飛行機のビジネスクラスとは?座席・サービスなどエコノミーとの違いを解説
飛行機のビジネスクラスと聞くと、料金が高いというイメージがありませんか?しかし、実はビジネスクラスはコスパが高いクラスといわれることも。 この記事では、飛行機のビジネスクラスについて徹底解説!座席やサービス、費用の目安など、エコノミークラスとの違いをご紹介します。あなたもビジネスクラスに乗りたくなるかもしれませんよ!
飛行機のビジネスクラスと聞くと、料金が高いというイメージがありませんか?しかし、実はビジネスクラスはコスパが高いクラスといわれることも。
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飛行機のビジネスクラスとは?
そもそも飛行機のビジネスクラスとは、どのようなものなのでしょうか。まずはその基本から解説しましょう。
ビジネスクラスの意味
飛行機の座席の等級を示すビジネスクラス。飛行機には基本的にエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスの3つの等級があります。
もっとも料金が安く座席数が多いのはエコノミークラスで、もっとも料金が高く1座席あたりの占有面積が広いのはファーストクラス。ビジネスクラスは料金、占有面積、サービスともにエコノミークラスとファーストクラスの中間になります。
ただし近年はエコノミークラスの上のクラスとしてプレミアムエコノミークラスも登場。そのため航空会社によっては、安い方からエコノミー→プレミアムエコノミー→ビジネス→ファーストという順になっています。
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エコノミークラスとの料金差は航空会社によってさまざま
エコノミークラスとビジネスクラスの料金差は、航空会社によってさまざまです。航空会社によって大きく違い、エコノミーとの差が大きいところもあれば小さいところもあります。
一般的にはビジネスクラスの料金はエコノミークラスの約2.5倍から4倍ほど。飛行時間はエコノミークラスもビジネスクラスも同じなので、この価格差はやはり小さいものではありません。しかしファーストクラスになるとエコノミークラスの10倍以上になることもあるので、そちらと比較すればかなりコスパがいいともいえます。
ではこの価格差に見合うだけの内容の差がビジネスクラスにはあるのでしょうか?ここからは、ビジネスクラスとエコノミークラスの違いを解説して、ビジネスクラスのサービス内容や機内の様子を紹介します。
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ビジネスクラスの機内の様子・座席
ビジネスクラスとエコノミークラスの大きな違いが、機内での占有面積です。一般的にエコノミークラスでは前後シート間が短く、足を十分に伸ばすことはできません。またシートを後ろに倒す場合の角度にも限度があります。窓際に座った場合、トイレに行くときに隣の人に立ってもらうのも大変でしょう。
ビジネスクラスではまずこの機内のスペースが大きく異なります。
シートのスペースと機能
ビジネスクラスの座席は前後の座席との距離が大きく取られていて、多くの路線ではフルフラットに倒して快適に眠ることができます。また座席を離れるときに隣の人を起こさずに移動できるほど左右の間隔が広いのも特徴。近年では他社との差別化のために、より豪華なビジネスシートを設置する例が増えています。
ANAのTHE ROOM
ANAが羽田~ロンドン・ニューヨーク・シカゴ・サンフランシスコ線、成田~シカゴ・サンフランシスコ線などに導入しているTHE ROOM B777-300ERは、自宅にいるかのようなくつろぎ空間が自慢のビジネスクラス。ドアつきの空間とワイドシートで広大なプライベート空間と居住性が実現されています。
フルフラットになるベッドシートは、東京西川とのコラボクッションが内蔵され、24インチ大型4Kモニターも装備されています。
JALのSKY SUITEⅡ
JALが羽田~ホノルル・バンコク・シンガポール・デリー線などに導入しているSKY SUITE Ⅲは1-2-1の横4席のレイアウト。プライバシー性を確保するため、可動式ディバイダーを装備しています。フルフラットシートは空間を有効活用し、ベッドポジション時でも十分な足元スペースがあるのも特徴です。
ビジネスクラスの豪華な機内食
エコノミークラスの機内食は、プラスチックのトレイで提供されるのが一般的です。しかしビジネスクラスでは陶器での提供やブランド製の食器が使われることも。料理も豪華になり、コースで提供されるのが一般的です。趣向を凝らした機内食を楽しめるのはビジネスクラス以上の大きな楽しみのひとつ。
また軽食や飲み物を提供する無料のバーコーナーが常設される便もあります。好きなタイミングで軽食やデザート、お酒をいただけるのはうれしいですね。
ANAの機内食
ANAビジネスクラスの機内食は世界の匠たちとANAシェフチームがコラボ。和食では前菜、お造りからコースで提供するなど、こだわりのオリジナルメニューが提供されます。軽食では一風堂のラーメンやヘルシーなかつ丼、世界各国のワイナリーから厳選したワインのラインナップも楽しめます。
JALの機内食
JALビジネスクラスの機内食は国産食材をふんだんに使用。日本各地から厳選したこだわりのフルーツジュースや、メゾンカイザーのパン、スイーツにはジャン=ポールエヴァンのオリジナルショコラも楽しむことができます。
充実したアメニティ
ビジネスクラスでは飛行時間をより快適に過ごせるよう、アメニティも充実しています。多くのエコノミークラスでは枕や毛布といった最小限のアメニティが提供されますが、ビジネスクラスでは乗客一人ひとりに歯ブラシセットやスキンケアセット、アイマスク、スリッパが用意されている上、パジャマの貸し出しサービスがあることも。
アメニティが充実していることで有名なのはエミレーツ航空。ブルガリの専用アメニティキットが提供されます。美しいブルガリの専用ポーチの中にブルガリのフェイスローションやボディローション、リップバーム、ハンドミラー、歯磨きキット、デオドラント、耳栓、折り畳み式ヘアブラシなどが入った豪華なアメニティです。
ビジネスクラスの地上サービス
ビジネスクラスは飛行機内だけでなく、地上でのサービスもエコノミークラスに比べてグレードアップします。
続いては地上のサービスの違いを見てみましょう。
専用カウンターで優先的にチェックイン
ビジネスクラスになると、エコノミークラスとは別の専用カウンターで優先的にチェックインすることができます。また保安検査に優先レーンがあることも。待ち時間が少ないので手続きがスムーズに終わります。
ラウンジでゆったり
待ち時間には豪華なビジネスクラス用ラウンジでゆったりと過ごせます。ラウンジではビュッフェ形式の食事やアルコール類が提供されるのも魅力のひとつ。空港によってはシャワーやマッサージ、豪華なスパなどのサービスもあります。
降りるのも優先
到着した空港でもビジネスクラスは優先的に飛行機を降りられるのがメリット。荷物も素早く受け取れ、入国審査でも優先レーンを利用できることがあります。
預け入れ荷物の上限がアップ
航空会社によって異なりますが、エコノミークラスの場合、無料で預け入れできる荷物の上限は20キロ〜23キロが一般的。超過すると追加料金が発生します。20キロという重さは、大型のスーツケースに衣類とおみやげを詰め込むとオーバーしがちな重量です。
しかし、ビジネスクラスは荷物の上限が30キロ〜32キロ程度にアップすることが多いため、重量超過の心配がほとんどなくなります。
ビジネスクラスに格安料金で乗る方法
ビジネスクラスは魅力がいっぱい!それでも料金が高くて乗れないと思っている方は多いのではないでしょうか。
しかしビジネスクラスに格安な料金で乗る方法もあるのです!
乗り継ぎ便を利用する
ビジネスクラスに安く乗れる方法は、乗り継ぎ便を利用することです。乗り継ぎ便は直行便と比べて航空運賃がかなり下がります。直行便よりも時間がかかるため、時間が余分にかかるのは嫌だと感じるかもしれませんが、ビジネスクラスは機内で快適に過ごせるのがメリット。
しかも乗り継ぎの間にもラウンジで快適に過ごせます。豪華な旅をより長時間体験できると思えば、乗り継ぎ便もかなり魅力的ではないでしょうか。
パッケージツアーを利用する
パッケージツアーとは、旅行会社が航空券やホテルなどをセットにして販売しているもの。パッケージツアーではビジネスクラスをかなり安く利用できることも!
その理由は、旅行会社が航空券を事前に確保・大量購入することで、正規料金よりも安く仕入れることができるから。そのため個人で航空券を購入するよりもずっと安い料金を実現できるのです。
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世界一周航空券を利用する
世界一周航空券は、スターアライアンスやワンワールドといった航空業界の大手グループが販売している航空券。一つの方向に地球を一周して戻ってくる航空券で、移動距離または滞在した大陸数で料金のクラスが決まります。
世界一周というと値段が高そうですが、それは間違いです。実は渡航先の距離によっては往復航空券より安くなることも多いのです。しかもビジネスクラスなど等級が高くなるほど割安になる傾向に。
例えばニューヨークをビジネスクラスで往復するなら、ニューヨークからパリを経由して帰ってきた方が安いという場合もよくあります。さらに時間に余裕があるなら、ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、台北に滞在しても基本料金は同じ!これはかなりお得ではないでしょうか。
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ビジネスクラスに乗って快適な旅を!
飛行機のビジネスクラスは通常なら高価ですが、機内での余裕やサービスを考えればコスパは高いのが特徴です。格安で乗れる方法もあるので、機会がある方はビジネスクラスを体験してみてはいかがでしょうか。
cover photo by PIXTA