本当に涼しい避暑地はどこ？おすすめエリア15選の魅力を紹介！

本当に涼しい避暑地の探し方

避暑地とは、暑さを避けて行く場所のこと。日本では明治時代にアメリカやヨーロッパから訪れた商人や宣教師などが外国人避暑地として別荘を作ったのが始まりです。それまで日本人には避暑という文化はなかったため、日本各地の避暑地の多くは外国人が開いてきました。

有名な避暑地は？

日本には数多くの外国人避暑地が存在しました。その主なものがこちらです。

• 北海道：釧路、富良野、知床、阿寒湖
• 青森県：十和田湖、酸ヶ湯
• 秋田県：田沢湖
• 岩手県：八幡平
• 宮城県：蔵王
• 福島県：磐梯高原、裏磐梯、会津高原
• 栃木県：那須高原、奥日光・中禅寺湖
• 群馬県：草津、伊香保、嬬恋
• 千葉県：銚子、勝浦
• 新潟県：越後湯沢、苗場
• 東京都︰奥多摩
• 神奈川県：箱根、湘南
• 山梨県：富士五湖、八ヶ岳
• 静岡県：御殿場
• 長野県：白馬、軽井沢、蓼科高原、安曇野、上高地、志賀高原、開田高原
• 岐阜県：奥飛騨、根の上高原
• 兵庫県：六甲山
• 和歌山県：高野山
• 鳥取県︰大山
• 大分県 : 別府
• 熊本県︰阿蘇
• 長崎県 : 雲仙

こうして見ると北日本や東日本には避暑地が多く、西日本には少ないことがよくわかります。それは避暑地に適した条件の土地が北日本や東日本に集中しているから。実際の気温も西日本の方が高めとなっています。

本当に涼しい避暑地の条件

温暖化が進んでいる近年。夏は猛暑になることが増えています。避暑地といわれる場所に行ったのに暑かったということもありがち。本当に涼しい場所を探すなら、夏場の最高気温が低くなる条件を知っておくことが大切です。そこで夏にも涼しい土地の主な条件を解説しましょう。

条件①：緯度が高い

緯度と気温には密接な関係があり、緯度が1度上がるごとに気温は1度下がるといわれています。大きく移動できるなら、なるべく北に行くのが有効です。

たとえば東京の緯度は35.689度で、北海道の札幌市は43.065度。7.376度の緯度の差があります。これに対して2024年8月の最高気温の平均は東京都が33.6度で、札幌市は28.4度。気温の差は5.2度でした。札幌市は盆地の大都市で気温が上がりやすいため、緯度から期待できるほどではありませんが、それでも東京よりはかなり過ごしやすいことがわかります。

条件②：標高が高い

近場で涼しいところを探すなら、とにかく標高が高い場所に行くのがおすすめ。気温は標高が100メートル高くなるごとに0.65度下がるといわれています。つまり標高1,000メートルの高原に行けば、平地よりも6.5度も気温が下がるということ。そのため有名な避暑地の多くは高原にあるのです。

条件③：森がゆたか

涼しく感じるためには自然環境も重要。いくら標高や緯度が高くても、アスファルトとビルだらけの都会では気温は上昇してしまいます。そこで重要なのが、日差しを遮る木陰。日陰が多いと地面が温まらず、気温も上がりにくくなります。

条件④：霧が発生しやすい

湖や森がある場所は、水面や地面が溜め込んだ水分によって霧が発生しやすくなります。霧は気化熱や太陽光を遮ることで、気温の上昇を防いでくれます。

番外：海が近い

標高や緯度ほどの効果はありませんが、最高気温が上がらないという意味では、海が近いことも効果があります。その理由は海風で空気が冷やされるから。涼しいといえるほど気温が下がることはないものの、酷暑が和らぐ効果はあります。

その証拠に、日本国内で観測地点の最高気温が37度を超えたことがないのは、唯一沖縄県だけ。猛暑日も比較的少ない傾向にあるので、最高気温だけでいえば、避暑として沖縄に行くというのもありかもしれません。

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本当に涼しい避暑地！おすすめ15エリア

それではここから本当に涼しい日本の避暑地15選を紹介していきましょう。最高気温が低いという基準で探すと、おすすめは北日本と東日本がほとんどという結果になります。それだけ緯度と高度の影響は大きいということ。

近畿より西にお住まいの方も、今回ご紹介するエリアの涼しさを体感すれば納得できるはずですよ！

【北海道】函館エリア

北海道は緯度が高いため、全体的に最高気温は低めです。しかし内陸部の札幌は意外に暑くなるため、避暑には向いていません。

北海道の都市部で避暑に向いているのは函館市。海に面している函館は北海道の中でも涼しくなりやすく、真夏日の日数が少ないことで知られています。

函館エリアの夏の気温

函館は、1年でもっとも暑い8月の最高気温が平均約27度。東京より5度ほど低く、高原でもない市街地なのにとても過ごしやすい気温となります。最低気温は平均約19度で、夜も快適に過ごすことができますよ。

函館エリアのおすすめ観光スポット①：函館山展望台

涼しい山の上から日本三大夜景を一望！

函館で一番の名所で避暑にもぴったりなのが函館山です。標高334mの低山ですが、頂上ではひんやりと涼しい空気を感じることができます。日本三大夜景に選ばれている夜景は、一生に一度は見ておきたいもの。冬には寒すぎる山頂も夏なら快適です。展望台には美しい景色を楽しみながら食事ができるレストランもあります。

山頂までは函館山ロープウェイや車、バスでアクセス可能。冬は登山道が閉鎖されるためロープウェイでしかアクセスできませんが、夏ならいろいろな交通手段を選ぶことができますよ。

函館エリアのおすすめ観光スポット②：函館港まつり

昭和10年から続く函館の風物詩　

函館に避暑にいくなら8月初旬がおすすめ。例年この時期に函館港まつりが開かれます。これは昭和10年にはじまった歴史ある祭り。港おどりや函館いか踊りのパレード、花火大会などが開かれます。

また7月下旬からは函館港まつりのために車体に色とりどりの飾りや電飾を施した花電車も運行。こちらも見逃せません。花電車は函館の夏の風物詩。スピーカーから『いか踊り』や『函館音頭』など祭りらしい音楽を流しながら連なって走ります。美しい花火を函館山から眺めるのもおすすめですよ。

函館エリアのおすすめホテル：ラビスタ函館ベイ

函館の夜景を楽しめる人気のホテル

ラビスタ函館ベイは、函館を代表する人気ホテル。夜景と北海道グルメの朝食ビュッフェで知られています。

なによりの滞在の楽しみは、客室や館内の大きな窓からの眺め。函館の美しい景色が一望できます。とくに13階にある大浴場と露天風呂がおすすめ。源泉かけ流しのお湯を堪能しながら、絶景も楽しめます。

客室は大正時代をイメージした落ち着いた内装。函館の夜によく似合うロマンチックな雰囲気です。

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【北海道】富良野エリア

富良野は、北海道中心部の高原エリア。テレビドラマ『北の国から』のロケ地としても知られ、自然の美しさと豊富なアクティビティが人気で、年間180万以上の観光客が訪れる人気エリアになっています。

なかでもおすすめの季節が夏。ラベンダーが咲き誇り、紫色の絨毯を広げたような絶景が広がります。このエリアのラベンダーは例年6月下旬頃から早咲の品種が色づきはじめ、7月中旬から下旬頃が見頃のピークです。

富良野エリアの夏の気温

富良野は、もっとも暑い8月の最高気温は平均約26度。東京より約6度も低く、快適です。最低気温は平均約16度。朝晩には肌寒く感じることもあるほどですよ。

富良野エリアのおすすめ観光スポット①：ファーム富田

北海道を代表する人気観光スポット

富良野の夏でもっとも有名なスポットが、ファーム富田。ラベンダーを中心に80種類の花々が緩やかな丘陵を彩る花畑は、北海道を代表する観光スポットのひとつにもなっています。ラベンダーグッズやソフトクリーム、スイーツなどのショップも充実。入場無料で1日中楽しめます。

ファーム富田までアクセスする道中も魅力。なだらかな丘陵地帯が続き、次々に現れる絶景を眺めながらのドライブは、北海道の夏ならではの楽しみです。

富良野エリアのおすすめ観光スポット②：展望花畑 四季彩の丘

カラフルな絨毯のようなお花畑

展望花畑 四季彩の丘は、美瑛町にある広大な花畑。夏にはラベンダーやひまわりなどが咲く美しい風景が視界いっぱいに広がります。丘の上からパッチワークのような美瑛の美しい風景を一望できるのも魅力。遠くの山脈まで、北海道らしい壮大な景色が楽しめます。

園内には観光トラクターやアルパカ牧場も併設。花畑だけでなく、動物との触れ合いや乗り物体験もできるので、家族そろって遊べますよ。

エリアのおすすめホテル：新富良野プリンスホテル

さわやかな風のガーデンも魅力のリゾートホテル

新富良野プリンスホテルは、北海道の自然を存分に堪能できるリゾートホテル。十勝岳連峰の絶景やガーデン・スキー場、ゆたかな森の風景を一望し、多彩なアクティビティを体験できます。地産地消やオーガニックにこだわったサステナブルな食事も魅力です。

450種類以上、約2万株の花々が季節ごとに咲き誇る、風のガーデンは避暑にぴったりなスポット。ドラマ『風のガーデン』の舞台になったグリーンハウスから花々を眺める、特別な時間が過ごせます。また1日1組限定ですが、風のガーデンで北海道産食材を使用したモーニングバスケットの朝食をいただくのもおすすめですよ。

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【青森県】酸ケ湯・八甲田山エリア

八甲田山は本州最北の連峰。雄大な自然の中ではかなり涼しく過ごすことができます。その八甲田連峰の西麓、標高約900mの高地にある秘湯の酸ヶ湯温泉も避暑地として人気。昔から高い効能を持つ温泉として親しまれてきました。昭和29年にはすぐれた温泉地として、国民保養温泉地第1号にも指定。今も多くの人が長期滞在しています。

酸ケ湯・八甲田山エリアの夏の気温

真冬の豪雪でも有名な酸ケ湯は、夏もかなりの涼しさ。8月の最高気温は平均約22度で、東京より10度も低くなります。最低気温は平均約15度。とても過ごしやすい気候です。

酸ケ湯・八甲田山エリアのおすすめ観光スポット①：八甲田ロープウェー

標高1,324mの田茂萢岳山頂へ！

八甲田山はひとつの山ではなく標高1,585mの大岳を主峰とした16峰の山々の総称。八甲田ロープウェーは標高1,324mの田茂萢岳山頂まで昇るロープウェーです。ロープウェーのみどころは八甲田の大パノラマ。夏には鮮やかな新緑が広がる光景を見ることができます。

八甲田ロープウェー山頂駅公園のある田茂萢岳一帯は多くの池や沼が散在し、高山植物の宝庫となっているスポット。雄大な大自然を散策するひょうたん型のコースも整備されています。約30分のコースと約60分のコースがあるので、時間に合わせて散策してみてください。8月中旬には営業時間を延長してサンセットを楽しむ「夕焼けロープウェー」も運行されますよ。

酸ケ湯・八甲田山エリアのおすすめ観光スポット②：谷地温泉

400年以上の歴史を持つ日本3大秘湯のひとつ

谷地温泉は、八甲田の山奥にある秘湯の一軒宿。開湯400年の歴史を誇る温泉は日本三大秘湯のひとつといわれています。建物は趣ある木造となっていて、効能の違う2種類のお湯に浸かることができます。

まず、上の湯は硫黄の湯花で白濁した42度の温泉で、熱湯と呼ばれています。泉質は、単純温泉（低張性弱酸性低温泉）で、効能は神経痛や不眠症、アトピー性皮膚炎、慢性疾患などです。もうひとつの下の湯は、湯船の足の下から湧き出る38度の温泉で、霊泉と呼ばれています。泉質は、無色透明の単純硫黄温泉・硫化水素型（低張性弱酸性温泉）で、神経痛・関節炎・疲労回復などの効能があるといわれています。

谷地温泉の周囲には谷地湿原という湿地があり、春から秋にかけてさまざまな高山植物を見ることもできますよ。

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酸ケ湯・八甲田山エリアのおすすめホテル：ホテル城ヶ倉

ブナ原生林に囲まれた北欧風のリゾートホテル

ホテル城ヶ倉は、八甲田のブナ原生林に囲まれた北欧風のリゾートホテル。雄大な八甲田の風景美で知られています。渓流に面した露天風呂も魅力。夜には満天の星空を眺めることもできます。

また地元の味を堪能できるレストランも評判。料理長が毎朝市場で厳選してきた、青森近海の鮮魚など地元の旬の素材を使った料理を、夕食は会席料理、朝は郷土料理のビュッフェで提供しています。

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【青森県】十和田湖エリア

十和田湖と奥入瀬渓流は、八甲田エリアからも近い避暑地。神秘的な自然が魅力で、涼しくさわやかな気候の中で、遊覧船やカヌー、トレッキング、サイクリングなど、数多くのアクティビティが楽しめます。

温泉やグルメなどの名物も多いので、ゆったり滞在したくなるエリアですよ。

十和田湖エリアの夏の気温

十和田の8月の最高気温は平均約27度。東京より約5度低くなります。最低気温は平均約18度。さわやかな水辺で過ごせば、気温以上に涼しく感じますよ。

十和田湖エリアのおすすめ観光スポット①：十和田湖

巨大なカルデラ湖は神秘の湖

十和田湖は外輪山に囲まれたカルデラ湖。深さ327mは日本3位で、周囲約46kmと大きさは8位です。気温が低い東北地方、しかも標高400mの高地にあるのに冬でも凍らないことから、神秘の湖と呼ばれています。

十和田湖が観光スポットとして人気の理由は広さや深さではなく、その美しさ。湖の周囲には自然林が広がり、春の花、夏の新緑、秋の紅葉、冬の銀世界と四季折々の美しさを楽しめます。なかでも夏にはさわやかな風を感じながら過ごせるので、避暑地としても人気。4月から11月にかけては、遊覧船で湖上観光を楽しむこともできますよ。

十和田湖エリアのおすすめ観光スポット②：奥入瀬渓流

絶景が次々に現れる渓流は涼しさも格別

奥入瀬渓流は、十和田湖から流れ出る約14kmの渓流。途中には木立の中を激しく流れる阿修羅の流れや、緑豊かな崖から三段になって落下する雲井の滝、高さ7m、幅20mの銚子大滝などたくさんのみどころがあります。

渓流沿いを散策すれば、清流からのマイナスイオンでさらに涼しく感じます。時間がないときにはバスや車で移動しつつ、主なビュースポットを巡るのもおすすめ。レンタル自転車に乗って爽快なサイクリングを楽しむ人もたくさんいます。

十和田湖エリアのおすすめホテル：十和田湖畔 桜楽

十和田湖畔にたたずむセルフバケーションスタイルのホテル

十和田湖畔 桜楽は、十和田湖を目の前に望むホテル。湖の絶景、鳥の声や波の音、草木の香りや風、美しい星空など、豊かな自然の中でぜいたくな時間を感じることができます。

自然に包まれる時間を堪能するため、過剰なサービスで邪魔されることなくゆったりと自由に過ごせる「セルフバケーションスタイル」を採用。アメニティや無料サービスを充実させながら、セルフチェックイン・アウト、部屋食での完全セルフ調理の鍋料理など、スタッフとのちょうどいい距離感にもこだわっています。

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【秋田県・岩手県】八幡平・安比高原エリア

八幡平・安比高原は、標高1,000mを超える高原地帯。東北を代表する避暑地として有名なエリアです。

このエリアには、地元の食材を使った料理を提供するレストランやカフェが多いのもポイント。また夏にはハイキング、登山、キャンプ、サイクリング、ゴルフなど、バラエティゆたかなアクティビティをたっぷり楽しめます。

八幡平は、南部片富士と呼ばれる岩手山のふもとにあたり、八幡平アスピーテラインや樹海ラインからの眺めがすばらしいです。八幡平アスピーテラインは、岩手県八幡平市から秋田県鹿角市まで、八幡平を横断する全長約27kmのドライブウェイ。

冬季には凍結で閉鎖されるため、夏に避暑ドライブするのに最適。火山地帯では火口跡にできた大小の沼、高原地帯ではアオモリトドマツやニッコウキスゲ、コバイケイソウ、チングルマなどの高山植物を見ることができます。

八幡平・安比高原エリアの夏の気温

八幡平は8月の最高気温が東京より約7度も低い平均約25度。とても過ごしやすい気温です。とくに八幡平頂上は真夏でもかなり涼しいため、上着を持っていったほうが良いでしょう。

八幡平・安比高原エリアのおすすめ観光スポット①：焼走り熔岩流

広大な荒地が広がる溶岩流

焼走り熔岩流は、岩手山北東斜面の標高500m付近に広がる溶岩地帯。幅1.5km・長さ約4kmの広さを誇ります。一帯には溶岩流観察路があり、溶岩が流れ下った跡を間近で見ることができるのもポイントです。

この溶岩は江戸時代の噴火によるもの。走るような速度で流れ下ったことから焼走りと呼ばれたもので、国の天然記念物にも指定されています。散策路の終点にある「鎔岩流」の碑はここを訪れた宮沢賢治による詩です。

八幡平・安比高原エリアのおすすめ観光スポット②：黒谷地湿原

ニッコウキスゲの群落がみどころの湿原

黒谷地湿原は、火山活動で川がせき止められてできた湿原。八幡平アスピーテライン沿いにあり、黒谷地バス停から木道を15分ほど歩くと湿原に到着します。

アオモリトドマツの樹林に囲まれた静かな湿原のほとりにはニッコウキスゲやハクサンチドリ、キンコウカ、ワタスゲなどの高山植物が咲き、とくに7月から8月にかけてはニッコウキスゲの群落も見ることができます。

八幡平・安比高原エリアのおすすめホテル：ANA クラウンプラザリゾート安比高原 by IHG

マウンテンリゾートステイを満喫できるホテル

ANA クラウンプラザリゾート安比高原 by IHGは、冬のスキーゲレンデとしても有名なリゾートエリアにあるホテル。16タイプ403室の客室に加えて、7軒のレストランやバー、温水プール、ジム、大浴場、プラベートスパ、リゾート内のゴルフ場など豊富な施設が揃っています。安比高原のゆたかな自然のなかで充実したマウンテンリゾートステイを満喫できますよ。

ホテルの自慢は、温泉大浴場。このほか、予約制の天然温泉貸切風呂であるプライベートスパ MAKIBAもあり、オープンガーデンを配したゆったりとした空間でリラックスタイムを楽しめますよ。

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【福島県】裏磐梯・鷲倉エリア

福島県中央部の裏磐梯・鷲倉エリアは、標高1,200mを超える高地に広がる高原リゾート地。周囲を山々に囲まれた盆地状の地形と豊富な湧水で夏でも涼しくなるのが特徴。中でも標高1,230mの高地にある秘湯の鷲倉温泉は、夏でも涼しい露天風呂として人気です。

裏磐梯・鷲倉エリアの夏の気温

鷲倉は標高が高いため、8月の最高気温が平均約22度とかなりの涼しさ。東京とは約10度も違います。最低気温は平均約16度です。

裏磐梯・鷲倉エリアのおすすめ観光スポット①：磐梯吾妻スカイライン

海外の荒野のような風景が広がる道路

磐梯吾妻スカイラインは全長約29km、最高標高1,622mの観光道路。日本離れしたスケールの山岳道路として日本の道100選にも選定されています。手軽に行けるのに、海外の荒野のような絶景を満喫できるのが特徴です。

なお、硫黄平橋周辺にはガス濃度が高くなる場所もあります。周辺には看板がありますので注意して走るようにしてください。

裏磐梯・鷲倉エリアのおすすめ観光スポット②：浄土平

散策コースが豊富な人気スポット

浄土平は磐梯吾妻スカイラインで訪れることができるスポット。標高約1,600mのビジターセンターの周辺では、火山礫に覆われた荒々しい山や沼、池塘を散りばめた湿原、高山植物のお花畑など、すばらしい風景を楽しむことができます。

なかでもみどころは、浄土平駐車場の目の前にそびえる吾妻小富士。10分ほど階段の登山道を登るだけで頂上に到着します。直径約500mの火口があり、1時間ほどのお鉢まわりができるのも魅力です。また浄土平湿原は、浄土平駐車場に隣接している湿原。ビジターセンター横から木道を歩いていけば、さまざまな高山植物が観察できます。

また夜の浄土平もおすすめ。全国有数の星空観測ポイントとして知られています。夏とはいっても夜には寒いくらいになるので、服装には気をつけてくださいね。

裏磐梯・鷲倉エリアのおすすめホテル：磐梯名湯リゾート ボナリの森

湧出量日本一の温泉を堪能

磐梯名湯リゾート ボナリの森は、単一源泉の湧出量が日本一である沼尻元湯・中ノ沢温泉のお湯が魅力のホテル。開湯約400年という会津磐梯山麓の名湯を満喫できます。

「かわせみの湯」は、広々とした湯舟に源泉掛け流しの温泉がたっぷりと注がれる大浴場。豊富な湯量を活かした岩造りの野趣あふれる大露天風呂もあり、目の前には森林と小川の風流な景色が広がります。

土地の旬の食材を生かした会津の味も魅力。古くから伝わる武家料理や郷土の数々を、酒どころ会津の美酒とともに楽しめますよ。

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【栃木県】那須塩原エリア

那須塩原は栃木県北に位置し、福島に隣接する関東最北のエリア。高原の避暑地としておなじみの観光地です。

もともとは水がほとんどない原野でしたが、明治18年に那須疏水が通ると乃木希典や西郷従道、山縣有朋など多くの華族がこの地に農場を作るようになりました。土地を取得して農場を開くのは当時の華族のステータス。華族たちは那須野が原を開拓して農場を作らせ、別荘も建設していきました。

これが那須塩原の避暑地としての原点となっています。その影響で、那須塩原には農場や牧場をベースとした観光スポットがたくさんあり、避暑をしながら遊べるようなスポットが多いのが特徴です。

那須塩原エリアの夏の気温

那須塩原は、8月の最高気温の平均が約26度。東京より約6度低く、過ごしやすい気温となります。最低気温は平均約18度とこちらも肌寒いほど。ただし平地と比べて、高地の那須塩原では紫外線量が約10％増えるので、UV対策の意味でも薄い長袖で過ごすのがおすすめです。

那須塩原エリアのおすすめ観光スポット①：那須ロープウェイ

那須高原の涼しさと絶景を堪能！

茶臼岳の山麓と山頂を結ぶ那須ロープウェイは、那須塩原の絶景が満喫できる人気スポット。関東最大の111人乗りの大型ゴンドラに乗れば、約4分で絶景が広がる茶臼岳の9合目に到着します。標高1,915mの茶臼岳はかなりの涼しさです。

ゴンドラからは関東平野を一望。がんばって歩かなくてもちょっとした登山気分を味わえます。多くの観光客でにぎわうのは紅葉シーズンなので、夏ならそれほど混雑しないのも魅力ですよ。

那須塩原エリアのおすすめ観光スポット②：那須ハイランドパーク

子どももペットも楽しい遊園地

那須ハイランドパークは北関東最大級の遊園地で、大自然に包まれた敷地内に8種類のコースターがある本格派。その一方で、約40種類のアトラクションのうち半数近くが3歳未満でも利用可能で、大人から子どもまで楽しめる遊園地として人気です。

また那須ハイランドパークはペットフレンドリーな遊園地としてもおなじみ。犬といっしょに乗れるアトラクションやフォトスポット、屋内外のドッグランやドッグカフェなど、犬向けの設備も充実しています。犬のための1日乗り放題パスまであって、ペット連れでもたっぷり楽しめますよ。

エリアのおすすめホテル：グランドメルキュール那須高原リゾート&スパ

関東の奥座敷でリフレッシュ＆リラクゼーション

グランドメルキュール那須高原リゾート&スパは、リフレッシュ&リラクゼーション空間を満喫できるリゾートホテル。居心地のいい敷地内で静かなひとときを過ごすことができます。

レストランは、エレガントな内装の洗練された雰囲気。地元那須高原の食材を使った料理が自慢です。大浴場の温泉は1300年以上の歴史を持つ那須の湯。開放感にあふれた露天風呂やサウナも備えています。

2歳から6歳までの未就学児を対象とした、アスレチック キッズパークも人気のコーナー。木材の素材感を活かしたナチュラルな遊具などで、一日たっぷり遊べますよ。

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【栃木県】奥日光エリア

奥日光エリアは駐日外交官の避暑地として発展したエリア。明治時代に、東京の夏の暑さを避けるため中禅寺湖の湖畔を別荘地としたのがはじまりです。

中禅寺湖は標高が1,300mもあるため関東にいながら北海道並みに涼しいと人気を集め、大正時代末にはイギリス、イタリア、フランス、ドイツなど多くの国の大使館の建物が建設されました。当時は「夏には日光に外務省が移ってくる」ともいわれたほど。

中禅寺湖といえば、日本情緒あふれる秋の紅葉が有名ですが、避暑地として夏に訪れるのもおすすめです。

奥日光エリアの夏の気温

中禅寺湖がある奥日光エリアは、8月の最高気温の平均が約23度。東京より約7度も低く、北海道の主な避暑地と比べても涼しく、関東では圧倒的に涼しいエリアとなっています。夏でも羽織るものがあったほうがいいほどです。

最低気温は平均16度なので、上着が必要なほど涼しくなりますよ。

奥日光エリアのおすすめ観光スポット①：中禅寺湖

日本一の高所にある自然湖

中禅寺湖は約2万年前に男体山の噴火によってできた湖。高度1,269mにあり、これは人工湖を除く面積4㎢以上の湖では日本一の高さです。

季節ごとにまったく異なる美しさが見られるのも魅力。秋の紅葉が人気ですが、新緑の鮮やかさでも知られています。さわやかな景色は、遊覧船やボートから楽しむのもおすすめ。ヒメマスやニジマスの釣り、湖畔のキャンプなども人気です。

奥日光エリアのおすすめ観光スポット②：華厳の滝

日本三名瀑のひとつは水飛沫が爽快

華厳滝は和歌山県の那智の滝と並び、日本を代表する滝。中禅寺湖のすぐ近くにあり、湖の水を一気に97mも落としています。

鑑賞できるポイントは滝上の観瀑台。さらにエレベーターで100m下れば、滝壷を正面から見ることもできます。間近で見る華厳滝の轟音と水飛沫は圧倒的。夏にはかなりの涼しさを感じることができますよ。

水量は、昼間が毎秒約1トンで、夜間は毎秒約0.5トン。実は中禅寺湖と華厳滝の間には中禅寺ダムがあり、水量は調整されています。中禅寺湖からの伏流水が華厳滝の中間付近に噴出している、十二滝の美しさも必見ですよ。

奥日光エリアのおすすめホテル：中禅寺金谷ホテル

昭和15年開業！森の中のクラシックホテル

中禅寺金谷ホテルは、昭和15年開業の老舗ホテル（開業当時の名前は日光観光ホテル）。中禅寺湖畔の森の中にたたずむリゾートホテルで、平成4年に現在のログハウス風に改装されました。ミズナラの木立に囲まれたホテルは、すべての客室がバルコニーまたはウッドデッキを備えているのが特徴。奥日光のさわやかな空気を感じることができます。

また1200年以上の歴史を持つ、湯元温泉の天然温泉も自慢です。新緑を眺めながらの温泉は格別。夜には満天の星を眺めながら、温泉露天風呂に入るのもおすすめです。

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【群馬県】草津エリア

草津温泉は、兵庫県の有馬温泉、岐阜県の下呂温泉と並ぶ日本三名泉のひとつとして有名。そのため温泉シーズンである秋冬の観光地と思われがちですが、実は標高約1,200mの高所で夏に涼しいのも特徴です。

温泉の自然噴出量が多く、源泉かけ流しの温泉施設がたくさんあるのも特徴。有名な湯畑の周りにはホテルやお店がたくさん立ち並んでいます。日没から25時までは湯畑のライトアップも実施。夏でも夜には寒くなるほどで、湯畑のお湯の熱気がありがたく感じますよ。

草津エリアの夏の気温

草津の8月の最高気温は平均約24度。東京より約8度も低くなります。関東だと思って油断していると肌寒く感じることもあるほど。最低気温は平均約16度です。快適に過ごせる絶好の避暑地ですよ。

草津エリアのおすすめ観光スポット①：草津温泉

東日本を代表する温泉地

草津温泉は毎分3万2,300リットルという日本一の自然湧出量を誇る温泉。草津という地名の語源は、温泉の硫化水素臭が強く、臭水（くさみず）と呼ばれたからだといわれています。酸性度が高いお湯は万病に効くといわれ、草津温泉は湯治場として発展してきました。

風情ある温泉街でも有名。夏でも涼しい街は巨大な湯畑から立ち上る湯けむりに包まれ、散策や食べ歩きも楽しめます。

温泉を堪能するなら、まずは草津温泉を代表する人気の日帰り温泉施設を巡るのがおすすめ。広大な西の河原露天風呂や、熱乃湯での湯もみ体験、無料の足湯の湯けむり亭など、さまざまな温泉体験もできますよ。

草津エリアのおすすめ観光スポット②：嫗仙の滝

赤い岩肌の不思議な滝

嫗仙の滝（おうせんのたき）は、赤い岩肌と繊細な造形美が魅力の滝。草津温泉の温泉街から車で10分ほどの距離に駐車場があり、駐車場からは約1km歩いていきます。かなり急斜面が続くので、しっかりした靴などの準備とそれなりの体力も必要ですが、夏でも涼しいのはうれしいところです。

落差約25メートルの嫗仙の滝は、溶結凝灰岩でできた滝。50万年から60万年前に草津白根山から噴出した火砕流が堆積して不思議な形の岩になりました。岩肌が赤いのは本来の岩の色ではなく、滝の水分に鉄分が含まれているため。嫗仙という名前は老婆の仙人という意味で、その名の通り女性的で優雅な雰囲気を感じさせます。滝の近くでマイナスイオンを浴びれば、ここまで歩いてきた疲れも癒やされますよ。

草津エリアのおすすめホテル：ホテル一井

貴重な2つの源泉を100%掛け流しで楽しめる宿

ホテル一井は、草津温泉の中心にあるホテル。湯畑に一番近いホテルとしておなじみです。

ホテルの自慢は、貴重な2つの源泉を引くお風呂。大浴場の「石殿」では白旗源泉の少し白濁したまろやかなお湯、露天風呂「石庭」では白根山万代鉱源泉の透明でさらりとした強酸性のお湯に入ることができます。両源泉とも100%源泉掛け流し。泉質の違いを存分に味わえますよ。

建物は本館、別館、西館の3つ。湯畑を正面に望む人気の部屋のほか、山側や街側の眺望の部屋も選ぶことができます。

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【群馬県】田代エリア

田代エリアは、嬬恋村と万座温泉郷を合わせた地域。浅間山麓の標高1,500mから2,000mの高原地帯に広がる避暑地です。釣りやキャンプ、トレッキング、サイクリングなど、さまざまなアウトドアアクティビティが楽しめるのも特徴。涼しく快適なので、夏でも温泉を満喫できます。

田代エリアの夏の気温

田代エリアも標高が高いだけに気温は低く、もっとも暑い8月でも最高気温は平均約24度です。東京より約8度も低く、とてもさわやか。最低気温は平均約16度です。

田代エリアのおすすめ観光スポット①：鬼押出し園

世界3大奇勝のひとつに数えられるパワースポット

鬼押出し園は浅間山で1783（天明3）年に起こった天明の大噴火によって誕生した溶岩地帯。古くから山岳信仰の対象となり、山の中に鬼が住んでいると信じられた浅間山が噴火したため、その光景を目撃した村人が「中の鬼が暴れて押し出した」と表現したのが名前の由来です。

幅は800m～2km、その面積は6.8㎢。荒々しい溶岩地帯が広がる景色は、大地の力を感じるパワースポットとしても知られています。みどころは巨岩が並ぶ中央の高台。岩の間には季節ごとの高山植物も見ることができます。

表参道から観音堂を経由して裏参道を巡る標準コースは歩いて約30分。大迫力の溶岩帯をぜひ間近で観察してみてください。

田代エリアのおすすめ観光スポット②：万座温泉

標高1,800mの美肌の湯

田代エリアを代表する観光地といえば万座温泉。1日に540万リットルの豊富な湧湯量を誇る源泉は日本でも有数の濃厚硫黄が特徴。美肌の湯としても知られています。

しかも標高1,800mの高地だけにとても涼しいので、夏でもゆったりお湯に浸かれるのはうれしいところ。絶景を一望する露天風呂もたくさんある上、標高が高いため心拍数が上がり、代謝がよくなる効果もあるといわれています。

ぜひ見にいってみたいのが湯畑。約80度の温泉が湧き出す万座温泉で一番大きな源泉が湯畑になっています。万座温泉から徒歩10分ほどの距離で散策にピッタリ。硫化水素ガスが出ているためすぐ近くまでは行けないものの、大量に源泉が湧きだす様子は迫力がありますよ。

田代エリアのおすすめホテル：万座高原ホテル

色とりどりの源泉が楽しめるホテル

万座高原ホテルは大自然の絶景を望むホテル。4つの自社源泉を使用している石庭露天風呂が自慢です。万座温泉でも珍しい黄色い湯、白濁の湯、透明な湯がユニーク。湯船の数は12もあり、ホテル内で湯めぐり気分を満喫できます。

万座高原ホテルに宿泊すると、こちらも名湯として有名な万座プリンスホテルの温泉も無料で利用可能。 開放感あふれる絶景露天風呂からの大パノラマも見逃せません。

また標高1,800mの高原のホテルは星空も魅力。時期にもよりますが、夜にはガイドさんの解説を聞きながら、満天の星空を眺めることができますよ。

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【山梨県】富士五湖エリア

富士五湖も有名な避暑地。なかでも精進湖は「ジャパン・ショージ」という名称で海外にもよく知られています。イギリスから日本に帰化したハリー・スチュワート・ホイットウォーズ（星野芳春）が富士山を最も美しく眺められる地を求めて1895（明治28）年にたどり着いたのが精進湖。彼が建設した精進湖ホテルは、富裕層や外国人が宿泊するクラシックホテルの一つとして認知されていきました。

一方、日本人に有名なのは河口湖と山中湖。湖畔には多くのペンションや別荘が建ち並び、夏には合宿や避暑で多くの人が長期滞在します。

富士五湖エリアの夏の気温

富士五湖の中でもそれぞれの湖には標高の差があります。最も標高が低いのは河口湖の830m。最も高いのは山中湖の982mで、湖底がつながっているといわれる本栖湖・精進湖・西湖の湖水面は標高902mです。

標高が高い山中湖の8月の最高気温は平均約24度。東京より約8度も低くなります。しかも湖の水は冷たく、湖を通って吹き渡る風も爽やかなので、さらに涼しく感じますよ。

富士五湖エリアのおすすめ観光スポット①：山中湖

富士五湖で最も標高が高く広い湖

山中湖は、面積が6.8㎢で富士五湖最大の湖。982mの標高も富士五湖ではもっとも高い位置で、夏でも涼しいことから避暑地や合宿所として人気があります。涼しさを目当てに富士五湖を訪れるなら、なんといっても山中湖がおすすめです。

また富士山の裾野までの距離が約10kmと富士五湖のなかでもっとも近いため、富士山を大きく、迫力ある姿で見ることができるのもポイント。湖面に映る逆さ富士は絶景といわれています。風のない穏やかな日には湖面が鏡のようになり、富士山の姿がくっきりと映し出されて感動的ですよ。

富士五湖エリアのおすすめ観光スポット②：富岳氷穴／鳴沢氷穴

溶岩が作った夏でも寒い2つの洞窟

富士五湖のうち精進湖と西湖は、西暦864年の富士山の貞観噴火でできた湖。膨大な溶岩が富士山の北西にあったセの海という広大な湖に流れ込んで、分断されたのが今の姿です。

このときに流れ出た溶岩で埋まったエリアが青木ヶ原樹海。広大な樹海の中には溶岩による洞穴がいくつもあります。なかでも有名なのが、天然記念物に指定されている富岳風穴と鳴沢氷穴です。この2つは青木ヶ原樹海の溶岩洞穴でもっとも巨大な自然洞穴。富岳風穴は201m、鳴沢氷穴は150mの長さがあります。

富岳風穴は横穴で、小さな子どもでも歩きやすいなだらかな傾斜。鳴沢氷穴は内部に高低差があり、夏でも氷柱を見られるのが特徴です。どちらの洞窟でも気軽に探検気分を味わえます。ただし夏でも驚くほど寒いので、上着は持っていってくださいね。

山中湖富士松温泉 富士松園ホテル

全室富士山ビューか山中湖ビューのレイクサイドリゾート

山中湖富士松温泉 富士松園ホテルは、冷たい風が吹き抜けるレイクサイドリゾートホテル。客室は富士山ビューか山中湖ビューを選べます。どちらを選んでも、すばらしいパノラマの絶景を堪能できるのが魅力。敷地内の日本庭園も美しく、庭園越しの富士山も絶景だと評判です。

また露天風呂からの富士山も見逃せません。浴槽内の一面に敷き詰められているのは富士の溶岩石。温泉の成分に溶岩の成分が溶け込み、さらに身体にいいといわれています。

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【長野県】上高地エリア

上高地は夏の避暑地、そして山岳リゾート地として高い人気を誇るエリア。美しい高原の景観で知られ、国の特別景勝と特別天然記念物にも指定されています。また高山植物のカラマツや日本カモシカ、イワナなどの天然記念物も生息。さまざまな散策コースがあり、気軽に雄大な自然を感じることができます。

上高地エリアの夏の気温

上高地の山岳エリアは、8月の最高気温が平均約22度。東京より約10度も低くなります。がんばって登山しているとうっすら汗をかく程度ですが、突然の雨も多く、濡れると体が冷えてしまうほど。最低気温は平均約15度です。

上高地エリアのおすすめ観光スポット①：大正池

時刻や天気で表情を大きく変える美しい池

大正池は上高地を代表する絶景スポットのひとつ。近くにそびえる焼岳が大正4年に噴火し、噴出した熔岩や泥流によって梓川が堰き止められて出現しました。

ところどころに立ち枯れた木が残っている大正池は時刻や天気によって表情を大きく変える池。もっとも有名なのは快晴の日で、背後の穂高連峰が静かな水面に映り、息を呑む絶景となります。一方、早朝や夜の景観も大正池の魅力。とくに雨上がりの朝にはもやと枯れ木で幻想的な世界となります。

上高地エリアのおすすめ観光スポット②：田代湿原

穂高連峰との調和が美しい湿原

田代湿原は、森の中に広がる湿原。ここも上高地を代表する絶景スポットとして人気を集めています。八右衛門沢などからの土砂によって流れがせき止められてできた浅い池で、水田地帯のようにも見える湿原です。

四季それぞれの景色も魅力。なかでも夏はイチョウバイカモやニッコウキスゲ、コケモモが美しい景観を見せてくれますよ。そんな景色を眺めながら木道を進むと現れるのが穂高連峰を望むスポット。透明度の高い水面に穂高連峰が映り込んで見事な絶景となります。

上高地エリアのおすすめホテル：上高地帝国ホテル

穂高連峰の絶景を望む山小屋風の高級ホテル

上高地帝国ホテルは、人気スポットの河童橋と大正池の間にある山小屋風のホテル。穂高連峰の絶景を望むことができる好立地が魅力です。

ホテル自慢のグリンデルワルトは、上高地帝国ホテルのシンボルでもあるマントルピースを中央に設けたロビーラウンジ。木のぬくもりを感じる空間は上高地の大自然と調和して山のホテルならではの雰囲気を感じさせてくれます。上高地帝国ホテルオリジナルのケーキや上高地の湧き水で入れたコーヒーも魅力。夜は「バーホルン」となり、バーコーナーやマントルピースを囲むテーブル席でゆっくり寛げます。

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【長野県】白馬エリア

白馬エリアは北アルプスの山々を望む標高700ｍのマウンテンリゾート。涼しくさわやかな気候が特徴で人気の避暑地です。

八方尾根自然研究路など、初心者向きのハイキングコースも充実しているのは大きな魅力。ゴンドラやリフトを乗り継いでいけば、気軽に涼しい高原の散策が楽しめます。

白馬エリアの夏の気温

白馬エリアの山岳地帯は、8月の最高気温が平均約20度。東京より約12度も低くなります。ただし標高が低いエリアでは30度前後まで上がるので、標高に合わせた服装を複数用意することが大切。重ね着で対応できるようにしておくと便利ですよ。

白馬エリアのおすすめ観光スポット①：八方池（長野県）

ハイキングで行ける絶景の池

八方池は、白馬エリアでもとくに人気の高いスポット。雪に押し出された土砂が堆積した窪地に雪解け水や雨水が溜まってできる天然の池です。天気がいい日には白馬三山が池の水鏡に映り、まさに絶景！白馬に行ったら見逃せませんよ。

八方池を訪れるには、ゴンドラとリフトを乗り継いで、八方アルペンの最終到着駅である八方山荘に行きます。ハイキングコースはそこから約90分。いくつかのルートがありますが、道が整備されて歩きやすい木道コースなら登山の初心者でも無理なく登ることができます。

標高は2,060メートル。涼しい山の上にはさまざまな高山植物もあり、途中の散策も楽しめますよ。

白馬エリアのおすすめ観光スポット②：姫川源流自然探勝園・親海湿原

貴重な植物が自生する美しい湿原

姫川源流自然探勝園にある親海湿原は、貴重な湿原植物の宝庫といわれているスポット。標高750mほどのエリアには、クサレダマやヨツバヒヨドリなど亜高山帯や高山帯の湿原植物が自生しています。また長野県で唯一ホロムイソウが自生している学術的にも貴重な地域。遊歩道が湿原を取り囲むように整備されているので、散策しながら美しい自然を満喫できます。

高原エリアは涼しい代わりに紫外線が強いのが難点ですが、親海湿原の遊歩道には日陰が多く、夏でも快適ですよ。

白馬エリアのおすすめホテル：白馬リゾートホテル ラ ネージュ

森の中の隠れ家のようなおしゃれなホテル

白馬リゾートホテル ラ ネージュは、八方尾根のすぐ近くにある絶好のロケーションのリゾートホテル。森のなかにあるフランス風の美しい建物からは、壮大な自然の眺めを楽しむことができます。

涼しい木陰に設られた森のガーデンテラスも人気。手つかずの渓流で水遊びをしたり、湖でカヤックやパドルボードなどのウォーターアクティビティに挑戦したりと、ホテル周辺でのアクティビティも充実しています。

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【長野県・岐阜県】乗鞍エリア

乗鞍岳は、飛騨山脈南部の3,026mの剣ヶ峰を主峰とする山々の総称。長野県松本市と岐阜県高山市にまたがるエリアに朝日岳や摩利支天岳、富士見岳、屏風岳など23もの山がある人気のエリアです。自然を守るためのマイカー規制が行われていますが、標高2,702mにある乗鞍岳登山口の畳平まではバスで一気に登れるのも魅力です。

乗鞍エリアの夏の気温

乗鞍高原エリアであれば、8月の最高気温が平均約24度、最低気温は平均約14度。東京より約8度も低く、とても過ごしやすい気温となります。ただし、畳平まで登ると最低気温は7度ほどになるので寒さに注意が必要なほど。防寒と高山病の対策をしていってくださいね。

乗鞍エリアのおすすめ観光スポット①：剣ヶ峰

初心者も登れる標高3,000m級の山

剣ヶ峰はいわゆる3,000m級の山ですが、畳平からの登山コースが整備されているのが特徴。バスで畳平に到着すれば、あとは1時間30分程度のコースを歩くだけで登頂できます。コースは緩やかなので、装備をしっかりしていれば初心者でも比較的トライしやすいです。ほかにもいちばんアクセスしやすい魔王岳なら、片道わずか15分で登頂できます。

また高山植物が咲く花畑や見事な星空など、畳平周辺にはみどころがいっぱい。涼しさだけではないたくさんの楽しみが待っています。

乗鞍エリアのおすすめ観光スポット②：三本滝

川の異なる3つの滝が合流する珍しいスポット

三本滝は長野県の指定名勝で、日本の滝百選にも選ばれている名瀑。水源の異なる3つの滝が1か所に合流しているとても珍しい滝です。この三本はいずれも乗鞍岳の溶岩を流れ落ちる高さ50～60mの滝。向かって右側の滝は小大野川の支流であるクロイ沢の滝で、黒色の溶岩の上をすべるように流れます。

正面の滝は小大野川の本流を豪快に流れ落ちる滝。左側の滝は無名の沢にかかる滝で、静かに流れ落ちています。それぞれに趣も異なるのがユニーク。この珍しい三本滝は、乗鞍信仰の修験者の行場にもなっていたと伝えられています。

滝つぼの標高は1,840m。県道乗鞍岳線の三本滝駐車場からさわやかな遊歩道を歩いていけば、30分弱で到着します。

乗鞍エリアのおすすめホテル：高山わんわんパラダイス

愛犬と楽しく泊まれるホテル

高山わんわんパラダイスは標高1,300mの涼しいエリアで愛犬と一緒に楽しめるホテル。雄大な自然に囲まれた1万坪の敷地には、犬のためのスペースがたくさん用意されています。

人気の施設は、中・大型犬用と小型犬用の2種があるドッグパーク。愛犬と一緒に思いっきり遊べるスペースは夏でも木陰が多く快適なうえ、暑さ対策のミストも用意されています。屋内プレイスペースも評判。敷地内を一周できる森の散策道や川遊びができる清流などで、愛犬と一緒に自然を満喫できるのもホテルの特徴です。

長時間の車での移動やドッグランでの遊びに疲れた愛犬をやさしく癒してくれる、わんこ専門予約制のマッサージも用意されていますよ。

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【三重県】御在所エリア

御在所岳は、名古屋方面からアクセスしやすい避暑地。御在所ロープウェイを使って気軽に登山が楽しめる山としても人気です。三重県内で唯一のスキー場がある山で、秋の紅葉シーズンにも多くの観光客が訪れるものの、夏は比較的混雑していないのは大きな魅力です。

そんな御在所岳はアカトンボが避暑のために訪れることでも有名。6月にふもとで羽化したアカトンボが涼を求めて7月中旬から9月上旬まで御在所岳で過ごします。御在所岳では毎年この時期に「アカトンボふる里さがし大作戦！」と題したアカトンボの調査イベントを無料で開催。子どもの自由研究にもぴったりですよ。

御在所エリアの夏の気温

御在所岳の山頂付近は、もっとも暑い8月の最高気温が平均約23度。東京より約9度も低く、薄手の長袖でも過ごしやすいくらい快適な気温となります。最低気温は平均約15度。日によっては肌寒く感じるかもしれません。

御在所エリアのおすすめ観光スポット①：御在所岳

花と奇岩が楽しめる人気スポット

御在所岳は鈴鹿山脈の主峰。標高は1,212ｍで登山コースとしても人気ですが、ロープウエイを使って気軽に登ることもできます。

また、御在所岳は花の名所として人気。初夏からはアカヤシオやシロヤシオ、ベニドウダン、サラサドウダンなどの花々が山を彩ります。また花崗岩が多く、いろいろな形の巨岩や奇岩が見られるのも特徴です。地蔵岩や大黒岩、天狗岩、きのこ岩などユニークな形の岩もいっぱい。巨大な花崗岩の壁は、ロッククライミングの名所にもなっています。

御在所エリアのおすすめ観光スポット②：鈴鹿スカイライン

絶景で人気のドライブルート

鈴鹿スカイラインは、伊勢と近江を結ぶ山岳道路。以前は有料道路でしたが、現在は無料で通行できるようになり、人気のドライブルートになっています。湯の山温泉街や蒼滝大橋などの絶景が魅力。高低差が激しく急勾配や急カーブも多いので、ゆっくりと運転するのがおすすめです。

人気のスポットは、鈴鹿スカイラインと湯の山温泉街を結ぶかもしか大橋。長さ269m、道路幅が9mの大きな橋です。このかもしか大橋を渡ると御在所ロープウェイにすぐアクセスできます。夜景の人気スポットでもあるので、時間を合わせて行ってみてもいいかもしれませんよ。

御在所エリアのおすすめホテル：鹿の湯ホテル

眺望と歴史あるお湯が自慢のホテル

湯の山温泉は、今から1,300年ほど昔に薬師如来のお告げで発見されたという伝説が残る温泉。傷ついた鹿が癒やしにやってくるほど効能と泉質がよいといわれ、別名「鹿の湯温泉」とも呼ばれています。

そんなお湯を引いている鹿の湯ホテルは、鈴鹿連山の美しい山並みと渓谷を望むホテル。標高400mから伊勢湾の眺望も楽しめます。また満天の星空を眺めながら、森林浴ができる月見台も評判。風呂上りにゆったりと星を眺めるぜいたくな時間を過ごすことができます。

三重の旬の食材を舌と目で楽しめる料理の数々も、ホテルの自慢。鹿の湯ホテルにふさわしく鹿肉をメインにしたコースもありますよ。

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本当に涼しい避暑地で酷暑を乗り切ろう！

夏の気温がどんどん上昇している近年。酷暑日には「不要不急の外出は控えましょう」などと言われてしまうほどですが、せっかくの夏休みにお出かけもできないのはもったいない！

酷暑の夏には本当に涼しい避暑地に出かけてたっぷり遊びましょう。日帰りや数日間の旅行でも、避暑地にいけばリフレッシュできますよ。

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