
温泉と美食の北国旅宿。ONSEN RYOKAN 由縁 札幌 見どころガイド
日常の喧騒から離れ、本格的な和の情緒と深いリラクゼーションを北海道の中心都市である札幌で味わえるとして、多くの支持を集めているのが「ONSEN RYOKAN 由縁 札幌」です。本記事では、日本特有のおもてなし文化と、現代的なホテルの機能性がどのように見事に融合しているのか、その全貌を解き明かします。


日常の喧騒から離れ、本格的な和の情緒と深いリラクゼーションを北海道の中心都市である札幌で味わえるとして、多くの支持を集めているのが「ONSEN RYOKAN 由縁 札幌」です。
本記事では、日本特有のおもてなし文化と、現代的なホテルの機能性がどのように見事に融合しているのか、その全貌を解き明かします。
ONSEN RYOKAN 由縁 札幌のコンセプトと歩み
「北国旅宿」というデザインコンセプトと空間づくり
ONSEN RYOKAN 由縁 札幌は、2020年8月1日に北海道札幌市中央区に開業した地上13階建ての宿泊施設です。東京・新宿に続く「ONSEN RYOKAN 由縁」ブランドの2拠点目として誕生したこの施設は、「旅館が旅館たる由縁(ことの起こり)」を現代的なアプローチで研鑽し、編集した空間を提供しています。
施設の根幹をなすデザインコンセプトは「北国旅宿(きたぐにたびやど)」です。札幌市街地の中心にありながら、建物の斜向かいには緑豊かな北海道大学植物園が広がっており、その奥に連なる札幌の山並みという美しい絶景を望むことができます。都市の利便性を享受しつつ、北海道の雄大な自然を五感で感じられる設計は、訪れる人々に深い安らぎを与えます。
建築やインテリアデザインには、地域の素材と伝統的な和の手法がふんだんに取り入れられています。外観はビル型でありながら、低層階には軒や格子を配し、旅館の「顔」としての品格と温かみを演出しています。館内の要所には、かつて札幌や小樽の建築で多用された「札幌軟石」や、上質な北海道産ミズナラ材が使用され、地域に根ざした美意識が息づいています。
数々の受賞歴と地域連携
これらの卓越した空間設計と一貫したコンセプトは高く評価されており、2021年度には「グッドデザイン賞」を受賞しました。審査では、旅館の本質的な要素を見つめ直し、道外からの旅行者のみならず道内の利用者にも「北国旅宿」を体感させるデザイン手法が称賛されています。また、「Relux of The Year 2025」や「じゃらんアワード2024」における「売れた宿大賞」「泊まって良かった宿大賞(朝食)」など、数々の栄誉ある賞を受賞しており、そのサービスの質と空間の魅力が確固たるものとして証明されています。
さらに、単なる宿泊施設にとどまらず、地域の文化や新しいライフスタイルを発信する拠点としての役割も果たしています。2021年には、グループホテル「ホテル カンラ京都」で開催されていた展示販売会を、「ONSEN RYOKAN 由縁 札幌」でも特別展示販売会として実施したほか、地域の魅力を再発見する「暮らしの養生展」、さらには「NoMaps2023」と連携した瞑想体験など、多彩な催しが企画されてきました。
現代の旅に寄り添う「旅館」の設えを感じる空間デザインと客室
旅館の要素を現代に再編集した客室
ONSEN RYOKAN 由縁 札幌の客室は、全182室で構成されており、全室が禁煙となっています。客室デザインの根底にあるのは、日本の伝統的な旅館が持つ「土間」「畳間」「広縁」という空間構成を、現代のライフスタイルに合わせてコンパクトかつ機能的に再編集するというアプローチです。すべての客室は靴を脱いでくつろぐスタイルを採用しており、足元から直接伝わる木の温もりや畳の柔らかい感触が、観光やアクティビティで疲れた旅人の身体を優しく解きほぐします。
多様な旅行者のニーズに細やかに応えるため、客室タイプは驚くほど豊富に用意されています。機能的でありながら十分な広さを確保した「ダブル(20平米)」や、ベッドが隣接して配置された「ハリウッドツイン(24平米)」は、カップルや友人同士の気軽な旅行に最適です。眺望を重視したい方に選んでいただきたいのが「コーナーダブル(27平米)」です。建物の角に位置し、二面の窓から自然光がたっぷりと注ぐ開放感のある一室で、札幌の街並みを望みながらくつろぐことができます。同じ27平米の「コーナーツイン(27平米)」は、ベッドを2台備えながらゆとりある広さを確保した客室で、友人同士やご家族での滞在にも使いやすい設えです。9階以上に配置された「高層階ツイン(24平米)」「高層階ダブル(20平米)」は、街の気配から少し離れた静けさのなかで過ごせる客室で、滞在の目的に応じて選ぶ楽しさがあります。
グループや家族での旅行には、階段でつながる立体的な造りが特徴の「メゾネットダブル(33平米)」や、最大4名まで宿泊できる「ファミリースイート(39平米)」が向いています。一方、同じ39平米の「ガーデンスイート」は、2名でゆったりと空間を愉しんでもらうことをコンセプトにした客室。広さをふたりだけで贅沢に使えるという、まったく異なる性格の一室です。
充実のアメニティと快適な機能性
客室内のアメニティや設備も、旅館ならではの細やかなおもてなしの心が随所に反映されています。到着後のひとときを豊かにするミネラルウォーターやお茶、お菓子が用意されているだけでなく、館内をリラックスして移動できるように、着心地の良い浴衣、足袋、雪駄が完備されています。シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、洗顔にも使えるハンドソープといった基本のバスアメニティも充実しており、必要なものはひと通り揃う安心感があります。
登別カルルス温泉の源泉とサウナで心身を整える至福の時間
札幌の中心で味わう「登別カルルス温泉」
ホテル滞在における最大のハイライトであり、ONSEN RYOKAN 由縁 札幌の見どころとして外せないのが、札幌の中心部にいながらにして本格的な天然温泉を楽しめる「温泉大浴場」です。広々とした大浴場の露天風呂には、北海道を代表する名湯の地である登別市から、専用のタンクローリーで丁寧に運ばれた「登別カルルス温泉」の源泉がたっぷりと使用されています。
この登別カルルス温泉は、無色透明・無味無臭の単純温泉であり、古くから湯治場として長旅の疲れを癒やす旅人に愛されてきました。肌への刺激が極めて少なく、滑らかで柔らかいお湯は、神経痛や筋肉痛、関節リウマチ、胃腸病、冷え性、そして疲労回復など、多岐にわたる効能を持つとされています。一日中札幌の街を観光して歩き回ったり、レジャーを楽しんだりして疲労が溜まった身体を、芯からじんわりと温め、深い癒しをもたらしてくれます。
大浴場の空間設計自体も、日常からの解放と深いリラクゼーションを追求した見事な造りとなっています。浴室の壁面などには、札幌・北海道の素材として「札幌軟石」が用いられ、しっとりとした静謐な雰囲気を醸し出しています。男女の浴場はそれぞれ異なる趣向が凝らされており、女湯には、隣接する植物園側から風に乗って届く木々のせせらぎや自然の音色を間近に感じられる半露天風呂と、心地よい刺激でマッサージ効果の高い「打たせ湯」が設けられています。一方、男湯には、意図的に照明のトーンを落として瞑想的な癒しの空間を演出した「こもり湯」があり、外の扉を開け放つと、そこには緑豊かな坪庭を望む情緒溢れる露天風呂が広がっています。
本格サウナと宿泊者専用の落ち着いた環境
さらに、近年幅広い世代の旅行者から熱狂的な支持を集めている「サウナ」設備が充実している点も、このホテルの大きな魅力です。男女ともに本格的なドライサウナが完備されており、サウナ室でしっかりと汗を流してデトックスした後は、空間のアクセントとして大胆に切り取られた岩造りの水風呂でクールダウンを行うことができます。温冷交代浴によって自律神経を整え、究極のリフレッシュ体験を得ることが可能です。また、季節や行事の移ろいに合わせた「季節湯」のサービスも定期的に実施されており、何度訪れてもその時季ならではの新しい風情を感じることができます。
これらの温泉大浴場は、すべて宿泊者専用です。利用時間は、夕方の15:00から深夜25:00(最終入場24:45)、および翌朝の6:00から10:00までと長めに設定されています。夕食前後のリラックスタイムや、静寂に包まれた深夜、あるいは翌日の朝食前など、滞在中のあらゆるスケジュールに合わせて何度でも名湯を堪能できるのは、旅行者にとって計り知れない喜びとなります。チェックイン直後や就寝前などは混み合う時間帯もあるため、時間に余裕をもって訪れるのがおすすめです(サウナの利用時間は夕15:00〜24:00、朝6:00〜9:00)。
北海道の美食を堪能するレストラン「夏下冬上 札幌」の朝食とディナー
名物「ホッケのひつまぶし」が光る朝食
美食の宝庫として知られる北海道での旅行において、食事のクオリティはホテルの評価を決定づける最も重要な要素の一つと言っても過言ではありません。ONSEN RYOKAN 由縁 札幌の1階には、本格的な和食レストラン「夏下冬上(かかとうじょう)札幌」が併設されており、料理長自らが北海道内の生産者のもとへ何度も足を運び、直接対話を重ねて厳選した旬の食材を用いた、こだわりの料理が提供されています。
一日の始まりを彩る朝食は、宿泊者のみに限定して提供される「和御膳」です。彩り豊かで目にも鮮やかな小鉢が整然と並ぶ御膳の中でも、特にホテルの名物メニューとして圧倒的な人気を集めているのが「ホッケのひつまぶし」です。北海道のソウルフードとして親しまれている身のふっくらとしたホッケを、特製の甘辛いタレで香ばしく仕上げており、一杯目はそのままの濃厚な味わいを楽しみ、二杯目は薬味をたっぷりと乗せて風味を変え、最後は特製のお出汁をかけてさっぱりとしたお茶漬け風にするという、三段階の贅沢な味覚の変化を堪能することができます。朝から提供される新鮮で質の高いお刺身をはじめ、小鉢の献立は月替わりで用意されており、一つ一つの料理に込められた繊細な仕事は、各種口コミでも極めて高い評価を獲得しています。朝食の料金は4,000円で、営業時間は7:00から10:00(ラストオーダー9:30)となっています。1日あたりの提供数には限りがあり、確実な食材の手配のため前日までの予約制が採用されているため、早めに予約しておくと安心です。
「原始焼き」を中心に味わう贅沢なディナー
そして、日が沈んでからのディナータイムには、炭火を用いて素材の味と旨みを極限まで引き出し、凝縮させる日本の伝統的な調理技法「原始焼き」を中心とした、本格的な懐石料理のコースが提供されます。コース料理は、旬の食材と名物の原始焼きを含む全9品の「夏下冬上 札幌 懐石(税込 10,000円)」や、北海道ならではの豪快さと繊細さをより強く打ち出した「北海道懐石(税込 14,000円)」などが用意されています。これらのコースでは、季節の前菜から始まり、お造り、煮物、メインの原始焼き、そして甘味に至るまで、流れるような美しい構成で美食の世界へと誘われます。
また、フルコースではなく、その日の気分に合わせて自由に夕食を楽しみたい方に向けては、アラカルトや御膳のメニューも豊富に用意されています。なかでもおすすめしたいのが「原始焼き小懐石(6,000円)」。北海道産の魚を炭火でじっくりと焼き上げる原始焼きを軸にした一品で、素材そのものの旨みを味わえる、この店ならではのメニューです。旬の蟹を主役にした「蟹御膳(7,000円)」も、北海道らしい贅沢さを気軽に楽しめる選択肢として人気を集めています。ほかにも、猿払産帆立など人気の海鮮を器いっぱいに盛り付けた豪華な「由縁の海鮮丼(4,800円)」、いくら丼や、かにイクラ丼(各3,800円)などが選択可能です。さらに、北海道産和牛のサーロインステーキを贅沢に組み込んだ「和牛ステーキ小懐石(8,000円)」なども提供されており、あらゆるグルメの要望に応えます。
ディナーの営業時間は18:00から22:00(最終入店21:00)で、店内は全席禁煙(ホテル1階に専用の喫煙所あり)、テーブル席や一人でも利用しやすいカウンター席が設けられています。予約はTableCheck(テーブルチェック)のオンラインシステム等で受け付けており、オンラインでの予約は1名から最大4名まで、5名以上のグループの場合はレストランへの直接の電話問い合わせが必要です。また、食物アレルギーの有無の事前確認や、遅刻時の厳格な対応(予約時間を30分過ぎて連絡が取れない場合はキャンセル扱いとなる可能性がある)など、高いクオリティを維持するためのルールが設けられています。北海道産の希少な日本酒や選び抜かれたワインとともに、洗練された空間で味わう至福のディナーは、旅行の忘れられない特別なハイライトとなるはずです。
※本記事に記載しているコース内容・メニュー・料金は2026年8月時点の情報です。メニューは季節により変更となる場合がありますので、最新の情報は公式サイトをご確認ください。
周辺の楽しみ方と充実の館内サービス
ホテルへのアクセスと駐車場
ここでは、ホテルへのアクセスや駐車場、そして連泊時にも便利な館内の設備について紹介します。
ホテルへのアクセスは、札幌市営地下鉄「大通駅」1番出口から徒歩約8分、JR線「札幌駅」および地下鉄「さっぽろ駅」の10番出口からは徒歩約13分です。周辺には、四季折々のイベントが開催される大通公園や、歴史的な建造物である北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)、札幌市時計台といった札幌の定番観光スポットがあります。北海道を代表する菓子店「北菓楼 札幌本店」をはじめとする人気店も点在しているので、チェックイン前後の空き時間には、街歩きや美味しいグルメの発掘を楽しむのもよいでしょう。
レンタカーを利用する場合は、ホテルに併設された機械式の専用駐車場(収容台数20台、車長5.3m・車幅2m・車高2mのサイズ制限あり)を利用できます。駐車料金は1泊につき2,000円(税込)で、チェックイン開始時間である15:00から先着順での案内となります。予約制ではないため、満車の場合は近隣のコインパーキングを利用することになりますが、これらはホテルとの提携駐車場ではありません。料金や利用条件は各駐車場の案内をご確認ください。
連泊やレジャーにも快適な館内設備
また、長期間の旅行や、郊外でのアクティビティを終えた後の衣類ケアに非常に便利な設備として、館内の5階と9階にはコインランドリー(洗濯機は1回300円、乾燥機は30分100円)が設置されています。ランドリールームにはアイロンやズボンプレッサーも常備されており、自由に利用できるため、ビジネスユースのゲストにとっても非常に実用的です。さらに、6階と10階には自動販売機、無料で利用できる製氷機、そして電子レンジが完備されています。ホテル周辺のコンビニエンスストアや、札幌駅周辺の百貨店の食品売り場で購入したローカルな軽食やアルコールを持ち込み、快適な客室で温かいままゆっくりと味わうといった、ホテルならではのリラックスした自由な過ごし方も可能です。
ONSEN RYOKAN 由縁 札幌の基本情報
項目 | 詳細 |
施設名 | ONSEN RYOKAN 由縁 札幌 |
住所 | 北海道札幌市中央区北1条西7丁目6 |
電話 | 011-271-1126 |
休業日 | 年中無休(※施設メンテナンスや法定点検等による臨時休館あり) |
公式サイト |
まとめ
削ぎ落とされた洗練された和の設え、札幌の中心にいながらにして肩まで浸れる登別カルルスの名湯、そして北海道の旬の食材を余すところなく味わい尽くす珠玉の美食の数々。ONSEN RYOKAN 由縁 札幌は、単に旅行中に寝泊まりするための機能的な場所という枠を超え、滞在そのものが旅の最大のハイライトとなるような、上質で特別な時間を提供してくれる比類なきホテルです。
日常の忙しい喧騒から物理的にも精神的にも距離を置き、研ぎ澄まされた和の趣に静かに心を委ねる体験は、初めて札幌を訪れる海外旅行初心者の方にも、すでに何度も足を運んでいる旅慣れたリピーターの方にも、間違いなく新鮮な感動をもたらすことでしょう。次回の北海道への旅行の拠点として、あるいは週末の気軽な自分へのご褒美ステイとして、ぜひその本質的な魅力を直接体感してみてはいかがでしょうか。
※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋




