【福岡観光】日帰りで楽しめるおすすめモデルコース！車なしで行けるスポットを紹介

福岡観光！日帰りのおすすめモデルコースを紹介

福岡というと、めんたいこや豚骨ラーメン、水炊き、もつ鍋などのイメージが強いかもしれませんが、太宰府天満宮や大濠公園などゆっくり観光できるスポットもたくさん！

福岡はおもに福岡・北九州・筑豊・筑後の4つのエリアに分かれており、1日で観光するのであれば福岡エリアがとくにおすすめ！天神や博多を含む福岡市が中心のエリアで、観光やグルメを満喫するのにぴったりな場所です。

なかでも天神界隈では、耐震性の高い先進的なビルに建て替えながら、多様な個性や豊かさを感じられるまちづくりをする“天神ビッグバン”が進行中。次々と新しい建物が建てられる一方で、緑も感じられる先進的なエリアへと変貌している最中ですよ！

その影響で、現在ある建物が別の場所へ移転したり、建設による休業などの可能性もあるので、観光地へ行く際には必ず営業時間を確認しておきましょう。

今回はそんな福岡エリアを中心におすすめの日帰りモデルコースをご紹介。さまざまな観光スポットをぎゅっと詰め込み、文化やグルメも満喫できる内容となっています。ぜひ参考にして福岡観光を楽しみましょう！

福岡観光をたっぷり楽しめる日帰りモデルコース

福岡の魅力をたっぷり詰め込んだ日帰りモデルコースをご紹介していきます！車なしの福岡観光で外せない人気スポットも組み込んでいるので、ぜひ参考にしてくださいね。

【9:00】博多駅到着

福岡観光スタート！

日帰りで福岡観光するならやはり朝早くから行動するのが肝。9時には博多駅にいたいところです。博多は福岡のなかでも交通網がかなり発達しているので、各エリアからアクセスしやすいのも魅力のひとつ。飛行機で来た人でも地下鉄を使えば約5分で博多駅に到着できますよ。

大きな荷物がある人はここで預けておくのがおすすめ！博多駅は博多口と筑紫口があり、どちらにも近くにコインロッカーがあるので、ぜひ利用してみてくださいね。

このあと、太宰府天満宮へと移動しますが、博多口を出て右手のバスターミナルから直通バス・旅人（たびと）を利用しましょう。太宰府天満宮までの所要時間は約40分で料金は片道700円です。ほかの観光スポットへもバスで移動するのであれば、「福岡市内＋太宰府ライナーバス旅人1日フリー乗車券」がおすすめ！2,100円で何度も利用できるので、バス移動メインの人はぜひ検討してみてくださいね！

【10:00】太宰府天満宮

学問の神様・菅原道真公をまつる神社

太宰府天満宮は平安時代の学者・文人・政治家であった天神様・菅原道真公をまつっている歴史ある神社で、天神信仰の聖地でもあります。太宰府駅から天満宮までは歩いて約4分で到着しますよ。

太宰府天満宮の境内はかなり広いのですが、なかでも最大の見どころはやはり御本殿。2024年9月現在、御本殿は改修中となっており、その前に写真の仮殿が置かれています。屋根のうえに数々の緑を配置したデザインが斬新で美しく、約3年と限られた期間の展示なのでぜひ見ておきたいところ。

また御本殿の前にある“飛梅”は、太宰府の地へ左遷されてしまった菅原道真公を追って都から飛んできたとの言い伝えがあるのだとか！

次の見どころである太鼓橋は、朱色の橋と周辺の緑のコントラストが美しい撮影スポット！心字池に全部で3つかかっている橋は、過去・現在・未来を表しており、参拝へ向けて身を清める場所でもあります。

また橋を渡る前にある御神牛も人気スポットで、頭をなでると知恵を授かるとの言い伝えが！筆者も受験の合格祈願で行った際にたっぷりなでました。

太宰府天満宮観光の所要時間の目安は約30分ほど。途中にある宝物館へ行ったり、ゆっくり撮影しながら移動したりするのであればもう20分ほどはかかるでしょう。

【10:30】太宰府天満宮参道

福岡グルメやお土産ショップが充実する人気スポット

太宰府観光で外せないのが太宰府天満宮参道。約400メートルの参道には約90もの店舗が立ち並び、食べ歩きにもぴったりです。お土産を購入する予定がある人はここで買っておくと良いでしょう。おすすめは太宰府名物の梅ヶ枝餅。たっぷりの餡子を餅で包んで焼いたもので、常時約30の店舗で販売されています。

お土産だけでなく食べ歩きグルメとしても人気ですよ。熱いのでやけどには気を付けてくださいね。

また、福岡名物の明太子が味わえる「ふくや 太宰府店」の明太温茶漬けもおすすめ！気軽に食べられる量で、とくに寒い日の参道観光にぴったりですよ。夏季には明太冷ジュレ茶漬けと冷たいバージョンも販売されるのでぜひ試してみてくださいね。

太宰府は日本一暑さが続く街として2024年の夏に日本記録をつくった場所としても有名になりました。とくに夏場の観光は想像以上に暑くなるので、熱中症対策をしっかり行い、適度に休憩を取りながら観光を楽しみましょう。

どのくらい散策するかにもよりますが、観光時間の目安は約30分～約1時間くらいですよ。

【11:00】和牛めんたい 神楽でランチ

風情たっぷりの空間でめんたい三昧！

この後の観光に向けて、太宰府天満宮参道内にある「和牛めんたい 神楽」でランチを済ませておきましょう。

九州産の和牛とふくやの明太子をたっぷり使った和牛めんたい御膳が人気の逸品です。連日多くの観光客でにぎわい、行列ができるので、時間には余裕を持って行きたいところ。

ランチの豪華さはもちろんですが、店内も高級感あふれる空間で中庭庭園がひときわ美しく、食事時間に華を添えてくれます。風情あふれる空間でぜいたくな福岡グルメをぜひ満喫してくださいね。

【12:15】天神

さまざまな商業施設が立ち並ぶ福岡の定番スポット

太宰府観光を満喫したあとは、天神エリアへ移動しましょう。西鉄電車を使えば、太宰府駅から福岡天神駅まで約30分で移動できます。

天神は九州のなかでも最大の繁華街で、昨今の“天神ビッグバン”も相まって、注目の観光スポットです。大名ガーデンシティといった新しい商業施設や、歴史のある新天町商店街、PARCO、三越、岩田屋など見どころが盛りだくさん！

日々最新のグルメが出店するエリアでもあるので、天神で何をしたいか事前にしっかり決めてから観光するのがおすすめです。

とくに天神のシンボルであり、交通の要としても機能している天神地下街は、外せない観光スポット。ヨーロッパをモチーフにしており、石だたみの道やステンドグラスがまるでヨーロッパに来たかのような気分にさせてくれます。

約590メートルのなかにさまざまな飲食店やショップなどが入っているので、お土産を買ったり、カフェで休憩したりするのもおすすめですよ。

【13:30】大濠公園

都会にたたずむ自然のオアシス

天神で散策を楽しんだあとは、自然に癒やされに大濠公園へ行きましょう。地下鉄で約3分で最寄り駅に着き、そこから約7分歩いて到着です。

大濠公園はもともと博多湾の入り江だった場所を公園にしており、全面積の約半分を水が占める水景公園として県民憩いの場となっています。

大濠公園では、ボートで景色を楽しんだり、児童遊園で子どもと遊んだり、すぐ近くにある福岡市美術館で芸術鑑賞したり、スターバックスコーヒーなどのカフェでほっとひと息ついたりと過ごし方もさまざま。滞在時間は約30分～約1時間が目安ですよ。

【15:00】シーサイドももち海浜公園

南国感ただよう人気のデートスポット！

大濠公園でのんびり観光を楽しんだあとは、福岡屈指のデートスポット・百道エリアへと移動しましょう。大濠公園からバスで約30分の場所にあるシーサイドももち海浜公園は、マリゾンという商業施設を中心に、百道浜地区・地行浜地区の2つのエリアからなる海浜公園。

マリゾンの雰囲気も相まってリゾート感あふれるビーチスポットです。夏場になると遊泳できるので、海で遊んだり、カフェでまったり過ごしたりできますよ。

またシーサイドももち海浜公園は、ビーチスポーツも盛んで、ビーチバレーやビーチサッカー、タッチラグビーなども楽しめるスポットです。とくに夕陽が沈む時間帯は周辺の景色が幻想的なので、デートにいかがでしょうか？

【16:30】福岡タワー

福岡市内の景色が楽しめる海浜タワー

せっかく福岡へ来たのなら、シンボルにもなっている福岡タワーは訪れておきたいもの。シーサイドももち海浜公園から歩いて2分ほどの場所にあります。

福岡タワーは全長約234メートルある海浜タワーで、全面ガラス張りが美しく、日中でも夜でも楽しめるタワーです。

展望台は3つあり、最上階からは福岡の街並みや博多湾などの景色を大パノラマで一望できますよ！フォトスポットもあるので、景色を背景に友人やカップルで写真を撮るのもおすすめです。

また夜になるとイルミネーションがはじまり、時期によって色や模様が変わるのも必見ですよ！

【18:00】キャナルシティ博多

ショッピングや映画、グルメ、劇場などが楽しめる複合施設

福岡タワーで景色を楽しんだあとは、再び博多方面へと戻りましょう。建物のデザインが特徴的で、ランドマークにもなっているキャナルシティ博多までは、バスや地下鉄で約30分～約40分で到着します。

キャナルシティの名前の由来にもなっているキャナル（運河）が施設内を流れており、時間によって噴水ショーが楽しめますよ。中央にあるステージでは日々さまざまなアーティストたちが集い、イベントやライブが開催されるスポットでもあります。

またレストランやショップも数多くあるので、散策してみると良いでしょう。なかでもさまざまなラーメンショップが終結したラーメンスタジアムもおすすめですよ！

すぐそばにある那賀川からだと、キャナルシティの外観がよく見えるので、ぜひ写真に収めてくださいね！滞在時間は、約30分～約1時間を目安にしておきましょう。

【19:30】博多名物・もつ鍋ディナーを堪能

意外とヘルシー?!たっぷりコラーゲンが身体にもうれしい一品

博多名物として名高いもつ鍋は、ディナーにぴったり！キャナルシティで散策を楽しんだ後は、もつ鍋でスープのうまみとプリプリのもつを堪能しましょう。

もつ鍋が博多名物として定着したのは戦後1960年代のことなのだとか！当時はアルミ製の鍋でニラともつを醤油で炊いていたのが一般的でしたが、〆にちゃんぽん麺を入れると絶品だったことから瞬く間に広まっていき、最後にはキャベツ、もつ、ニラ、スープ、ちゃんぽん麺のもつ鍋が今日のスタイルとなっています。

現在では味噌ベースのもつ鍋やさんも多く、筆者はもっぱら味噌派です！もつと味噌のまろやかさがマッチしておいしいですよ。もつ鍋というとカロリーが多いイメージの人もいるかもしれませんが、しゃぶしゃぶの半分ほどなのだとか！さらにコラーゲンも豊富なので美容にもぴったりですよ！

博多にはもつ鍋やさんが多いので、ぜひお気に入りを見つけてくださいね。

【21:00】博多福岡屋台

〆にもぴったり！アットホームな雰囲気がうれしいスポット

まだまだお腹に余裕がある人や、もう少ししっぽり飲みたい人はキャナルシティ近辺や天神エリアに点在する屋台にチャレンジするのもおすすめ！

日が暮れる時間帯になると、どこからともなく屋台を引く人たちが現れて、夜の営業に向けて準備をはじめます。この光景はまさに街の風物詩で、博多・天神の夜がはじまる合図。

はじめは屋台の暖簾をくぐるのをためらってしまうかもしれませんが、思い切って入ってみると、そこには温かい店主とにぎわうお客さんたちが。近年は外国人観光客も多いので、思わぬ異文化コミュニケーションも取れるかもしれません。

屋台には定番の焼き鳥や豚骨ラーメン、焼きラーメン、鉄板餃子などのほか、イタリアンなどもあるので、時間と胃袋が許す限り屋台観光も楽しみましょう！

日帰りで福岡観光を満喫しよう！

日帰りでも楽しめる福岡観光のモデルプランをご紹介しました。基本的には車なしで行けるスポットばかりなので、電車やバス、地下鉄を利用して移動できます。

ただし、効率よくたくさんの観光スポットをまわろうとすれば、時にはタクシーが便利なことも。交通の便が発達している福岡エリアではありますが、時間が押してしまった時はぜひ検討してみてくださいね。

今回ご紹介したモデルプランをもとに、福岡観光をたっぷり満喫しましょう！

cover photo by mayu