神田祭は日本三大祭りのひとつ!歴史や見どころなどを解説
東京を代表するお祭り・神田祭。東京都千代田区の神田明神で開催されており、規模が大きかったことから江戸時代では天下祭とも呼ばれていました。この記事では、神田祭の見どころや楽しみ方、アクセス方法、お祭りの注意点などを解説!ぜひ神田祭に参加する前に情報をチェックして、お祭りを楽しんでくださいね!
東京を代表するお祭り・神田祭。東京都千代田区の神田明神で開催されており、規模が大きかったことから江戸時代では天下祭とも呼ばれていました。
この記事では、神田祭の見どころや楽しみ方、アクセス方法、お祭りの注意点などを解説!ぜひ神田祭に参加する前に情報をチェックして、お祭りを楽しんでくださいね!
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神田祭の基本情報
東京を代表するお祭り・神田祭。まずは神田祭の概要や歴史、開催日時などの基本情報を解説についてします。
神田祭の概要や歴史は?
神田祭がいつから始まったかについては記録が残っておらず定かではありませんが、1614年〜1624年の元和のころまでは船渡御と呼ばれる、神様を乗せた船を川や海に渡す神事でした。
関ヶ原の戦いが起こった際に、江戸の総鎮守として崇敬されていた神田明神に武運の祈願をしたところ、ちょうど神田祭を行っていた9月15日に勝利したことから、縁起が良い祭りとして徳川家康から神田祭を今後絶やさないようにとの命がくだります。
神田祭は江戸城への入城も許可され、歴代将軍が上覧する盛大な祭りへと発展し、日枝神社の山王祭、富岡八幡宮の深川八幡祭りとともに江戸三大祭りのひとつに数えられています。さらに神田祭は祇園祭(京都)、天神祭(大阪)にならぶ日本三大祭りとしても人気を博していますよ。
現在では、2年に一度開催されており、氏神様を乗せた神輿を担いで行進し、各地を清める祭りとして地元の人や多くの観光客に愛されるお祭りです。
神田祭が開催される神田明神ってどんな神社?
神田祭の中心地となる神田明神(正式名称:神田神社)は、神田・日本橋・秋葉原・大手町・丸の内・旧神田市場・豊洲魚市場などの108町会の氏神様として親しまれています。
起源は730年にまでさかのぼり、出雲氏族の真神田臣(まかんだおみ)により創建されました。当時は現在の東京都千代田区大手町・将門塚周辺にあったのだとか!
時代を経て江戸幕府が開かれると、江戸総鎮守として江戸城の表鬼門守護の場所である現在の神田の地に遷座され、今でも多くの崇敬を集めています。
そんな神田明神のご祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、平将門命(たいらのまさかどのみこと)。
大己貴命はだいこく様とも呼ばれ、縁結びや夫婦和合といったご利益があります。少彦名命はえびす様とも呼ばれ、商売繁昌、医薬健康、開運招福の神様として信仰されていますよ。さらにまさかど様ともいわれる平将門命は、除災厄除のご利益があるとされています。
神田神社は現代の文化と融合しているのも特徴で、アニメとコラボした商品を販売していたり、アニメ『ラブライブ』の聖地としても人気のスポット。気になる人はぜひ足を運んでみてくださいね!
神田祭の開催日時は?
神田祭は、神田明神を中心に中央区日本橋一帯、千代田区神田一帯で行われる盛大な祭りです。2年に一度の開催であるため、次回は2025年・令和7年の5月ごろを予定しています。
2025年の詳しい日程はまだ発表されていませんが、2023年は5月11日~17日の7日間にわたる祭りでした。開催が近づくと公式サイトで詳しい案内があるので最新情報をチェックしてくださいね!
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神田祭の見どころ・楽しみ方
2年に一度の貴重な祭り・神田祭。自由参加なので、自分が見たいポイントだけを選べるのも神田祭の魅力ですが、見逃してほしくないおすすめの見どころを厳選したのでぜひ参考にしてくださいね。
氏子108町会を巡る神幸祭
神田祭の一番のハイライトともいえるのが神幸祭(しんこうさい)。豪華絢爛な神輿をはじめ、神田・日本橋・秋葉原・大手町・丸の内・旧神田市場・豊洲魚市場などの108町会の氏子を巡行します。その距離はなんと約30キロメートル。
日本橋三越本店前で、附け祭と合流するとその規模はなんと数千人にまでのぼるのだとか!にぎやかでお祭りムード満載の江戸・下町大行列をぜひ近くで見てみてくださいね。
大小200基の神輿による宮入り
神幸祭と同じく大きな見どころなのが、神田明神への宮入り。氏子108町会の大小200の神輿が朝から晩までひっきりなしに宮入りする姿は迫力満点!
神輿自体の迫力もさることながら、江戸っ子たちの粋でいなせなかけ声も見どころのひとつ。江戸時代に一気にタイムスリップしたような気持ちになれますよ!
ユニークなデザインの附け祭
神幸祭で見られる附け祭も見どころのひとつです。附け祭とは、流行の音楽を流しながら、曳き物(ひきもの)と呼ばれる巨大な人形や、衣装を身にまとって行進に参加する人々のこと。
曳き物の内容は毎年変わるため、どんな曳き物が見られるかワクワクできるのも魅力のひとつ。2023年の曳き物は浦島太郎やジンベエザメのほか、サンバの催し物の附け祭が開催され、盛り上がったそうです!2025年も楽しみですよね。
はんてん姿に注目!珍しい女神輿が必見
神田祭では、 須田町中部町会で1977年から出される、女性のみで神輿を担ぐ“元祖 女神輿”も見どころです。
発足当時では、女性が神輿担ぎをするのはそれまでのしきたりを大きく覆す出来事でした。
緋色に白桜を染め抜いたはちまきをかっこよく身につけた粋な女性たちの勇姿は、祭りのクライマックスとして人気のイベントです!
神田祭へのアクセス・行き方
神田祭へは、何を見学したいのかによってもアクセスが変わりますが、中心地である神田明神への行き方は、電車(地下鉄)やバスを利用するのがおすすめ!それぞれの行き方をご紹介します。
最も一般的な移動は電車(地下鉄)
運行本数の多さや利便性から、電車(地下鉄)利用が一番おすすめです。JRを利用する場合は総武線・中央線の御茶ノ水駅聖橋口から徒歩約5分で着きます。もしくは京浜東北線か山手線の秋葉原駅電気街口からだと7分ほどでアクセスできますよ。
また、地下鉄を利用する方法もあります。最寄り駅と所要時間は以下の通りです。
- 東京メトロ丸ノ内線・御茶ノ水駅1番口から徒歩約5分
- 東京メトロ千代田線・新御茶ノ水駅B1出入口から徒歩約5分
- 東京メトロ銀座線・末広町駅から徒歩約5分
- 東京メトロ日比谷線・秋葉原駅から徒歩約7分
いずれもJRと所要時間は変わらないので、都合の良い方を利用してくださいね。
徒歩時間を短くしたいならバス
できるだけ歩かずに神田明神へ向かいたい人はバス利用もおすすめ!最寄りの神田明神で降りれば歩いて約1分で到着します。
都営バスの茶51番か07番が運行していますが、茶51番は運行本数がかなり少なく、早朝6時と7時台のみの運行となっています。茶07番であれば1時間に3本以上運行しているので、こちらを利用するのがおすすめですよ。
また、神田祭当日は交通規制に準じてバスが運休したり、迂回したりする可能性もあるので事前に最新情報を確認してくださいね。
神田祭における注意点
華やかで大いに盛り上がる神田祭を楽しむために、事前に知っておきたい注意点をまとめました。当日慌てなくて済むようにチェックしておきましょう。
巡行路を把握しておく
神田祭のハイライトともいえる神幸祭を見学したい人は事前に氏子連合による神輿の巡行路を確認しておくのがおすすめ。
次回の神田祭の巡行路MAPはまだ発表されていませんが、2023年はそれぞれの連合の集合時間と、宮入り推定時刻が書いてある地図が事前に発表されています。地図の時刻は変更する可能性がありますが、時間に余裕を持って気になる連合の神輿や行脚の様子が見られると良いですね。
開催時期が近づいてくると、公式HPが発足したり、神田祭にまつわる情報がネットなどに掲載される可能性があるので、随時情報を確認しましょう。
車移動はできるだけ避ける
大変な盛り上がりを見せる神田祭では数日にわたり交通規制が行われる可能性が高いです。2023年の開催では5月13日の15時〜21時、14日の8時〜21時の間、交通規制が行われました。
もし、車で行こうと考えている人は交通規制の影響で、近隣の駐車場を利用できない可能性があるので、できるだけ公共交通機関を利用するのがおすすめです。
やむを得ない事情で車を利用する人は最新情報の案内に注意しながら向かってくださいね。
ケガに注意する
神田祭に参加する際にはケガにも十分注意しましょう。混雑のなか神輿を見ようと身を乗り出したり、無理に近づこうとしたりするとケガの原因になるだけでなく、周囲にも迷惑をかけてしまいます。
観覧する際はマナーを守って、最後まで楽しく参加できると良いですね。
神田祭を満喫しよう
この記事では、神田祭に関する見どころや歴史、参加方法、アクセスなどをご紹介しました。神田祭は、東京が一気に盛り上がる人気のお祭りです。
ぜひ紹介した情報を参考に、神田祭を満喫してみてくださいね!
神田祭の基本情報 | |
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住所 | 東京都千代田区外神田2-16-2(神田明神) |
開催日 | 隔年5月 |
アクセス | JR中央線/総武線・御茶ノ水駅聖橋口、東京メトロ丸ノ内線・御茶ノ水駅1番口、東京メトロ千代田線・新御茶ノ水駅B1出入口、東京メトロ銀座線・末広町駅から徒歩約5分 |
参加料金 | 無料 |
公式サイト |
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