海外旅行でスマホは使える?設定や注意点を解説
海外旅行に行くとなると、自分の携帯電話やスマートフォンが現地でも使えるのだろうかと不安に感じるでしょう。また、海外で使った後に高額な請求がきたらどうしようと不安になったことがある人も多いかもしれません。本記事では、海外旅行でのスマホの使い方や設定方法についてくわしく解説します。きちんと設定すれば高額な請求は来ないので、安心して使えますよ。
海外旅行に行くとなると、自分の携帯電話やスマートフォンが現地でも使えるのだろうかと不安に感じるでしょう。また、海外で使った後に高額な請求がきたらどうしようと不安になったことがある人も多いかもしれません。
本記事では、海外旅行でのスマホの使い方や設定方法についてくわしく解説します。きちんと設定すれば高額な請求は来ないので、安心して使えますよ。
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海外旅行でスマホを使うには?
基本的に海外旅行でもご自身が持っているスマホを使用できます。そのため、海外旅行用にスマホをレンタルする必要はありません。ただし、まちがえた設定のまま海外で使用してしまうと思わぬ高額請求がくる可能性もあります。
この記事では、高額請求が来ないようにするための設定方法や注意点をくわしく紹介します。
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海外でスマホを使うための設定
海外でスマホを使うときの設定は、必ず渡航前に行いましょう。飛行機のドアが閉まったらスマートフォンは機内モードにするか電源を切る必要があるため、飛行機に搭乗する前に設定しておくのがおすすめです。
もし、海外で使うための設定をせずに海外ローミングの対象地域に入った場合、機内モードを解除した瞬間に通信が開始されてしまい、高額請求がきてしまいます。海外ローミングが自動で開始しないように、設定にしておくことが大切です。
ここからは、iPhoneとAndroid、それぞれの設定方法を解説します。
iPhoneの設定方法
iPhoneの場合は、モバイルデータ通信とデータローミングをオフにします。
モバイルデータ通信をオフにする方法は、簡単です。まずは設定を開き、モバイル通信→モバイルデータ通信の順番に進んでいき、オフにします。ボタン部分がグレー色になれば、モバイルデータ通信はオフになっています。
次にデータローミングの切り替えです。再び設定画面を開き、モバイル通信→通信のオプション→データローミングに進んでいき、データローミングをオフにします。通信のオプションが表示されない場合は、SIMごとに設定をします。モバイル通信→SIM→日本で使用している回線(主回線)→この回線をオンにするをオフ→データローミングをオフ
この状態でWi-Fi通信のみを使いたい場合は、Wi-Fi接続をオンにし、利用したいWi-Fiのネットワークを選択して、パスワードを入力すれば利用できます。
Androidの設定方法
Androidの場合、機種やバージョンにより設定方法が若干異なります。大枠はそれほど変わらないため、一般的な方法を紹介します。
モバイルデータ通信の切り替えは、設定を開き、ネットワークとインターネット→モバイルネットワーク→モバイルデータと進んでいくとオフにできます。機種によって表示が多少異なりますが、一般的にはネットワークやモバイル通信関連のところから設定可能です。
データローミングの切り替えも同様に設定から、ネットワークとインターネット→モバイルネットワーク→データローミングなどで設定を変更できます。変更可能です。iPhone同様、どちらも1回オンにしてからオフに切り替えましょう。
AndroidでもWi-Fiのみ使用したい場合は、モバイルデータ通信とデータローミング設定を切り替えた後に、Wi-Fi接続をオンにし、Wi-Fiのネットワークを選択・パスワードを入力すれば、利用できます。
Androidは機種やバージョンによって設定方法が異なるため、今回ご紹介した方法を参考にしながら、お使いのスマホを設定してみてください。
設定をあやまると高額請求がくるので注意!
海外旅行中でも安心してスマホを使うためには、事前の設定確認と対策が鍵です。とくにデータローミングの設定が肝心です。
また海外から日本の番号で通話をした場合も高額請求がくるため注意しましょう!
せっかくの旅行が思い出とともに高額請求で台無しにならないよう、しっかり準備をして楽しい旅を楽しんでください!
海外でスマホ(インターネット)を使う方法
現地の情報収集、ナビゲーション、緊急時の連絡など、スマホは旅行の必需品です。しかし、海外でのスマホ利用には高額なデータ通信料や盗難のリスク、異なる電源プラグや電圧といった問題がつきものです。
ここからは、海外旅行中にスマホを使ってインターネットを利用するためのさまざまな方法と注意点について詳しく解説します。
データ通信料 | 料金 | 特徴&おすすめな人 | |
---|---|---|---|
フリーWi-fi | 無制限 | 無料 | とにかく節約したい人、海外でデータ通信はあまりしなくてもOKな人 |
Wi-fiルーターをレンタル | 300MB~無制限 | 1日:約600円~3,000円 | 複数人でWi-Fiをシェアしたい人、手軽にデータ通信をした人 |
SIM・eSIMを購入 | 500MB〜無制限 | 1日:約100円〜 | 現地の電話番号が欲しい人、コスパ良くデータ通信を利用したい人 |
海外ローミング(パケット) | 3GB〜無制限 ※通信キャリアによって変わります | 24時間:980円~ ※通信キャリアによって変わります | SIMを入れ替えたり、荷物を増やすのが面倒な人、手軽にデータ通信が使いたい人 |
渡航先のフリーWi-Fiに繋げる
海外旅行中にフリーWi-Fiを活用することで、データ通信料を抑えつつインターネットを利用することができます。ここでは、フリーWi-Fiの使い方や注意点を説明します。
スマホの「設定」から「Wi-Fi」をオンにして、使用するネットワークを選択します。必要に応じて、パスワードを入力して接続します。日本でWi-Fiを接続する手順と変わらないので、簡単に設定できますよ。
無料で利用できて便利なフリーWi-Fiですが、いくつかの注意点があります。とくにセキュリティ面と、接続の安定性です。
公共のWi-Fiはセキュリティが甘いため、個人情報やパスワードの入力は避けましょう。重要な通信にはVPNを使用することをおすすめします。また、フリーWi-Fiは多くの人が同時に利用するため、接続が不安定になることがあります。大切な作業は安定した接続が必要な場所で行うようにしましょう。
フリーWi-fiを使用するメリット&デメリット
メリット
- 無料でインターネットに接続できる
- 簡単に設定して利用できる
- データ通信が節約ができる
デメリット
- セキュリティリスク
- 接続の不安定な場合もある
- 利用時間の制限が設けられていることがある
Wi-fiルーターをレンタルする
海外旅行中にWi-Fiルーターをレンタルすることで、どこでもインターネット接続を利用できます。1台のWi-Fiルーターに複数台接続できるため、みんなでシェアすることも可能です。
使い方はシンプルで、出発前に日本のレンタル業者でWi-Fiルーターを予約し、空港や郵送でWi-Fiルーターを受け取ります。その後、Wi-Fiルーターの電源を入れ、スマホを接続したら、完了です。
とても簡単に使えて、複数人でシェアできるため、利便性が高いのですが、注意点もあります。Wi-Fiルーターの電池が切れてしまうと、インターネットが使えなくなってしまいます。また、Wi-Fiルーターを常に持ち歩かなくてはならないため、どうしても荷物になってしまうというデメリットも。
料金は1日600円~
国名 | データ通信量 | 料金(1日あたり) |
---|---|---|
ハワイ | 300MB~無制限 | 約700円~3,000円 |
グアム | 300MB~無制限 | 約1,000円~2,000円 |
韓国 | 300MB~無制限 | 約600円~2,500円 |
台湾 | 300MB~無制限 | 約600円~2,500円 |
タイ | 300MB~無制限 | 約600円~3,000円 |
フランス | 300MB~無制限 | 約1,000円~3,000円 |
※別途、手数料や保険料がかかる場合があります。また契約するプランの通信速度によって、料金が異なる場合もあります。
Wi-fiルーターを使用するメリット&デメリット
メリット
- スマホ以外にPCやタブレットでも利用可能
- 複数人でシェアできる
デメリット
- Wi-fiルーターを持ち歩く必要があり、荷物が増える
- 充電をしないといけない
- 受取・返却・充電などの管理に手間がかかる
- 長期利用するとコストが嵩む
渡航先のSIM・eSIMを購入する
現地のSIMカードやeSIMを購入することで、手軽にデータ通信や通話が可能になります。
SIMカードの場合は、渡航前または空港で購入し、差し替えることで現地のインターネットが使えるようになります。スマホに1枚しかSIMカードを入れられない機種は、日本で使っているSIMカードの紛失に注意しましょう。
使い方はとても簡単です。まずは、渡航前にスマホのSIMロックが解除されているか、もしくはSIMフリーの携帯であるかを確認します。SIMロックが解除されていない場合は、解除の対応をしておきましょう。
その後、通販や空港、現地の携帯ショップ、コンビニなどでプリペイドSIMカードを購入し、取扱説明書に従って、スマホの設定で新しいSIMカードを認識させ、設定を行いましょう。
SIM料金は1日約100円~
以下は通販サイトなどで出発前にSIMカードを購入した場合の相場です。
国名 | データ通信量 | 料金 |
---|---|---|
ハワイ | 7日間:5GB〜無制限 | 7日間:約1,500円~3,000円 |
グアム | 1日:1GB〜無制限 | 1日:約500円〜600円 |
韓国 | 1日:1GB〜無制限 | 1日:約500円 |
台湾 | 1日:500MG〜無制限 | 1日:約300円〜600円 |
タイ | 1日:無制限 | 1日:約150円〜400円 |
フランス | 1日:500MB〜2GB | 1日:約350円~500円 |
※データ通信は1日あたりの使用量に制限があるものや、7日間の合計で使用量に制限があるものなど、さまざまあります。最新情報はご自身でご確認ください。
SIMよりも簡単なeSIM
eSIMとは、埋め込み型チップに情報を記録させることで、カードの差し替えが不要なタイプのSIMです。eSIMを使えば、従来の物理的なSIMカードと異なり、簡単にキャリア変更や新しいプランの適用ができますよ。
最近では、手軽に購入でき、スマホ1台で完結するため、利便性が高いと評判です。
まずは、お使いのスマホがeSIMに対応しているか確認します。その後、eSIMをオンラインで事前に購入、または現地のキャリアでeSIMを購入します。一般的には、提供されたQRコードをスマホで読み取り、eSIMを設定をしたら利用できるようになります。
eSIM料金は1日約100円~
国名 | データ通信量 | 料金 |
ハワイ | 7日:500MB〜無制限 | 7日:約150円~3,500円 |
グアム | 1日:〜無制限 | 1日:約400円 |
韓国 | 1日:500MB〜無制限 | 1日:約100円〜500円 |
台湾 | 1日:500MB〜無制限 | 1日:約100円〜500円 |
タイ | 1日:500MB〜無制限 | 1日:約100円〜500円 |
フランス | 1日:500MB〜無制限 | 1日:約200円〜500円 |
※データ通信は1日あたりの使用量に制限があるものや、7日間の合計で使用量に制限があるものなど、さまざまあります。最新情報はご自身でご確認ください。
SIMやeSIMを使用するメリット&デメリット
メリット
- 現地の通信プランを利用するため、コスパがいい
- 多くの場合、現地の電話番号が使える
- 滞在期間やデータ使用量に応じて柔軟にプランを選べる
- Wi-Fiルーターなどの機器の持ち歩き不要で身軽
デメリット
- SIMカードの差し替えや初期設定が必要(eSIMは差し替え不要)
- スマホがSIMカード・eSIMに対応しているか確認が必要
- 物理的なSIMカードの場合、紛失のリスクがある
海外ローミング(パケット)を使用する
海外ローミングとは、日本で契約しているキャリアを介し、渡航先のモバイル回線を利用してスマホのデータ通信を行う方法です。
海外でスマホを使うとき、ローミングプランを利用すると便利。海外旅行中でも日本と同じようにスマホを使えるので、SNSやメールのチェック、地図アプリの利用などが快適にできます。いつも使っているキャリアから定額分の追加請求が来るだけなので、支払いも楽ちんです。
出発前までに設定の必要があったり、利用しているキャリアによっては手続きの作業が少し面倒なこともあったりします。
しかし、キャリアによっては簡単な設定をするだけで、通常利用プラン内で無料で海外ローミングが使えることもあるので、とってもおトクです。まずは利用しているキャリアの海外利用プランがどのようなものなのかチェックしてみるのがおすすめ!
3大キャリアのプランは以下の通りです。
キャリア | プラン | 料金(1日あたり) |
---|---|---|
NTTドコモ | 世界ギガし放題 | 1時間:200円、24時間:980円 |
au | au海外放題 | 24時間:1,200円(※予約割適応で地域によって800円または1,000円) |
ソフトバンク | アメリカ放題 | 24時間:無料 |
海外あんしん定額(定額国Lの場合 ※人気国は概ねカバー) | 24時間:980円(※データ通信量3GB まで、上限到達後は終了時間まで送受信時最大速度128Kbpsに制限されます) |
最近では格安SIMを利用する方も多くなってきています。海外旅行に強いと言われている格安SIMはahamoや楽天モバイルです。どちらも一定量までのデータ通信であれば、追加料金なしで利用できます。頻繁に海外旅行に行くという方には、強い味方となっています。
海外ローミング(パケット)を使用するメリット&デメリット
メリット
- 無料で利用できるキャリアもあり、リーズナブル
- 基本的には手軽に設定できて使いやすい
- Wi-Fiルーターなどの機器類の持ち歩き不要で身軽
- 多くの国と地域で利用できる
デメリット
- 対応地域に制限がある
- 渡航前に事前確認や設定、申し込みが必要
- 時間制限やデータ容量に制限がある場合も
海外でスマホを使う時の注意点
海外旅行中にスマホを快適かつ安全に使うためには、いくつかの重要なポイントに注意する必要があります。楽しい海外旅行で、思わぬトラブルに巻き込まれないようにしっかりと注意点を確認しておきましょう!
高額請求がこないように設定をしよう
海外でスマホを利用する際には、まず高額請求が発生しないようにしっかりと設定をするのが重要です。出発前までに対応が必要な場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
もし、Wi-Fiを利用するなどでデータローミングが不要な場合は、飛行機に搭乗するタイミングで、スマホのデータローミング設定をオフにしてください。これにより、知らないうちに高額なデータ通信料金が発生するのを防げます。
無料Wi-fiはセキュリティ面に注意
ホテルやカフェ、空港などで提供される無料のWi-Fiを利用すれば、データ通信費を大幅に節約できます。ただし、公共のWi-Fiにはセキュリティリスクが伴うため、重要な情報のやり取りには注意が必要です。
盗難にあわないようにしよう
海外旅行でスマホは盗難に遭いやすいアイテムです。あらかじめ対策をしておきましょう。
スマホを常に手元に置き、目の届く範囲で管理することが大切です。ポケットに入れずに毎回カバンにしまうように徹底してください。
また、スマホには必ずパスワードロックや指紋認証、顔認証などのセキュリティ機能を設定しておきましょう。これにより、万が一盗まれた場合でも、データの不正アクセスを防げます。旅行前には、スマホのデータをクラウドや外部ストレージにバックアップしておくことも忘れないでくださいね。
渡航先の電源プラグを確認しよう
海外でスマホを使用する際には、渡航先の変換プラグと電圧を確認することも忘れてはいけません。
多くの国では日本と異なる電源プラグが使用されています。例えば、ヨーロッパではタイプCが一般的です。変換プラグを事前にチェックし、複数個持っておくと安心です。
また、国によって電圧も異なります。最近では、ほとんどのスマホなどの電子機器は国際対応ですが、現地の電圧に対応しているか事前に確認しておきましょう。
必要に応じて変圧器も準備する、もしくは国際対応のものを購入することを検討しましょう。充電が切れた時用として、モバイルバッテリーも持参するのがおすすめ。しっかり準備して、海外でも快適にスマホを利用しましょう。
海外旅行で上手にスマホを使おう!
海外旅行でスマホを快適かつ安全に利用するためには、事前の設定や注意点をしっかりと把握しておくことが大切です。海外でスマホを使う方法はさまざまあり、フリーWi-Fiの利用やWi-Fiルーターのレンタル、SIM・eSIMの購入、海外ローミングなどです。
これらの準備をしっかりと行うことで、海外でも安心してスマホを利用できます。スマホがあれば、検索や道案内、SNSの更新、連絡など、多くの場面で役立ちます。ぜひ、しっかりと準備を整え、充実した海外旅行を楽しんでくださいね。
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