岩手の冬におすすめの観光スポット15選！絶景ドライブやデートに

岩手でおすすめの冬の観光スポット15選

岩手にはたくさんの観光スポットがありますが、冬シーズンの岩手県を満喫できる自然・歴史・体験スポットについてあまり知らない方も多いのではないでしょうか。定番の観光スポットもたくさんありますが、ちょっとディープな観光も楽しみたいですよね。

岩手県には、ウィンタースポーツを楽しめる安比高原スキー場や、本州で一番寒いと言われている岩洞湖、日本百景に選出されている渓谷・猊鼻渓など自然を満喫できるスポットも豊富です。

冬の岩手県を堪能できるおすすめの観光スポットと、その見どころについてチェックしてくださいね。

まほら岩手

冬季限定の幻想的な氷のテーマパーク

まほら岩手は、地域活性化を目的に設立された体験型施設。本州一寒い場所と言われている薮川（やぶかわ）に位置しており、「氷の世界」と呼ばれる冬季限定の氷のテーマパークが登場します。

園内には、360°が氷に囲まれた氷の洞窟や氷の城、氷のBarのほか、かまくら de こたつ、氷上ワカサギ釣りなど、イベントがいっぱい！LEDライト40万個が光り輝くイルミネーションや花火なども楽しめます。

寒さが厳しい岩手の冬ならではの、幻想的な氷の空間を満喫したい方は必見です。

小岩井農場

東北最大級のイルミネーションが楽しめる

小岩井農場は、岩手山をバックに牛や羊、馬などの動物と触れ合って農場体験でき、新鮮な乳製品や加工品のお土産を購入したり、レストランで食事も楽しめる、体験型農場です。

冬季シーズンは、イルミネーションイベントである「KOIWAI Winter Lights 銀河農場の夜」が開催！東北最大級の約60万球のイルミネーションが農場を鮮やかに照らします。また、冬ならではのアクティビティが楽しめる「雫石冬フェスタ」などの開催もあり、イベントが満載！

KOIWAI Winter Lights 銀河農場では、夜限定のディナーコースも利用できるため、イルミネーションを眺めながらロマンチックな時間を過ごしたいと考える方は要チェックです。冬ならではのアクティビティやイルミネーションが見たい方におすすめのスポットですよ。

安比高原スキー場

日本最高クラスのパウダースノーが楽しめるゲレンデ

安比高原スキー場は、東北随一のパウダースノーが満喫できる極上のゲレンデです。初級者〜上級者向けのコースでスキーやスノーボードが全力で楽しめますよ。

また、12/14〜3/22の金土曜、と特定の日に限定で、イルミネーションが輝くゲレンデでナイターを滑ることも可能。ここでしか体験できないスキー体験をしてみては？

ゲレンデにある安比リゾートセンターでは、美味しいコーヒーが飲めるカフェや前沢牛のビーフカレーが食べられる食堂、ラーメン屋、うどん屋などが軒を連ねています。冬のゲレンデならではの雰囲気とイベントを思う存分楽しんでくださいね。

盛岡城跡公園

雪が降り積もった石垣が見どころ

盛岡城址公園は、1633年に建てられた南部藩主の居城・盛岡城の跡地にある公園。風光明媚な池や石垣、堀などが魅力で、盛岡定番の散歩スポットですよ。春には桜や梅、秋には紅葉、冬には雪が降り積もった重厚な石垣が見られ、観光客を魅了しています。

JR盛岡駅から徒歩20分ほどの距離にあるので、冬に盛岡を散策したい時にもぴったり。厳冬期は雪が積もっている場合も多いので、ブーツなどしっかりとした靴で訪れてください。

岩洞湖

極寒の湖で氷上ワカサギ釣りに挑戦

岩洞湖は、シラカバ林に囲まれており日本一美しい人造湖とも呼ばれている湖です。秋の紅葉のシーズンも人気ですが、冬には氷上でワカサギ釣りが楽しめる名所としても知られています。

岩洞湖は、本州一の極寒地である盛岡市薮川に位置しているため、冬は凍てつく寒さ。そのため例年1月中旬から湖が凍りはじめるため、氷上でのワカサギ釣りが可能になります。ワカサギ釣りをする場合には極寒装備を着込んで、岩洞湖レストハウスにて岩洞湖遊魚券を手に入れたのち、釣り用のグッズレンタルを利用してみましょう。

またレストハウスでは、レンタルサービスの利用者は無料で天ぷらサービスを受けられます。釣りたての新鮮ぷりぷりのワカサギを天ぷらで食べて、冬の極上グルメも堪能してみては？

猊鼻渓

日本百景の神秘的な光景を舟から眺める

猊鼻渓は、日本百景の一つにも数えられる名勝。100メートルもの絶壁に囲まれた川沿いには、奇石や奇岩、洞窟、滝、運試しスポットなどがあり、約90分間かけて舟で往復しながらその迫力ある景色が楽しめます。

冬季の12月～2月末まではこたつ舟が用意されるので、寒い時期でも快適。舟内では船頭の解説を聞いたり、5名以上で予約すればお弁当などの食事も可能です。大人数で観光する予定なら、貸切で猊鼻渓・舟下りにチャレンジするのも面白いでしょう。

三陸鉄道・こたつ列車

こたつでゆったりと列車旅を楽しめる

こたつ列車は、JR久慈駅〜宮古駅間を結ぶ三陸鉄道の冬の名物列車です。目玉は何といっても車内に設置されたこたつ席。乗客はこたつでぬくぬくしながら、車窓から冬の三陸海岸の景色が楽しめ、旅情ある時間が過ごせます。

久慈駅から乗車する場合は予約限定になりますが、車内で海鮮弁当（うに丼・あわび弁当・ほたて弁当）や舟づくり風の豪勢な大漁舟唄御前が食べられます。宮古駅から乗車する場合は、ヤギミルクを使った話題の洋菓子店・イボンヌのシュークリームも予約制で食べられるのでこちらもおすすめ。

三陸鉄道の冬景色や海の幸を、快適なこたつ席で楽しんでみたい方は要チェックです。

花巻温泉郷

花巻十二湯と称される東北随一の温泉郷

花巻温泉郷は、花巻市西側の温泉エリア一帯を指す総称で、花巻温泉、台温泉、金矢温泉、松倉温泉、志戸平温泉、渡り温泉、大沢温泉、山の神温泉、鉛温泉、新鉛温泉、花巻北温泉、東和温泉の12の温泉地が含まれます。

この一帯は、南部藩お抱えの温泉地・保養地として300〜400年前に大きく発展しました。それぞれの温泉地は隣接していますが、昔ながらの温泉旅館が立ち並ぶレトロな雰囲気のエリアやファミリー層向けのホテルもあれば、カップルにおすすめのリゾート旅館が多い温泉地などもあり、さまざまなニーズに対応しています。

この花巻温泉郷の象徴ともなっている、有名な温泉が大沢温泉。1200年前に発見されたとされる由緒正しき温泉宿です。建物は3棟に分かれており、いわゆる旅館としての滞在もできますが、湯治目的の自炊部があるのも特徴となっています。

昔ながらの温泉旅館に滞在しながら、雪見露天風呂なども楽しんでみてくださいね。

南部美人 酒蔵見学

羽織を着て蔵人スタイルで酒蔵見学

岩手県北部・二戸市にある日本酒の蔵元・南部美人。明治35年創業で、通年で酒蔵見学を実施しており人気を集めています。

酒蔵見学には予約が必要ですが、蔵内の案内をしてもらいつつ、日本初の専用フォトシステムを取り入れたフォトスポットにて、プロ仕様の記念写真を撮影しデータを持ち帰ることができます。コインサーバーでの試飲もできるほか、プレミアム体験コースでは記念写真をラベルに貼り付けたオリジナルボトルを作ることも可能です。

酒蔵での貴重な思い出づくりに、南部美人の酒蔵見学に参加してみては？

もりおか歴史文化館

盛岡・南部藩の歴史と伝統が楽しめる

もりおか歴史文化館は、盛岡の歴史や文化に関する展示が楽しめる博物館です。

1階の観光交流ゾーンでは盛岡の初夏の風物詩となっているお祭り・チャクチャグ馬コの前で撮影できます。また、2階の歴史文化ゾーンでは、盛岡藩領や城下町の様子、南部家ゆかりの武具・芸術品が鑑賞できますよ。

企画展や特別展、季節の展示品なども随時公開されているため、寒さが厳しい冬の盛岡での観光に疲れた時には、暖かい屋内で盛岡の歴史・文化を体感できるので冬の観光にもおすすめ。

また、冬の間に盛岡駅周辺で開催しているもりおかイルミネーションブライトの開催地の一つにも指定されているため、夜にキレイなイルミネーションを楽しみたい方は必見です。

高松公園（高松の池）

冬には白鳥が飛来することで有名な公園

高松公園（高松の池）は、日本のさくらの名所百選にも選出されている桜の名所であり、夏のボート、秋の紅葉、冬の白鳥など、四季の移ろいを感じられる絶好の散歩スポットです。

高松の池をぐるりと一周できる遊歩道の全長は約1km。ゆっくり歩いても約20分ほどで池の周りを一周できるため、冬には白鳥を眺めながら散歩したい方におすすめです。

ちなみに5月にはボタン園、6月には40種類以上のバラが咲きほこるバラ園が見られます。冬だけでなく、四季折々の盛岡の自然の景観を楽しみたい方は要チェックです。

龍泉洞

スケールの大きい鍾乳洞と地底湖が楽しめる

龍泉洞は、日本三大鍾乳洞の一つと言われており、その総延長距離は4,000メートルを超えます。一説によれば未開拓部分も合わせると5,000メートルを超えるという意見もあるそうです。

一般公開されているのは700メートルほどで、さまざまな形の鍾乳洞が見られるのはもちろん、青くて透明度の高い水が特徴の地底湖、LED照明に照らされた幻想的な月宮殿など、見どころがいっぱい！大自然のダイナミックな神秘さを感じられるのが魅力です。

洞窟内の気温は約10℃なので、冬の寒さが厳しい岩手で比較的暖かく観光できますよ。

中尊寺

東北随一の平安仏教美術の宝庫

中尊寺は、延暦寺の高僧・円仁によって開山され、その後、奥州藤原氏清衡公によって造立された、平安仏教芸術を伝える東北随一の仏教寺院です。境内には、豪華絢爛な金粉と仏像で極楽浄土を表現した中尊寺金色堂もあり、2011年には世界遺産に登録されています。

春には桜、夏には中尊寺ハス、秋にはイロハモミジ、冬には雪が降りしきる中にポツンと建つ中尊寺が楽しめ、シーズンごとに異なる様子を見せてくれるのが魅力。月見坂などの坂が多いため、冬の観光には滑りにくいブーツを履くのが必須ですよ。

盛岡神子田朝市

朝早起きして見ておきたい名物朝市

盛岡神子田朝市は、朝5時半頃から開店する朝市です。とくに冬場は、昔ながらの薪ストーブで暖をとる様子も見られ、東京などの都会では見られない光景ばかり。長年、盛岡市民の台所として親しまれており、農家の方がゴザに広げた上に、野菜や果物、山菜、生花、漬物などのご当地の食べ物を並べた様子や、活気のある市場の雰囲気は旅行気分にひたれます。

農産物の販売がメインですが、飲食店の屋台の出店もいくつかあり、冬には身体が温まるおでんや鍋、ひっつみ汁、ラーメンなどを、地元の人に混じって味わうのもおすすめ。盛岡滞在中の朝に早起きしたら、ぜひとも盛岡神子田朝市に足を運んでみてくださいね。

盛岡温麺

寒い冬に身体に染みわたる温かいご当地麺

盛岡の外せないグルメに盛岡冷麺があげられますが、冬場にキンキンに冷えた麺が食べにくい時には、温かな盛岡温麺がおすすめ。盛岡温麺は、盛岡冷麺とはひと味異なり、野菜や鶏肉・牛肉のアツアツのスープに冷麺の麺が入っているのが特徴。

盛岡冷麺と同様に、盛岡温麺は主として焼肉屋で提供されていますが、盛岡冷麺よりも提供しているお店が少ないため、ちょっとマニアックなご当地グルメになります。野菜メインの味付けとキムチメインのスパイシーな味付けの2種類あるため、お店のメニューを見比べつつ好みの温麺を探してみてください。寒さの厳しい岩手観光を締めくくるのにぴったりの逸品です。

焼肉を食べたあとは、盛岡温麺を食べて身体の芯から温まってみては？

岩手で冬ならではの観光を満喫しよう

この記事では、冬の岩手県のおすすめの観光スポットを紹介しました。定番以外にもディープな名所や見どころがいっぱいある岩手県では、冬も観光にグルメに楽しむのがおすすめです。

ぜひ紹介した観光地を参考に、冬の岩手観光のスケジュールを立ててみてくださいね！

cover photo by Pixta