【2024年最新】羽田空港のプライオリティ・パスは?利用できるラウンジなどを紹介
羽田空港でも利用できるプライオリティ・パスは、旅上手な人が使いこなしているラウンジ利用サービス。日本でも徐々に浸透しているプライオリティ・パスとは、どんなサービスなのでしょうか? この記事では、プライオリティ・パスの詳細と、羽田空港でプライオリティ・パスを使って利用できるラウンジやサービスを紹介します。
羽田空港でも利用できるプライオリティ・パスは、旅上手な人が使いこなしているラウンジ利用サービス。日本でも徐々に浸透しているプライオリティ・パスとは、どんなサービスなのでしょうか?
この記事では、プライオリティ・パスの詳細と、羽田空港でプライオリティ・パスを使って利用できるラウンジやサービスを紹介します。
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
プライオリティ・パスとは?
プライオリティ・パスは、世界各国の空港で利用できるコリンソン・グループの会員制サービスです。いったいどんな特典があるのでしょうか?
専用ラウンジの利用
プライオリティ・パスを使えば、世界145カ国、600以上の都市の1,600以上の空港でラウンジを利用できます。使用できるラウンジは毎月のように増加中。フライト前後の時間に静かなラウンジでゆったりと体を休められるのは魅力です。
しかもほとんどのラウンジでは無料のWi-Fiと充電サービスもあります。フライトの待ち時間に仕事までできてしまうのは大きな魅力。また有料になりますが、同伴者もラウンジを利用することができます。
軽食やドリンクが楽しめる
プライオリティ・パス・ラウンジの多くでは、軽食やドリンクが無料で提供されています。ラウンジのランクによってはアルコール類が無料というところも。空港内で食事に行かなくてもいいので時間を有効に使えます。
空港内ショップの優待サービスが受けられる
プライオリティ・パスには、空港内の特定のショップでの割引優待サービスがあります。対象店舗ならプライオリティ・パスと航空券の提示で食事やサービスが無料や割引になり、かなりおトクです。
サービスの対象店舗は変更されることが多いので、事前にプライオリティ・パスの公式サイトで確認してから利用するのがおすすめです。
\羽田空港周辺の人気ホテルをチェック/
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
空港ラウンジには種類がある
空港ラウンジには、さまざまな種類があります。主なものは、カードラウンジ、航空会社ラウンジ、プライオリティ・パス・ラウンジ、そして有料ラウンジです。
カードラウンジ
提携しているクレジットカードを持っている人が利用できるラウンジ。ゴールドやプラチナなどステータスの高いクレジットカードが対象です。ラウンジで受けられるサービスの内容はカード会社やカードのランクによって異なります。
航空会社ラウンジ
航空会社が運営しているラウンジ。航空会社の上級会員や、ビジネスクラス、ファーストクラスなどに搭乗する人が利用できます。ファーストクラス専用ラウンジなら一流レストラン並みの食事が楽しめることも。航空会社によっては豪華なスパを用意しているラウンジもあります。
プライオリティ・パス・ラウンジ
プライオリティ・パス会員のみが利用できるラウンジ。サービス内容は空港によって異なりますが、プライオリティ・パス専用のラウンジでは軽食やスパ、アルコールの提供など、上質なサービスが受けられます。
有料ラウンジ
有料で誰でも利用できるラウンジ。サービスは料金に応じて異なり、価格が高いラウンジでは軽食やドリンク、アルコールなどが無料になります。一方で安価な有料ラウンジではドリンクのみ無料ということも。空港によっては有料ラウンジがない場合もあります。
プライオリティ・パス会員はさまざまなラウンジを利用
上記の種類を見ると、プライオリティ・パス会員になるとプライオリティ・パス・ラウンジだけを利用できると考えがちですが、そうではありません。
カードラウンジや航空会社ラウンジ、有料ラウンジのなかからプライオリティ・パスと提携しているラウンジを利用することもよくあります。とくに羽田空港では有料ラウンジの利用がほとんどです。
プライオリティ・パスの会員プラン
プライオリティ・パスは年会費を払って利用するサービス。スタンダード、スタンダード・プラス、プレステージという3つの会員プランがあり、それぞれの年会費とサービス内容は以下のようになっています。
※価格は2024年8月27日現在
会員プラン | スタンダード | スタンダード・プラス | プレステージ |
---|---|---|---|
年会費 | 99ドル(約14,338円) | 329ドル(約47,649円) | 469ドル(約67,925円) |
会員のラウンジ利用料金 | 35ドル(約5,069円) | 10回まで無料 | 何回でも無料 |
同伴者のラウンジ利用料金 | 35ドル(約5,069円) | 35ドル(約5,069円) | 35ドル(約5,069円) |
スタンダードの場合、ラウンジ利用料金が毎回35ドル(約5,069円)かかります。年会費はそれぞれ数倍になりますが、頻繁に空港を利用してプライオリティ・パス・ラウンジを使いたい人はスタンダード・プラスやプレステージを選ぶ方がいいかもしれません。
会員のラウンジ利用料金にも注意が必要。都度支払いのスタンダードでは、ショップの割引や無料サービスを受けることができません。
クレジットカードの付帯サービスを利用する人が多い
このプライオリティ・パスは、実際には会員にならずにサービスを利用する人の方が多くなっています。
それはステータスが高いクレジットカードにはプライオリティ・パスが付帯されているものがあるから。プライオリティ・パス単独で会員になるよりも、プラチナカードやゴールドカードなどの会員になった方がおトクと考える人の方が多いのです。
クレジットカードのプライオリティ・パス付帯プランはカードによって内容が異なります。ラウンジを利用できる回数や同伴者の利用料金などに差があるので、自分に一番合ったクレジットカードを選ぶのがポイント!なかには一部のラウンジやサービスが利用できないものもあるので、クレジットカードでプライオリティ・パスを使いたい人は、条件をよく調べるようにしてください。
プライオリティ・パスの使い方
プライオリティ・パスの会員になれば、空港の専用ラウンジやショップでのサービスを利用できます。では空港に行ったら、どのような流れで利用すればいいのでしょうか?
使えるラウンジとショップを確認
プライオリティ・パスが使えるのは特定のラウンジやショップです。まずは公式サイトやこの記事のような情報をチェックして、利用する空港のどのラウンジやショップでプライオリティ・パスが使えるのかを確認してください。
搭乗券とプライオリティ・パスの会員カードを提示
ラウンジを利用する際は、搭乗券も必要です。ラウンジ受付でプライオリティ・パスの会員カードと搭乗券を提示してください。場合によっては身分証明書の掲示を求められることもあります。
利用伝票に署名する
ラウンジ受付では利用伝票が発行されます。伝票には利用日や同伴者の人数などの情報が書いてあるので、内容を確認して署名してください。利用料金はその場では払わず、後から請求されます。
羽田空港で利用できるラウンジとサービス
羽田空港では8カ所のラウンジと1カ所のマッサージショップ、1カ所のダイニングを利用することができます。ターミナル別にどのような施設があるのか見てみましょう。
第1ターミナルで利用できるラウンジとサービス
羽田空港の第1ターミナルにはプライオリティ・パスが使えるラウンジが3つと、マッサージショップが1つあります。
ラウンジはPower Lounge Southと、Power Lounge Central、Power Lounge North。
3つのラウンジとも年中無休で営業時間は9時から16時までです。ソフトドリンクは無料で、アルコール飲料と一部の軽食は別途料金が必要となります。
この3つのラウンジはプライオリティ・パス・ラウンジではなく、1,100円(税込)で誰でも利用できる有料ラウンジ。そのため一般的なプライオリティ・パス専用ラウンジと比較するとサービスは簡素になっています。
Power Lounge South
Power Lounge Southは保安検査後の出発エリアにあるラウンジ。南ウイングの2階、ゲート9付近にあります。
Power Lounge Central
Power Lounge Centralは、保安検査前の1階到着ロビー南側にあるラウンジ。そのため出発便だけでなく到着便の利用者も使えるのが特徴です。
Power Lounge North
Power Lounge Northは、保安検査後の出発エリアにあるラウンジ。北ウイングの2階、ゲート16付近にあります。
足湯カフェ&ボディケア LUCK
足湯カフェ&ボディケア LUCKは、保安検査前の南ウイング出発ロビー、セキュリティゲート付近にあるスパマッサージショップ。年中無休で営業時間は10時から20時まで。ボディケア、リフレクソロジー、ドライヘッドスパ、ハンドトリートメント、足湯、それらを組み合わせたセットコースがあり、全室個室で利用できます。フライトの前後に癒やしのひとときを堪能できるのはうれしいですね。
普通に利用した場合、60分間のボディケアやリフレクソロジーなら6,930円、30分間のドライヘッドスパなら3,630円などの価格。しかしスタンダード・プラスかプレステージの会員なら、ラウンジの無料利用回数分を使って、すべてのサービスを3,400円(税込)割引で受けられます。
第2ターミナルで利用できるラウンジ
羽田空港の第2ターミナルにもプライオリティ・パスが使えるラウンジが3つあります。
それはAirport Lounge Southと、Power Lounge Central、Power Lounge North。
3つのラウンジとも年中無休で営業時間は9時から16時まで。ソフトドリンクは無料で、アルコール飲料と一部の軽食は別途料金が必要となります。
この3つのラウンジも1,100円(税込)で利用できる有料ラウンジ。やはり一般的なプライオリティ・パス専用ラウンジと比較するとサービスは簡素になっています。
Airport Lounge South
Airport Lounge Southは、保安検査後の国内線出発エリアにあるラウンジ。サウスピアの2階、ゲート65付近にあり、国内線の搭乗者だけが使えます。
Power Lounge North
Power Lounge Northは、保安検査後の出発エリアにあるラウンジ。ノースピアの3階、ゲート52付近にあり、国内線の搭乗者だけが使えます。
Power Lounge Central
Power Lounge Centralは、保安検査前の一般エリアにあるラウンジ。3階のレストラン&ショッピングエリアにあります。そのため出発便だけでなく到着便の利用者も使えるのが特徴。また第2ターミナルの国際線利用者がプライオリティパスで唯一利用できるラウンジです。
第3ターミナルで利用できるラウンジとサービス
羽田空港の第3ターミナルにもプライオリティ・パスが使えるラウンジが2つと、ダイニングが1つあります。
ラウンジはTIAT LOUNGEと、SKY LOUNGE SOUTH。この2つは第1ターミナルと第2ターミナルの有料ラウンジよりもプレミアム感のあるラウンジです。
TIAT LOUNGE
TIAT LOUNGEは、保安検査後の出発エリアにあるラウンジ。羽田空港の第3ターミナルは国際線専用なので、国際線の搭乗者しか利用できないラウンジです。場所は保安検査を終えた中央ロビーの前で、わかりやすい場所にあります。
このTIAT LOUNGEは、プライオリティ・パス専用ラウンジではなく、4,400円(税込)で利用できる有料ラウンジ。料金が上がるだけに羽田空港でプライオリティ・パスが使えるラウンジの中ではもっとも豪華で、チャイナ・エアラインやデルタ航空、ハワイアン航空などのビジネスクラス搭乗者、一部クレジットカードのゴールド会員も利用しています。アルコールや食事、シャワーもあるのは大きな魅力ですね。
ただし2024年4月26日から、プライオリティ・パスを利用できるのは午前1時から午前5時までのみとなっているので注意しましょう。
SKY LOUNGE SOUTH
SKY LOUNGE SOUTHは羽田空港唯一のプライオリティ・パス・ラウンジ。羽田空港で利用できるのは誰でも入れる有料ラウンジがほとんどでしたが、ここはプライオリティ・パスの会員だけが24時間利用できます。場所は保安検査後の出発エリア。サウスウィングのゲート108の向かいです。
レセプションで手続き完了後、専用エレベーターを利用して3階から2階へ。70席ほどのスペースがあり、軽食とドリンクを無料でいただけます。ウイスキーやワイン、日本酒、ビールなどのアルコールも無料。2階に戻ればシャワーも利用できます。
ラウンジとしてより豪華なのはTIAT LOUNGEですが、あちらは利用時間が深夜から早朝に限られるのが難点。現在のところ羽田空港でもっとも充実したプライオリティ・パスのラウンジはSKY LOUNGE SOUTHだといえます。
All Day Dining Grande Aile
第3ターミナル直結の羽田エアポートガーデンにあるホテルが、ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港。その中にあるレストランAll Day Dining Grande Aileでは、プライオリティ・パスの特典で和洋のバラエティ豊かな料理が揃う人気のランチブッフェが無料になります。
年中無休で、ランチタイムの営業時間は平日が11時30分から14時まで、土日祝日は11時30分から15時まで。通常料金は大人3,500円(税込)ですが、スタンダード・プラスかプレステージの会員なら、ラウンジの無料利用回数分を使って無料でいただけます(アルコールは別途有料)。
羽田エアポートガーデンは第3ターミナルから少し歩きますが、途中のショッピングモールも楽しめる人気スポット。タイミングが合う時間のフライトなら、食事を兼ねて散策しにいくのもおすすめですよ。
羽田空港のプライオリティ・パスは今後にも期待!
2024年8月現在、世界の空港と比べて羽田空港にはプライオリティ・パス専用ラウンジが少なく、大きなメリットがあまりない状況。ほとんどのラウンジは有料で誰でも利用できるラウンジで、同伴者がいる場合、むしろプライオリティ・パスを使わない方が安くなりがちです。
しかし海外旅行が多く世界の空港を頻繁に利用する人ならプライオリティ・パスのメリットも感じられるはず。プライオリティ・パスが使えるラウンジは頻繁に変更されたり増えたりしているので、羽田空港の今後の展開にも期待したいですね。
cover photo by PIXTA
※記事内の金額は2024年8月27日のレート、1ドル=144.83円で計算で計算しています。