セルビアの観光地をめぐる！おすすめ旅行プラン

セルビアには魅力的な観光地がいっぱい！

セルビアはバルカン半島の中央部に位置する、豊かな歴史と文化を持つ魅力的な国です。首都ベオグラードは、ドナウ川とサヴァ川の合流点に広がり、古くからヨーロッパとアジアを結ぶ交通の要衝として発展してきました。

ベオグラードの街並みには近代的な建物と歴史的建造物が共存し、活気に満ちています。市内にはカレメグダン公園やベオグラード要塞、聖サヴァ大聖堂など、歴史と自然を感じられるスポットが点在しています。

また、クネズ・ミハイロバ通りやスカダルリヤ通りなど、セルビア文化を体感できる街歩きスポットも人気です。セルビアの魅力は中世の修道院や要塞、美しい自然景観、温かい人々のホスピタリティにあります。

セルビアで楽しめる観光スポット10選

セルビアには、歴史的な建造物から自然景観まで、多彩な観光スポットがあります。ここからは、セルビアの多様な魅力を存分に味わえる10つの観光スポットを見ていきましょう。

ベオグラード要塞

セルビアの歴史が息づく絶景スポット

ベオグラード要塞は、セルビアの首都ベオグラードを象徴する歴史的な要塞です。ドナウ川とサヴァ川の合流点に位置しています。

起源は2000年以上前にさかのぼり、古代ケルト人によって築かれたのが始まりとされ、その後ローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン帝国、ハプスブルク帝国など、数多くの文明や勢力によって増改築が繰り返されてきました。

現在のベオグラード要塞は、上町（アッパータウン）と下町（ロウワータウン）、そしてカレメグダン公園から構成されており、広大な敷地は市民や観光客の憩いの場となっています。

聖サヴァ教会

バルカン半島最大のセルビア正教会

聖サヴァ教会（聖サヴァ大聖堂）は、ベオグラードのヴラチャル地区にあるセルビア正教会の大聖堂で、世界最大級の正教会建築として知られています。大聖堂はセルビア正教会の創始者であり、国民的聖人である聖サヴァを記念して建てられました。

建設は1935年に始まり、ビザンチン様式とセルビア伝統様式が融合した独特の建築が特徴です。外観は白い大理石と花崗岩で造られ、巨大な緑色のドームがベオグラードの街並みに圧倒的な存在感を放っています。

ドームの高さは約70メートルに達し、堂内は広々としており、壁や天井には金色のモザイクや宗教画が精緻に施されています。

ニコラ・テスラ博物館

天才科学者の足跡をたどる知的空間

ニコラ・テスラ博物館は、セルビア出身の世界的な発明家・物理学者であるニコラ・テスラの生涯と業績を紹介する博物館です。ベオグラード中心部に位置し、テスラの個人的な所有物や発明品、手稿などが展示されています。

館内では、テスラの代表的な発明品の実演も行われており、科学に興味のある方はもちろん、家族連れにも楽しめる内容となっています。特に、テスラコイルの実演は迫力満点で、子どもたちの目を輝かせること間違いありません。

ズラティボル山

自然豊かな高原リゾート

ズラティボル山は、セルビア西部に位置する美しい山岳リゾート地です。標高1000メートル以上の高原地帯に広がる豊かな自然と、澄んだ空気で知られています。

夏は避暑地として、冬はスキーリゾートとして人気を集めています。ハイキングやマウンテンバイク、乗馬など、アウトドアアクティビティが充実しているのが特徴です。

また、地元の特産品を使った料理や、温泉施設も楽しめます。家族連れでの休暇や、自然を楽しみたいカップルにおすすめのスポットです。

ノヴィ・サド（Novi Sad）

ドナウのほとりに広がる文化と芸術の街

ノヴィ・サドは、セルビア第2の都市であり、ドナウ川沿いに位置する美しい街です。歴史的な建築物やカラフルな街並みが魅力で、特にペトロヴァラディン要塞からの眺望は絶景です。

毎年夏に開催されるEXITフェスティバルは、ヨーロッパ有数の音楽イベントとして知られ、多くの観光客を魅了しています。また、フルシュカ・ゴラ国立公園や地元のワイナリーも近く、自然やグルメも楽しめる多彩な観光地です。

ペトロヴァラディン要塞（Petrovaradin Fortress）

「ドナウのジブラルタル」からの絶景

ペトロヴァラディン要塞は、セルビアのノヴィ・サドに位置し、ドナウ川の右岸にそびえるヨーロッパ最大級かつ最も保存状態の良い要塞のひとつです。建設は1692年に始まり、18世紀末まで続きました。

要塞は112ヘクタールの広大な敷地に、10の門と12,000の銃眼、400門の大砲設置場所を持ち、かつてはオーストリア帝国の防衛の要所として「ドナウのジブラルタル」とも称されています。

最大の特徴は、全長16km以上、4層にわたる複雑な地下通路網で、兵士や武器の待機所、避難所、井戸などが設けられ、軍事的な秘密基地として活用されていました。地上部分には、バロック様式の門や時計塔、石畳の通りが残り、現在は美術館やギャラリー、カフェ、レストランが点在し、観光スポットとして整備されています。

ストゥデニツァ修道院（Studenica Monastery）

世界遺産にも登録されたセルビア正教の聖地

ストゥデニツァ修道院は、セルビア中央部の山間に位置するセルビア正教会最大級の修道院です。1986年にユネスコの世界遺産に登録されています。

修道院は中世セルビア王国の建国者ステファン・ネマニャによって1190年に創建され、以後ネマニッチ朝歴代王家の霊廟としても機能してきました。城壁で囲まれた敷地内には、白い大理石で造られた生神女聖堂と王の聖堂があり、特に生神女聖堂は西方のロマネスク様式と東方ビザンティン様式が融合したラシュカ様式の傑作とされています。

内部には13世紀から14世紀にかけて描かれたビザンティン美術の最高峰とされるフレスコ画群が残り、なかでも1209年制作の「ハリストスの磔刑」はセルビア美術の頂点と称されています。

タラ国立公園（Tara National Park）

バルカンの秘境、手つかずの自然を満喫

セルビア西部に位置するタラ国立公園は、ヨーロッパでも有数の自然保護地域で、広大な森林、渓谷、川、湖が織りなす絶景が魅力です。絶滅危惧種であるパナギツァ松（パンチッチ・スプルース）をはじめとする豊かな生態系が保護されています。

ハイキングやバードウォッチング、ラフティングなど自然アクティビティも楽しめるのが魅力。観光開発が比較的少ないため、静けさと自然の息吹に満ちた癒やしの時間を過ごすことができます。

デビルズ・タウン（Đavolja Varoš）

自然が生んだ奇跡の奇岩群

「悪魔の町」とも呼ばれるデビルズ・タウンは、セルビア南部のラドャン山にある奇岩群で、自然の侵食によって形成された独特の景観が特徴です。200以上の石柱が並び立つ光景は幻想的で、地元では神話や伝説の舞台にもなっています。

遊歩道が整備されており、間近で岩の造形美を堪能することができます。観光客はその異世界のような風景に圧倒されること間違いありません。

ガレリヤ・マトゥイェ（Gallery Matice Srpske）

セルビア美術を体系的に学べる国立画廊

ノヴィ・サドに位置するガレリヤ・マトゥイェ・スルプスケは、セルビア美術のコレクションを体系的に展示する国立美術館です。17世紀から20世紀にかけての宗教画、肖像画、近代絵画まで幅広く展示しており、芸術好きの旅行者には必見のスポットです。

館内はモダンで落ち着いた雰囲気に整えられ、英語による解説も充実しています。静かにセルビアの文化に触れることができる場所として、ノヴィ・サド観光の際にはぜひ立ち寄りたいスポットです。

セルビアで大人が遊べる人気観光スポットを満喫しよう！

セルビアには、歴史的な建造物から自然豊かな景観まで、多様な魅力にあふれた観光スポットが豊富にあります。観光スポットを巡ることで、セルビアの多彩な魅力を存分に楽しめるでしょう。

家族連れの方は子どもと一緒に歴史を学び、カップルはロマンチックな雰囲気を楽しみ、一般観光客の方々は文化や自然を堪能できます。ぜひ紹介した観光地を参考に、あなたなりのセルビア旅行プランを立ててみてください。

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋

cover photo by Unsplash