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プライオリティ・パスとは?基本から断然おトクな使い方まで解説

プライオリティ・パスは、世界中の空港で利用できるサービス。旅上手な人はうまく使いこなしています。日本でも広まってきたプライオリティ・パスとはどんなサービスなのでしょうか? この記事では、プライオリティ・パスについて紹介。その特典と料金、よりおトクに使う方法を解説するので、ぜひ参考にしてください!

ライター
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プライオリティ・パスは、世界中の空港で利用できるサービス。旅上手な人はうまく使いこなしています。日本でも広まってきたプライオリティ・パスとはどんなサービスなのでしょうか?

この記事では、プライオリティ・パスについて紹介。その特典と料金、よりおトクに使う方法を解説するので、ぜひ参考にしてください!

Contents

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プライオリティ・パスとは?基本から解説

photo by PIXTA

プライオリティ・パスは、世界各国の空港で利用できるコリンソン・グループの会員制サービス。有料会員になれば空港でのラウンジ利用など、いろいろなサービスを利用することができます。その会費はいくらで、どんな特典があるのでしょうか?

最大のメリットは、空港ラウンジが利用できること

旅行上手な人がプライオリティ・パスの会員になる主な理由は、空港ラウンジが利用できることです。会員になれば豪華なラウンジでゆったりと過ごすことができるので、空港での待ち時間をより有効に、しかもリラックスして過ごせます。

プライオリティ・パスの年会費

プライオリティ・パスでラウンジを利用するためには、年会費を払って会員になる必要があります。

プライオリティ・パスの年会費はすべてドル建てでの支払い。スタンダード、スタンダード・プラス、プレステージという3つのコースが用意されています。

※表の価格は2024年9月現在

会員プラン

スタンダード

スタンダード・プラス

プレステージ

年会費

99ドル(約14,073円)

329ドル(約46,769円)

469ドル(約66,671円)

会員のラウンジ利用料金

35ドル(約4,975円)

10回まで無料
以降35ドル(約4,975円)

何回でも無料

同伴者のラウンジ利用料金

35ドル(約4,975円)

35ドル(約4,975円)

35ドル(約4,975円)

各コースの主な違いは、ラウンジの利用料金。スタンダードの場合、ラウンジ利用料金が毎回35ドル(約4,975円)かかります。スタンダード・プラスなら10回まで無料。プレステージなら何回でも無料です。年会費は高くなりますが、頻繁に空港を利用してラウンジも使いたい人はスタンダード・プラスやプレステージを選ぶ方がいいかもしれません。

会員プランの料金が高いと感じる人も多いかもしれませんが、多くの人はプライオリティ・パスをもっとおトクに利用しています。その方法は後ほど紹介しますね。

ではプライオリティ・パスの会員になるとどのようなサービスを受けることができるのか、より詳しく解説していきましょう。

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世界1,600以上の空港で専用ラウンジが利用できる!

プライオリティ・パスを使えば、世界145カ国、600以上の都市の1,600以上の空港でラウンジを利用できます。使用できるラウンジは毎月のように増加中。フライト前後の時間に静かなラウンジでゆったりと体を休められるのは大きな魅力です。

ほとんどのラウンジには無料のWi-Fiと充電サービスがあり、ちょっとした仕事なら十分にこなせるのもメリット。また有料ですが同伴者もラウンジを利用することができます。

軽食やドリンクが楽しめる

多くのプライオリティ・パス・ラウンジでは、軽食やドリンクを無料で提供しています。場合によってはアルコールがあるところも。小腹が減っていても空港内で食事に行かなくてもいいので、時間を有効に使えますね。

ラウンジの事前予約ができる

空港ラウンジでは、混雑時に入場制限があって利用できないことがあります。せっかく利用資格があるのにラウンジに入れないのは、残念ですよね。そこでプライオリティ・パスでは、確実にラウンジを利用できるよう、事前予約をすることができます。

空港ラウンジには種類がある

photo by PIXTA

ところでプライオリティ・パスで利用できる専用ラウンジとは、どういう意味でしょうか?ここでは空港ラウンジの基本を解説しましょう。

ひとくちに空港ラウンジといっても実は種類があります。主なものは、カードラウンジ、航空会社ラウンジ、プライオリティ・パス・ラウンジ、そして有料ラウンジです。

カードラウンジ

提携しているクレジットカードを持っている人が利用できるラウンジ。ゴールドやプラチナなどステータスの高いクレジットカードが対象です。

航空会社ラウンジ

航空会社が運営しているラウンジ。航空会社の上級会員や、ビジネスクラス、ファーストクラスなどを利用する人が利用できます。クラスが上がるほど、豪華なサービスを受けることができます。

プライオリティ・パス・ラウンジ

プライオリティ・パス会員のみが利用できるラウンジ。スパやアルコールの提供など、上質なサービスが受けられます。

有料ラウンジ

有料で誰でも利用できるラウンジ。サービスは入場料金に応じて異なりますが、比較的簡素なことが多くなります。

プライオリティ・パス・ラウンジがない空港でも使えることが多い!

空港によってはラウンジの数が限られていて、特定の種類のラウンジしかないこともあります。とくに日本では専用のプライオリティ・パス・ラウンジがない空港がほとんど。では国内旅行がメインの人には意味がないのかというと、そうではありません。プライオリティ・パス・ラウンジがない空港では、提携しているカードラウンジや航空会社ラウンジ、有料ラウンジを利用できることが多いのです。

利用には制限も

ただしラウンジによっては、プライオリティ・パスでの入場を一部制限していることもあります。たとえば決められた時間しか利用できないラウンジもあるので、事前に利用できる条件を確認しておくことが必要です。

使うと損をすることもあるので注意!

またプライオリティ・パスのスタンダード会員はラウンジ利用ごとに料金を支払うため、使うと損をすることもあります。それは提携しているのが空港の有料ラウンジだった場合。会員ではなくても1回1,500円ほどで利用できることがよくあるので、1回35ドル(約4,975円)のプライオリティ・パスを利用するとむしろ料金が高くなってしまうのです。このような場合にはプライオリティ・パスを使わないよう、注意してください。

空港内でおトクなサービスが受けられる!

photo by Pixabay

プライオリティ・パスには、ラウンジ以外にもいろいろな特典があります。どんなサービスがあるのか、紹介しましょう。

ショップの割引サービスが受けられる

空港内の特定のショップでの割引優待サービスがあります。対象店舗ならプライオリティ・パスと航空券の提示で食事が無料や割引になり、おトク。

ただしこのサービスはラウンジ利用1回分に換算されるもの。スタンダード会員の場合は35ドル(約4,975円)の有料となるので意味がありません。逆にプレステージ会員なら利用無制限なのでかなりおトクになりますね。

Be Relax Spaでリラックス

プライオリティ・パスの会員資格があれば、世界の空港にあるBe Relax Spaを利用できます。O2アロマセラピーやマッサージ、マニキュア、フェイシャルなど、充実したコースでフライト前に癒やしのひとときを過ごせるのは魅力です。Be Relax Spaがあるのはアメリカの主要空港と、シンガポール、マレーシア、カタール、UAE、オマーン、ドイツ、イギリスなどのメイン空港。まだ数は多くありませんが、これからもっと増えてくればうれしいサービスですね。

エアポート・テイクアウトを利用

プライオリティ・パス・アプリを使えば、アメリカとイギリスの44の主要空港にある485店舗のカフェやレストランで事前注文をすることができます。フライト前にテイクアウトメニューをすばやく買うことができて便利です。

空港送迎サービスをおトク&便利に利用

世界各地1,100か所以上の空港で、プライベート送迎サービスを割引料金で利用できます。プライオリティ・パス・アプリで事前予約ができるので、目的地に着いてからもすばやく移動できて便利です。

レンタカーも割引

プライオリティ・パス・アプリを使えば、世界の50,000カ所以上のレンタカー営業所で、レンタカーを優遇価格で予約・利用できます。

ご到着&アシスタンスのサービスが便利

ご到着&アシスタンスのサービスがある空港なら、スタッフが到着、出発、乗り換え、乗り継ぎのサポートをしてくれます。旅客数が多くて迷いがちな空港でも混雑や行列を避けてスムーズに手続きができるので、旅のストレスを減らせますよ。

オンデマンド ワークスペースも利用できる

空港だけでなく、80か国以上に数千も用意されたデスクやミーティングルーム、プライベートオフィスを予約して利用することができます。

WithUのメンバーシップが無料になる

プライオリティ・パスの会員になると、プレミアムフィットネスアプリのWithU(ウィズユー)のメンバーシップを無料で利用できます。WithUはパーソナライズされたトレーニングやフィットネスを、音声ガイドつきで利用できるアプリ。パーソナルトレーナーつきのジムに変わる高級なアプリサービスです。プライオリティ・パスの会員なら年間119.88英ポンド(約22,786円)相当のトレーニングサービスを無料で利用できます。

プライオリティ・パスの使い方

photo by PIXTA

プライオリティ・パスの会員になると、使えるラウンジやショップでのサービスはいっぱい。では空港に行ったらどのようにして利用すればいいのでしょうか?

使えるラウンジとショップを確認

プライオリティ・パスを主に使うのは特定のラウンジやショップ。利用する空港が決まったら、まずは公式サイトやこの記事のような情報をチェックして、どのラウンジやショップで使えるのかを確認してください。

搭乗券とプライオリティ・パスの会員カードを提示

ラウンジやショップを利用する際は、搭乗券も必要です。ラウンジ受付やショップでは、プライオリティ・パスの会員カードと搭乗券を提示してください。場合によっては身分証明書の掲示を求められることもあります。

利用伝票に署名する

ラウンジ受付では利用伝票が発行されます。伝票には利用日や同伴者の人数などの情報が書いてあるので、内容を確認して署名。利用料金が必要な場合もその場では払わず、後から請求されます。

プライオリティ・パスをおトクに利用する方法

photo by Unsplash  ※画像はイメージです

プライオリティ・パスは便利ですが、スタンダード会員だと利用の度にラウンジ利用料を支払うのがデメリット。スタンダード・プラスやプレステージは年会費が高価になってしまいます。年会費分の価値があるんだろうかと考える人も多いのではないでしょうか?

でも大丈夫!実はもっとおトクに利用する方法もあるのです。

クレジットカードの付帯サービスがおトク!

日本では、プライオリティ・パスの会員にはならずにサービスを利用する人が大多数となっています。それはステータスが高いクレジットカードにプライオリティ・パスが付帯されているものがあるから。プライオリティ・パスを使う場合も単独で会員になるよりプラチナカードなどの会員になった方がおトクと考える人が多いのです。

ではどれくらいおトクなのか、人気のクレジットカードで具体例を紹介しましょう。

プライオリティ・パスつきクレジットカードを比較

クレジットカードの付帯サービスになっているプライオリティ・パスは、それぞれのカードによって会員資格のランクが異なります。クレジットカードはポイントや特典などにもさまざまな特徴がありますが、プライオリティ・パスを重視するなら、まずは会員資格の違い(ラウンジを利用できる回数)に注目して比較するのがおすすめです。

では主なクレジットカードの年会費とプライオリティ・パスの会員資格を紹介しましょう。

セゾンプラチナビジネスアメックス

  • ブランド:American Express
  • 年会費:22,000円(初年度年会費無料)
  • プライオリティ・パス:プレステージ会員
  • その他の特徴:タブレットホテル会員権無料、コンシェルジュサービスなど
  • 公式サイト

プライオリティ・パスのプレステージ会員(469ドル相当)が2万2,000円の年会費でついてくるのはとてもおトク。セゾンプラチナビジネスアメックスはほかにも旅行関係の特典が多いのが特徴です。

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

  • ブランド:American Express®
  • 年会費:22,000円
  • プライオリティ・パス:プレステージ会員
  • その他の特徴:追加カード一名無料、その後一人につき3,300円で、家族カード分のプライオリティパスプレステージ会員が無料
  • 公式サイト

プライオリティ・パスの会員でも同伴者のラウンジ利用には35ドル(約4,975円)の料金がかかるので、家族で利用したいときにはこのカードが圧倒的におトクになります。ただし2024年10月1日より三菱UFJニコス系列のクレジットカード特典で発行したプライオリティパスでは、空港レストランやリラックス施設は利用できないので、その点には注意が必要です。

エポスプラチナカード

  • ブランド:Visa
  • 年会費:30,000円(年間100万円以上の利用で翌年以降20,000円)
  • プライオリティ・パス:プレステージ会員
  • その他の特徴:マルイでの利用がおトク
  • 公式サイト

基本の年会費は3万円と高めですが、年間100万円以上利用すれば翌年以降が2万円になるのが特徴。多く利用する人なら、他の主なプラチナカードよりも安い年会費でプライオリティ・パスのプレステージ会員になれます。

UCプラチナカード

  • ブランド:VISA
  • 年会費:16,500円(税込)
  • プライオリティ・パス:年間6回まで無料で利用可能
  • その他の特徴:家族カードも年間6回まで無料で利用可能
  • 公式サイト

ラウンジの利用回数は年6回までになりますが、旅行回数のあまり多くない人が年会費をより抑えつつプライオリティ・パスを使いたい場合にはこちらのカードがおトクです。

楽天プレミアムカード

  • ブランド:VISA、American Express
  • 年会費:11,000円
  • プライオリティ・パス:プレステージ(2025年1月1日より年間5回までに変更)
  • その他の特徴:追加カードは1人550円
  • 公式サイト

楽天プレミアムカードは年会費1万1,000円でプライオリティパスのプレステージ会員になれるコスパ最強カードとして有名でした。しかし2025年の1月1日からは無制限で利用できたプライオリティ・パスのラウンジ利用が年5回までに減ってしまいます。といっても年会費は一般的なプラチナカードよりかなり安いので、旅行回数が少ない人はおトクだといえます。

クレジットカードの比較は慎重に

プライオリティ・パスが付帯しているクレジットカードは他にもいくつかあります。カードを選ぶ際は、特典や年会費などを慎重に比較することが必要。またプラチナカードの多くはカードラウンジが利用できるので、プライオリティ・パスがどの程度必要なのかも考えた方がいいかもしれません。

そしてこちらも気をつけたいのは、プライオリティ・パスで使えるサービスの内容。たとえば同じプレステージ会員でもクレジットカードによっては一部のラウンジやサービスが利用できないこともあります。また今のところWithUのメンバーシップはクレジットカードの付帯プランでは利用できないなどの違いも。どのサービスを利用したいのかしっかり考えながら比較して、自分にぴったりなクレジットカードを選んでくださいね!

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プライオリティ・パスで空の旅を快適に!

空港の特別なラウンジを利用できるプライオリティ・パスは人気のサービス。日本でも使えるラウンジが増え、魅力がアップしています。とくに海外旅行に行く機会が多い人にはメリットが多いプライオリティ・パス。上手に利用してより快適な空の旅を楽しんでくださいね!

※記事内の金額は2024年9月29日のレート、1USドル=142,16円で計算しています。
※記事内の金額は2024年9月29日のレート、1英ポンド=190.07円で計算しています。

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