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ビジネスクラスの値段、エコノミーとの差額を徹底解説!おトクに乗る方法も

ANAやJALなどのビジネスクラスの料金や特徴をご紹介します。エコノミーとの価格差、おトクに購入できる裏ワザもまとめました。飛行機に乗るとき、特にヨーロッパなど遠方に行くならなるべく快適に過ごしたいですよね!

ライター
NEWT編集部
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ビジネスクラスでの快適な空の旅は、値段が高くて縁がないと思われがち。ですが、実際の料金はエコノミークラスと比較してどれくらいの差になるのでしょうか?

この記事では各航空会社のビジネスクラス料金を調査。サービス内容と比較して高いのか検証します。ビジネスクラスに安く乗る方法も解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!

Contents

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飛行機のビジネスクラスとは?

photo by PIXTA

飛行機の座席は、安価なクラスから以下のように等級が分けられています。

  • エコノミークラス → ビジネスクラス → ファーストクラス

等級が上がるごとに値段は高くなり、1座席あたりの占有面積やサービスの質も向上します。ビジネスクラスは、すべての要素でエコノミークラスとファーストクラスの中間にあたります。

近年はエコノミークラスとビジネスクラスの間に、エコノミークラスより少しぜいたくな「プレミアムエコノミークラス」が登場しました。航空会社によっては、安いほうから以下のような等級になっています。

  • エコノミークラス → プレミアムエコノミークラス → ビジネスクラス → ファーストクラス

ビジネスクラスの機内

ビジネスクラスとエコノミークラスのもっとも分かりやすい違いが、機内での占有面積。一般的にエコノミークラスは前後シート間の距離が短く、足をゆったりと伸ばすことはできません。またシートを後ろに倒す場合の角度にも限度があります。席を立つときも隣の人に遠慮することに。

一方、ビジネスクラスの占有面積は、一般的にエコノミークラスの約3倍になります。それだけに座席は前後左右の距離を大きく取れるのが特徴。多くの路線では座席をフルフラットに倒すことができます。

席を離れるときに隣の人に遠慮しなくていいことが多いのもうれしいポイント。各航空会社はさらに工夫を凝らして、ビジネスシートの魅力を高めています。

機内食が豪華!

photo by PIXTA

エコノミークラスの機内食はプラスチックのトレイで味気ないものが一般的ですが、ビジネスクラスの多くでは食器が陶器になります。料理もコースになるなど趣向を凝らしたものに。有名シェフとコラボしたメニューが登場するなど、ビジネスクラスでは機内食も楽しみのひとつになります。

また軽食や飲み物を提供する無料のバーコーナーが常設される便もあります。ANAビジネスクラスでは、一風堂のラーメンやヘルシーなかつ丼、世界各国のワイナリーから厳選したワインなどをラインナップ。JALビジネスクラスでは、メゾンカイザーのパンやジャン=ポールエヴァンのオリジナルショコラなどを楽しむことができます。

アメニティも魅力!

ビジネスクラスではアメニティも充実しています。エコノミークラスでは枕や毛布といった最小限のアメニティが一般的。しかしビジネスクラスでは乗客一人ひとりに歯ブラシセットやスキンケアセット、アイマスク、スリッパが用意されます。

また航空会社によってはパジャマの貸し出しサービスまであることも。飛行時間をより快適に過ごせます。

地上サービスも充実

photo by PIXTA

ビジネスクラスは飛行機内だけでなく、地上でのサービスもグレードアップします。チェックインはエコノミークラスとは別の専用カウンター。保安検査に優先レーンが設けられている場合もあって、スムーズに手続きが終わります。

待ち時間には、豪華なビジネスクラス用ラウンジでゆったり過ごせるのが魅力。ラウンジでは食事やアルコール類を楽しめ、空港によってはシャワーやマッサージ、豪華なスパなどのサービスもあります。

また到着した空港でも、ビジネスクラスは優先的に飛行機を降りられます。荷物もエコノミークラスより早く受け取れるだけでなく、入国審査でも優先レーンを利用できることがあり、滞在時間を有効に使えます。 

細かいところでは、無料で預け入れできる荷物の重さ上限も変わってきます。一般的なエコノミークラスは20キロから24キロで、超過すると追加料金が発生します。しかしビジネスクラスは上限が30キロから34キロほどにアップ。普通の大型スーツケースなら、重量超過の心配がほとんどなくなります。

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ビジネスクラスの値段

photo by PIXTA

ではビジネスクラスの価格はエコノミークラスと比べてどれくらいの差になるのでしょうか。

これは一定ではなく、航空会社によって大きく異なります。航路や時期などによっても変わるため、一概にどれくらい高いとはいえませんが、一例として同じ時期・同じ航路の各社のエコノミー料金とビジネス料金を比較してみましょう。

羽田〜ロサンゼルス往復料金の一例(各航空会社の公式サイトで2024年6月中旬に2024年6月下旬から7月上旬の最安値を調査)

航空会社

エコノミークラス料金

ビジネスクラス料金

エコノミーとビジネスの価格差

ANA

262,730円〜

977,730円〜

約3.7倍

JAL

289,810円〜

877,430円〜

約3.0倍

ユナイテッド航空

261,330円〜

1,021,330円〜

約3.9倍

デルタ航空

157,610円〜

606,210円〜

約3.8倍

航空会社によっては価格差が少ないことも

世界には数多くのエアラインがあり、料金の設定の仕方もさまざま。ビジネスクラスの料金も航空会社や路線によって大幅に異なります。ANAやJALなどの大手航空会社のビジネスクラスの航空料金は、高めの設定。一方で、エコノミークラスとビジネスクラスの価格差が2.5倍ほどになる航空会社もあります。

渡航先によっては、価格差が小さい航空会社を選べるかもしれません。

ビジネスクラスにおトクに乗る方法

photo by PIXTA

魅力が多いビジネスクラスですが、エコノミーの3倍以上という料金は高いと思う方は多いのではないでしょうか。しかしビジネスクラスには、おトクな料金で乗る方法もあります。

マイルを使ってアップグレードする

ビジネスクラスにおトクに乗る方法として有名なのが、航空会社のマイル特典を使った座席のアップグレードです。これは貯めていたマイルを使うことで、エコノミークラスからビジネスクラス、またビジネスクラスからファーストクラスに、座席の等級をアップさせるサービス。マイルの利用法としては無料航空券と並んで人気です。

今回価格を調査した羽田〜ロサンゼルス便の場合、ANAのエコノミークラスとビジネスクラスの価格差は約3.7倍。同じ条件で、マイルを使って無料航空券(エコノミーまたはビジネス)を獲得した場合と、エコノミーの航空券を購入してマイルでアップグレードした場合のおトク度を比較してみましょう。

マイルを利用する項目

必要マイル

1マイルあたりの金額

無料航空券(エコノミー)

50,000

約2.5円

無料航空券(ビジネス)

105,000

約4.5円

エコノミークラスからビジネスクラスにアップグレード

25,000

約14.5円

※無料航空券の必要マイルはレギュラーシーズンのもの

無料航空券の金額は、前述の料金から換算。アップグレードは料金の差額から換算しました。こうして比較すると、エコノミークラスの航空券を買い、マイルでビジネスクラスにアップグレードする方法が圧倒的におトクであることがわかります。

頻繁に旅行をする人以外は、飛行機の利用だけでマイルを貯めるのは大変。普段の買い物などの利用でマイルが貯まるクレジットカードを選ぶのもおすすめです。

乗り継ぎ便を利用する

とくにマイルを貯めていないけどビジネスクラスに安く乗りたい場合、簡単な方法は乗り継ぎ便を利用することです。乗り継ぎ便は直行便と比べて航空運賃が安くなるのが一般的。ビジネスクラスの料金もかなり下がります。

目的地に到着するまでの時間が余分にかかるのはデメリットですが、ビジネスクラスなら話は別。ビジネスクラスは機内で快適に過ごせるため、乗り継ぎ便でも疲れが少ないのが魅力です。しかも乗り継ぎの間に豪華なラウンジを利用できるのもうれしいポイント。あえて乗り継ぎ便を選び、比較的おトクな料金で優雅な時間を楽しむのもいいのではないでしょうか。

パッケージツアーを利用する

パッケージツアーは、旅行会社が航空券などの移動手段とホテルなどの宿泊手段をセットにして販売しているもの。出発から帰国まで添乗員がついたタイプから、航空券とホテルのセットだけのタイプまであります。近年人気なのは、後者の航空券とホテルのセットだけのパッケージツアー。宿泊施設は一泊のみで残りは自由に選べるタイプまであり、旅の自由度が大きく上がっています。

そしてこのパッケージツアーの大きなメリットのひとつが、価格なのです。エコノミークラスはもちろん、ビジネスクラスの利用も正規の航空運賃よりかなり安くなります。理由は旅行会社が航空券を事前に大量購入するから。そのため個人で航空券を購入するよりもずっと安い料金を実現できるのです。

ビジネスクラスの航空券を購入する際は、まずパッケージツアーと比較してみるのがおすすめ。おトクにビジネスクラスに乗れるツアーが見つかるかもしれませんよ。

世界一周航空券を利用する

世界一周航空券は、その名の通り世界を一周する航空券。ただし船旅の世界一周のように多くの都市に滞在するとは限らず、西回りまたは東回りで地球を一周してくることを世界一周と表現しています。

世界一周航空券を販売しているのは、ANAが加盟しているスターアライアンスや、JALが加盟しているワンワールドなどの航空業界大手グループ。スターアライアンスは移動距離に応じて3段階、ワンワールドは滞在した大陸数に応じて4段階の料金となっています。

そして世界一周航空券の特徴は、値段がおトクなこと。渡航先の距離によっては往復航空券より安くなることも多いのです。しかもビジネスクラスなど等級が高くなるほど割安に!

例えばワンワールドの3大陸・ビジネスクラスの料金は656,300円〜。同グループのJALのロサンゼルス往復航空券よりも安いのです。しかも時間さえあれば、ロサンゼルス〜ニューヨーク〜ローマ〜パリなど、ほかの都市を自由に経由して帰ってきても基本料金は同じ。かなりおトクですよね。

ビジネスクラスにおトクに乗ってみよう!

飛行機のビジネスクラスは、大手航空会社の場合エコノミークラスの3倍から4倍の値段。安くはありませんが、占有面積がエコノミークラスの約3倍もあることや充実したサービスを考えればコスパはとても高いといえます。

しかも工夫すれば、おトクな料金で乗れる方法も!あなたに合った方法で、ビジネスクラスをおトクに体験してみてはいかがでしょうか。

 cover photo by PIXTA

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