【2024年最新】日本三大花火とは？見どころやアクセス、おすすめの花火大会を解説

日本三大花火とは？

日本三大花火大会とは、長岡まつり大花火大会、全国花火競技大会 大曲の花火、土浦全国花火競技大会の3つの花火大会のことを指します。どれも大きな花火大会で歴史が深く、毎年多くの人で賑わう夏の風物詩です。

今回はそんな日本三大花火大会をより楽しめるように、見どころやアクセスもご紹介しています。そのほかにも一度は見に行ってみてほしいおすすめの花火大会をピックアップしてみたので、ぜひ花火大会を楽しむ際の参考にしてみてくださいね。

日本三大花火の見どころ、開催時期はいつ？

人生で一度は見に行ってみたい、日本三大花火大会の見どころや詳細をご紹介！2日間楽しめる長岡まつり大花火大会、花火師たちの技術を競い合う全国花火競技大会 大曲の花火、美しいスターマインが見どころの土浦全国花火競技大会と、どれも魅力満載です。

長岡まつり大花火大会（新潟県長岡市）

フェニックス花火や正三尺玉が有名な花火大会

長岡まつり大花火大会は、フェニックス花火や正三尺玉が有名な花火大会です。1879年からはじまった花火大会は、時を重ねていくにつれ慰霊・復興・平和に祈りをこめた花火大会として現在まで続いています。

毎年8月2、3日に開催されていて、2日間で約2万発が打ち上げられます。信濃川の河川敷を利用して打ち上げが行われるので、よりワイドな花火を楽しめるのが特徴です。

長岡まつり大花火大会といえば、フェニックス花火と正三尺玉。フェニックスは平原綾香のジュピターにあわせて約5分間花火が打ち上げられ、思わず涙がでてしまうほどの迫力！正三尺玉はその大きさと音を一度体験してしまうと、他の花火が小さく見えてしまうほどの迫力満点の花火です。

2日間開催される長岡まつり大花火大会は、それぞれ2日間でプログラムが変わります。両日ともにフェニックス花火や正三尺玉を見ることができるので、もしどちらの日にするか迷った時は、両日ともに応募するのがおすすめです。

コロナ禍以降は川沿いがすべて有料席となり、毎年5月ごろに申し込みと抽選が行われています。市民でも席が確保できないほど倍率が高く、もし抽選に外れてしまった時は、キャンセルがでると追加でチケットが販売されるので、HPを定期的にみておきましょう。

また長岡駅から会場まで歩いて25分ほどかかり、会場周辺は交通規制されるので、帰宅にとても時間がかかります。とくに長岡駅から電車もしくは新幹線でその日に帰る方は、最後まで見ると入場規制で駅に入れず電車を逃すこともしばしば。周辺ホテルは1年前から埋まっているので、フェニックス花火や正三尺玉3連発をみたら駅に向かうことをおすすめします。

全国花火競技大会 大曲の花火（秋田県大仙市）

花火師たちの技術を競い合う全国花火競技大会

全国花火競技大会 大曲の花火は、秋田県大仙市で開催される花火師たちの技術を競い合う全国花火競技大会です。1910年に諏訪神社の祭典の余興として開催されたのをきっかけに、毎年60万人以上が訪れる大きな花火大会になりました。

各花火はデザイン、色彩などの視点で審査が行われ、優秀者には内閣総理大臣賞をはじめとして、経済産業大臣賞・中小企業庁官賞・文部科学大臣賞・観光庁長官賞が授与される、日本最高峰の花火競技大会でもあります。夏以外にも春と秋に花火競技大会が開催されており、1年を通して花火を楽しめるのも特徴です。

昼花火の部と夜花火の部があり、その2つの演目の総合で賞が決まります。現在、昼花火が見られるのは全国花火競技大会 大曲の花火のみとなり、とても貴重です。夜花火は十号玉2発と色彩・リズム・立体感・構成などが富んだ創造花火が打ち上げられます。競技大会の要素があるため、最新の技術でつくられた花火や高い芸術性のある花火を楽しめますよ。

花火競技大会の開催時は、朝から周辺道路の交通規制がかかり、終了後は100メートル歩くのに10分かかるなど大変混雑します。車で行く場合は混雑がおさまった日付を超えたあと、徒歩で駅に向かう場合も打ち上げ途中か混雑がおさまったころに移動するのがおすすめです。

移動が大変なこととあわせて夜は涼しくなるので、当日は浴衣や動きにくい服装ではなく、歩きやすくあたたかい格好で行きましょう。

土浦全国花火競技大会（茨城県土浦市）

美しいスターマインが打ち上がる花火競技大会

土浦全国花火競技大会は、3部門でそれぞれ花火の美しさを競う花火競技大会です。慰霊と地元の経済活性化を目的にはじまり、現在では「スターマイン日本一」を決める大会とも言われています。

競技大会としてスターマインの部・10号玉の部・創造花火の3部門が行われ、その後余興花火が打ち上げられます。3部門の中でもスターマインの部は、数百発の花火が連続で打ち上がり、華やかでリズミカルなプログラム。競技会後に行われる余興花火では、音楽にあわせて花火を打ち上げるワイドスターマイン「土浦花火づくし」が迫力満点です。

周辺の道路は当日の午前中から混雑するので、公共交通機関の方がスムーズに行くことができます。車で行く場合は有料駐車場の事前予約が可能なので、当日すぐ駐車できるように事前に予約しましょう。

電車で行く場合、JR土浦駅から花火大会会場まではシャトルバスが運行されていてとても便利です。花火大会終了後は駅周辺が混雑して、特急券を持っていても駅構内に入れないことがあります。確実に帰りたい場合は、花火大会の終了前に会場を出るのがおすすめです。

日本三大花火以外のおすすめ花火大会

日本三大花火大会のほかにも、全国ではたくさんの花火大会が開催されています。そのなかでもおすすめしたい花火大会を3つご紹介。大都会であがる花火大会や湖のほとりで見ることができる花火大会、テーマパークで打ち上げられる花火大会と、花火大会と一緒に観光も楽しめますよ。

諏訪湖祭湖上花火大会（長野県諏訪市）

湖の上に打ち上がる花火を楽しめる花火大会

諏訪湖祭湖上花火大会は、諏訪湖の上に約4万発の花火が打ち上げられる花火大会です。打ち上げ数は日本一で、山に囲まれた場所で打ち上げられるので、音が反響しより迫力満点の花火を見ることができます。

中でも必ず見たいのは「Kiss of Fire」。ここでしか見ることができない半円の花火が打ち上がるフィナーレの花火です。水面に半円の花火が映りとても幻想的なプログラムなので、ぜひ最後まで見てみてください。

諏訪湖は毎年7月下旬から8月下旬まで毎日15分ほど花火が打ち上がるので、夏はいつ訪れても花火を楽しめますよ。

隅田川花火大会（東京都）

大都会の街中で見ることができる花火大会

隅田川花火大会は、大都会の中で打ち上げられる花火大会です。約2万発打ち上がる花火大会で、スカイツリーと一緒に花火が見られることから毎年多くの人で賑わっています。有料席の用意もあり、一瞬で売り切れてしまうほど人気です。ほかにも​​東京スカイツリー展望デッキや屋形船、近隣のレストランと倍率はこちらも高いですが、優雅な花火鑑賞を楽しめる場所もあります。

穴場スポットもたくさん紹介されているので、気軽に花火を楽しみたい方は穴場スポットを探してみてください。東京の花火大会ということで公共交通機関がとても混雑するので、最寄りの駅ではなく少し離れた駅まで歩いたり、混雑が落ち着くまで待機したりするのがおすすめです。

九州一大花火まつり（長崎県佐世保市）

一尺玉競演会が開催される花火大会

九州一大花火まつりは、ハウステンボスで開催される西日本最大級の花火大会です。毎年秋に2万2,000発の花火が打ち上がり、1年の中で1番ハウステンボスが賑わう日でもあります。日本の花火師と米国花火師による壮大なスケールの花火や、日本有名花火師30社が競い合う一尺玉競演会、クライマックスには5分間に5,000発打ち上がるワイドスターマインを楽しめます。

ハウステンボス内にはホテルも併設されているので、昼は園内を巡って夜は花火鑑賞、そのまま宿泊して翌日出発するのがおすすめです。

日本三大花火を満喫しよう

この記事では、日本三大花火を紹介しました。一生に一度はみてほしい日本三大花火や、各地で開催されている花火大会と、夏だけではなく1年を通して花火大会を楽しむことができます。

ぜひ紹介した花火大会を参考に、ご旅行のスケジュールを立ててみてくださいね！

cover photo by yuna