九州でおすすめの水族館7選!特徴や見どころを解説
豊かな海に囲まれている九州は、地域の環境を生かしたユニークな水族館がいくつもある激戦エリア。この記事では、そんな九州の水族館の中からおすすめの7選を紹介。それぞれの水族館の特徴や見どころについても解説します。思い出に残る水族館ばかりなのでぜひ参考にしてくださいね。
豊かな海に囲まれている九州は、地域の環境を生かしたユニークな水族館がいくつもある激戦エリア。この記事では、そんな九州の水族館の中からおすすめの7選を紹介。それぞれの水族館の特徴や見どころについても解説します。思い出に残る水族館ばかりなのでぜひ参考にしてくださいね。
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九州には魅力的な水族館がいっぱい!
日本は水族館がとても多い国。海に囲まれ、川や湖も多い日本では、人々は昔から水の生き物に親しんできました。それが水族館人気の秘密。実際に水族館数では日本が世界のトップだといわれています。
なかでも九州は、太平洋、日本海、東シナ海、瀬戸内海に面し、有明湾や錦江湾などの特徴的な湾や、九十九島などの多島地域もあるエリア。多彩な海に囲まれているため、水族館もバラエティ豊かなのが特徴です。
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九州でおすすめの水族館7選!
ここからは九州でおすすめの水族館を紹介していきます!それぞれの水族館の特徴や見どころを詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
マリンワールド海の中道
マリンワールド海の中道は、九州を代表する大規模な水族館。九州の海がテーマで、福岡に限らず九州7県の水辺を再現しています。九州を取り囲む東シナ海や太平洋、日本海、瀬戸内海の水槽があり、実際の環境に近い状態を見られるのが特徴です。
たとえば玄界灘水槽では、荒波の玄界灘を再現。波に揉まれながら泳ぐ魚を眺めることができます。また九州の近海エリアは足元から頭上まである大きな水槽が特徴。まるで海の中に入り込んだような気分になりますよ。ほかにも九州の外洋、九州の深海、奄美のサンゴ礁などのテーマに合わせた展示があります。九州の外洋 外洋大水槽は、そのなかでも最大の水槽。回遊魚や大型のサメなど60種、2万匹を超える魚たちが泳ぎ回っています。
九州水の森は2022年7月にオープンしたエリア。滝や田んぼなどが再現され、約40種類の淡水生物を展示しています。
マリンワールド海の中道で人気の生き物は?
マリンワールド海の中道の人気エリアは、かわいいラッコがいるラッコプール。以前、ラッコは多くの水族館の人気動物でしたが、輸入することができなくなり繁殖も難しいため激減。2024年現在、国内で飼育されているラッコは、三重県の鳥羽水族館の2頭と、このマリンワールド海の中道の1頭、合計3頭だけになっているんです。マリンワールドで会えるラッコは、オスのリロくん。貴重なラッコは必見ですよ。
また博多湾をバックに行われる華やかなイルカショーも大人気。このイルカのショープールと客席の間の中央にはイルカたちが客席に近づけるステージがあり、イルカショーの終了直後はゲートが開いています。ステージに近づいてみると、イルカが寄ってきてポーズを取るなど特別サービスをしてくれるかもしれませんよ!
マリンワールド海の中道の基本情報 | |
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住所 | 福岡市東区大字西戸崎18-28 |
電話 | 092-603-0400 |
営業時間 | 通常営業時間 9:30〜17:30 GW、夏季 9:30〜21:00 12月~2月 10:00〜7:00 |
休業日 | 2月第一月曜とその翌日 |
アクセス | JR香椎線海ノ中道駅から徒歩5分 都市高速6号線アイランドシティ出口から車で15分 |
料金 | 大人2,500円、シニア割引(65歳から)2,200円、専門学生/大学生/高校生2,500円、小中学生1,200円、幼児(3才以上小学生未満)700円 |
公式サイト |
大分マリーンパレス水族館 うみたまご
大分マリーンパレス水族館うみたまごは、別府湾に面した水族館。動物たちとなかよくなる水族館がコンセプトで、間近に触れ合えるイベントが多いのがポイントです。セイウチに直接タッチもできますよ。
そんな水族館らしいエリアが、あそびーち。屋外に設置されている人工浜で、海を模したプールの中にいるイルカや歩き回るペンギンなどを間近に見ることができます。イルカを撫でるイベントや、3種類のアシカと写真を撮るイベント、カワウソに直接エサを渡すイベントもおすすめです。
アートコーナーは、海の生き物の美しさを芸術的に表現しているコーナー。クラゲ水槽では七色に変化する光でクラゲの美しさを演出しています。万華鏡の模様の中で泳ぐ魚などユニークな展示方法も見どころですよ。
大分マリーンパレス水族館 うみたまごで人気の生き物は?
大分マリーンパレス水族館の人気コーナーは、うみたまパフォーマンス。屋外で行なわれるパフォーマンスショーで、トドやモモイロペリカン、セイウチが登場します。
とくに人気はセイウチ。口笛を吹いたり腹筋運動をしたりと、爆笑の芸を見せてくれます。芸人と呼ばれるほどのショーマンシップぶりをお見逃しなく!ショーの後にはふれあいタイムがあり、セイウチやハイイロアザラシ、マゼランペンギンと直接ふれあえますよ。
大分マリーンパレス水族館 うみたまごの基本情報 | |
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住所 | 大分市大字神崎字ウト3078番地の22 |
電話 | 097-534-1010 |
営業時間 | 通常 9:00~17:00 GW 8:00~18:00 8月(お盆以外) 9:00~18:00 お盆 8:00~18:00 |
休業日 | 2024年は12月4・5日の2日間 |
アクセス | JR九州 別府駅からバスに乗り、高崎山自然動物園前バス停で下車 JR九州 大分駅からバスに乗り、高崎山自然動物園前バス停で下車 東九州自動車道 別府ICから車で約21分 |
料金 | 大人(高校生以上)2,600円、小人(小・中学生)1,300円、幼児(4才以上)850円 |
公式サイト |
長崎ペンギン水族館
長崎ペンギン水族館は、その名の通りペンギンを中心とした展示が人気の水族館。世界に存在しているペンギン18種類のうち9種類、180羽も飼育していて、飼育種類の数は世界一となっています。種類ごとに個性が強いペンギンをまとめて観察できるのが魅力です。
実はペンギンだけでなく他の生物も充実しているのはうれしいポイント。約165種9,700点の海の生き物を飼育・展示していて、たっぷり楽しめます。
長崎ペンギン水族館で人気の生き物は?
長崎ペンギン水族館の人気は、やはりなんといってもペンギン。自然界の環境を再現しているのが特色で、ペンギンビーチは実際の海と繋がっている人工ビーチになっています。自然の海で泳がせたいという想いで作られたビーチは広くて開放的。エサを追いかけて海を泳ぎまわり、加速してジャンプする珍しいペンギンの姿を見ることができます。
亜南極ペンギンプールは、ペンギンたちが泳ぐ姿を見ることができるプール。深いプールでは驚くほどのスピードで泳ぐペンギンの水中の姿を観察できます。
また世界最大級の淡水魚であるプラーブック(メコンオオナマズ)も人気。国内ではここと岐阜県のアクア・トトぎふなど3カ所でしか展示していない珍しい魚です。その姿は大迫力ですよ!
長崎ペンギン水族館の基本情報 | |
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住所 | 長崎県長崎市宿町3番地16 |
電話 | 095-838-3131 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休業日 | なし |
アクセス | JR九州 長崎駅からバスに乗り、網場・春日車庫前バス停で下車 長崎自動車道 長崎芒塚ICから車で約5分 長崎自動車道 長崎多良見ICから車で約15分 |
料金 | 一般 520円 、幼児・小中学生 310円 |
公式サイト |
いおワールドかごしま水族館
いおワールド鹿児島水族館は、桜島を望む錦江湾に面した水族館。桜島へ渡るフェリー乗り場の近くにあります。主に鹿児島近海に生息する海の生きものたちや美しいサンゴを展示。中でも見どころは、総水量1,500トンで最も大きな黒潮大水槽です。ここにはジンベエザメやマダラトビエイ、クロマグロやカツオなどがいっぱい。黒潮に乗ってやってくる魚の巨大さと種類の豊富さに感動します。
南西諸島の海ゾーンでは、鹿児島県本土より南に伸びる南西諸島の美しいサンゴを展示。そこに生息するカラフルな魚たちとの共演は華やかで、ダイビング気分を味わえますよ。
また、うみうし研究所も見どころ!うみうしは飼育が難しくなかなか常設展示できないそう。このうみうし研究所は日本で初めてうみうしの常設展示に成功しています。美しい模様のうみうしはとてもかわいいですよ。
いおワールドかごしま水族館で人気の生き物は?
いおワールドかごしま水族館で人気なのは、ジンベエザメ。ジンベエザメがいる水族館は、いおワールドを含めて日本に4ヶ所しかありません。いおワールドでは、ジンベイザメを飼育し、全長が5.5メートルになったら海に返す活動を行っているので、早めに行った方がいいかもしれませんよ。
またイルカもこの水族館の人気者。1日に3回行なわれている青空イルカウォッチングでは、自然の海水で泳ぐイルカのショーを見ることができます。場所は水族館の目の前にあるイルカ水路。錦江湾と繋がった全長275メートル、面積7,000平方メートルの水路です。開けた場所でのイルカのジャンプはよりダイナミック。イルカとの距離が近いのもうれしいポイントです。
いおワールドかごしま水族館の基本情報 | |
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住所 | 鹿児島県鹿児島市本港新町3-1 |
電話 | 099-226-2233 |
営業時間 | 9:30~18:00(入館は17:00まで) ゴールデンウィーク、夏休み期間の土日祝日、お盆などは21:00まで開館する『夜の水族館』を開催 |
休業日 | 12月の第1月曜日から4日間 |
アクセス | JR九州 鹿児島中央駅からバスに乗り、かごしま水族館前バス停で下車、徒歩3分 九州自動車道 薩摩吉田ICから車で約20分 九州自動車道 鹿児島北ICから車で約20分 |
料金 | 大人(高校生以上)1,500円 小人(小・中学生)750円 幼児(4歳以上)350円 |
公式サイト |
九十九島水族館 海きらら
九十九島水族館 海きららは、長崎県の九十九島(くじゅうくしま)の環境を再現した水族館。208もの島々からなる九十九島の多様な生物を展示しています。コンセプトは、九十九島の海を再現した地域密着型の水族館。といっても九十九島の近海には日本に生息する約3,500種の魚のうち1,000種類が生息しているので、展示はバラエティ豊かです。
水族館の中心は、太陽の光が水中まで降り注ぐ屋外型の九十九島湾大水槽。ここには約120種1万3,000匹の魚たちが展示されています。1つの水槽に九十九島湾の沖合いから岩場、岩礁、砂地、磯までを再現。多様な景色と海の生き物たちをまとめて見られるのが魅力です。
カブトガニの展示も人気。九十九島は絶滅危惧種のカブトガニにとって貴重な生息地で、水族館でもカブトガニの調査や研究に積極的に取り組んでいます。
また魚がエサを食べる様子を観察できるパクパクウォッチングもみどころ。水族館の裏側を探検する水族館ミステリーツアーなどの楽しい体験プログラムも充実していますよ。
九十九島水族館 海きららで人気の生き物は?
九十九島水族館 海きららの人気エリアが、西日本最大級のクラゲ展示コーナーであるクラゲシンフォニードーム。幻想的な光と音楽の中、11基の水槽で300匹ものクラゲを観覧できます。SNS映えする写真が撮影できますよ。クラゲは九十九島周辺で確認されている100種類以上の中から随時入れ替えて展示しています。
イルカのパフォーマンスも大人気。この水族館のイルカショーは建物の屋上で行われていて、イルカの高い運動能力と知能を楽しめるパフォーマンスを楽しめます。
九十九島水族館 海きららの基本情報 | |
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住所 | 長崎県佐世保市鹿子前町1008 |
電話 | 0956-28-4187 |
営業時間 | 3月〜10月は9:00〜18:00(最終入館17:30) 11月〜2月は9:00〜17:00(最終入館16:30) |
休業日 | なし |
アクセス | JR九州 佐世保駅からバスに乗り、パールシーリゾート・九十九島水族館バス停で下車 西九州自動車道 佐世保中央ICから車で約17分 |
料金 | 大人(高校生以上)1,470円、小人(4才〜中学生)730円、3才以下無料、70才以上1,250円 |
公式サイト |
高千穂峡淡水魚水族館
高千穂淡水魚水族館は、宮崎の人気観光地・高千穂峡にある淡水魚専門の水族館。高千穂峡の中心地の崖のすぐ上という立地にあります。淡水魚の飼育に使っているのは、すぐ近くの玉垂の滝の湧水。同じ水が水族館のすぐ前にあるおのころ池に溜まってから崖下の高千穂峡に流れ落ちているのが、高千穂峡の象徴として写真でもおなじみの真名井の滝です。つまり日本神話で天村雲命(あめのむらくものみこと)が作ったという真名井の滝と同じ神聖な水を使っている水族館ということなんですね。
ここではヤマメやドンコなど五ヶ瀬川水系の淡水魚をはじめ、チョウザメ、オヤニラミ、ニッポンバラタンゴ、アカメといった珍しい魚、ブラジルやアフリカに生息する熱帯淡水魚など、約100種もの淡水魚を展示しています。
高千穂峡淡水魚水族館で人気の生き物は?
高千穂峡淡水魚水族館で人気が高いのは、1~2万匹に1匹の割合で生まれるという銀マスや、10万匹に1匹の割合で生まれるという黄金マスなどの珍しく貴重な魚。
またドクターフィッシュの体験コーナーも人気です。
さらに、同じ敷地内には釣り堀があり、神聖な水で育ったニジマスを釣って持ち帰ることもできます。
高千穂峡淡水魚水族館の基本情報 | |
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住所 | 高千穂町向山60-1 |
電話 | 0982-72-2269 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
休業日 | 第2・第4水曜日 12月31日・1月1日 |
アクセス | ホテル高千穂前バス停から徒歩5分 |
料金 | 大人・高校生 300円、小・中学生 200円、3歳以上就学前 100円 |
公式サイト |
奄美海洋展示館
奄美海洋展示館は、奄美大島の大浜海浜公園内にある水族館。奄美近海の美しいサンゴ礁や生物について、わかりやすく展示しています。
テーマは海と人との共生。海の生き物だけでなく、奄美の人びとの暮らしと海との関わりを知ることができるので、奄美旅行で島の文化について学ぶスポットとしてもおすすめです。
館内最大の大水槽は水深5メートル、水量約150トン。奄美の代表的な海中の地形を模している水槽は、枝サンゴが見られる浅場や、白波の立つ場所から急に深くなる場所などを再現しています。自然に近い環境の中、ウミガメや熱帯魚がゆったりと泳ぐ姿は癒されますよ。
サンゴや砂、貝殻を使ったワークショップ体験も人気。奄美の思い出にオリジナルの作品を作るのもおすすめです。
奄美海洋展示館で人気の生き物は?
奄美海洋展示館の人気はなんといってもウミガメ。2階には浜辺を模した場所があり、ウミガメたちが間近まで寄ってきてくれます。さらにうれしいのは、ウミガメに触れられる餌やり体験ができること。餌を用意すると大きなウミガメが大慌てで、でもゆっくりと押し寄せてきてかわいいですよ!
奄美海洋展示館の基本情報 | |
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住所 | 鹿児島県奄美市名瀬小宿大浜701-1 |
電話 | 0997-55-6000 |
営業時間 | 09:30~18:00(最終入館は17:30) |
休業日 | 年末年始(12/31~1/1) 6月・12月の中旬3日間にメンテナンスのための休館日あり |
アクセス | 那古市街地からバスに乗り、大浜入口バス停で下車、徒歩約15分 名瀬市街地から車で約20分 |
料金 | 大人(高校生以上)700円、小人(小学生・中学生) 400円、幼児(3歳以上)150円 |
公式サイト |
九州の人気水族館に行こう!
九州には各エリアの海を再現した水族館がたくさんあります。九州の海や川の魅力がよくわかる水族館ばかり!イルカやウミガメ、ペンギンなどかわいい生き物も多く、ラッコやジンベエザメなど貴重な生き物に会うこともできます。次の旅行では九州の水族館に出かけてみてはいかがでしょうか。
cover photo by PIXTA