盛岡駅周辺・徒歩で観光できるスポット15選！おすすめのモデルコースも紹介

盛岡駅周辺には人気の観光スポットがいっぱい！

岩手県の県庁所在地であり、東京からは新幹線で2時間30分ほどで訪れることができる盛岡。多くの偉人を輩出しており、文化的な街としても知られています。交通の要所である盛岡駅周辺は、レトロな建造物やビルだけでなく、自然豊かな景色も多く見られますよ。

また、盛岡駅周辺に観光名所がコンパクトにまとまっているので、バスや徒歩など車なしでも1日で観光を楽しめます。

盛岡駅周辺の観光は、盛岡中心市街地循環バス「でんでんむし」を使って楽しむのがおすすめ。1乗車130円とリーズナブルで、夕方まで20分間隔で運行されています。1日フリー乗車券は350円で販売されているので、盛岡駅周辺の観光地を気軽に楽しめるでしょう。

今回は盛岡に来たら、訪れてほしい観光スポットや暇つぶしにもってこいのスポットまでピックアップしてみました。モデルコースも紹介するので、ぜひ盛岡旅行の参考にしてみてくださいね。

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盛岡駅周辺のおすすめ観光地15選

盛岡旅行に来たら、ここには絶対に行っておきたいというおすすめの観光スポットをピックアップ！盛岡のシンボルともいえる岩手銀行赤レンガ館や、自然豊かな盛岡城跡公園、教科書でおなじみの石川啄木と宮沢賢治の記念館など、盛岡駅周辺には見どころがたくさんありますよ。

岩手銀行赤レンガ館

レトロな雰囲気が特徴的な盛岡のシンボル

明治時代や大正時代のようなレトロ感が味わえるのが、岩手銀行赤レンガ館です。盛岡を代表する観光スポットであり、盛岡のシンボルともいえます。

関東圏に住んでいる方であれば、外観が東京駅に似ていると感じる人も少なくないのでは？実は、岩手銀行赤レンガ館の設計は、東京駅と同じく辰野・葛西建築設計事務所が行ったのです。

館内は、無料の岩手銀行ゾーンと有料の盛岡銀行ゾーンで分けられています。岩手銀行ゾーンでは、盛岡の産業・商業の歴史を、盛岡銀行ゾーンでは、1911年の開業当時から使われている金庫室を見学できますよ。

2階にあるバーチャルシアターでは、岩手銀行の建物の歴史や構造を紹介する映像も見られるので、映像で歴史を学びたい方にはおすすめです。

盛岡城跡公園（岩手公園）

春や秋、どのシーズンでも楽しめる自然公園

自然に囲まれて地元の人々からも愛されるのが、盛岡城跡公園（もりおかじょうあとこうえん）です。かつて盛岡城があった場所で、立派な見た目の石垣を見学できます。

もう一つの特徴は豊かな自然。春には桜、秋には紅葉が見られ、とくに春の桜は美しく、盛岡さくらまつりも開催されるので多くの人でにぎわいますよ！

また、「不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心」という石川啄木の歌碑が立っているため、石川啄木ファンであればぜひ一度は見ておきたいところです。

櫻山神社

巨大な岩が見られるパワースポット

櫻山神社は、盛岡城跡公園の敷地内にある神社です。盛岡藩の繫栄に寄与した南部家四柱の神々を祀っており、学問祈願や安産祈願などを目的に多くの地元の方が訪れます。境内は盛岡城の内堀の池に囲まれており、リラックスするのにも最適な場所です。

櫻山神社の見どころは、烏帽子岩（えぼしいわ）と呼ばれる岩。貴族が被る帽子の烏帽子に似ていることからその名が付きました。高さは約6メートル、岩の周囲は20メートル以上と巨大で、パワースポットとなっています。

なお、櫻山神社では毎年5月25〜27日に例大祭と呼ばれる祭りが開催されます。御神輿が市内を巡り、盛岡城内の旧本殿跡で由緒祭を執り行う祭で、多くの人で大賑わいのイベント。ぜひタイミングを合わせて訪れてみてくださいね。

盛岡八幡宮

商売繁盛や縁結びのご利益に恵まれる広大な敷地の神社

盛岡駅周辺でご利益を得られる観光スポットといえば、盛岡八幡宮です。盛岡八幡宮の歴史は古く、1680年に陸奥盛岡藩第3代藩主・南部重信によって建立されました。

盛岡八幡宮には全部で12のお社があり、学問にまつわる神様や衣食住にまつわる神様が祀られています。なかでも、商売繁盛のご利益がある笠森稲荷神社と、ご縁に恵まれると噂の縁結美（えんむすび）神社には、多くの人が訪れています。

ほかにも、お金を入れて水に浮くと幸運が訪れるといわれる水がめや、鯛を釣り上げる目出鯛おみくじも人気です。広大な境内をめぐりながら運試しもしてみてくださいね。

啄木新婚の家

盛岡出身の歌人が暮らした家

岩手県出身の歌人といえば、石川啄木を思い浮かべる人も多いでしょう。盛岡駅から徒歩約10分の場所に、石川啄木が堀合節子と新婚時代に暮らした家があります。

新婚にもかかわらず、この家で暮らしたのはわずか3週間。その短い間にも、石川啄木はこの家にある四畳半の部屋で、詩や短歌などの制作に打ち込みました。この時期に石川啄木が執筆していた部屋が、新聞に連載していた随筆「我が四畳半」の舞台となっています。

啄木新婚の家の中は、実際に歩いて見学することが可能です。石川啄木と堀合節子の暮らしの様子や年表も展示されているので、ぜひ読んでみてくださいね。

もりおか啄木・賢治青春館

二人の作家の生涯を知れるレトロな記念館

岩手県出身の作家は、石川啄木だけではありません。『銀河鉄道の夜』でおなじみの宮沢賢治も同じく、岩手県出身です。盛岡市には、もりおか啄木・賢治青春館という、二人の作家に焦点をあてた、1910年に銀行として建設された重要文化財を活用したレトロな記念館があります。

もりおか啄木・賢治青春館では二人の初版本や資料が見られるほか、期間限定でさまざまな特別展示も見られます。とくに石川啄木と宮沢賢治の二人の生涯が一つの年表に織り込まれた略年表は、ぜひ見ておきたい展示です。

また、もりおか啄木・賢治青春館にはカフェも併設されているので、見学の合間にリラックスできるのも嬉しいポイント。館内のレトロなデザインと二人の偉大な作家の展示を見ながらすてきなひとときを過ごしてみてください。

マリオス展望室

自然や絶景をを楽しめる盛岡駅近くの無料の展望室

盛岡市といえば、豊かな自然が特徴的な都市。そんな岩手県の大自然のパノラマを堪能できる場所が、マリオス展望室です。

マリオス展望室は、1997年に完成した92メートルのビル、マリオスの最上階にあります。展望室からは、岩手山や雫石川、盛岡駅、北上川など四季折々の岩手の風景を360度一望できます。タイミングがよければ、東北新幹線、秋田新幹線などが行き来する様子も見られますよ。

おすすめの時間帯は、冬の夕方。営業時間が18時までなので、冬であれば営業時間内に美しい夜景が楽しめるはずです。盛岡駅から徒歩約1分の場所にあるので、ぜひ観光の休憩がてらマリオス展望台を訪れてみてくださいね。

岩手県立美術館

アートの制作体験もできる美術館

岩手県立美術館は、盛岡市中央公園内にある美術館で、大正から昭和初期に活躍した岩手県にゆかりのある美術家たちの作品を中心に展示しています。

アートを身近な存在と感じられるように、さまざま企画を実施しているのが岩手県立美術館の特徴。とくに人気なのが、実際に自分でアートの制作を体験できるワークショップです。親子で参加できるイベントもあるので、子連れの方にもおすすめの観光スポットですよ。

また、館内にはレストランやグッズ販売をしているショップも併設されています。来館の記念に、美術作品のポストカードや書籍、美術館オリジナルグッズを買うのもいい思い出になりますね。

盛岡市子ども科学館

大人も子どもも楽しく学べる科学館

盛岡市子ども科学館は「子どもたちに科学する心を！」をテーマにした科学館。子どもはもちろん大人でも楽しく科学を学べるので、子連れの方でも安心です。

盛岡市子ども科学館では、土曜と日曜、祝日に科学を用いたショーイベントのホリデーサイエンスや、科学を体験できるワークショップを行っています。そのため、土日祝日に訪れるのがおすすめですよ！

盛岡市子ども科学館のなかでもとくに人気なのは、プラネタリウムです。盛岡市子ども科学館のプラネタリウムは番組制で、星や星座を解説する天文学的な番組や、子ども向けのエンタメの番組などがあります。番組は月ごとに変わるので、訪問前に公式サイトを見てみてくださいね。

盛岡市先人記念館

盛岡にゆかりのある先人の偉業を学べる記念館

盛岡市は作家だけでなく新渡戸稲造や原敬など、歴史的な偉人もたくさん輩出しています。そんな、明治期以降に活躍した、盛岡市にゆかりのある先人130人の偉業をまとめた記念館が盛岡市先人記念館です。

館内には、偉人たちの業績がわかりやすくまとめられており、歴史を学ぶ場所としておすすめの観光スポットです。展示はもちろんですが、館内の装飾や雰囲気が魅力的で何時間でも滞在できますよ。

また、館内だけでなく、外の敷地にある植物も魅力のひとつです。春になると桜も咲き、より一層美しい景色に。ぜひ館内だけでなく、外周辺も散策してくださいね。

石割桜

巨大な岩の裂け目から咲く桜の木

春になったら訪れたい盛岡の観光スポットが、石割桜。石割桜は、盛岡地方裁判所構内に生えている樹齢360年を超える桜の木です。

特徴は文字通り、周囲21メートルの巨大な花こう岩の割れ目から生えていること。この力強い桜の木を見るために4月には多くの人がこの場所を訪れます。満開の石割桜は迫力と情緒があり、夏や秋であってもその迫力と力強さを感じられますよ。

なお、盛岡市ではこの石割桜をモチーフにしたお菓子も販売されています。ワッフルやクッキーなどさまざまな種類のお菓子があるので、ぜひ盛岡土産にしてみてくださいね。

光原社

宮沢賢治が名付けた民芸品も買えるカフェ

光原社は、宮沢賢治が生前に刊行した唯一の童話集『注文の多い料理店』を出版した出版社です。現在は名前はそのままで、カフェ兼雑貨屋になっています。

光原社には全国から民芸品が集められており、器やグラス、漆器などが取りそろえられています。カフェではおしゃれな民芸品のコップで淹れたてのおいしいコーヒーを飲めますよ。

また、光原社がある敷地内には、宮沢賢治の資料館もあります。宮沢賢治の書いた原稿を読むこともできるので、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

盛岡神子田朝市

食材から洋服までなんでもそろう朝市

盛岡神子田朝市は、1968年から開催されている盛岡の伝統的な朝市です。120区画の市場があり、地元の人々からは盛岡の台所とも呼ばれています。驚くべきポイントは開催日の多さ。なんと年間310日間も開催されていて、年300日間も営業する朝市は全国でも盛岡神子田朝市だけだそう！

朝市の開始は朝5時頃。農家の方が所せましと新鮮な野菜や果物などを並べます。盛岡神子田朝市の特徴は品ぞろえの豊富さで、上記の食品だけでなく洋服や雑貨も購入できるんですよ。

また、ここでしか食べられないグルメも、ぜひ味わいたいところ。もちもちとした食感がやみつきになる盛岡名物のひっつみ汁や、2日間煮込まれたホルモン煮込みは絶品です。盛岡神子田朝市に訪れた際には、ぜひおいしいグルメを見つけて食べてみてください。

旧石井県令邸

フォトウエディングにも使われる洋館

旧石井県令邸は、1885年頃に建てられた盛岡最古の本格的なレンガの洋館です。1977年には、盛岡市の歴史的建造物に指定されました。

旧石井県令邸は色鮮やかな緑をまとったヨーロッパ風の外観が特徴で、幻想的な雰囲気に包まれています。晴れた日には館内に日光が差し込み、光と影のコントラストが見る人を魅了。屋根裏からは岩手山を望めるので、自然の景色を楽しみたい人にもおすすめの観光スポットですよ。

また、旧石井県令邸では定期的にアートに関するイベントを行っています。家具や絵画、彫刻などさまざまなアートに触れるチャンスになるので、ぜひアートのイベントにも参加してみましょう。

新渡戸稲造生誕の地

街中にひっそりと建つ盛岡出身の偉人の銅像

盛岡出身の偉人の一人、新渡戸稲造。「願わくはわれ太平洋の橋とならん」という意志のもと国際人として世界を渡り歩き、『武士道』を執筆しました。そして1983年、新渡戸稲造没後50年を記念し、生誕の地である盛岡市下ノ橋町に本人の銅像が建てられました。

新渡戸稲造といえば5,000円札の肖像のイメージを持つ人が多いでしょう。しかし、この盛岡市下ノ橋町に建てられている銅像の新渡戸稲造は、お札の威厳のある表情とは少し異なり、柔らかい表情を見ることができます。この銅像が新たな新渡戸稲造の一面を知るきっかけになるかもしれませんね。

盛岡駅から徒歩とバスで観光！おすすめモデルコース

観光スポットからグルメまで、見どころいっぱいの盛岡。広くはないとはいえ見るべき観光スポットがたくさんあるので、初めての盛岡旅行だと、どのようなスケジュールを組めば効率よく観光できるのか悩みますよね。

そこで今回は、盛岡観光を存分に楽しめるモデルコースをご紹介します。盛岡駅周辺はバスが数多く走っているので、車なしの徒歩の方でも十分に楽しめますよ。春の美しい桜の時期はもちろん、秋になると盛岡城跡公園の紅葉が色づき始めるので、盛岡観光がより一層趣深いものになりますよ。

コース例：

盛岡駅到着
↓バスで約5分
盛岡城跡公園（岩手公園）で自然を楽しむ
↓徒歩すぐ
桜山神社でお参り
↓徒歩約5分
岩手銀行赤レンガ館で記念撮影
↓徒歩約4分
東家で名物わんこそばを堪能
↓徒歩約4分
もりおか啄木・賢治青春館で二人の作家の生涯を学ぶ
↓徒歩約15分
盛岡八幡宮でおみくじを引き、運試し
↓バスと徒歩で約20分
光原社で民芸品のお買い物
↓徒歩約15分
マリオス展望室で盛岡の絶景を望む
↓徒歩すぐ
盛岡駅を出発

盛岡駅の人気観光スポットを満喫しよう

この記事では、盛岡のおすすめの観光スポットを紹介しました。名所や見どころがいっぱいある盛岡では、効率よく観光にグルメ、ショッピングも楽しむのがおすすめです。

ぜひ紹介した観光地を参考に、盛岡旅行のスケジュールを立ててみてくださいね！

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