関東の潮干狩りスポット6選!おすすめの海岸や持ち物、上手に探すコツも紹介
関東の海でも人気の潮干狩り。一度チャレンジしてその面白さにハマってしまう人も多いレジャーです。関東には魅力的な潮干狩りスポットがいっぱい。シーズンには多くの人で賑わいます。この記事では関東の潮干狩りスポットを紹介。また潮干狩りの道具やコツについても解説するので、ぜひ参考にして大漁を目指してくださいね!
関東の海でも人気の潮干狩り。一度チャレンジしてその面白さにハマってしまう人も多いレジャーです。関東には魅力的な潮干狩りスポットがいっぱい。シーズンには多くの人で賑わいます。
この記事では関東の潮干狩りスポットを紹介。また潮干狩りの道具やコツについても解説するので、ぜひ参考にして大漁を目指してくださいね!
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潮干狩りスポットの種類
潮干狩りスポットには、大きく分けて2種類あることをご存知でしょうか?
- 貝を放流して営業している潮干狩り場
- 自然の砂浜で育つ貝を採る場所
貝を放流して営業している潮干狩り場は、都市部や人口の多い地域でよく見られます。このタイプの潮干狩り場では、育てた貝をシーズン前やシーズン中に放流するのが特徴。管理釣り場に近い感覚で、安定した数の貝をキープできるので、多くの人が潮干狩りを楽しめます。
自然の砂浜で育つ貝を採る潮干狩りスポットでは放流をしていないので、貝が採れないことも。その代わりにより自然な環境で潮干狩りを楽しめます。その年の気候や海の状況によって貝の数や大きさも変化。より本格的な潮干狩り体験を求める人に人気があります。
どちらのタイプの潮干狩りスポットを選ぶかは、個人の好み次第。放流型の潮干狩り場は確実に貝が採れ、設備が整っているのでファミリーや初心者には最適です。逆に自然の砂浜での潮干狩りなら予期せぬ大物に出会えたり、新しい発見があるかもしれません。
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関東の魅力的な潮干狩りスポット6選
関東には魅力的な潮干狩りスポットがたくさんあります。そのなかからとくに人気の高いスポットと、混雑を避けやすい穴場スポットを紹介しましょう!
富津海岸潮干狩り場(千葉県)
富津海岸潮干狩り場は、東京湾に面した広大な干潟。アサリやハマグリが豊富で、潮干狩り初心者でも楽しめることからとても人気のスポットになっています。
水深が浅く、緩やかな傾斜の海岸になっているのも特徴。そのため小さな子ども連れの家族でも安心して潮干狩りを楽しめます。しかも潮干狩りシーズンが4月上旬から8月末までと長いのもうれしいポイント。春から夏にかけて楽しむことができます。
潮干狩り以外にも、バーベキューや釣りができる設備もあるので、潮干狩りを楽しんだら他の遊びもできますよ。また近くには富津公園があるので、遊具や展望台などで一日中遊べます。
潮干狩りをしながら富津岬や東京湾アクアラインの景色を眺められるのも魅力。夕日の名所でもあるので、日が沈むまでゆっくり過ごすのもおすすめです。
富津海岸潮干狩り場の基本情報 | |
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住所 | 千葉県富津市富津2280 |
電話 | 0439-87-2121(富津漁業協同組合) |
潮干狩り期間 | 4月上旬~8月末 |
アクセス | JR内房線青堀駅からバスに乗り、富津公園入口で下車すぐ 東京湾フェリーの浜金谷から車で35分 東京湾アクアラインの木更津から車で15分 |
料金 | 大人2,200円(網袋つき2kgまで)、小人1,100円(網袋つき1kgまで) |
公式サイト |
木更津海岸潮干狩場(千葉県)
木更津海岸潮干狩場は東京からアクセスしやすい海岸。アクアラインを使えば約1時間で行くことができる人気の潮干狩りスポットです。
ここの特徴は、アサリやバカ貝、ツブ貝が豊富なこと。運が良ければ大きなサイズも見つかる可能性もあって初心者から上級者まで楽しめますよ。さらに金・銀のハマグリを見つけるとプレゼントをもらえる企画も!これは熱くなりますね。
潮干狩りシーズンは3月末頃から7月上旬まで。広大な干潟が広がっているので、混雑しがちな時期でもゆったりと潮干狩りを楽しめます。レンタル熊手や網もあるので手ぶらで行けるのもうれしいですね。
また東京湾アクアラインの絶景を眺めながら潮干狩りができるのも、木更津海岸ならではの魅力。都会の景色を見ながらアウトドアというのも、関東らしい楽しみです。
近くの海ほたるパーキングエリアは食事も魅力なので、美味しいものを食べに行くのもおすすめですよ。
木更津海岸潮干狩場の基本情報 | |
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住所 | 千葉県木更津市中島地先 |
電話 | 0438-23-4545(木更津市漁業協同組合) |
潮干狩り期間 | 3月末頃から7月上旬 |
アクセス | JR木更津駅西口より徒歩25分。 アクアライン連絡道木更津金田ICより8km 館山自動車道木更津南ICより4km |
料金 | 大人2,000円(2kgまで)、子ども1,000円(1kgまで) |
公式サイト |
牛込海岸潮干狩場(千葉県)
牛込海岸潮干狩場もアクセスが便利な潮干狩り場。木更津市街地に近いことから地元の人々に愛される穴場的なスポットです。アサリ、アオヤギ、ハマグリが豊富。ベテランでも満足できるくらいたっぷり採れることもあります。
潮干狩りシーズンは3月下旬から6月下旬まで。比較的こぢんまりとした海岸なので、のんびりと落ち着いた雰囲気で潮干狩りを楽しめます。地元の人々に愛される場所なので、混雑を避けてゆっくりと潮干狩りをしたい人におすすめ。
近くには地元の飲食店やお土産店もあるので、潮干狩りの後には新鮮な海産物を使った料理や地元の特産品を楽しめますよ。
牛込海岸潮干狩場の基本情報 | |
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住所 | 千葉県木更津市牛込 |
電話 | 0438-41-1341(新木更津市漁業協同組合牛込支所) |
潮干狩り期間 | 3月下旬~6月下旬 |
アクセス | 内房線袖ヶ浦駅からタクシーで約8分 アクアライン連絡道木更津金田ICより約5分 |
料金 | 大人2,000円(2kgまで)、子ども1,000円(1kgまで) |
公式サイト |
海の公園 潮干狩り場(神奈川県)
海の公園 潮干狩り場は横浜市内にある都市型の潮干狩り場。八景島のすぐ近くに作られた人工の砂浜で、都会にいながら自然を楽しめる貴重なスポットです。
採れるのはアサリが中心。シオフキ、カガミ貝、マテ貝などもいて、運が良ければハマグリも見つかることがあり、宝探し感覚で楽しめます。しかも料金は無料!
潮干狩りシーズンは一般的には3月中旬から6月頃ですが、昼間に潮がよく引く3月から9月中旬頃まで可能。広大な砂浜なので、のびのびと潮干狩りを楽しめます。ただしゴールデンウイークなど人出が多い時期には駐車場が混雑しがちなのでお出かけは早めがいいかもしれません。
幅15センチを超える貝採り器具の使用および2センチ以下の稚貝の採取は禁止、一人が一度に採る貝の量は2キログラム以内というルールがあるので、しっかり守ってくださいね。
公園内には遊具やバーベキュー場も完備されていて、潮干狩り以外にも一日中楽しめる施設が充実。八景島や横浜の街並みを眺めながら潮干狩りができる都会的な雰囲気も魅力ですよ。
海の公園 潮干狩り場の基本情報 | |
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住所 | 神奈川県横浜市金沢区海の公園10番 |
電話 | 045-701-3450(海の公園) |
潮干狩り期間 | 3月中旬から6月頃(3月から9月中旬頃まで可能) |
アクセス | シーサイドライン海の公園南口駅、海の公園柴口駅、八景島駅からすぐ 横浜横須賀道路並木ICから、国道357号線で約2.5km 首都高速道路湾岸線幸浦出口から、国道357号線で約2.5km |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/park/uminokouen/clamming.php |
大洗サンビーチ海水浴場(茨城県)
大洗サンビーチ海水浴場は太平洋に面した広大な砂浜。茨城の海岸らしく開放感抜群で、潮干狩りを楽しみながらリフレッシュできます。大洗は外洋なのでアサリではなく、外洋性のハマグリやホッキ貝が豊富。ここは潮干狩り場として運営しているのではなく、自然の砂浜。貝を放流しているわけではありません。
場合によっては採れないこともありますが、自然の中で育った貝を探す醍醐味が味わえます。潮干狩りシーズンは一般的には4月中旬から6月下旬まで。料金は無料ですが、使ってはいけない器具、1人1kgまでなどのルールがあるためしっかり守ってくださいね。夏には水質が最高の海水浴場としても人気があり、絶景も魅力。シーズンを通して楽しめる海岸です。
大洗サンビーチ海水浴場の基本情報 | |
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住所 | 茨城県東茨城郡大洗町大貫町地先 |
電話 | 029-266-0788(大洗観光協会) |
潮干狩り期間 | 4月中旬~6月下旬 |
アクセス | 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線大洗駅から徒歩約15分 北関東自動車道、東水戸道路水戸大洗ICから車で約15分 |
料金 | 無料 |
公式サイト |
日川浜海水浴場(茨城県)
日川浜海水浴場は鹿島灘に面した自然豊かな海岸。都会の喧騒を離れてゆったりと潮干狩りを楽しめる穴場スポットです。
ここも潮干狩場として営業しているのではなく、無料で潮干狩りができる天然の海岸。ハマグリやホッキ貝などを採ることができます。自然に育っている貝なので、小さなものは採らない、1人あたり1日1キログラムまで、などのルールをしっかり守ってください。
潮干狩りシーズンは一般的に4月中旬から6月下旬まで。比較的知名度が低い穴場的なスポットなので、混雑を避けてゆったりと潮干狩りを楽しめますよ!
潮干狩りの後は近くの日川浜キャンプ場に行くのもおすすめ。潮干狩りとキャンプを組み合わせてバーベキューを楽しむのもいいですよね。また地元の新鮮な海産物を使った飲食店も魅力的。潮干狩りの後に本格的な海の幸を楽しむこともできますよ。
日川浜海水浴場の基本情報 | |
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住所 | 茨城県神栖市日川字海岸砂間地先 |
電話 | 0299-90-1217(神栖市観光振興課) |
潮干狩り期間 | 4月中旬から6月下旬が一般的 |
アクセス | JR鹿島線鹿島神宮駅よりバスに乗り、二本松バス停で下車、徒歩約10分 東関東自動車道潮来ICより18km |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.city.kamisu.ibaraki.jp/kanko_sports/sightseeing/tourist_info/1002305/1002320.html |
潮干狩りの道具
潮干狩りは何の知識もなしにいきなり行ってもなかなかうまく採れません。その前に道具がないと何も始まらないので、まずは必要な道具からチェックしましょう。
熊手
潮干狩りの道具といえば熊手。これは砂に差し込み、掘り返す道具です。なければ手を使う方法もありますが、熊手の方が作業がしやすく、広範囲を一気に掘り返せるので効率がアップします。熊手はシーズンになるとホームセンターや100均ショップでも買えるので、ぜひ手に入れてください。
バケツか網袋
バケツや網袋は採った貝を入れて持ち歩く道具。一般的にはバケツを使うことが多いのですが、網袋に入れると、海水や泥が網の間から流れ落ち、きれいになった貝だけを持ち運ぶことができます。
一方、バケツは熊手などの道具を入れて運べるので便利。潮干狩りに頻繁に行かない人は、家にあるバケツでじゅうぶん使えます。
ペットボトル
採れた貝の塩抜きには塩水が必要。そこで空のペットボトルを持っていき、海水を入れて持ち帰ります。こうすれば砂抜きをするために大量の塩水を作る必要がありません。
クーラーボックス
採れた貝を持ち帰るためにはクーラーボックスが必須。とくに帰りにどこかに立ち寄るときや気温が高い時期には、クーラーボックスがないと貝がすぐに傷んでしまいます。
クーラーボックスに入れるときは、貝が浸る程度に海水を一緒に入れ、そこに氷を入れたビニール袋を浮かべるのがコツ。水がないとクーラーボックス内の温度にムラが出てうまく冷やすことができません。
長袖の上着と日焼け対策
潮干狩りは春から初夏に行うもの。ゴールデンウイークごろには気温も上昇するので半袖になりがちですが、あとで日焼けに苦しむことになります。また海に長時間いると体が冷えることもあるので、濡れてもいい薄手の上着を着て行うのがおすすめです。また半袖になるときは日焼け対策を忘れないようにしてください。
濡れることが多いので着替えも忘れずに。
救急セット
潮干狩りをしていると手や足の皮膚がふやけるため、落ちている貝殻などで簡単に傷ついてしまいます。そんなときのために絆創膏などの救急セットを持っていくのがおすすめ。
怪我をしないために手袋をしておくのもいいかもしれません。
椅子
実はあると便利なのが、折りたたみの小型の椅子や、お風呂用の椅子。潮干狩りは中腰で作業をするので、足腰がかなり疲れるのです。小さな椅子を置いて座れば、作業がずっと楽になるので、おすすめです。
潮干狩りのコツ
潮干狩りで大漁を狙うためにはちょっとしたコツを覚えておくのがポイント。最後にぜひ実践したい潮干狩りのコツを紹介しましょう。
波打ち際で小さな穴を探す
どこを探せばいいかまったくわからない人は、まずは波打ち際で、貝が呼吸するために出している吸水管を探してみましょう。探すのは砂にプツプツと開いている小さな穴。それを見つけるのが潮干狩り上達の近道です。
沖に近い方を狙う
アサリやハマグリは、沖に近い方にいます。そのため重要なのが潮の満ち引き。潮が最も引く時間を狙って行き、干上がってきた沖の方で摂ることが大切です。
貝によって深さを変える
狙う貝によって掘る深さを変えるのもポイント。
アサリは浅いところに生息しているので、10センチほど掘ってみて、いなければ移動します。1カ所にこだわらず、浅く広く掘って探すのがポイント。
一方ハマグリはアサリより沖合の干潟の深い位置にいます。干潮時を狙って沖合まで行き、深めに掘るのがポイントです。
見つけたら少しずつ移動
アサリは複数匹が密集して生息するのが特徴。いくつか見つけたらその近くにまだいる可能性があります。少しずつ移動しながら掘ってみましょう。
またいい場所を見つけられない場合は、他の人を観察してみるのもおすすめです。アサリが群れやすいということは、多く採れている人の近くにまだたくさんいる可能性があるということ。邪魔にならない範囲で近づいていって探してみてください。
熊手と手を上手に使う
砂を掘り返すときには熊手を使いますが、そのまま熊手で探っても貝を見逃すことがよくあります。砂を広く掘り返したら、手を入れて確認した方が、貝に触れたことがよくわかります。
関東の潮干狩りスポットに出かけて大漁を目指そう!
ちょっとしたコツを覚えれば潮干狩りはもっと楽しくなります。いろいろな特徴がある関東の潮干狩りスポットに出かけて、大漁を目指してみてはいかがでしょうか。その際は、採り方や上限などのルールはしっかり守ってくださいね!
cover photo by PIXTA