ飯 田舎家は、新潟の名物料理のわっぱ飯の発祥の店として知られています。

わっぱ飯のわっぱは器を指しているもので、スギやヒノキなどの生の木の板を曲げ、継ぎ目を山桜の皮で綴じた​​曲げわっぱの中にご飯を入れて蒸しあげ、その上に鮭やいくらなどがたっぷりのせられたもの。米どころ新潟の美味しいお米は、蒸しても格別の美味しさです。

そのほかにも同店では、新潟の名物料理であるのっ平、神馬藻（じんばそう）、そしてとれたての海産物を使った料理を堪能できます。バス利用ならば、最寄りの古町バス停までは新潟駅から約5分。そこからは徒歩約5分です。

【21:00】JR東日本ホテルメッツ 新潟

駅から徒歩約1分の好立地のホテル

1日目の観光スポットはどれも新潟駅から近く、徒歩でアクセスできる場所もあります。そこでホテルは新潟駅近くが便利！JR東日本ホテルメッツ 新潟​​は駅から徒歩わずか約1分の好立地で、ビュッフェ形式の朝食では、ご飯には魚沼産コシヒカリを使い、おかずは和食を中心に新潟の郷土料理も提供するなど充実しているのがポイント。

お部屋もビジネスホテルでありながら、広さはシティホテル並みのゆとりを確保。ベッドは寝心地に定評があるシモンズ社製ベッドなので、一晩ぐっすりと寝て旅の疲れを癒し、残り1日を充実して過ごせそうです。

今回のモデルコースなら、ぽんしゅ館 新潟驛店からホテルにチェックインして、その後夕食に出るのもおすすめです。

新潟観光2日目のモデルコース

新潟観光2日目は、駅周辺から少し足を延ばしたコースを紹介します。新潟駅からのアクセスはそれぞれ悪くはないのですが、スポット間の移動が公共交通機関だと時間がかかるので、2日目はレンタカーの利用が便利です。

【10:00】旧齋藤家別邸

日本遺産にも​​登録された名邸・名園

2日目は、新潟駅から約2.6キロ離れた場所にある「旧齋藤家別邸」からスタート。ここはかつて新潟三大財閥の一角に数えられた豪商・齋藤喜十郎が1918年に建てた別荘で、総敷地面積は1,300坪、日本遺産にも認定されています。

庭屋一如（ていおくいちにょ）という、庭園と建物を一体のものと捉える考え方に基づいて造られており、紅葉の季節に邸宅から眺める庭先の風景は息をのむ美しさです。

新潟駅からは車利用なら約8分、バスは新潟市観光循環バス​​利用の場合で北方文化博物館新潟分館前下車で徒歩約1分​​で所要時間は約18分。観覧の所要時間は1時間程度です。

【11:30】新潟せんべい王国

大きなおせんべいへのお絵描き体験が大人気！

次は本格的に駅周辺から離れて、新潟せんべい王国に向かいます。ここは旧齋藤家別邸からは車で約20分、公共交通機関を利用した場合はバスで一度新潟駅まで戻り、そこから新潟競馬場行または新発田営業所行で濁川（にごりかわ）中学校で下車して徒歩1分、所要時間は約1時間前後かかります。

新潟せんべい王国​​は熱烈なファンが多い人気米菓「ばかうけ」を製造・販売する栗山米菓直営のせんべいテーマパーク。工場見学、試食、おせんべいを焼いたり絵を描いたりといった各種体験も楽しめます。

開業時間は9時30分～16時​​で、入場無料なのもうれしいですね！滞在時間の目安は体験の内容にもよりますが、1時間30分程度あると安心です。

【12:40】お昼は彌彦神社の近くで召し上がれ！

寺泊港で水揚げされた新鮮な魚介類を扱う店が多い！

2日目のランチは、午後に訪問する彌彦（やひこ）神社の近くがおすすめ。​​新潟せんべい王国​​から彌彦神社​​へは、車の場合海沿いの国道を走って約47分。

彌彦神社​​近くでは、門前に店を構え、自家製手打ちそばが名物の「蕎寿庵（きょうじゅあん）」、彌彦駅から徒歩約8分の場所にあり、寺泊港などであがる地魚をネタに使った寿司がお手頃価格で味わえる「寿司割烹 いろは寿し」などがおすすめです。

新潟観光の際は、ぜひ地元で人気の飲食店にも足を運んでみてくださいね！

【14:00】彌彦神社

縁結びの神様として知られる新潟一のパワースポット

彌彦神社は創建から2400年以上の歴史を有し、万葉集にも詠われている古刹。御祭神は、天照大神の曾孫にあたる天香山命（あめのかごやまのみこと）。新潟一のパワースポットとも呼ばれ、「おやひこさま」の愛称で地元の人の信仰を集めています。

天香山命と妃神様はとても夫婦仲が良かったと伝えられていることから、現在では縁結びの名所として知られています。願い事が叶うか試したいなら、火の玉石（重軽の石）を持ち上げてみて。軽いと感じたなら願いは成就し、重いと感じたなら成就は難しいとされています。

彌彦神社にはガイドツアーもあり、所要時間は1時間程度。2日前までに弥彦観光協会​​に申し込みが必要で、料金は宝物殿入館料やこんにゃく代金が含まれ​​て大人500円です。

【15:15】弥彦山ロープウェイ

山頂付近まで5分で運んでくれる便利なロープウェイ

彌彦神社の境内から続く「万葉の道」を歩いて15分ほどの場所に山麓駅​​がある、弥彦山ロープウェイ​​。所要時間約5分で山頂駅まで運んでくれます。

山頂駅は弥彦山の8.5合目にあたる部分にあり、駅周辺は弥彦山頂公園として整備されています。高さ100メートルの回転昇降展望塔「パノラマタワー」があり、天気がよければ越後平野や日本海、そして佐渡島までを一望できますよ！

健脚なら、山頂駅から徒歩約15分の弥彦山山頂へ。彌彦神社御神廟​​があり、こちらも縁結びのパワースポットとして参拝客を集めています。滞在所要時間の目安は山頂まで​に行くかどうかでも変わりますが、行くのであれば1時間程度はみておきましょう。

【17:00】新潟駅へ

新潟駅で最後のショッピングを楽しもう！

いよいよ楽しかった1泊2日の新潟旅行も終わりです。彌彦神社を起点とすると、新潟駅までは北陸自動車道経由で車で約41分。

新潟駅では2024年にCoCoLo新潟​​がグランドオープンし、土産店や新潟県を代表する菓子や酒造メーカーの直営ショップなど50店が集合。ハッピーターンの販売店では、新潟駅限定販売の「ハッピーターン佐渡バター風味」と「新潟駅限定ハッピーターンアソート」​​も販売されており、新幹線に乗る前に最後のショッピングが楽しめますよ！

​​1泊2日で新潟観光をたっぷり満喫しよう！

この記事では、1泊2日で楽しむ新潟観光のモデルコースをご紹介しました。今回は時間が限られているので、新潟駅から比較的近いエリアの観光スポットを紹介しましたが、新潟には佐渡や長岡など、魅力的な場所がまだまだたくさんあります。

まずは新潟の魅力を体感するファーストステップとして、ぜひ紹介した情報を参考に、新潟観光をを満喫してみてくださいね！

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