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日本三大ラーメンとは?現地で食べたい大人気のご当地麺を徹底解説!

この記事では日本三大ラーメンを特集します。北海道、福島県、福岡県のご当地麺が選ばれている理由や誰が決めたのか、それぞれのラーメンの魅力を解説!一度は食べたい老舗や人気店も紹介します。

ライター
Satoshi Nakamura
日本と世界を旅する釣り大好きアウトドア系ライター。テレビのリサーチ&構成作家として鍛えたスキルを活かして、旅先の歴史やみどころ、おいしいものを徹底調査してから訪れるのがモットー。これまでにアメリカのルート66走破とグランドサークルドライブ旅(2周)、日本の47都道府県ドライブ旅を達成し、現在は47都道府県での釣果達成にも挑戦中!
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この記事では日本三大ラーメンを特集します。北海道、福島県、福岡県のご当地麺が選ばれている理由や誰が決めたのか、それぞれのラーメンの魅力を解説!一度は食べたい老舗や人気店も紹介します。

Contents

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日本三大ラーメンとは?

photo by Unsplash

日本にはたくさんのご当地ラーメンがあります。そのなかで日本三大ラーメンといわれているのは、以下の3つです。

  • 札幌ラーメン (北海道)
  • 喜多方ラーメン (福島県)
  • 博多ラーメン (福岡県)

日本三大ラーメンの根拠は?誰が決めた?

日本には多くの三大〇〇があります。その中には歴史的な書物に書かれていたものや協会が定めたものなどもありますが、日本三大ラーメンは1980年代頃からいつの間にか世間に定着した言葉です。

誰が決めたかの根拠がない場合、三大うどんや三大和牛のように「三大〇〇」の意見が分かれ、候補が4つや5つになることもよくあります。しかし日本三大ラーメンといえば、北海道の札幌ラーメンと福岡県の博多ラーメン、福島県の喜多方ラーメンで確定しています。

1970年代に札幌ラーメンが流行

ご当地ラーメンで最初に話題を集めたのは、札幌ラーメンです。東京の百貨店で北海道物産展が話題になっていたのをヒントにして1967年に東京出身の青池保氏が『どさん子ラーメン』のフランチャイズを展開。1970年代には1,000店以上を出店し、札幌味噌ラーメンの知名度が全国区になりました。

1980年代に喜多方ラーメンが話題に

次に話題になったのは喜多方ラーメンです。1975年にNHKが蔵の街・喜多方を紹介したことで観光客が急増。市の商工観光課は観光客の食事先としてラーメン店を推しました。するとテレビや観光情報誌から火がついて喜多方ラーメンは大きな話題に。1984年には喜多方は日本で最初にラーメンで町おこしを試みた地域として注目されるようになりました。

1987年に博多ラーメンがブームを牽引

東京のラーメン激戦区である環七に1987年に開店したのが、博多ラーメンのなんでんかんでん。この店は大ブレイクし、博多ラーメンの知名度が一気に高まります。その後も博多ラーメンの東京出店は続き、とんこつラーメンが大きなブームになっていきました。

個性的なラーメンが三大ラーメンに

1970年代から80年代にかけて話題になったご当地ラーメンは、札幌の味噌、喜多方の醤油、博多の豚骨と、それぞれに個性的な味だったのも特徴。そのため三大ラーメンとしてすんなり定着しました。

和歌山ラーメンや徳島ラーメン、尾道ラーメンなど他のラーメンがブームになっても、日本三大ラーメンのラインナップが変わることは一度もありませんでした。やはり日本三大ラーメンは誰もが認める不動の人気ラーメンなのです。

ここからは日本三大ラーメンそれぞれの特徴と、一度は食べたい人気店を紹介しましょう。

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札幌ラーメン (北海道)

By Party Lin - 蜜月DAY16-札幌雪祭, CC BY 2.0

札幌ラーメンは北海道札幌市発祥のご当地ラーメン。日本を代表する味噌ラーメンとして有名ですが、実はもともとは味噌ラーメンではありませんでした。

札幌ラーメンの歴史

札幌ラーメンの発祥は大正時代にまでさかのぼるといわれています。

明治時代以降、多くの移民が北海道に集まり、土地の開拓や鉱山の掘削を仕事にしました。そんな北海道の厳しい気候の中で生まれたのがラーメン。大正11年に竹家食堂が手延べ麺をゆでてスープに入れる肉絲麺(ロゥスーミェン)を提供し、人気を集めました。

さらに、昭和初期には市内に多くのラーメン屋が出現。ただしこの頃のラーメンは鶏ガラや貝類でダシを取った塩ラーメンで、味噌味ではありませんでした。

現在主流になっている濃厚なスープが生まれたのは戦後のこと。満州から帰国した料理人が豚骨スープのラーメンを屋台で提供したのがはじまりです。味噌ラーメンの誕生はさらに遅く、昭和30年。北海道の気候や食文化に合った味噌ラーメンは大人気となり、昭和40年代からは全国に広まっていきました。

札幌ラーメンの特徴

札幌ラーメンの特徴は味噌味ということではありません。主な特徴は以下の3つです。

スープは動物系の濃厚な出汁に調味料を加えて煮込む

札幌ラーメンのスープは豚骨や鶏ガラなどの動物系。これに味噌や醤油などの調味料を加えて煮込みます。その結果、濃厚でコクのある味わいになるのが特徴的で、味噌味だけでなく、塩味や醤油味の札幌ラーメンもあります。

また味噌ラーメンの味噌の種類や配合は店によって自由。赤味噌や白味噌、合わせ味噌など千差万別なので、同じ味噌ラーメンでも食べ比べが楽しめます。

麺は太めでちぢれたものが主流

札幌ラーメンの麺は太めで縮れたものが主流。これはスープに絡みやすいための工夫です。また喉ごしのよい食感も特徴で、小麦粉の配合や熟成方法などにも各店や製麺所のこだわりがあります。

従来のトッピングはバターやコーンが定番

昔ながらの札幌ラーメンのトッピングはバターやコーンが定番。札幌の寒い気候に合わせてカロリーを効果的に補うために加えられたものだといわれています。

チャーシューやメンマ、ネギなども一般的です。近年は各店舗がトッピングにこだわり、バターやコーンを使わないお店も増えています。

北海道のご当地ラーメンも増加

札幌ラーメンは、現在進行形で進化を続けています。塩ラーメンや醤油ラーメンの名店も登場。麺も細麺や平麺など種類が増えました。

一方、北海道には札幌ラーメンから派生したご当地ラーメンもあり、札幌ラーメンを含めて北海道四大ラーメンとも呼ばれています。

  • 旭川ラーメン:醤油ベースのあっさりしたダブルスープと細いストレート麺
  • 函館ラーメン:塩ベースのさっぱりとしたスープと細い縮れ麺、海鮮の具材
  • 帯広ラーメン:醤油ベースのコクのあるスープと平たく太い麺

札幌ラーメンの名店を紹介!

By 663highland, CC BY 2.5

実は味のバリエーションが豊富な札幌ラーメン。なかでも一度は食べておきたい老舗と人気店を紹介しましょう!

味の三平

味の三平は、味噌ラーメン発祥の店。味噌味で野菜たっぷりの札幌ラーメンはこの店で生まれました。満州鉄道で運転士をしていた大宮守人氏が戦後に札幌でラーメンの屋台をはじめたのがルーツ。味噌は体にいいと考えた大宮氏は味噌汁をベースにして研究を重ね、昭和29年に味噌ラーメンを完成させました。

現在の店舗があるのは、大型文具店の大丸藤井セントラルの4階。人気はもちろん元祖の味噌ラーメンです。麺はたまごの白身と超強力小麦粉を使用し、着色料を一切使わないのがこだわり。粉本来の色合いのちぢれ麺はシコシコとコシが強いのが特徴です。

さらに、具材にもこだわりがあり、新潟県から取り寄せた白みそを使い、化学調味料は一切使用していません。軽く炒めた野菜のシャキシャキの食感と優しいスープ、口当たりのいい麺で何度でも食べたくなる味です。

味の三平の基本情報

住所

北海道札幌市中央区南1条西3丁目2大丸藤井セントラル4階

電話

011-231-0377

営業時間

11:00〜18:30

休業日

毎週月曜、第2火曜(不定休あり)

アクセス

地下鉄南北線 大通駅から徒歩5分

公式サイト

http://www.ajino-sanpei.com/

さっぽろ純連

さっぽろ純連(じゅんれん)は昭和39年に創業した名店。開店当時はさっぱりした味のラーメンが多かった時代に、純連は濃厚な味わいを追求したことで知られています。純すみ系と呼ばれる札幌ラーメン王道のコクのあるスープを広めました。ニンニクや山椒などのスパイスが効いた味わい深い仕上がりが特徴です。

ベースの豚骨スープと合わせる味噌の火入れがポイントで、純すみ系の特徴である味はここで修行した職人にしか出すことができないといわれています。

スープの表面がラードの膜で覆われたラーメンは寒い札幌でも最後まで熱々でおいしく食べられる工夫。根生姜をたっぷり入れることでしっかり濃厚なスープなのに後味はすっきりとなります。また麺は創業当時から変わらない多加水の中太縮れ麺。コシの強さが特徴です。

さっぽろ純連 札幌本店の基本情報

住所

北海道札幌市豊平区平岸2条17丁目1-41

電話

011-842-2844

営業時間

11:00~21:00

休業日

月曜日

アクセス

地下鉄南北線 澄川駅から徒歩約6分

道央自動車道 北広島ICから車で約23分

公式サイト

http://www.junren.co.jp/

らーめん庵(いおり)

札幌ラーメンを代表する「純連」と純連の店主の三男が経営する「すみれ」からは多くの弟子たちが独立しています。そんな純すみ系のなかでも人気のお店が、らーめん庵(いおり)。すみれで修行して開店したご主人は、伝統を引き継ぎながら進化系ラーメンを完成させました。

人気の味噌ラーメンは中太の縮れ麺にラードの浮いたコクのある味噌スープなど、純すみ系の基本を踏襲。ただし濃さを抑えてまろやかさとコク深さを押し出しています。また本家と異なるのは炙った一枚切りのチャーシューの上におろし生姜が乗っていることです。

食べている途中でスープに溶いて味変するのがおすすめの食べ方。濃厚な味噌にキレ味が加わり、体も温めてくれます。

らーめん庵(いおり)の基本情報

住所

北海道札幌市中央区南4条西16丁目2-20

電話

011-512-5160

営業時間

11:00〜15:00、17:00〜19:00

休業日

月曜

アクセス

地下鉄東西線西18丁目駅から徒歩7分

元祖さっぽろラーメン横丁

札幌ラーメンを比べて食べたいなら忘れてはいけないのが、元祖さっぽろラーメン横丁。札幌を代表する人気店が軒を連ねる人気スポットです。

ここは昭和26年に8軒のラーメン店が集まって開いた公楽ラーメン名店街がルーツ。現在は味噌ラーメンにこだわる17店舗が軒を並べ、すすきのの観光名所になりました。ビルの谷間にある42mの通りは常に人でいっぱいですよ。

特に、ひぐまは、昭和47年創業の由緒正しい札幌ラーメンのお店で、元祖さっぽろラーメン横丁の人気店のひとつ。スープは金華ハム入りの上湯ベースで、味噌ラーメンならではのコクを残しつつあっさり感を堪能できます。オーダーごとに麺を茹でるお湯を取り替えるなどのこだわりで仕上げる味噌ラーメンは上品な味が評判です。

元祖さっぽろラーメン横丁の基本情報

住所

北海道札幌市中央区南5条西3丁目

電話

店舗により異なる

営業時間

店舗により異なる

休業日

店舗により異なる

アクセス

地下鉄南北線 すすきの駅から徒歩約3分

札樽自動車道 北広島ICから車で約30分

公式サイト

http://www.ganso-yokocho.com/

おみやげ札幌ラーメンのおいしい食べ方

おみやげとしても人気の札幌ラーメンですが、実はおいしく食べるためのコツがあります。

  • 調理する前に麺を常温に戻す
  • びっくり水を利用する
  • 鍋の中で麺をかき混ぜず、丼のなかでかき混ぜる
  • タレを少し焼くのもおすすめ

札幌ラーメンの定番スタイルは、フライパンにタレを入れて少し焼いてからお湯で溶かすこと。こうするとコクが出て深い味わいになります。ただし塩味と香りをダイレクトに楽しみたい場合はそのままお湯に溶かしてもOKです。

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喜多方ラーメン (福島県)

By 毒島みるく - Own work, CC0

喜多方ラーメンは、福島県喜多方市が発祥のご当地ラーメン。醤油ラーメンの印象があり、東京ラーメンなど一般的な中華そばとの違いがわからない人も多いのでは?しかし、喜多方ラーメンは醤油ラーメンであること以外にも大きな特徴があります。

喜多方ラーメンの歴史

喜多方は酒や醤油、味噌づくりが盛んな町です。その醸造業を支えてきたのが飯豊山の栂峰渓流水(つがみねけいりゅうすい)。上質な酒や醤油を醸してきた水は、ラーメンの多加水麺とスープも生み出しました。

喜多方ラーメンの元祖は源来軒の潘欽星(ばん・きんせい)氏が、屋台でラーメン(当時の呼称は支那そば)を売り歩くことにして作ったのがきっかけです。潘氏は研究を重ねて完成した麺やスープづくりを秘伝とせず、100人もの弟子に伝授。これが喜多方のラーメン文化の基になりました。

喜多方ラーメンには、源来軒、坂内食堂、まこと食堂(閉店)の御三家と呼ばれるお店があり、これらが喜多方ラーメンの味の基本となっています。

喜多方ラーメンの特徴

喜多方ラーメンは昔ながらの中華そばに近いラーメン。特徴がないという人もいますが、中華そばである以外の大きな特徴がありますよ。

特徴がないのが喜多方ラーメンの特徴

喜多方ラーメンのスープはあっさりした醤油味ですが、スープには決まりはなく、出汁も豚骨、鶏ガラ、魚介類などお店によって異なります。

醤油だけでなく塩味の人気も高く、味噌ラーメンの人気店も。そのため喜多方ラーメンは決まった味がないのも特徴で、地元の人は自分の好みの味でお店を選んでいます。

さらに、喜多方ラーメンの具として外せないのがチャーシュー。基本的には角煮やバラ肉を使っています。他の具はメンマやナルト、長ネギなどです。

麺は多加水麺で太めの平打ち縮れ麺

喜多方ラーメンの特徴はなんといっても麺。多加水麺を使った太めの平打ち縮れ麺であることがポイントです。

多加水とは、小麦粉の分量に対して加える水の割合が高いものを指します。多加水麺はモチモチとした食感の麺になる傾向なので、多加水麺の喜多方ラーメンはツルツルでモチモチとした食感が楽しめます。

喜多方ラーメンの名店を紹介!

By くろふね - Own work, CC BY 4.0

喜多方ラーメンもバラエティ豊かな味を楽しめるのが魅力。熟成多加水麺のモチモチ感を中心に、各店舗が工夫を重ねてきた風味を堪能できます。ここでは源流といわれる老舗と人気店を紹介しましょう。

源来軒

中国料理 源来軒は喜多方ラーメン発祥の店。喜多方ラーメンに大きな影響を残したのは、水分をたっぷりと含ませてからじっくりと寝かせる平打ち熟成多加水麺です。多くの弟子が育ち、源来軒の麺を手本にした製麺所が誕生したことで喜多方ラーメンは日本三大ラーメンと呼ばれるまでになりました。

喜多方ラーメンは時代にわせて変化していきましたが、源来軒では今でも昔の味を守っています。スープの出汁は豚骨・鶏ガラ・煮干・昆布・椎茸などを使用。全国から厳選した素材を使い、素朴ながら深みのある味わいです。メンマまで手作りで、シンプルかつ丁寧なおいしさを楽しめますよ。

源来軒の基本情報

住所

福島県喜多方市一本木上7745

電話

0241-22-0091

営業時間

10:00~14:00

休業日

火曜、不定休あり

アクセス

JR喜多方駅から徒歩6分

坂内食堂

By くろふね - Own work, CC BY-SA 4.0

喜多方ラーメンの御三家のひとつである坂内食堂は昭和33年創業の老舗で、喜多方ラーメンの知名度をアップさせた立役者のひとつ。1988年に設立された喜多方ラーメン坂内が全国にチェーン展開したことで、喜多方ラーメンの名前と味が全国区になりました。

坂内のラーメンは塩味が基本。豚骨ベースのスープにチャーシューを煮るときに使う醤油を隠し味として加えていますが、基本は塩と出汁のうまみで勝負しています。モチモチの多加水麺との相性がばつぐんです。

そんな塩味ラーメンの中でも名物は、麺が見えないほどのチャーシューが入った肉そば。ボリューム満点ですがチャーシューは意外とあっさりしていて食べやすいのが特徴です。

さらに、喜多方ラーメンの人気の理由のひとつである朝ラーメンは、坂内食堂が発祥ですよ。

坂内食堂 本店の基本情報

住所

福島県喜多方市字細田7230

電話

0241-22-0351

営業時間

7:00〜18:00 (ラストオーダーは 17:50)

休業日

木曜

アクセス

JR喜多方駅から徒歩約15分

磐越自動車道 会津若松ICから車で約30分

きくすい

By くろふね - Own work, CC BY 4.0

昭和61年創業のきくすいは、もともと蕎麦屋として営業していたお店で、現在は2代目がのれんを守っています。蕎麦屋だった経験を活かして一般的なラーメン以外に「BUSHIらーめん」や「とりらー」などさまざまなおすすめメニューを提供しているのも人気の秘密です。

人気メニューのBUSHIらーめんは、豚骨、焼きあごなどが基本のスープに鰹節をたっぷり効かせたスープ。その名の通り節の味をガツンと感じる旨みたっぷりのラーメンです。

とりらーは香味野菜で煮込んだ鶏皮をたっぷり入れた冬限定メニュー。臭みのない鶏皮の食感が楽しく、ご飯にも合うラーメンです。

一番人気のみそらーめんは創業以来変わらない人気メニュー。味噌の醸造が盛んな喜多方ならではのおいしい味噌を使った濃厚スープのラーメンです。たっぷり野菜も自慢ですよ。

きくすいの基本情報

住所

福島県喜多方市寺町南5062-22

電話

0241-23-2200

営業時間

10:00~15:00(4~11月は7:00~)、17:00~20:30

休業日

水曜

アクセス

JR喜多方駅から車で4分

会津喜多方ラーメン館 本館

会津喜多方ラーメン館 本館は、喜多方ラーメンのおみやげを買える人気スポット。レトロな雰囲気の屋台のラーメンの試食をしたり、ラーメン工場の設備を見学したりもできます。実際に使用されているラーメン製造設備がみられるのはうれしいですね。

ここでは製麺工場で作りたての麺が買えるのも魅力。喜多方のラーメン店にも卸している熟成多加水麺を自宅で楽しめます。喜多方ラーメンの麺は製造日から3日から5日で熟成が進んでより一層おいしくなるので、おみやげにも最適です。

喜多方ラーメンに欠かせない本格チャーシューも売られていますよ。

会津喜多方ラーメン館の基本情報

住所

福島県喜多方市字梅竹1

電話

0241-21-1414

営業時間

4月~12月 10:00 〜 17:00

1月~3月 10:00~16:30

休業日

12/31~1/1

アクセス

JR喜多方駅から徒歩16分

磐越道 会津若松ICから車で約25分

公式サイト

https://kawakyo.co.jp/shop-honkan/

おみやげ喜多方ラーメンのおいしい食べ方

おみやげで買ってきた喜多方ラーメンの作り方は、札幌ラーメンとは少し違います。ポイントは以下の通り。

  • 大きめの鍋で麺をゆでる
  • 鍋に入れたら軽くほぐす
  • スープはとにかく熱いお湯でつくる

博多ラーメン (福岡県)

By 毒島みるく - Own work, CC0

博多ラーメンは福岡県福岡市周辺のご当地ラーメン。日本を代表する豚骨ラーメンです。札幌は味噌ラーメン・喜多方は醤油ラーメンというイメージとは異なってさまざまな味のラーメンがありましたが、博多ラーメンはほとんどが豚骨ラーメンです。

博多ラーメンの歴史

博多ラーメンの誕生は戦前にさかのぼります。博多初のラーメン屋台は昭和15年に創業した三馬路。ただしこの頃のスープは半濁気味のあっさりした豚骨スープの醤油味でした。麺は平打ち麺だったので、ラーメンではなく中華そばと呼ばれていました。

現在のような豚骨ラーメンが考案されたのは、戦後の昭和21年。天ぷら屋台を引いていた津田茂氏が中国で食べた豚骨スープをヒントにスープを作り、これが博多豚骨ラーメンの源流になりました。

博多ラーメンの特徴

博多ラーメンの基本は豚骨を強火で沸騰させて骨のゼラチンなどが溶け出した乳白色のスープ。麺は近年ではストレートな細麺が基本です。ただし同じ豚骨スープでも実は店舗によって個性があり、こってり系・まろやか系・あっさり系などの違いが楽しめます。

博多ラーメンや長浜ラーメンで試したいのは、替え玉でのおかわり。博多ラーメンの細麺はゆで上がりが早いので、完全に食べ切ってから注文するのではなく、食べ終わる前に注文するのがおすすめです。麺がなくなる瞬間にゆであがるのが最高のタイミングですよ。

さらに、博多ラーメンの特徴は、麺の硬さをあらかじめオーダーできる店が多いこと。まずは普通を頼み、替え玉のタイミングで他の硬さを試してみるのもおすすめです。

人気は「ばりかた」など硬めですが、あえて「やわ」や「ばりやわ」などのやわらかい麺もおすすめ。硬めを極めるなら通に人気の「粉落とし」も一度試してみてください。

似て非なる福岡ラーメン

現在の博多ラーメンは福岡の三大ラーメンを抜きにしては語れません。博多ラーメンと福岡ラーメンを混同する人もいますが、福岡ラーメンというのはかなり幅の広い言葉。実際はいずれも豚骨ラーメンである久留米ラーメンと長浜ラーメン、博多ラーメンが福岡の三大ラーメンと呼ばれています。

久留米ラーメンは白濁したスープと太麺

久留米ラーメンはもっとも濃厚で白濁したスープが特徴。スープを継ぎ足してコクを出していく呼び戻しと呼ばれる手法が使われ、豚骨ラーメンの源流とよばれています。また太麺が使われるのも久留米ラーメンの特徴です。

長浜ラーメンは濃厚あっさりスープと細麺

長浜ラーメンは濃厚なのに後味があっさりしたスープ。魚市場で忙しく働く人が素早く食べられるように、ゆで時間が短い細麺を使用しているのも特徴です。細麺は伸びやすいので一杯あたりの麺の量は少なめ。足りない場合に替え玉を注文するシステムも長浜ラーメンが発祥といわれています。

博多ラーメンは濃厚なスープとストレートな細麺

博多ラーメンはほぼ豚骨のみで作った濃厚なスープにストレートな細麺が特徴。久留米ラーメンと長浜ラーメンの中間のようなラーメンになっています。

しかも近年は福岡三大ラーメンの違いはかなりあいまい。各ラーメン店がおいしさを追求して進化しているうちに、明確な線引きがなくなっています。

博多ラーメンの名店を紹介!

Hakata Style 48-Hour Tonkotsu Ramen by City Foodsters is licensed under CC BY 2.0

博多ラーメンは食べこむほどに各店舗の味の違いがよくわかるのが特徴。博多を訪れたらぜひ多くの店をめぐってみてください。ここでは人気の老舗と進化系のお店を紹介しましょう。

元祖 赤のれん 節ちゃんラーメン

元祖 赤のれん 節ちゃんラーメンは、昭和21年創業の老舗。豚骨スープを開発した津田茂さんを祖父に持つ三代目が味を受け継いでいるお店で、博多ラーメンの源流のひとつといわれています。

特徴は豚骨スープに醤油を合わせた塩気の強いスープ。豚骨は約16時間も煮込んでとろみを出しています。茶褐色で醤油の味わいがはっきりしているのも特徴。現在の博多ラーメンの主流とは異なる味です。

さらに、麺はスープがしっかり絡むやわらかめの極細平麺。現在の博多ラーメンは白い豚骨スープに硬くゆでた細ストレート麺や替玉といった要素が加わっていますが、これは本来の博多ラーメンに長浜ラーメンの特徴が混ざったものだといわれています。昔ながらの博多ラーメンは、ぜひ一度食べておきたい味ですよ。

元祖赤のれん 節ちゃんラーメン 天神本店の基本情報

住所

福岡県福岡市中央区大名2丁目6-4 プラスゲート天神 1F

電話

092-741-0267

営業時間

11:00~21:00

休業日

火曜日

アクセス

福岡市地下鉄天神駅より徒歩約5分

元祖博多だるま

元祖博多だるまは昭和38年創業の老舗。当時から使い続けている鋳物の羽釜で12時間炊き続ける呼び戻し製法の豚骨スープが特徴です。スープに使う豚骨は、豚のうしろ足のみ。店主が蔵元に頼み込んで一から作り上げたオリジナル醤油を使って仕上げたスープはかなり濃厚です。

合わせる麺は極細ストレート麺が基本で、厳選した「麦のいぶき」という小麦を独自の配合でブレンドした自家製麺を使っています。小麦の香りと甘み、コシの強さがポイント。店舗によっては極太麺や中麺などのバリエーションもあります。

元祖博多だるま 総本店の基本情報

住所

福岡県福岡市中央区渡辺通1-8-25

電話

092-761-1958

営業時間

11:30〜26:00

休業日

なし

アクセス

地下鉄七隈線 渡辺通駅から徒歩5分

公式サイト

https://ra-hide.com/ 

八ちゃんラーメン

八ちゃんラーメンは昭和43年創業のお店。博多では50年以上本店だけ、しかも夜だけの営業ながら常に行列ができる人気店としておなじみです。一時期は新横浜ラーメン博物館でも営業し、大人気となりました。

八ちゃんラーメンのこだわりは、超濃厚なスープです。大量の豚骨をぜいたくに使用した豚100%のスープは、高火力でかき混ぜ続け、骨や髄が溶けるまで徹底的に煮出しています。臭みがなく、香ばしくトロっとしたスープはクセになると評判です。

麺は現在の博多ラーメンでは珍しい平打ちの極細タイプ。濃厚なスープがよく絡みます。具材は青ネギとチャーシューのみというシンプルさも自信の表れです。

八ちゃんラーメンの基本情報

住所

福岡県福岡市中央区白金1丁目1-27

電話

092-521-1834

営業時間

18:00〜26:00

休業日

日曜日・祝日

アクセス

地下鉄薬院駅から徒歩約2分

博多らーめんShin-Shin

博多旅行でラーメンを食べるなら、博多駅の駅ビルの中にある「博多めん街道」がおすすめ。その中でもいつも⻑い行列ができている超人気店が、博多らーめんShin-Shinです。

Shin-Shinのスープは臭みがなくあっさりしているのがポイント。スープの素材は国内産を中心とした豚骨と佐賀県の銘柄鶏のありたどりのガラ、そして地元九州の香味野菜などで、豚骨ラーメンに慣れていない人やこってり系が苦手な人でも食べやすい味になっています。

麺は極細で、細麺が主流の福岡でもとくに細い部類です。誰もが飲み干してしまうスープと、そのスープを吸い上げてくれるシンプルな細い麺を追い求めた結果到達した組み合わせですよ。

博多らーめんShin-Shinの基本情報

住所

天神本店 福岡県福岡市中央区天神3-2-19 1F

博多デイトス店 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多デイトス2F

電話

天神本店 092-732-4006

博多デイトス店 092-473-5057

営業時間

天神本店 11:00〜27:00

博多デイトス店 11:00〜23:00

休業日

天神本店 水曜日 不定休あり

博多デイトス店 なし

アクセス

天神本店 福岡市営地下鉄 天神駅から徒歩約5分

博多デイトス店 博多駅から徒歩1分

公式サイト

https://www.hakata-shinshin.com/

中洲屋台横丁

photo by Unsplash

福岡市の各地に並ぶ屋台は、道路や公園など公共の場に屋台が並ぶ日本で唯一のスタイル。一時期は通行阻害や騒音などが問題になり年々減少していましたが、いまでは福岡らしい観光資源として守られています。

フランス料理やジビエ料理、カフェなど今までなかった個性豊かな屋台も誕生していますが、一番人気はやはりラーメン。バラエティゆたかな博多ラーメンのお店が競い合っています。

なかでも人気のエリアは中洲。18時ごろから屋台が並ぶ中洲は、ここだけでもラーメンを中心にバラエティ豊かな屋台が楽しめるので初心者におすすめです。

中洲屋台横丁の基本情報

住所

福岡県福岡市博多区中洲8那珂川通り

電話

店舗により異なる

営業時間

店舗により異なる(18:00頃~24:00頃)

休業日

店舗により異なる

アクセス

地下鉄七隈線・櫛田神社から徒歩約5分

JR博多から徒歩約18分

料金

店舗により異なる

公式サイト

https://yokanavi.com/yatai/

【福岡観光】車なしで巡る1泊2日のおすすめモデルコース!カップルや女子旅にも

まだまだある!食べに行きたいご当地ラーメン

By Ocdp - Own work, CC0

全国には三大ラーメン以外にもぜひ食べに行きたいご当地ラーメンがあります。あまりにも多いので、ここでは農林水産省の『うちの郷土料理』に選ばれているラーメンを紹介しましょう。

  • 釧路ラーメン(北海道):あっさりスープに細めの縮れ麺が特徴
  • 磯ラーメン(青森県):新鮮な海の幸を詰めた海鮮ラーメン
  • 五所川原元祖しじみラーメン(青森県):しじみの出汁を活かしたラーメン
  • とりもつラーメン(山形県):あっさりめ醤油スープと煮込んだとりもつが特徴
  • 力餅ラーメン(岩手県):お餅が入った和風のラ―メン
  • 五右衛門ラーメン(岩手県):遠野市の辛くて旨いご当地ラーメン
  • 勝浦タンタンメン(千葉県):寒い冬に体を温めるご当地タンタンメン
  • 八王子ラーメン(東京都):トッピングに生玉ねぎのみじん切りを乗せたラーメン
  • とん汁ラーメン(新潟県):あっさりしながらコクがあるラーメン
  • 富山ブラックラーメン(富山県):超濃口の漆黒スープが特徴
  • 播州ラーメン(兵庫県):甘いスープとコク、あっさり味のラーメン
  • 赤穂塩ラーメン(兵庫県):塩の産地らしい塩ラーメン
  • いのししラーメン(岡山県):野生の猪肉のチャーシューを使ったラーメン
  • 尾道ラーメン(広島県):鞆の浦の高級小魚と豚の背脂が決め手
  • 牛骨ラーメン(鳥取県):全国でも珍しい牛骨スープのラーメン
  • 松江ラーメン(島根県):さっぱりとした塩味の昔ながらの味わい
  • 今治ラーメン(愛媛県):宮窪の海苔、大三島のレモン、す巻きが入ったラーメン
  • 伯方の塩ラーメン(愛媛県):透明度の高いスープとそうめんのような麺が特徴
  • しらすラーメン(高知県):しらす出汁をベースにした塩味のラーメン
  • 鍋焼きラーメン(高知県):土鍋で作る和風ラーメン
  • かつおラーメン(鹿児島県):かつおをふんだんに使ったスープが特徴

実はこれだけではまだまだ不十分。『うちの郷土料理』に含まれていないラーメンにも、山形県の酒田のラーメンや福島県の白河ラーメン、栃木県の佐野ラーメンなど大人気のご当地ラーメンがたくさんあります。

日本三大ラーメンを食べ比べに行こう!

日本三大ラーメンは、北海道の札幌、福島県の喜多方、福岡県の博多のラーメン。それぞれに味はひとつではなく、現地ではバラエティゆたかなラーメンを味わえます。できれば数日間かけて食べ比べをするのがおすすめ!

また日本三大ラーメン以外にも一度は食べてみたいご当地ラーメンはたくさんあります。ラーメンの食べ比べをしながら日本各地を旅してみるのも楽しいかもしれませんね!

photo by PIXTA

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