弾丸旅行とは?旅を楽しむためのコツやおすすめの観光地を徹底解説!
弾丸旅行は少し上級な旅の楽しみ方。疲れそう、難しそう、忙しそうというイメージもありますが、実は旅の楽しみを大きく広げてくれるスタイルでもあるのです。 今回は、弾丸旅行の魅力を紹介。弾丸旅行のメリットとデメリット、おすすめの旅行先とそこでの楽しみ方、弾丸旅行で失敗しないためのポイントについて解説します。
弾丸旅行は少し上級な旅の楽しみ方。疲れそう、難しそう、忙しそうというイメージもありますが、実は旅の楽しみを大きく広げてくれるスタイルでもあるのです。
今回は、弾丸旅行の魅力を紹介。弾丸旅行のメリットとデメリット、おすすめの旅行先とそこでの楽しみ方、弾丸旅行で失敗しないためのポイントについて解説します。
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弾丸旅行とは?
弾丸旅行とは、ごく短い期間に旅行をすることです。具体的には、日帰りや1泊2日、海外旅行でも機内泊を含めて0泊3日など、一般的な行程よりずっと短い期間で旅行をします。とくに、休みを長期で取らずに、週末のみで旅行したり偶然取れた休みを利用したりする際に弾丸という言葉が使われます。
そのため、主に1カ所の目的地に行って観光スポットを楽しみ、他の観光地に足を伸ばしたりはせずに帰るのが特徴。このような旅行を、その早さから弾丸旅行と呼んでいます。
短い休みを有意義に使いたい方や短期間でリフレッシュしたい方にぴったりの旅行スタイルです。
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弾丸旅行のイメージ
わかりやすい弾丸旅行には、たとえば以下の旅行スケジュールがあります。
日本各地から東京ディズニーリゾートへの弾丸旅行の例
- 金曜日:仕事後の夜に夜行バスに乗り東京ディズニーリゾートへ
- 土曜日:東京ディズニーランドで遊び、近くのホテルに宿泊
- 日曜日:東京ディズニーシーで遊び、夜行バスで帰路へ
- 月曜日:地元に到着後、そのまま出勤
車中泊2回を挟み、宿には1泊だけなので、1泊4日という日程になります。
よくあるアレンジ
この日程の問題は、月曜日に体力が残っているかどうか。不安な場合は以下のようなアレンジをすることもあります。
- 金曜日:仕事終わりの夜に夜行バスに乗り東京ディズニーリゾートへ
- 土曜日:東京ディズニーランドまたはディズニーシーで遊び、近くのホテルに宿泊
- 日曜日:浅草など、東京観光を楽しみ、夕方新幹線に乗って夜に帰宅
この方法なら1日半遊んで日曜に帰宅するので、月曜日にヘトヘトということも避けられます。
日本から韓国への弾丸旅行のイメージ
海外旅行の場合はどうでしょうか。韓国の弾丸旅行の一例がこちらです。
- 金曜日:仕事後に少し仮眠をとってから羽田空港へ。深夜26時発の便でソウルへ
- 土曜日:4時30分に到着後、ソウルを1日観光し、市内のホテルに宿泊
- 日曜日:昼すぎまで観光し、夕方の便に乗って夜に帰宅
韓国までのフライトはわずか2時間30分前後なので、深夜バスよりもむしろ余裕のある旅が楽しめます。台湾もほぼ同じイメージで訪れることが可能です。弾丸旅行でも、韓国や台湾なら週末を使って楽しめますよ。
弾丸旅行のメリット
弾丸旅行には大きく3つのメリットがあります。
長い休みが取れなくても旅行に行ける
弾丸旅行のメリットは、忙しい日常の合間に旅行を楽しめること。たとえば平日に休みが取れなくても金曜日の仕事終わりの時間に出発し、土日に旅行を楽しんで帰ることができます。休みが少なくても、旅行をあきらめずに楽しめるのです。
費用を抑えられる
旅費の中でも大きな割合を占めるのがホテル代。弾丸ツアーの場合、機内拍や車内泊が入ることも多く、宿泊費を抑えることができます。その分、旅行の回数を増やせるのはうれしいですよね。
どこにいくか迷わずにすむ
旅先で余った時間にどこにいくか迷いがちな人にも弾丸旅行はメリットがあります。時間を無駄にしないために最初からスケジュールを絞るので、シンプルで密度の濃い旅を楽しめるのです。
弾丸旅行のデメリット
弾丸旅行にメリットがある一方で、デメリットもあります。
行けないスポットもある
短時間で行くため、一般的な日程の旅行のようにたくさんのスポットを観光してまわることは難しくなります。とくに移動に時間を取られることは避けたいため、旅先で大きく動き回ることはできません。弾丸旅行の行先は、自ずと近場に絞られてしまいます。
スケジュールに余裕がなくなる
弾丸旅行で複数の観光スポットに行きたい場合、スケジュールを厳密に守る必要があります。普段の旅行で予定時間をオーバーしがちな人は、少し窮屈に感じることも。自由気ままに旅行でのハプニングを楽しみたい方には弾丸旅行は向いていないかもしれませんね。
疲れが残ることもある
弾丸旅行では移動と宿泊を兼ねることが多いので、じゅうぶんな休息を取れず、疲れが残った状態で観光をしなければならないこともあります。初めて弾丸旅行をする際には、週末旅行であっても1日有休を確保しておくと安心でしょう。
弾丸旅行におすすめの国内の旅行先
弾丸旅行はどこでも成立するものではなく、実は向いているエリアと向いていないエリアがあります。弾丸旅行におすすめのポイントは以下の3つ。
- アクセスがよく、訪れるための時間がかからない
- 複数の観光スポットが集まっていて、移動時間が少ない
- グルメ、ショッピング、観光など、メインとなる魅力ポイントがある
そこでここからは弾丸旅行に向いているエリアを紹介。まずは国内のおすすめ観光地について解説しましょう。
北海道でグルメと観光を満喫!
北海道に弾丸旅行に行くメリットは、なんといってもグルメ。北海道ならではのおいしいものをたっぷり食べれば、1泊2日の弾丸旅行でも満足できます。
一方で広大な北海道ではどのエリアに行くかがポイント。空港から遠い目的地だと移動だけで日程が苦しくなってしまいます。
- 札幌:新千歳空港から約40分
- 函館:函館空港から約30分
- 登別:新千歳空港から約1時間
- 小樽:新千歳空港から約1時間10分
このぐらいの距離までにして訪れるのは1カ所にすれば、無理なく旅が楽しめます。
たとえば東京から函館への弾丸旅行の場合、羽田空港から函館までのフライトは約1時間20分です。そこで朝7時10分発の便に乗れば8時30分に函館空港に到着。1日目は遅めの朝食、昼食、夕食とたっぷり北海道グルメを満喫し、五稜郭や函館山の観光を楽しみます。
そして1泊したら2日目も朝市とランチで函館の美味しいものをいただき、夕方の便に乗って帰宅。大きな移動はしなくても函館をたっぷり楽しめますよ。
東京で人気観光スポットとショッピングを堪能!
東京の魅力は新幹線や飛行機、バスなどの交通機関が充実しているため日本各地からのアクセスがいいことと、人気観光スポットがギュッと詰まっていること。電車の本数も多いので観光スポット間の移動もらくらくです。
それでも範囲を広くしてしまうと時間が足りなくなることも。浅草エリア、渋谷エリア、お台場エリアなど、できるだけ1〜2カ所のエリア内で観光するのがコツです。
また近くにいるはずなのにお店の場所がわからないということがありがちなので、ルートの下調べは入念に。人気のお店は予約をするか、行列に並ぶ時間も計画に入れておくようにしましょう。
横浜で人気観光スポットざんまい!
横浜は、東京とも一味違うおしゃれで異国情緒あふれる雰囲気が魅力。そして人気の観光スポットが限られたエリアに集中しているのもうれしいポイントです。
王道はみなとみらい21から元町までのエリア。ここだけで以下のような人気観光スポットを楽しめます。
- 横浜ランドマークタワー:70階建ての超高層ビル
- YOKOHAMA AIR CABIN:絶景の都市型ロープウェイ
- よこはまコスモワールド:巨大観覧車もある遊園地
- 横浜赤レンガ倉庫:おしゃれなレンガ造りの複合施設
- 横浜マリンタワー:歴史ある港町のシンボル
- 横浜中華街:日本最大級の中華街
- 山下公園:横浜港の雰囲気を味わえる公園
- 横浜元町ショッピングストリート:上品な商店街
- 港の見える丘公園:バラと港の景色が美しい公園
横浜中華街での食事を中心に周辺のスポットを訪れれば、観光もグルメもたっぷり楽しめますよ。
名古屋でグルメを楽しみつくす!
名古屋は新幹線を使えば東日本、西日本のどちらからでもアクセスしやすいのが特徴。飛行機ならセントレアから約30分で到着します。
そしてなんといっても名古屋めしが最大の魅力です。ひつまぶし、味噌煮込みうどん、味噌カツ、手羽先、きしめん、あんかけスパ、天むす、どて煮、鉄板スパ、台湾ラーメン、味噌おでん、小倉トーストなど、名古屋めしを楽しむためだけに弾丸旅行をしても満足できるはず!
夜行バスなどで朝に到着したら名古屋ならではのおトクなモーニングが待っているのもうれしいポイント。早朝から開いている喫茶店を見つけておけば、名古屋らしい朝食を楽しめます。
名古屋港水族館や名古屋城、熱田神宮などの観光スポットの間は少し移動が必要なので、食事を含めてうまくスケジュールを立てるのがコツです。
大阪でディープな魅力に浸る!
大阪もアクセスが便利な街。観光スポットとしてはユニバーサルスタジオジャパンや海遊館、大阪城などがあり、グルメエリアとしては道頓堀や新世界などがあります。観光地1カ所にグルメエリア1カ所を組み合わせるなどすれば、弾丸旅行でもバラエティ豊かな大阪を堪能できるはず。
そして大阪が気に入ったら、食い倒れツアーや買い物ツアーなどテーマを絞ってよりディープな大阪を楽しむのもおすすめです。
京都でエリアを絞って名所巡り!
京都は市街の限られたエリアに由緒ある寺院や神社が集まっているため、弾丸旅行にぴったりな街。短時間で多くの観光スポットを巡ることができるのは大きなメリットです。
ただし市内の移動が大きくなると時間が足りなくなりがち。たとえば以下のように1日ごとのエリアを決めておくのもおすすめです。
嵐山・金閣寺エリア
金閣寺〜仁和寺〜東映太秦映画村〜キモノフォレスト
京都駅・祇園周辺
東本願寺〜京都タワー〜清水寺〜八坂庚申堂〜花見小路通り
そして弾丸ツアーで京都の観光を楽しむコツは、ハイシーズンに行かないこと。桜の季節となる3月下旬から4月上旬と紅葉が見どころの10月下旬から11月、大きなお祭りの時期を外せば、渋滞や混雑を避けることができます。
博多で屋台グルメを味わう!
博多の大きな魅力は、アクセスの良さと屋台グルメ。福岡国際空港から博多駅まではわずか2駅なので、到着してすぐに観光や食事が楽しめます。格安航空券のセールを狙えば東京から数千円でアクセスできることも!この値段ならあまり観光を欲張らず、中洲屋台街だけを堪能して一泊したらサクッと帰ってくるということもできます。
もちろん観光をプラスして2日間たっぷり楽しむのもおすすめ。福岡国際空港はショップやレストランが充実しているので、おみやげ選びも効率よくできますよ。
沖縄でお手軽リゾートを楽しむ!
沖縄も週末の弾丸旅行で人気のエリア。飛行機に乗ってしまえば羽田から那覇まで約3時間なので、時間的にも余裕があります。
ただし沖縄本島は細長く、移動には意外に時間がかかるのが注意点。やんばるエリア、本部・名護エリア、西海岸リゾートエリア、中部エリア、那覇エリア、南部エリアに分けられますが、離れたエリアに移動しようとすると時間が足りない可能性があります。
とくに人気の美ら海水族館と国際通りは距離があるので、弾丸旅行の1日の予定に組み込んでしまうとスケジュールが苦しくなりがち。以下のように1日の間のエリアを絞って移動時間を少なくするのがコツです。
- 那覇エリア:国際通り、首里城など
- 本部・名護エリア:美ら海水族館、名護パイナップルパークなど
- 西海岸リゾートエリア:アメリカンビレッジ、残波岬など
弾丸旅行におすすめの海外エリア
弾丸旅行は国内だけとは限りません。距離が近ければ海外でも可能。目的を絞っていくこともできるので、国によっては国内旅行よりも充実した弾丸旅行が楽しめます。
韓国でショッピングとグルメを満喫!
海外で弾丸旅行といえば韓国が人気。飛行機で2時間ほどしかかからないので、1泊2日の国内旅行感覚で遊びに行けます。ただしエリアを絞るのは必須。人気はやはりソウルです。そのなかでも目的に合わせて宿泊先のエリアを決めておけば、無駄なく楽しめます。
- 明洞エリア:ショッピングもグルメも楽しめる人気の街
- 東大門エリア:ファッションが充実したショッピングの街
- 南大門エリア:生活用品が安く手に入る庶民の台所
- 弘大エリア:ファッションと美容、芸術・音楽が魅力の若者の街
他にもエリアごとの特徴があるので、じっくり比較して計画を立てるのも楽しいですよ。
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台湾で屋台グルメを探求!
台湾は飛行機で日本から3、4時間。週末を利用しての弾丸旅行もじゅうぶん可能です。人気の街は台北。朝・昼・晩と屋台で食事を楽しめ、物価も安いので1泊2日でも満足できるはずです。
こちらも目的に合わせて宿泊するエリアを決めるのがおすすめ。たとえば以下のような地域があります。
- 台北駅周辺エリア:周辺観光地へのアクセスが便利な人気エリア
- 中山エリア:高級デパートや若者向けショップ、レストラン、カフェなどが充実した繁華街
- 西門エリア:若者向けのデパートやブティックが建ち並ぶ台湾の原宿
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タイで観光スポットの魅力を体感!
タイは6〜7時間のフライトになるため、1泊2日の旅行は困難。しかし機内泊を利用して1泊3日のプランにすれば週末の弾丸旅行も可能です。
人気はなんといってもバンコク。エメラルド寺院とも呼ばれるワット・プラケオなどの寺院や、週末限定で開催されるアンパワー水上マーケット、バックパッカーパラダイスといわれるカオサンロードなど、バンコク周辺だけでも多くの観光スポットを楽しめます。日帰りでアユタヤにも行けるので、まずは弾丸ツアーでタイの魅力に触れ、ハマったらさらにディープな観光スポットを探すのもおすすめです。
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弾丸旅行で失敗しないためのポイント
弾丸旅行は一般的な旅行よりも時間的余裕がないのが特徴。そのデメリットを克服するためにはいくつか気をつけるべきポイントがあります。弾丸旅行を成功させるためにも、ぜひ参考にしてください。
スケジュールを慎重に立てる
時間に余裕がない弾丸旅行では、甘いスケジューリングは失敗の元。渋滞や混雑で移動時間が思ったよりも多くかかったり、食事の待ち時間が予想以上に長かったりして、後半の予定をあきらめることもありがちです。そうならないために以下のようなポイントを心がけてください。
- 弾丸旅行に慣れるまで、訪れる観光スポットは少なめにする
- 移動時間・食事時間にはプラスアルファの余裕を持つ
- どうしても行きたいスポットは早めの時間に組み込む
- 最後の場所は予備と考える
荷物はなるべくコンパクトにする
弾丸旅行では、荷物をすべて持ったまま観光することがよくあります。重い荷物は疲れてしまい、観光の意欲がなくなるのでNG。同じ服を着回すなどの工夫で荷物をなるべく少なくし、身軽に動けるようにしてください。
おみやげを買うタイミングも重要。旅の最初におみやげスポットを組み込むと、荷物が増えてしまいますよ。おみやげはなるべく旅の最後に買うように計画しましょう。
事前予約をするべきか考える
弾丸旅行ではお店の待ち時間は大きなロスになるため、人気の店まで行っておきながらパスすることになりがち。人気店が予約可能なら事前に予約しておくのが最善です。
一方でお店の予約をすると、そのスケジュールに縛られるというデメリットも。メインで楽しみたい観光スポットをその前に入れると、途中で切り上げることになって後悔が残る可能性もあります。全体のバランスを考えて予約を入れるべきか決めてください。
移動中によく休んでおく
スケジュールがタイトになる弾丸旅行では、移動中によく休むことが大切。とくに初日の夜間に飛行機や夜行バスに乗る場合、移動している時間は100%睡眠にあてるようにしないと、翌日の観光を楽しめなくなってしまいます。
ネックピローやアイマスク、耳栓やノイズキャンセリングイヤホンなどを用意し、リラックスできる服を着ておくなど、安眠のための工夫をしてください。
素泊まりで地域のグルメを満喫
意外と時間がかかるのがホテルの朝食ビュッフェ。弾丸旅行ではここでゆっくりしてしまうと観光のための時間がなくなってしまいます。また朝食ビュッフェでお腹いっぱいになると観光地での食べ歩きが楽しめないことも。
弾丸旅行の目的がご当地グルメの場合、ホテルは素泊まりにして屋台や地元レストランで食事を満喫するのがおすすめです。
宿泊施設の設備にこだわる
弾丸旅行のなかで1泊するときは、素泊まりであってもただ安いだけのホテルや旅館に泊まるのは注意が必要。とくに初日に機内泊や車内泊をしている場合は、睡眠の質にこだわってください。上質なベッドや寝具をアピールしている宿なら、しっかり疲れが取れて翌日の観光も楽しめるはずですよ。
弾丸旅行を上手に楽しもう!
弾丸旅行は、大失敗すると疲れるばかりで楽しくないこともある旅。しかし上手に計画を立てればまとまった休暇を取らなくても旅行に行けるので、旅の可能性が大きく広がります。時間と予算を抑えれば年に何回も旅行に行けるかも!
次はどこに行こうかと考えるのも楽しい弾丸旅行。まずは近場からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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