国内線は何分前までに到着すればいい?搭乗の流れや間に合わない場合の対処法を解説!
国内の旅行でも利用することが多い飛行機は、空港到着後にすぐに乗れるわけではありません。保安検査やチェックインなどの手順が多く、時間も必要。国内線の場合、何分前までに空港に到着すれば良いのでしょうか? 今回は、空港到着から搭乗までの流れをご紹介。何分前までに到着すべきか、そして遅れてしまった場合にどうすれば良いかを解説します。
国内の旅行でも利用することが多い飛行機は、空港到着後にすぐに乗れるわけではありません。保安検査やチェックインなどの手順が多く、時間も必要。国内線の場合、何分前までに空港に到着すれば良いのでしょうか?
今回は、空港到着から搭乗までの流れをご紹介。何分前までに到着すべきか、そして遅れてしまった場合にどうすれば良いかを解説します。
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国内線は何分前までに到着すべき?空港到着の目安
一般的に、国内線は出発時刻の1時間前に空港に到着すべきだといわれています。また、GWや年末年始などの繁忙期には余裕をもって2時間前に空港に到着するのがおすすめ。これは国際線の目安である2時間前よりは短いものの、こんなに早く行く必要があるの?と思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、チェックインや荷物の預け入れ、保安検査など登場するまでにするべきことも多くあります。乗り遅れないようにしようと思ったら、実際にこれくらいの時間は必要です。
ここからは国内線で旅行をする際の、空港到着から出発までの流れを解説します。
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国内線の空港到着から出発までの流れ
まずは国内線の空港到着から出発までにしなければならない手順を一覧でご紹介します。
- 空港駅または駐車場に到着
- チェックインカウンターに移動
- チェックインと預け荷物手続き
- 保安検査場に移動
- 保安検査通過
- 搭乗ゲートに移動
- 搭乗ゲートで待機
- 搭乗
- 出発
手続きとしては、チェックイン、預け荷物手続き、保安検査、搭乗の4つですが、その間に移動があるのがポイント。空港は広いため、慣れていないと移動に時間がかかりがちなので、余裕を持った時間管理をしましょう。
各航空会社の締め切り時間
各航空会社は、それぞれの手続きの締め切り時間を設けています。
航空会社 | チェックイン | 保安検査場 | 搭乗口 |
---|---|---|---|
日本航空(JAL) | 30分前が目安 | 20分前 | 10分前 |
全日本空輸 (ANA) | 20分前に保安検査場を通過できる時間 | 20分前 | 10分前 |
スターフライヤー(SFJ) | 20分前に保安検査場を通過できる時間 | 20分前 | 10分前 |
AIR DO (ADO) | 20分前に保安検査場を通過できる時間 | 20分前 | 10分前 |
ソラシドエア (SNA) | 20分前に保安検査場を通過できる時間 | 20分前 | 10分前 |
IBEXエアラインズ (IBX) | 20分前 | 20分前 | 10分前 |
フジドリームエアラインズ (FDA) | 15分前 | 15分前 | 10分前 |
スカイマーク (SKY) | 20分前 | 20分前 | 15分前 |
ジェットスター (JJP) | 30分前 | ー | 15分前 |
ピーチ(APJ) | 30分前 | 25分前 | 20分前 |
SPRING JAPAN (SJO) | 30分前 | ー | 25分前 |
航空会社によって締め切り時間が違うため、注意が必要です。またこれは最低限この時間までに終了していなければならないという時間。とくに繁忙期には行列ができ、予想外に時間がかかってしまうことがよくあります。ぎりぎりを狙わず、できるだけ余裕を持って手続きを進めることが大切です。
空港到着から搭乗までの流れ・ポイント
空港の最寄りの駅や駐車場から移動して空港に到着したら、搭乗、出発までにどういったことに注意すれば良いのでしょうか。それぞれの手順でのポイントを解説します。
航空会社カウンターでチェックイン
空港に到着したら利用する航空会社のチェックインカウンターに行きます。慣れていないとこの段階で迷ってしまうことがあるので、利用する航空会社のチェックインカウンターがどこにあるのか、事前に調べておくことが大切。羽田空港のようにターミナルが複数ある場合、間違ってしまうと移動にとても時間がかかります。
チェックインはカウンターよりも自動チェックイン機の方が時間を短縮できて便利です。
預け荷物手続きへ
チェックインの次は荷物預かりのカウンターに向かい、機内に持ち込まずに預ける荷物を預けます。荷物に関しては、各航空会社によって受託手荷物のサイズや重さの制限があるため、事前に確認しておきましょう。オーバーしているとその手続きで時間がかかったり追加代金がかかったりすることも。
また繁忙期には行列ができなかなか進まないことがあるので余裕を見ておくことが必要です。 預ける手荷物がない場合は、この手続きは必要ないためそのまま保安検査場に向かいます。
保安検査場での手荷物検査
預け荷物の手続きを終えたら保安検査場へ移動します。
保安検査場の場所は限られるため移動で迷うことはありませんが、保安検査はとくに時間が読みづらい手続きです。人が少ないときにはスムーズに終了する一方で、繁忙期にはかなり時間がかかることも。検査に引っかかると時間がかかって周囲にも迷惑をかけてしまうため、しっかり準備して検査を受けるようにしてください。
保安検査をスムーズに通過するコツ
保安検査で時間がかからないようにするためには、以下のポイントを押さえておくのがコツです。
- 貴金属、金属のバックル付きのベルトは身に着けない
- 鍵、財布、小銭、スマホなどポケットのものは事前にまとめておく
- 機内持込不可な物をしっかり把握する
充電式のヘアアイロンは持ち込み不可、リチウム電池とリチウムイオン電池は重量制限、スプレーやライターは容量や個数に制限があるなど、細かな規定があるので、家で荷物を準備する段階でしっかりチェックしてください。
時間までに搭乗口へ移動する
保安検査が終わると大きな手続きは終了。しかしその先にもっとも時間がかかる可能性のある行動が残っています。
それは搭乗口への移動。搭乗口の番号は航空券に記載されていますが、空港に慣れていないといったいどこにあるのか迷ってしまうことも。適当に歩いていたら真逆の場所に行ってしまうこともあります。空港内の案内などでしっかり位置を調べてから歩き始めてください。
とくにLCC(格安航空会社)の飛行機に搭乗する場合、空港によってターミナルが離れている場合があるので、時間に余裕をもって行動するといいでしょう。
空港での手続きの流れの目安
では空港の到着から搭乗まで、どれくらいの時間を目安に行動すればいいのでしょうか。一般的な行動時間は以下のようになります。
行動・手続き | 目安の時間 |
---|---|
空港駅・駐車場に到着 | 出発60分前 |
チェックインカウンターに到着 | 出発55分前 |
チェックインと預け荷物手続き | 出発55分〜45分前 |
保安検査場に到着 | 出発45分前 |
保安検査終了 | 出発30分前 |
搭乗ゲートに到着 | 出発20分〜15分前 |
出発 |
|
慣れていない人は途中で調整を
手続きの流れをみると1時間前の到着でもあまり余裕がないことがわかります。空港に慣れていない場合、おすすめはさらに30分から1時間早く行動すること。
空港ではチェックイン後でもショッピングや食事で時間を調整することができます。また保安検査の後でもショッピングや軽食を楽しめるので、たとえば2時間前に空港に到着するのもおすすめです。早めにチェックインし、食事をしてから出発1時間前に保安検査を終え、搭乗ゲートを確認してからショッピングで時間を調整すれば、余裕を持って過ごすことができます。
飛行機に間に合わない・遅れてしまったら?
飛行機利用ではできるだけ余裕を持って行動することをおすすめしますが、それでも間に合わなかったり遅れてしまったりすることがあるかもしれません。
飛行機に遅れそうな場合の対処法
電車の遅延や渋滞などで空港に着くのが遅くなりそうな場合は、できるだけ早く航空会社に伝えてください。出発時刻前なら保安検査を優先的に受けるなどの配慮をしてもらえる場合があります。搭乗者の名前や搭乗予定の便名、予約番号、連絡先などを伝えます。
出発時刻を過ぎてしまった場合も、事前に連絡しておけば対処法を航空会社が提案してくれることがあるため、とにかく事前に連絡することが大切です。 公共交通機関が遅れの原因である場合は、証拠となる遅延証明書をもらっておくといいでしょう。
遅れてしまった場合の対処法
さまざまな理由で搭乗時間に遅れてしまった場合、航空会社によってはフラット・タイヤ・ルールというサービスが適用される場合があります。事前に搭乗時間に間に合わないことを伝えておけば、無料や手数料のみで次の便の空いている座席やキャンセル待ちの航空券を提供してくれるサービス。
ただしこれは公式ルールではなく航空会社の善意によるものなので、利用できなくても文句は言えません。とくにLCCでは利用できない場合がよくあるので、やはり余裕を持って空港に到着することが大切です。 また、飛行機が満席の場合は登場できない可能性もあります。
また、電車の遅延などではなく自己都合で遅れる場合は、サービスの適用が難しい場合も。追加代金を支払ってフライトの変更が可能となる場合があるので、その際も航空会社に連絡をしておきましょう。
国内線も余裕を持って空港に行こう!
一般的に国内線は出発の1時間前に到着すれば良いといわれています。旅慣れていて繁忙期でなければ、これでもじゅうぶんに間に合う時間。
ただし空港に慣れていない人は手続きと移動でかなり時間をロスする可能性がありますから、なるべく早めに到着して空港での滞在時間を楽しむのがおすすめですよ。
cover photo by Pixta