【山口観光】2泊3日のモデルコース！車や電車で巡る観光プラン

【山口観光】2泊3日で巡るモデルコース！

山口県は、本州最西端に位置する自然と歴史の調和がうつくしい観光地。最近ではその魅力が注目され、ニューヨーク・タイムズが発表した「2024年に行くべき52カ所」に山口市が3位でランクインしています。

瑠璃光寺五重塔や萩の城下町、絶景の元乃隅神社など、歴史的な名所からSNS映えするスポットまで幅広い見どころがあります。車なしでも巡れる場所は多いですが、人気スポットを効率よく回りたいなら、車でのドライブ観光がおすすめです。

この記事では、車なしでも楽しめる観光ルートを取り入れつつ、2泊3日で山口を満喫できるモデルコースをご紹介！山口観光の計画を立てる際の参考にしてくださいね。

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山口観光1日目のモデルコース

1日目は山口宇部空港または新山口駅に到着に到着し、山口市周辺の観光スポットから満喫していくプランです。歴史的建造物や自然の絶景を楽しみながら、地元の名物グルメも堪能しましょう！

【10:00】山口宇部空港または新山口駅に到着

山口旅行の玄関口から旅行スタート！

山口観光のスタート地点としておすすめなのが、空路で到着する山口宇部空港か、新幹線の停車駅である新山口駅です。東京方面から山口宇部空港までは、羽田空港からの直行便を利用すれば約2時間で到着。1日10便程度運航しているため、スケジュールに合わせた選択ができます。

一方で、大阪や名古屋方面からは新幹線が便利。新大阪駅から新山口駅までは約2時間、名古屋駅からは約3時間でアクセスできます。新幹線の場合は、観光スポットへのアクセスがいい市街地に到着するため、山口到着後の移動が便利です。

山口宇部空港や新山口駅にはレンタカーの営業所があり、その場で車を借りることができます。車なしで公共交通機関を使いながらの観光も楽しめますが、観光スポットを効率的に巡るなら、レンタカーを借りるのがおすすめです。

【11:00】瑠璃光寺五重塔

自然と歴史を感じられる観光スポット

瑠璃光寺五重塔は、日本三名塔のひとつに数えられる、うつくしい木造建築です。車でのアクセスの場合、山口宇部空港からは約40分、新山口駅から約30分。車なしの公共交通機関の場合は、山口宇部空港からは約2時間、新山口駅から約1時間でアクセス可能です。

山口市の香山公園内に位置し、静かな池や緑豊かな庭園に囲まれたその姿は、四季折々の風景と調和しています。そのうつくしさと歴史から国宝に指定されていますよ。

滞在時間の目安は約30分〜1時間。五重塔の荘厳な佇まいを間近で眺めながら、周囲の散策路をゆっくり散策してみてください。公園内もじっくり見たいという場合は、もう少し長めに時間を確保しておくのもおすすめです。

夜のプロジェクションマッピングや春の桜の季節も見逃せません。

【13:00】ランチは山口名物・瓦そば

山口県を代表する郷土料理に舌鼓

瑠璃光寺五重塔から移動し、山口名物の瓦そばをランチにいただきます。ランチの滞在時間の目安は1時間程度を確保しておきましょう。

瓦そばはその名の通り、焼いた瓦の上で提供されるユニークな郷土料理です。多くの名店があるので、気になるお店に足を運んでみてくださいね。

そばは茶そばを使用しており、香ばしく焼かれた麺の上にお肉や錦糸卵、刻み海苔、レモンなどが色鮮やかに盛り付けられています。

瓦の熱でカリッとした部分とモチモチの麺が同時に楽しめることが特徴的なグルメ。つゆは濃厚な味付けで、さっぱりとしたレモンの風味が絶妙なバランスを生み出します。どこか懐かしい味わいが楽しめると人気です！

【14:00】秋吉台

日本最大級のカルスト台地

秋吉台までは山口市内から車で約40分、公共交通機関の場合はバスと徒歩で約1時間半の道のりです。

秋吉台は日本最大級のカルスト台地として知られ、広がる草原と白い石灰岩のコントラストが絶景の観光スポット。滞在時間の目安は1時間前後です。特に晴れた日には、展望台から広大な景色を眺めたり、ハイキングコースを歩いたりして自然の息吹を感じられます。

また、季節ごとに異なる景観を楽しめるのも魅力。秋にはすすきが一面に広がり、冬には霜が降りた幻想的な風景が見られます。どこまでも広がる大自然にきっと心が癒やされることでしょう。

【15:00】秋芳洞

圧倒的スケールの大鍾乳洞

秋吉台展望台からすぐのところにある秋芳洞も見逃せない自然スポットです。徒歩でも約30分でアクセス可能で、バス停の近くに位置しているため、帰りがけに立ち寄れますよ。

秋吉台国定公園の地下100メートルに広がる大鍾乳洞・秋芳洞は、圧倒的なスケールと神秘的な自然美が魅力のひとつ。その規模は日本屈指であり、総延長は11.2キロメートルを超え、観光用に整備された約1キロメートルが見学可能になっています。滞在時間の目安は往復で約90分です。

洞内には高さ15メートルを超える「黄金柱」や、水面に映る天井が美しい「百枚皿」など見どころが満載。洞内は四季を通じて17℃で一定しているため年間を通じて涼しく、夏でも快適に観光できます。また、ライトアップが行われているため、自然の造形美をよりドラマチックに楽しめますよ。

鍾乳洞は足元に注意が必要なため、歩きやすい靴で訪れるようにしましょう。

【17:00】萩城下町

タイムスリップしたような街並みが広がる

車で約45分走ると、江戸時代の風情が色濃く残る萩城下町に到着します。公共交通機関でのアクセスの場合、2時間半程度かかるため、車で移動する方がスムーズです。

碁盤の目状に広がる街並みには、武家屋敷や商家が点在しており、タイムスリップしたような気分を味わえます。歴史ファンや写真好きにはたまりませんね。

滞在時間の目安は1時間前後です。街並みを散策しながら、重要文化財の口羽家住宅や旧久保田家住宅などをめぐってみてください。

レンタサイクルや電動キックボードを利用すれば、広い範囲を効率よく楽しめます。途中で見つけた古民家カフェで休憩するのもおすすめの過ごし方です。

源泉の宿 萩本陣に宿泊

食や温泉・サウナなどを楽しめる宿

萩温泉郷にある「源泉の宿 萩本陣」は、絶景を眺めながら温泉やサウナ、そして食事を楽しめるぜいたくな宿。チェックイン後は自然の音を感じながら、のんびり過ごすのがおすすめです。

特徴的なのは、露天風呂から眺める四季折々の風景。また、さまざまな種類の湯船を楽しめる湯めぐりも魅力です。日帰り温泉としての利用も可能なので、近くの宿泊する予定の方にもおすすめ。

和洋室や和室などさまざまなタイプの部屋があるため、好みに合わせて宿泊する部屋が選べるのも魅力的ですね！

静かな環境の中でリラックスし、何もしないぜいたくな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

山口観光2日目のモデルコース

宿をチェックアウトしたら、2日目のスタートです。近くにある松陰神社からスタートし、山口を代表する観光スポットとして知られる角島大橋に向かうモデルコースを紹介します。

【9:30】松陰神社

吉田松陰を祀る、ゆかりの地

宿から徒歩15分、車で数分で到着する松陰神社から1日をスタートします。

松陰神社は、幕末の思想家であり多くの志士を輩出した吉田松陰を祀る神社。伊藤博文や高杉晋作など明治維新に活躍した人物たちが学んだ場所として有名な松下村塾が隣接しています。そのため、学問の神様としても広く親しまれていますよ。

境内は静かで厳かな雰囲気に包まれ、参拝や歴史を感じる散策にぴったり。松陰の教えを学べる記念館も併設されており、歴史好きにはたまらないスポットです。滞在時間の目安は約30分〜1時間。

松陰先生の教訓が入ったお守りや、傘みくじという和傘をモチーフにしたおみくじが人気です！

【11:00】千畳敷

海と空を堪能できる絶景スポット

松陰神社から車を走らせること約50分、山口県長門市に位置する千畳敷に到着します。標高333メートルの高台に広がる大草原。目の前には広大な日本海が広がり、まるで空と海が一体となったような絶景が楽しめます。

晴れた日には、青い海と緑の草原のコントラストが見事。そのうつくしさは、ずっと見ていたくなるほどです。キャンプ場としても人気があり、この大自然を満喫しながら、宿泊も可能！

近くの展望台やベンチで風に吹かれながらリフレッシュしたり、カントリーな雰囲気のおしゃれカフェでひと休みしたりするのもおすすめです。

【12:00】元乃隅神社

ぐらりと並ぶ赤い鳥居が印象的

続いて、車で約10分のところにある元乃隅神社へ。公共交通機関でのアクセスは難しいため、ドライブで訪れるのがおすすめです。

元乃隅神社は海沿いの断崖に123基の赤い鳥居が100メートル以上にも渡って並ぶ風景が印象的。青い海と赤い鳥居のコントラストが美しく、思わず写真を撮りたくなる絶景スポットです。

鳥居をくぐり抜けながら進むと、目の前には壮大な日本海が広がり、その景観に圧倒されます。願いが叶うという言い伝えがある賽銭箱が約6メートルの高さの大鳥居上部に設置されているので、ぜひ運試しに賽銭を投げ入れてみてください。

滞在時間は約1時間が目安です。夜間の立ち入りはできないため、訪れる時間には注意しましょう。

【13:30】角島周辺でランチ

道中で気になるお店に寄り道

元乃隅神社から次の目的地の角島大橋までは約40分のドライブ。この辺りで気になるお店でランチをするのがおすすめです！

角島大橋があるエリアはそれほど飲食店は多くないため、事前に営業時間などをチェックしておくと安心ですよ。

【15:00】角島大橋

日本を代表する絶景を楽しめる橋

ランチを済ませたら、いよいよ山口を代表する絶景スポット、角島大橋へ。

角島大橋は、山口県下関市の本土と角島を結ぶ全長1,780メートルの橋。無料で渡れる一般道の橋としては日本屈指の長さを誇り、通る際には両サイドにキラキラ光り輝く海が楽しめます。

透明度の高いコバルトブルーの海の上を渡るこの橋は、ドライブ好きだけでなく、多くの観光客に人気です。映画やCMのロケ地としても知られ、まるで海外リゾート地にいるかのような気分に。

橋の周辺には展望スポットもあり、その全景をカメラに収めることもお忘れなく。滞在時間は約30分が目安です。車がなくてもバスでアクセス可能なので、車なし旅行でも訪れる価値があります。

ホテル西長門リゾートに宿泊

角島大橋の絶景を満喫できるホテル

角島大橋から車で数分、徒歩でも本土側からであれば約10分でアクセスできる絶景リゾート。目の前に角島大橋が広がる絶好のロケーションで1泊します。

角島大橋に一番近いホテルとして知られ、部屋は全てオーシャンビュー。なんともぜいたくなホテルです。

日本海と響灘が見渡せる温泉大浴場では波音を聞きながらリラックスでき、レストランでは地元の新鮮な海の幸をぜいたくに使った料理が楽しめます。

宿泊だけでなく、日帰り温泉やランチプランもあるので、ぜひチェックしてみてください。

山口観光3日目のモデルコース

3日目は角島大橋の絶景に別れを告げ、下関市内へ向かいます。最終日なので、帰りの飛行機や新幹線に乗り遅れないよう、時間に余裕を持って行動するようにしましょう。

【10:00】道の駅 北浦街道 豊北

海の幸・山の幸を両方欲張って楽しめる

遠くに角島大橋を見渡せる絶好のロケーションにある道の駅。次の目的地までの道中、ひと休みするのにぴったりなスポットです。

施設内には地元産の新鮮な海産物や野菜が並ぶ直売所があり、お土産選びにもおすすめ。特設展望テラスからは角島大橋の全景を望むことができ、写真撮影スポットとしても人気です。滞在時間は30分ほどが目安で、観光の合間に立ち寄るのにぴったりの場所です。

【11:00】福徳稲荷神社

参道に続く赤い鳥居が印象的

道の駅 北浦街道 豊北から車で約20分でアクセスできる有名な神社。赤い鳥居が続く参道が美しい下関市の名所として知られています。開運、商売繁盛、家内安全など多彩なご利益を授かれることでも有名です。

朱塗りの鳥居は、海岸線に沿って設置されており、海や空とのコントラストが美しいと人気。参道を登りきると見える海の景色は絶景です。また、夕暮れ時には幻想的な雰囲気に包まれ、多くの観光客が訪れる時間帯でもあります。

滞在時間は30分程度が目安です。

【12:30】唐戸市場

海産物を中心に楽しめるグルメスポット

福徳稲荷神社から車を走らせること約40分、下関で人気のグルメスポット、唐戸市場に到着です。同じ下関市内ですが、かなり距離があるため時間に余裕を持って行動するのが安心。

新鮮な海の幸が豊富にそろい、活気にあふれています。特に土日祝日には「活きいき馬関街」と呼ばれる屋台イベントが開催され、新鮮な魚介を使った寿司や海鮮丼をその場で味わえますよ。

市場内では地元の漁師や職人が提供するフードを買い歩きでき、食べ比べも楽しい体験です。ここでは気になるグルメをちょっとずつ楽しみ、ランチにするのがおすすめですよ！滞在時間は約1時間〜1時間半。

目の前に広がる関門海峡を眺めながら、下関のグルメを堪能してみてはいかがでしょうか？

【14:00】カモンワーフ

お土産探しにぴったりなショッピング施設

唐戸市場の隣に位置するカモンワーフは、グルメとショッピングを楽しめる複合施設。地元の新鮮な魚介を使ったレストランが並び、中でもふぐ料理や海鮮丼が人気です。

すぐ横にあるボードウォークからは関門海峡が一望でき、山口らしい風景を楽しめるスポットとして定評があります。お土産ショップも充実しており、下関名物のふぐ製品や地酒が購入可能。

滞在時間は1時間ほどが目安ですが、お土産探しはじっくりしたいという方は、少し長めに時間を確保しておくのがおすすめです。

【15:00】赤間神宮

安徳天皇を祀る竜宮城をイメージした神社

カモンワーフから車で約2分、徒歩の場合は約8分でアクセスできる赤間神宮は、平家物語で知られる壇ノ浦の戦いに縁のある神社。

平家一門を祀る壮麗な赤い社殿が印象的で、竜宮城をイメージして建立された朱色の水天門が多くの観光客を迎え入れます。源義経に追い詰められた平家一族を悼む場所として歴史的な意義も深いです。

また、小泉八雲の怪談で有名な「耳なし芳一」の舞台になった地としても知られ、境内には芳一の像が見られます。滞在時間は約30分が目安です。

【16:00】山口宇部空港または新下関駅から帰宅

飛行機または新幹線で帰路に着く

旅行をスタートさせた山口宇部空港または新下関駅に戻り、帰路に着きます。

もし、お土産の買い忘れがある方は、空港や駅で購入するのがラストチャンスとなります。定番のものが幅広く取りそろえられているので、山口を代表するお土産をゲットしてみてください。

おすすめは、山口外郎（ういろう）です、弾力のあり、ぷるぷるした食感が特徴的で、そのなめらかさは「おっとり」と特有の表現があるほど。羊羹に近いようなお菓子で、上品な甘さも魅力です。

ほかにも、名物であるふぐや夏みかんを使用したものも有名。さまざまな商品が展開されているので、シーンに合わせた使い分けができるでしょう。

2泊3日で山口観光を満喫しよう！

山口の豊かな自然、美しい歴史的建造物、地元ならではのグルメや温泉を巡る、2泊3日のモデルコースをご紹介しました。絶景スポットの角島大橋や元乃隅神社、歴史を感じられる 萩城下町など、山口にはほかでは見られないような観光地が盛りだくさん！

さらに、最終日には下関の唐戸市場で絶品の海鮮グルメを堪能し、お土産探しをして、旅を締めくくります。車がなくても回れる観光スポットもあるので、ぜひ山口旅行を満喫してみてくださいね。


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