タイのナイトマーケットで何を買う？おすすめスポット20選も紹介！

タイ旅行ではナイトマーケットに行こう！

タイの観光では、寺院や遺跡の観光がメインですが、ローカルな雰囲気を味わいたい方は、地元の市場に出かけるのがおすすめ！とくに熱帯のタイでは涼しくなってくる夜に開かれるナイトマーケットが人気です。

まずはタイのナイトマーケットの魅力について紹介しましょう。

活気あふれる雰囲気

ナイトマーケットは場所によって毎日、または毎週末などに開催されます。多くの屋台が並び、華やかなネオン、お店の掛け声、屋台グルメの香りなど、活気あふれる雰囲気が魅力！

とくに観光客にも人気のナイトマーケットは、ライブコンサートやストリートパフォーマンス、イベントやゲームコーナーなどエンタメ要素も豊富です。その空間にいるだけで気分が高揚しますよ。

とにかく安い

比較的物価が安いタイでも観光地のホテルやレストラン、ショッピングモールはそれなりに高価な値付けがされています。

ところがナイトマーケットでは、屋台料理や雑貨などをかなりおトクに購入できます。とくに観光客向けに特化していないナイトマーケットに行けば、商品の安さに驚くはずです。とにかく滞在費用を抑えたい人や長期滞在をする人なら、ナイトマーケットで夕飯をリーズナブルに楽しめるのはかなりのメリットですよ。

タイの日常を感じられる

ナイトマーケットはタイの日常が詰まっている場所。仕事帰りの人や若者など、たくさんの地元の人たちが訪れるので、リゾートホテルにいたのではなかなか見られないタイのリアルな姿を感じられます。値段交渉をしながらお店の人と会話を楽しむのもナイトマーケットならではの魅力です。

屋台料理が豊富

ナイトマーケットには生鮮食料品や雑貨、洋服、お土産、日用品などたくさんの屋台が並びます。なかでも料理の屋台は魅力的。タイのご当地料理だけでなく、最新の創作料理、世界各国の立ち食い料理などもあります。価格は1品50バーツ（約230円）前後なので、いろいろな料理を気軽に試せますよ。

＼おトクなタイ旅行をチェック！／

人気のタイツアーで在庫に限りがあるため、ご予約はお早めに！詳しくは下のツアーをクリックしてくださいね。

バンコクのおすすめナイトマーケット7選

タイの各地で無数に開催されているナイトマーケット。タイ観光の定番都市であるバンコクには、大きなナイトマーケットがたくさんあります。まずはバンコクのおすすめナイトマーケットを紹介しましょう。

アジアティーク・ザ・リバー・フロント（Asiatique The Riverfront）

美しい川沿いの巨大マーケット

アジアティーク・ザ・リバー・フロントはタイを代表する観光スポットのひとつ。海外旅行がはじめての人やファミリーでも安心して遊べるナイトマーケットです。チャオプラヤー川沿いの古い船着き場をリノベーションした巨大施設で、無料のシャトルボートでもアクセスできます。

東京ドーム約2.5個分の広大なマーケットには大きく4つのエリアが点在。ウォーターフロント地区は高級レストランが集まるスポットで、タウンスクエア地区は穴場のレストランやカフェが多くライトアップされた大観覧車が美しいエリア、ファクトリー地区は約500店舗のショップでおしゃれなアイテムが買えるエリア、そしてメインとなるチャルンクルン地区は約1,000店舗が集まり、雑貨や石鹸、アクセサリーなどたくさんのタイ土産を購入できるエリアです。

実際に店舗が営業を始めるのは18時ごろなので日が暮れてから訪れるのがおすすめです。ただしその頃にはシャトルボートがかなり混雑するため、時間に余裕があるなら少し早めに行っておくのがいいでしょう。

シーナカリン鉄道市場（Train Night Market Srinakarin）

タイで初の鉄道市場

シーナカリン鉄道市場は週末に開催される地元の人に人気のナイトマーケット。タラート・ロットファイ・シーナカリンとも呼ばれるこの市場は、タイで最初の鉄道市場です。

広い敷地内には料理の屋台はもちろん、骨董品や雑貨、ファッション関係の屋台、そして理髪店まで並んでいます。出店数は約1,000軒。テーマごとにエリアが設けられているのでわかりやすく、散策も楽しめますよ。

ちなみに鉄道市場といえばカラフルなテントがSNS映えすると人気だった旧ラチャダー鉄道市場が人気でしたが、2025年現在は閉鎖されています。その後、すべてが白いテントのザ・ワン・ラチャダーとなりましたが、現在はこれも閉鎖されているので注意してください。

ジョッド・フェア（JODD FAIRS）

比較的コンパクトで楽しみやすい人気マーケット

ジョッド・フェアもバンコクを代表する人気マーケット。経営母体がシーナカリン鉄道マーケットと同じ運営会社なので、屋台の構成や買えるものも似ているといわれています。

比較的コンパクトな規模なのも特徴。ショップの場所が覚えやすいのではじめてのナイトマーケットにもおすすめです。また市場全体がライトアップされて美しいのもポイントのひとつ。ローカルフードやストリートフードの屋台が充実しているので、のんびりと食べ歩きを楽しめます。

ファッションや雑貨も充実し、ハンドメイド作品やユニークなアクセサリーもたくさんあるため、じっくり探せばお気に入りが見つかるかもしれませんよ。

チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット（Chatuchak Weekend Market）

週末に開催されるバンコク最大級のナイトマーケット

週末限定のナイトマーケットであるチャトチャック・ウィークエンドマーケットは、約1.13km²という広大な面積を誇るバンコク最大の公設市場です。約15,000軒以上のショップや露店が軒を連ねる市場の規模は、ギネス世界記録にも認定されるほど！敷地はセクションに分けられていてそれぞれ同じジャンルのお店が集まっています。

• セクション1：古本・アンティーク品
• セクション2～4：ガーデニング用品・植物・若手デザイナーの衣料品・アクセサリー
• セクション5・6：古着
• セクション7・8・22・24・25：タイ雑貨・アート品・天然石
• セクション9・11・13：ペット用品
• セクション10・18・20・21・23：古着・衣料品・アクセサリー
• セクション12・14・16：アーミーグッズ
• セクション17・19：インテリア・陶器

価格もお手頃なのでお土産探しにもおすすめ。ただし1日では回り切れないほどの広さなので、歩きやすい靴で行ってくださいね。

チャンチュイ クリエイティブスペース（Changchui Creative Space）

まるで美術館のようなマーケット

チャンチュイ・クリエイティブスペースは、美術館のようなナイトマーケット。タイの若手アーティストや芸術家の作品が主に販売されています。バンコクのナイトマーケットのなかでも異色の存在で、芸術的な雰囲気を楽しめますよ。

会場のあちこちにオブジェやアートが飾られていて、SNS映えするスポットとしても話題に。作品といっても絵画や彫刻ばかりではなく1点ものの洋服や雑貨なども販売されているので、特別な品を探したい人にはぴったりです。

イチバ・ステーション（Ichiba Station）

日本の市場をイメージしたマーケット

バンコク郊外にあるイチバ・ステーションは、その名の通り日本をテーマにしたナイトマーケットです。入り口には大きく「市場駅」という日本語の看板が。敷地内にも桜の木や日本式の横断歩道、駅を模した建物や自動販売機などがあり、日本を感じられるスポットとして人気を集めています。

ただ「ほめる」と書かれた看板などもあり、日本人ならトンデモ日本語を探すのもお楽しみのひとつ。日本の中古看板を扱う露店もあって、かなり充実した時間を過ごせますよ。

日本風のショップや屋台は約60軒。リーズナブルな焼き鳥など日本食が楽しめるので、ホームシックになってきたタイミングで訪れるのもおすすめです。ほかにタイ料理や韓国料理などさまざまな国の料理も味わえますよ。

オンアン運河 ウォーキングストリート（Khlong Ong Ang Walking Street）

写真映えする運河沿いのマーケット

オンアン運河 ウォーキングストリートは、バンコクのチャイナタウンに週末限定でオープンするマーケットです。食とエンターテイメントが楽しめるスポットとして人気を集めています。

美しい運河沿いの道にローカルフードや雑貨の屋台が全長1.5kmほど並び、散策しながら料理やライブミュージックも楽しめるのが特徴。運河はロマンチックにライトアップされ、カヤックやパドルボートも楽しめます。カラフルなストリートアートもみどころで、食事や買い物だけではない楽しみがたくさん待っていますよ。

＼おトクなバンコク旅行をチェック！／

人気のバンコクツアーで在庫に限りがあるため、ご予約はお早めに！詳しくは下のツアーをクリックしてくださいね。

バンコク以外のナイトマーケット13選

タイにはバンコク以外にも無数のナイトマーケットがあります。人気のリゾート地にも特徴的なナイトマーケットがいっぱい。

そのなかからおすすめのスポットを紹介しましょう。

【パタヤ】ランウェイ・マーケット・パタヤ（Runway Market Pattaya）

ジャンボジェットが目印の巨大マーケット

ランウェイ・マーケット・パタヤ は、パタヤで大人気のナイトマーケットです。ランウェイとは滑走路のこと。中央には本物のボーイング747型機（ジャンボジェット）が設置され、全体が滑走路のイメージになっています。屋台でストリートフードを買って飛行機の下で食事ができ、不思議な体験を楽しめますよ。

衣類やアクセサリー、バッグ、雑貨など、お土産にぴったりな商品の屋台も充実。ライブ演奏も楽しめます。

【パタヤ】テパシット ナイト マーケット（Thepprasit Nightmarket）

パタヤ最大規模のマーケット

テパシットナイトマーケットはテパシットロードで週末に開催されているパタヤ最大規模のナイトマーケット。地元の人にも人気のマーケットで、衣料品やバッグ、アクセサリーはもちろん、電化製品までそろっています。タイ伝統の料理をはじめとした屋台料理や、スイーツ、フルーツも充実しているので、食べ歩きにも最適です。

靴の露店が並ぶエリアや、ハイセンスなお店が並ぶエリア、衣類や雑貨のエリア、飲食店エリアなどに大まかに分かれているため、迷わずに散策しやすいのもポイントですよ。

【ナコンラチャシマー】セーブワン・ナイトマーケット（Saveone Night Market）

シャトルバスが巡回する広大なマーケット

セーブワン・ナイトマーケットは、ナコンラチャシマーで開催されるタイ北東部最大のナイトマーケット。約14万㎡の広大な敷地は屋外フリーマーケットゾーン、ストリートフードゾーン、屋内フードコートゾーンに分かれています。雑貨や洋服、食事、美容系サービスなどたくさんのお店が並んでいて、散策だけでも楽しい雰囲気です。

敷地内はあまりにも広いので、シャトルバスが巡回するほど。ローカルな雰囲気を感じながら食事やショッピングを楽しめますよ。

【ナコーンパトム】プラパトム・チェディ・ナイトマーケット（Phra Prathom Chedi Night Market）

世界一の仏塔を望むマーケット

プラパトム・チェディ・ナイトマーケットは世界一の高さの仏塔として有名なプラ・パトム・チェディのすぐ近くで開催されるナイトマーケット。バンコクから車で約1時間のナコーンパトム県に位置しています。

美しくライトアップされた仏塔を眺めながら食事や買い物を楽しめるのが魅力のひとつ。南北に伸びる通り沿いには飲食店屋台を中心とした屋台が立ち並び、さまざまなローカルフードを楽しめます。観光客はもちろん、地元の人々もたくさん集まる人気のナイトマーケットです。

【チェンマイ】チェンマイ・ナイトバザール（Chiang Mai Night Bazaar）

老舗の人気マーケット

チェンマイ・ナイトバザールはチェンマイ市内のチャンクラン通りで開催される老舗のナイトマーケット。ホテルやレストランなどが集中するチェンマイ随一のにぎやかなエリアにあります。やや観光地価格になりますが、近くに宿泊すれば夜遅くまで楽しめるのが魅力です。

飲食はもちろん、伝統工芸品や衣類などのお店も多く、とてもにぎやかな雰囲気。周辺には食料品を中心に扱うアヌサーン市場があり、近場のカレー・ナイトバザールではタイ伝統舞踊を無料で鑑賞できるステージも楽しめます。

【チェンマイ】サンデー・マーケット（Sunday Market）

チェンマイを代表する人気観光スポット

サンデー・マーケットはチェンマイのラチャダムヌン通りで毎週日曜日に開かれるナイトマーケット。チェンマイ旧市街のターペー門から約1km続く歩行者天国にバラエティ豊かな露店が並び、チェンマイでもとくに人気の観光スポットになっています。

シルク製品やアジアン雑貨、アロマ製品など、お土産にぴったりな品が充実。道に絵画を並べて売っているお店やマッサージのテントもいっぱいあり、眺めながら散策しているだけでも楽しめますよ。

＼おトクなチェンマイ旅行をチェック！／

人気のプーケットツアーで在庫に限りがあるため、ご予約はお早めに！詳しくは下のツアーをクリックしてくださいね。

【プーケット】ワット・ナーカー・ウィークエンド・マーケット（Naka Weekend Market）

500以上の屋台が並ぶプーケットの人気マーケット

ワット・ナーカー・ウィークエンド・マーケットは、プーケットのセントラル・フェスティバルから徒歩数分の距離で開催される大規模なナイトバザール。500以上の屋台が並びます。

新品だけでなく質の高い中古の靴がたくさん並んでいて圧巻！ほかにもバッグや宝石、アクセサリー、香水、衣類などたくさんの品物を購入できます。リゾート地らしくレストランやバーでライブ音楽を楽しみながらくつろげるのも魅力です。

【プーケット】ラート・ヤイ・ウォーキングストリート（Lard Yai Walking Street）

美しい街並みが魅力的なマーケット

ラート・ヤイ・ウォーキングストリートは、プーケットのオールド・タウンで毎週日曜日に開催されるナイトマーケット。SMLと呼ばれる村やコミュニティの開発プロジェクトの一環としてはじまったもので、いまでは多くの人々でにぎわう人気スポットになりました。

歴史あるタラン通りで行われるのが大きなポイント。通りの両側には魅力的な中国ポルトガル様式の建物が立ち並び、タイムスリップしたような雰囲気が味わえます。バラエティゆたかな屋台はもちろん、ライブミュージックやストリートショーもみどころですよ。

＼おトクなプーケット旅行をチェック！／

人気のプーケットツアーで在庫に限りがあるため、ご予約はお早めに！詳しくは下のツアーをクリックしてくださいね。

【クラビ】チャオファー・ナイトマーケット（Chao Fah Night Market）

港の散策も楽しいマーケット

チャオファー・ナイトマーケットはクラビタウンのコンカー通りで開かれる人気のナイトマーケット。近くには近隣の島々への船の発着拠点となっているチャオファー港があり、地元の人と観光客の両方が訪れるスポットです。

約200mもの通りにタイ料理やスイーツの屋台が連なり、にぎやかな雰囲気。港町らしく海鮮系の屋台も充実しています。テイクアウトをしたら港や運河を散策しながら食べ歩きも楽しめますよ。

【クラビ】クラビ・ウォーキングストリート（Krabi Walking Street）

ステージも楽しいローカル感あふれるマーケット

クラビ・ウォーキング・ストリートは、クラビ・タウンで週末に開催されるウィークエンドマーケット。地元の名物グルメや民芸品が充実し、観光客だけでなく地元の人たちもたくさん訪れます。特産の手工芸品やかわいい雑貨も多く、お土産探しにもぴったりですよ。

またタイの伝統的な舞踊ショーやカラオケ大会が開催されるステージもみどころのひとつ。タイらしいローカルな雰囲気が堪能できます。

【ホアヒン】シケダー・マーケット（Cicada Market）

ユニークなグッズが集まるおしゃれな人気スポット

シケダー・マーケットはホアヒンで週末に開催しているナイトマーケット。名前には「蝉市場」という意味があります。ローカル感が強い一般的なナイトマーケットとはひと味違うおしゃれな雰囲気で、ユニークなアイテムを探せるのが特徴。主に現代アートや工芸品、手作り品、家具、衣料品、中古家電などが販売されています。

ナイトマーケットの会場は、ハンドメイドゾーン、野外ライブステージ、アートファクトリー、タイ料理レストランと各国料理レストランがあるキュイジーヌと4つのゾーンに分かれていて、目的に合わせて散策を楽しめますよ。

【ホアヒン】タマリンド・マーケット（The Tamarind Night Market）

リーズナブルに楽しめる飲食店専門のマーケット

タマリンド・マーケットはホアヒンのリゾートから5分ほどで歩いていけるナイトマーケット。お土産の屋台がない飲食店専門のマーケットです。清潔感のある会場にはタイのローカルフードから世界の料理までバラエティゆたかな食事を提供するお店が並び、購入した料理を好きなところで食べられます。

麦わら帽子のような電気の傘が統一されていてリゾート感あふれるおしゃれな雰囲気も魅力。料理もリゾート地としてはかなりリーズナブルなので、たくさんの料理を試してみるのがおすすめです。

【サムイ】ラマイ・ウォーキング・ストリート（Lamai Walking Street）

ビーチ近くで開催される国際色ゆたかなマーケット

ラマイ ウォーキング ストリートはサムイ島のラマイ・ビーチ近くで日曜日に開催される人気のナイトマーケット。近くには24時間営業のローカルフードの屋台やお店があり、毎日がナイトマーケットのようなエリアですが、とくにラマイ ウォーキング ストリートが開催される日曜日には多くの人々が訪れます。

おなじみのタイ料理のほかにケバブやバーベキューなど海外の料理の屋台も並び、国際的な雰囲気なのが特徴。ここでしか手に入らないローカルなお土産もたくさん見つけられますよ。

タイのナイトマーケットで食べたいローカルグルメ

タイのナイトマーケットといえば屋台の料理。本場のタイ料理をホテルのレストランよりもずっと安く楽しめるのが魅力です。

ここでは現地で愛されているタイの定番メニューを紹介。ナイトマーケットに行ったらぜひ挑戦してみてくださいね。

パッタイ（Pad Thai）

パッタイは、米粉でできた太めの麺を使うタイ風の焼きそば。タイの代表的な屋台料理です。エビ、豆腐、もやし、卵など具だくさんで、甘辛いタマリンドソースが味の決め手になっています。

正式な名称はクイティオ・パッ・タイ。ライスヌードルのタイ風炒めという意味です。ちなみにライスヌードルの太さによって、太いものからセンヤイ・パッ・タイ、センレク・パッ・タイ、センミー・パッ・タイと呼び分けられます。

カオマンガイ（Khao Man Gai）

カオマンガイは鶏を丸ごと茹で、そのスープでご飯を炊く料理。茹でた鶏を切り身にして上に乗せます。タイではローカルグルメとして有名で、ナイトマーケットをはじめとするタイの屋台では50バーツ（約220円）ほどで食べられます。

このカオマンガイの正式な名前は、カオマンガイ・トム。カオはご飯、マンは脂、ガイは鶏で、トムは蒸したという意味。揚げた鶏肉をトッピングしたカオマンガイ・トードという料理もあります。ほかにも、カオマンガイ・パッソムという名前では、茹でと揚げ2つの味をミックスした料理になります。屋台でもパッソムを提供しているお店はたくさんありますよ。

ガイヤーン（Gai Yang）

ガイヤーンは鶏肉の炙り焼き。タイ語でガイは鶏、ヤーンはあぶり焼きです。もともとはタイ東北部のイーサン地方の郷土料理でしたが、今ではタイのナイトマーケットではおなじみの料理になりました。

日本の焼き鳥のように小さく串に刺さったものから、半身をそのまま焼いたもの、手羽の部分だけを集めたものなど、さまざまなサイズが屋台に並びます。マーケットでの食べ歩きには串に刺さった小さなタイプが人気ですよ。

カオパッド（Khao Pad）

カオパッドはタイ風炒飯で、タイ語でカオはご飯、パッドは炒めるという意味があります。ナンプラーと塩味が基本で辛くなく、子どもでも食べやすいのが特徴で、日本人にも合う味です。タイ米は水分が少ないのでパラパラに仕上がるのがポイント。米の特性と相性が良く、タイ米が苦手な人でもおいしくいただけますよ。

カオパッド・プーといえばカニ入り炒飯、カオパッド・クンといえばエビ入り炒飯など、トッピングはいろいろと選べるのも魅力です。

ルークチン（Look Chin）

ルークチンはエビやブタのすり身を丸めたもの。これを揚げたり焼いたり茹でたりとお店によって異なる調理方法でいただきます。1本ずつ買えて、値段は10バーツ（約45円）前後とお手軽なので、食べ歩きにもぴったりです。

さらにお店によって味付けも多彩。無限の組み合わせの中から好みの味を探すのもおすすめですよ。

トムヤムクン（Tom Yum Goong）

トムヤムクンは、タイを代表するスープ料理で、世界三大スープのひとつともいわれています。トムは煮る、ヤムは和える、クンはエビを意味するので、エビが入っていることが絶対条件。酸っぱくて辛いのが基本ですが、実はバラエティゆたかな味が楽しめます。

トムヤムクンに入れるカー（ガランガル）はグリーンカレーなどのタイ料理にもよく使われるショウガの一種。タクライ（レモングラス）はレモンのような爽やかな香りが特徴で、バイマックルー（カフィアライム）にも爽やかな柑橘系の香りがあります。

バミー（Bami）

タイの麺は米粉のイメージがありますが、小麦粉の麺も人気。それがタイ風ラーメンと呼ばれるバミーです。肉団子、つみれ、揚げた鶏皮などトッピングはさまざまですが、スープは鶏がらだしに薄く塩味がついているだけのシンプルなものが主流。これにテーブルの上のナンプラー、砂糖、粉唐辛子、唐辛子漬けの酢の4種類の調味料を使って自分で味を調節して食べます。

ちなみにバミー・ナームはスープありで、バミー・ヘーンはスープなし。炒めるとバミー・パッドになります。

ソムタム（Som Tam）

ソムタムは、青パパイヤをナンプラーや唐辛子、ライム、ピーナッツと混ぜるサラダ。タイ料理の味の4大要素と呼ばれる甘い（パパイヤ）、酸っぱい（ライム）、辛い（唐辛子）、しょっぱい（塩）が調和しているサラダで、タイでは定番の料理です。

ソムタムはパパイヤの代わりにニンジンやマンゴー、キュウリで作る事もあり、材料によって名前も変わります。マンゴーで作るソムタムはタムマムワン、キュウリのソムタムはタムテーンクワーです。

マンゴースティッキーライス（Khao Niew Mamuang）

マンゴースティッキーライスは、タイではカオニャオ・マムアンと呼ばれるデザート。カオニャオはもち米、マムアンはマンゴーという意味です。 蒸した餅米に甘いココナッツミルクで味付けし、マンゴーを添えたもの。マンゴーの旬である4月から5月の風物詩です。黒いもち米を使うものや炒った緑豆を添えるものもあります。

もち米とマンゴーは日本では考えられない組み合わせですが、食べてみるとそのおいしさに驚きますよ。

ロティ（Roti）

ロティはタイのパンケーキ。本来のロティは全粒粉を使った無発酵のパンで、インドやパキスタンなどでも食べられています。しかしタイなど東南アジアの国々では、クレープやパンケーキのようにスイーツ感覚で食べるのが一般的です。 

タイの屋台ではまさにクレープのように薄くした生地をバターでカリッと焼いて売られています。バナナやチョコレートソースなどトッピングもさまざま。練乳をたっぷり入れた甘いものから卵やハムなどを入れる軽食系まであり、まさに日本のクレープ感覚のスイーツです。

タイティー（Cha Yen）

タイティーは、紅茶に練乳を加えた甘いミルクティー。タイではチャー・イエンと呼びます。強く発酵させた紅茶を使い、練乳のほかにオレンジ・ブロッサム、スターアニス、タマリンドの種などの成分を加えるのが特徴。鮮やかなオレンジ色と濃厚な甘さ、スパイスの香りが楽しめますよ。

＼タイ料理についてくわしくチェック／

ナイトマーケットで買いたいタイのお土産

タイのお土産といえば見事な細工の伝統工芸品が有名。

ナイトマーケットには少数民族の方たちによる素朴で美しい手織りの品や若いアーティストによるおしゃれな雑貨など、よりユニークで楽しいお土産がいっぱいありますよ！

タイパンツ

タイパンツは、ウエスト部分を紐で調整するゆったりしたデザインのパンツ。軽くて涼しく、履き心地がいいので、機内や日本に帰ってきてからのリラックスウェアとしても使えます。値段は高いものでも250バーツ（約1,100円）ほどお手頃。いつでもタイ気分が味わえるので自分へのお土産にぴったりですよ。

ビンテージ＆リメイクファッション

ナイトマーケットには、ビンテージアイテムを扱う屋台もあります。タイではユーズドのデニムやTシャツをカスタマイズするのが人気。なかでも90年代風のTシャツやデニムジャケットが豊富なので、日本でも流行中のちょっとレトロなデザインのアイテムが高確率で見つかります。

ハンドメイドリメイク品も人気で、リメイクファッションを専門で扱う屋台があるほど。リーズナブルな価格で世界に1つだけのファッションアイテムが手に入りますよ。

ローカルTシャツ

ナイトマーケットには、Tシャツを売っている屋台もたくさんあります。いかにも観光地らしいジョークTシャツやタイの文化をモチーフにした意外に渋いものまでバリエーションもさまざま。レトロカラフルな色使いや変な意味のロゴもちょっとおしゃれかもしれませんよ。

ナチュラルコスメ

タイは美容アイテムも優秀。とくにハーブ系商品やココナッツオイル、タマリンド石鹸など肌に優しいナチュラルコスメは品質も良く、ナイトマーケットなら日本よりずっと安いので人気です。現地でのスキンケアにも使えるので、到着初日のナイトマーケットで買っておくといいかもしれません。

ハンドメイド雑貨

タイのナイトマーケットは、若手アーティストの作品が豊富。手作りのピアスやブレスレット、リングなどのアクセサリーを扱う屋台もたくさんあります。

デザインがとにかく豊富なので、じっくりさがせばお気に入りがきっと見つかるはず。とくにシルバーアクセサリーは日本よりずっと割安に買えるので探してみるといいかもしれません。

タイアート＆ポップカルチャー雑貨

ナイトマーケットには、Tシャツやバッグ、ポストカード、ポスター、タイの若手アーティストやデザイナーが作ったアート雑貨もたくさん並んでいます。ポップなイラストやタイの伝統も取り入れたユニークなデザインの雑貨は趣味が合えばかなりのお気に入りになるはず。アーティストと直接話しながら買える屋台もありますよ。

レザーアイテム

タイは革製品の品質が高い国。しかも価格は日本よりずっと安くなっています。シンプルでセンスのいいデザインが多いのも特徴。とくにナイトマーケットではハンドメイドの財布やバッグ、キーホルダーなどが安く売られているので、普段使い用としておすすめです。

＼タイで買いたいお土産をチェック／

タイのナイトマーケットを訪れる際の注意点

基本的には治安も良好で、タイらしいにぎやかでローカルな気分を味わえるタイのナイトマーケット。とはいえ慣れない異国の夜、気をつけるべきこともあります。ここではナイトマーケットの注意点を解説しましょう。

支払い方法に注意

屋台は基本的に現金での支払い。クレジットカードなどは使えないことが多いので日本円をバーツに両替しておいてください。このとき高額紙幣ではなく、少額の紙幣を多めに用意しておく方が便利です。

スリに注意

海外旅行ではどれだけ治安が良い国や都市でもスリ対策は必須です。とくにナイトマーケットは人混みが激しいのでスリにとっては絶好のスポット。以下のような対策を取るようにしてください。

• リュックやバッグは前に抱える
• 開け口が簡単に開かないファスナーつきのバッグを使う
• ポケットに貴重品やスマホを入れない
• 大金はひとつにまとめず、小額の現金を分けて持つ

釣り銭の間違いや詐欺に注意

ナイトマーケットの屋台は基本的に現金払い。このときにお釣りを間違えたりごまかされたりすることがあります。

• 支払いをするときには金額をしっかり確認する
• 高額紙幣はなるべく使わず、もし使うときには声に出して確認する
• お釣りを受け取ったらその場で金額を数える

気を抜いているように見える旅行者は狙われることもあるので、しっかりチェックしていることを相手に見せることが大切です。

無料サービスに注意

ナイトマーケットで無料といわれたら注意してください。

たとえば無料の試食と言われて食べたら高額な料金を請求されたり、無料のサービスと言っていたのに高額なチップを請求されたりすることも。無料と言われたらむしろしっかり断るようにした方が安全です。

偽ブランドに注意

ナイトマーケットには偽ブランド品がよく並んでいます。あまりにも安い商品は偽ブランドであることが明白。偽ブランド品を買って日本に持ち帰ると犯罪になってしまいます。冗談のつもりでもアウトなので、タイでブランド品を購入するときは免税店や正規店に行くようにしてください。

ぼったくり価格に注意

ナイトマーケットでは高そうな商品をいきなり買わないことが重要です。それは観光客向けのぼったくり価格にしていることがあるから。

• まずは複数の店をチェックして相場を知る
• 値切り交渉が当たり前の文化なので、高額商品はまず値切ってみる
• 納得できない値段ならきっぱり断る

という順で買うのが鉄則。値切り交渉も含めてマーケットを楽しむようにしてください。

屋台の清潔度をチェックする

ナイトマーケットで屋台を選ぶときには、なるべく清潔そうなところを選ぶのがおすすめ。以下のような項目をチェックするのが有効です。

• 並んでいる客が多く、商品の回転率が高い
• その場で調理している
• 食材が冷蔵管理されている
• 手袋やトングを使っている

作り置きの料理が多く、しかも並んでいるお客がまったくいないような屋台は食材や料理が古くなっている可能性があります。きれいな手袋やトングを使い、目の前で調理した品を渡してくれて、しかも行列のできているお店を選べば安全度は高くなります。

氷入りのドリンクは飲まない

ナイトマーケットでは冷たいドリンクがたくさんありますが、屋台の氷は工場生産の安全な氷の場合もあれば、水道水を凍らせている場合も。日本人の中には水道水の氷でお腹を壊す人がたくさんいます。

「氷なし（マイ サイ ナムカン）」と注文するか、ボトル入りの水やジュースを選ぶようにしてください。

ホテルからの距離と交通手段に注意

ナイトマーケット選びで注目したいのはホテルからの距離。とくにタイの夜に慣れるまでは、ホテルからなるべく近いナイトマーケットに行くのがおすすめです。

理由はナイトマーケットの営業終了時間より前に地下鉄（MRT）やスカイトレイン（BTS）の運行が終了して移動できなくなってしまうことが多いから。終了間際には混雑して乗れなくなることもあるので、歩いて帰れる場所を選ぶ方が安全です。

ナイトマーケットの帰りには、配車アプリのGrabやBoltが便利です。事前に目的地を設定すれば料金が確定しているのはなんといっても安心。目的地を伝える必要もないのでアプリの使い方に慣れておけば旅の強い味方になってくれます。

＼おトクなタイ旅行をチェック！／

人気のタイツアーで在庫に限りがあるため、ご予約はお早めに！詳しくは下のツアーをクリックしてくださいね。

タイのナイトマーケットに行こう！

タイのリアルな生活が体験でき、地元グルメを格安に楽しめるナイトマーケットはタイ旅行でぜひいってみたいスポット。各地にたくさんのナイトマーケットがあるので、それぞれの特徴をよく知ってから選んでください。

寺院めぐりやビーチリゾートだけでは触れることができないタイの魅力を、ナイトマーケットで見つけてみてはいかがでしょうか。

cover photo by PIXTA