【2024年最新】旭川のおすすめ観光スポット15選！定番から穴場まで

旭川には人気の観光スポットがいっぱい！

北海道では札幌に次ぐ、2番目の人口を有する旭川。札幌からバスで約2時間、東京からは飛行機で2時間弱で訪れることができ、全国から観光客が訪れる旭山動物園があることでも知られている、道北地方の中心都市です。

交通の要所である旭川駅周辺には、近年の再開発により新しいホテルやショッピングモールがあります。そして旭川には、自然や歴史、グルメ、大人気マンガの聖地など、バラエティ豊かな観光スポットが揃います。

今回は、そんな旭川に来たら、ぜひ訪れてほしいスポットを定番から穴場までピックアップしてみました。ぜひ旅の参考にしてみてくださいね。

旭川で絶対行きたいおすすめ観光地15選

旭川旅行に来たら、ここには絶対に行っておきたいというおすすめの観光スポットをピックアップ！動物の自然な行動を観察できる旭山動物園をはじめ、地酒グルメを味わえる高砂酒造、マンガ・ゴールデンカムイの聖地である北鎮記念館など、見どころがたくさんありますよ。

平和通買物公園

旭川のシンボルで、日本で最初の年中歩行者天国

JR旭川駅から約1キロに渡って続く平和通買物公園は、通称・買物公園と呼ばれて親しまれる、旭川のシンボル的なエリア。1972年にスタートした、日本で最初の年間を通しての歩行者天国道路となっています。

公園沿いやその周辺には、旭川の名物グルメである旭川ラーメンや塩ホルモンのお店をはじめ、カフェ、スイーツ店、個性的な服屋さん、雑貨屋さんなど、さまざまなジャンルのお店が立ち並びます。夜遅くまで営業している飲食店も多いので、飲みに出かけるにもうってつけのスポットです。

また、旭川は彫刻のまちと呼ばれ、市内に約100基の野外彫刻が設置されており、買物公園にも数々の彫刻が点在しています。これらの多くは、旭川ゆかりの彫刻家の作品となっています。

旭山動物園

動物たちの自然な行動が間近で観察できる動物園

ほかにはないユニークな展示方法で、動物たちの自然な行動を観察することができることから大人気の旭山動物園。年間入園者数が落ち込んでいた旭山動物園が、現在の行動展示の動物園にリニューアルし、全国から注目を浴びる動物園として生まれ変わるまでの軌跡がドラマ化されたこともあり、北海道で一番有名な動物園となっています。

円柱水槽を上下に行き来するアザラシ、ガラスのカプセル越しに眼の前に迫りくるホッキョクグマ、頭上17メートルの塔と塔を渡るオランウータンなど、動物本来の行動が引き出されるような展示に、大人も子どもも興奮すること間違いなしです。

動物園というと夏に行くイメージがありますが、旭山動物園は冬に行くのも夏と異なる魅力が詰まっています！雪上を散歩するペンギンたちや、元気に動き回るホッキョクグマ、夏は灰色だった毛並みが冬には美しく真っ白になるホッキョクギツネなど、冬ならではの動物たちの姿を見ることができます。

神居古潭

アイヌの伝説に登場する景勝地

石狩川が上川盆地から石狩平野へと流れる境に位置する峡谷で、古くからアイヌの人々の聖地とされてきた景勝地・神居古潭（かむいこたん）。アイヌ語でカムイは神、コタンは集落を意味しています。

約10キロにわたって続く、荒々しい奇岩怪石や対岸を結ぶ吊橋などが見どころ。特に10月上旬から中旬にかけての紅葉シーズンには、ナナカマド、ミズナラ、カエデなどが色づき、最も美しい景観を楽しむことができます。

また、アイヌ以前の人々の集落跡である神居古潭竪穴住居跡や、国道対岸には明治43年に建設された当時の姿を残すホームやSL機関車3両、復元された駅舎が展示されている旧神居古潭駅舎なども見ることができます。

上野ファーム

開園130年以上の歴史を誇る美しいガーデン

1906年に開園した、130年以上の歴史を誇る北海道のガーデン文化の発祥の地です。開園から現在にいたるまで米農家を営むオーナー家族が作り上げてきており、約2,000坪の広さがあります。

900種を超える四季折々の草花で作られたガーデンは、イングリッシュガーデンをベースにしながらも、北海道の気候に合わせて作り上げられた、いわば北海道ガーデンともいうべきオリジナルのデザインとなっています。

北海道ならではの美しい白樺に囲まれた白樺の小道、上野ファーム開園時から花を咲かせ続けるマザーガーデン、田園風景や上川盆地を囲む山々を見渡すことができる射的山など、さまざまな種類のガーデンを楽しむことができます。

高砂酒造

創業1899年の歴史を誇る旭川を代表する酒造

1899年に創業した、旭川を代表する老舗の酒造です。現在も使用されている1909年に作られた酒蔵は、旭川の歴史的建造物にも選ばれています。

大雪山系の山々に囲まれ、4本の川が流れる豊富な地下水を活かし、酒造りを行っています。また、酒米の約80パーセントは北海道産米を使用。特に高砂酒造の看板商品である国士無双シリーズは、90パーセント以上で北海道産米を使用しており、まさに北海道ならではの日本酒を味わえる酒蔵となっています。

直売所では、各種日本酒の試飲を行うことができ、好みに合ったお酒を購入することができます。また、酒粕ソフトクリーム（夏季限定）や甘酒カップアイス、酒粕入りチーズなど、酒蔵ならではのスイーツや食品を購入できます。

男山 酒造り資料舘

江戸時代からの系譜を引き継ぐ歴史ある酒蔵

大阪・伊丹で造られた江戸幕府の官用酒であり、歌舞伎や浄瑠璃、浮世絵にも描かれるほどの人気を誇った清酒・男山。その男山を継承し、1887年に旭川の地で現在の男山の前身となる山崎酒蔵が創業しました。

その創業以来、江戸時代より引き継がれる名酒を、北海道の自然の恵みを生かして醸造しています。旭川を囲む大雪山系の年中消えることのない万年雪から染み出る伏流水が、辛口淡麗な男山の味の決め手です。

酒造り資料館では、江戸時代の貴重な資料や道具をはじめ、350年間続く酒造りの歴史を学ぶことができます。また、試飲・売店コーナーもあり、男山 酒造り資料舘限定のお酒も試飲・購入できるので、日本酒好きの方にはぜひ訪れてもらいたいスポットです。

常盤公園

旭川市中心部にある市民憩いの場

1910年に旭川で初めて造られた公園です。旭川市の中心にあり、都市部のオアシスとして市民に愛されてきました。公園内の池では手漕ぎボートを楽しむこともできます。

広い敷地内には美術館や公会堂、図書館などの文化施設もあります。また、北海道らしくニレ、トドマツ、ポプラなどの樹木が生い茂っていたり、彫刻や石碑が設置されていたりと、園内をゆっくり散歩するだけでも楽しめます。

園内には1.2キロのコースがあり、ジョギングを楽しむ市民の姿が見られるので、旭川旅行中のフィットネスにも最適です。

三浦綾子記念文学館

小説『氷点』で知られる旭川出身の作家

小説・氷点でデビューし、『泥流地帯』『塩狩峠』『銃口』などの著書で知られる旭川出身の作家・三浦綾子の記念館です。特に『氷点』は、何度もテレビや映画、舞台でリメイクされるなど、長きに渡って人気となっている作品です。

三浦綾子記念文学館は、JR旭川駅南口から氷点橋を渡って約2キロ進み、『氷点』の舞台にもなった見本林の入口に建っています。文学館には、膨大な数の取材ノートや原稿、書斎などが展示されており、三浦綾子の生涯をたどることができます。

旭川美術館

道北にゆかりのある芸術家の作品をはじめとした美術館

常盤公園内にある、緑に囲まれた美術館です。伝統木工芸や木の現代造形、木彫り作品などの収集を手がけている点が特徴的で、道北にゆかりのある作家の作品も含め、約700点以上の作品を収蔵しています。また、北海道内の作家から国内外の作家まで、さまざまな特別展も開催しています。

旭川は森林に囲まれた地形から、旭川家具をはじめとする木工芸がさかんな地域です。そんな地域の特性にちなみ、日本の伝統技術を生かした木工芸から、創造性に富んだ現代工芸まで幅広い作品を鑑賞できます。常盤公園の散策と合わせて、ぜひ訪れてみてください。

旭川市博物館

北海道の人々や開拓の歴史を学べる博物館

北海道に歴史を刻んできた人々の暮らしぶり、そして旭川周辺の自然と人間のかかわりについて学ぶことのできる博物館です。

展示は上階と下階の2つに分かれています。上階では、北海道に住んできた古代からアイヌの人々、そして明治時代に屯田兵として入植してきた和人などを対象に、それぞれの時代の人々の暮らしぶりについて展示されています。住居の復元や当時の生活用品などの貴重な資料が多く、当時の人々の様子を詳しく学ぶことができます。

それに対し下階は、厳寒を生きぬく動植物と人がメインテーマ。旭川とその周辺の地質、地形、気候、多様な生き物たちについて、ハイビジョン映像や剥製の展示などを通して詳しく学ぶことができます。

旭川市科学館 サイパル

大人も子どもも楽しめる展示がたくさん！

北国・地球・宇宙の3つがテーマとなっている体験型の科学館。北国コーナーでは、雪の結晶や気候のメカニズムを、地球コーナーでは、地震や雲の発生などの自然現象をはじめ、人類の進化などの生物学的な展示が見られます。真っ暗な通路を手探りで進んだり、錯覚を利用した不思議な部屋があったりと、体験しながら学ぶことができます。

そして、一番人気なのが宇宙コーナー。月をはじめ広大な宇宙の様子について学ぶことができるほか、月面と地球の重力の違いや宇宙空間での無重力状態を疑似体験する装置もあります。

また常設展示のほか、プラネタリウムや天文台など、さまざまな施設も充実！体験型の展示が多く、子どもから大人まで体を使って楽しんで見学することができますよ。

嵐山公園

旭川の美しい景色を一望できる公園

もともと国有林だった地形を生かした自然豊かな公園です。公園内には、野草園やハイキングコース、展望台、アイヌ文化の展示などがあります。

なかでも北邦野草園は、12.25ヘクタールの広さがあり約600種の植物が生育。豊富な植物が生育しているため、開園期間中は常にさまざまな草花が見頃を迎えています。春に咲く紫色のカタクリの花は特に美しく、一見の価値があります。

また、標高253メートルの展望台からは、旭川市内を見渡すことができ、天気が良い日は大雪山系の姿も見ることができます。展望台へは北邦野草園から約30分ほどのハイキングコースを登って行くことができるので、豊かな自然を散策しながら展望台に向かってみてはいかがでしょうか。

また、夜は夜景スポットとしても人気です。ただし、夜は公園内が大変暗いので、展望台近くの駐車場まで車で行くようにしましょう。

あさひかわラーメン村

旭川ラーメンの食べ歩きにぴったりの施設

旭川のラーメンの名店7店舗が集結した、ラーメン好きなら訪れておきたい施設です。1か所に名店が集まっているので、食べ歩きにも便利！また、旭山動物園や旭川空港からも近い場所にあるため、観光途中に訪れるのにも便利な立地です。

旭川ラーメンは、札幌ラーメン（味噌ラーメン）、函館ラーメン（塩ラーメン）と並ぶ北海道3大ラーメンの1つ。旭川ラーメンの特徴は、魚介類と豚骨・鶏ガラでだしをとったダブルスープの醤油ラーメンである、ということです。あさひかわラーメン村では、昔ながらのスタイルを貫いた旭川ラーメンから、お店独自の進化を遂げたものまで、さまざまな旭川ラーメンを食べることができます。

また、施設内にはラーメン丼や割り箸を模したベンチや、あさひかわラーメン村神社など、思わず写真を撮りたくなってしまうコーナーもありますよ。

旭川デザインセンター

洗練された旭川家具が揃う見るだけでも楽しい空間

旭川市と近郊の家具メーカー約30社の家具・木工品を常設展示している、旭川家具の拠点です。旭川家具とは、旭川市と近郊のまちで造られる家具の総称で、国際的なコンペにも出品される、日本を代表する家具ブランドの1つ。旭川の豊かな森林資源を生かした、シンプルなデザインが特徴です。

旭川デザインセンターでは、シンプルでどんな空間にもなじむ家具から、1つ部屋に置くだけで唯一無二の存在感を放つような洗練された家具、子ども用のカラフルな家具など、さまざまな旭川家具が揃います。芸術作品のように、見るだけでも楽しい施設です。

北鎮記念館

『ゴールデンカムイ』の聖地として話題の穴場スポット

北海道の防衛や開拓に携わった屯田兵や旧陸軍第7師団に関する、貴重な資料が約2,500点展示されている、陸上自衛隊旭川駐屯地の隣にある資料館です。大人気マンガ『ゴールデンカムイ』のモデルとなっている第七師団の歴史について学ぶことができ、実物の資料や衣服などを間近に見られるとあり、ゴールデンカムイファンの聖地としてひそかに注目を集める穴場スポットです。

館内は自由に見学することができますが、時間に余裕がある方は、数十分おきに実施されている自衛官による館内ツアーに参加するのがおすすめです。資料とゴールデンカムイのシーンを照らし合わせて解説してくれるので、ファンであれば「あのシーンの実物の資料だ！」と大興奮間違いなしです。また、ゴールデンカムイデザインのお土産も購入することができます。

ちなみに筆者はゴールデンカムイを読んだことがありませんが、北海道の開拓や戦争の歴史を学びとても勉強になったので、ゴールデンカムイファンならずとも楽しむことができます。

就実の丘

北海道らしい雄大な風景を眺める穴場スポット

就実の丘は、旭川空港から車で約15分ほどの位置にある景勝地。北海道ならではの壮大な丘陵風景が見られることで、近年SNSでも話題となっている穴場の観光スポットです。丘からは、大雪山連峰や十勝岳連峰、旭川や美瑛の街並み、広大な農耕地など、雄大な大パノラマが広がります。

また、就実の丘に至るまでの道も「まるでジェットコースターのよう」と人気。信号のない、アップダウンのある一本道を疾走する爽快感を味わいながら、北海道の景色を楽しむドライブができます。

旭川の人気観光スポットを満喫しよう

この記事では、旭川のおすすめの観光スポットを紹介しました。名所や見どころがいっぱいある旭川では、しっかりスケジュールを立てて観光やグルメを楽しむのがおすすめです。

ぜひ紹介した観光地を参考に、北海道・旭川旅行のスケジュールを立ててみてくださいね！

cover photo by  pixabay