和歌山市観光のおすすめスポット16選！モデルコースも紹介

和歌山市には人気の観光スポットがいっぱい！

和歌山市は和歌山県の北部にある県庁所在地で、大阪府と隣接しています。大阪市内からはJRや南海を使って約1時間で訪れることができ、関西国際空港からのアクセスもかんたんです。

大阪府のベッドタウンとしても人気の和歌山市には、和歌山城や紀三井寺などの歴史的なスポットや、ポルトヨーロッパや黒潮市場などのアクティビティが充実したスポットももりだくさん。さらに、和歌山市の近郊の街には、美しいススキが見られることで有名な生石高原や、まっ白な岩に囲まれた白崎海洋公園などの魅力的なスポットも。

和歌山市内は、和歌山県内でも比較的電車やバスで移動しやすいのも魅力で、時間がある方は車を利用して郊外まで足をのばすのがおすすめです！

今回はそんな和歌山市に来たら、ぜひ訪れてほしい観光スポットを定番から穴場までピックアップしてみました。ぜひ和歌山市旅行の参考にしてみてくださいね。

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和歌山市のおすすめ観光地12選

和歌山市へ旅行に来たら、ここには絶対に行っておきたいというおすすめの観光スポットをピックアップ！

和歌山市のど真ん中にそびえ立つ和歌山城をはじめ、独特な雰囲気の大自然が楽しめる友ヶ島、建築物としても有名な和歌山県立近代美術館など、見どころがたくさんありますよ。

和歌山城

市内のどまん中にそびえ立つ和歌山市のシンボル

和歌山城は、天正13年（1585年）に、豊臣秀吉が弟の秀長に築城させたのが始まり。徳川家が栄えた江戸時代になると紀州55万5千石の城にまで発展します。その後、水戸や尾張とともに徳川御三家と呼ばれ、紀州徳川家の居城として繁栄してきた由緒あるお城で、和歌山市を代表する観光スポットです。

お城の内郭は市民から憩いの場としても人気の和歌山城公園として整備されており、岡口門とその北側の土塀は国の重要文化財に指定。また、入園無料の紅葉が美しい名勝 西之丸庭園や動物園もあり、大人から子どもまで多彩な楽しみ方ができますよ。

そんな和歌山城は、姫路城や松山城と並び日本三大連立式天守のひとつとしても有名なお城です。遠くまで見渡せて死角がないのが特徴で、天守閣からは和歌山市内の絶景が見られますよ！

多賀神社

住宅街の中にある「いのち神お多賀さん」

多賀神社は、和歌山城からほど近い住宅街の中にある、「いのち神 お多賀さん」の愛称で親しまれている神社です。

近江・多賀大社の御分神である多賀神社の主祭神はイザナミノミコトとイザナギノミコトで、昔から延命長寿や縁結び、厄除けなどの御利益がある生命の親神様として信仰されてきました。

また、赤ちゃんの命名や安産祈願のために訪れる方も。さらに、境内の手水舎や拝殿の飾りは色あざやかで写真映えすることでも人気で、美しいアートのような御朱印を書いてもらうのもおすすめです！

友ヶ島

旧日本軍の砲台や施設がのこる冒険が楽しめる島

友ヶ島は、加太の目の前に浮かぶ、地ノ島、虎島、神島、沖ノ島などの無人島の総称です。友ヶ島へは、唯一のフェリーである友ヶ島汽船を利用して和歌山加太港から約20分。和歌山市内から気軽に行ける人気観光スポットです。

友ヶ島には、旧日本軍に要塞として使われていた時代の歴史が感じられる砲台跡や、まるでアニメの世界だと人気の廃墟が立ち並ぶエリアなど見どころがもりだくさん！

さらに、美しい紀淡海峡を見下ろせるタカノス山展望台や、テントキャンプが楽しめるトイレ設備のある南垂水広場もあります。家族連れや大人旅など、旅のプランにあった楽しみ方をしてみてくださいね。

ポルトヨーロッパ

子どもから大人まで一日中遊べるテーマパーク

ポルトヨーロッパは、和歌山マリーナシティ内にある、ヨーロッパの美しい港街をイメージして作られた異国情緒たっぷりのテーマパークです。

入場料は無料なので、園内を散策するだけでも十分に楽しめますが、親子で楽しめるウォータースライダーやミニコースターなどのアトラクションで遊ぶのもおすすめ！期間限定のアトラクションも充実しています。アトラクションごとにチケット購入ができるので、時間が限られている時でも楽しみやすいのがうれしいポイントです。

さらにポルトヨーロッパは、年末のカウントダウンをはじめ、季節ごとに豪華な花火イベントがあることでも大人気。子ども連れはもちろん、カップルや友人同士など大人でも楽しめるテーマパークですよ。

黒潮市場

和歌山の海鮮グルメが味わえる！

黒潮市場はポルトヨーロッパと同じ敷地内にある、和歌山の海鮮グルメをとことん楽しめる市場です。

いちばんの見どころは毎日開催される生マグロの解体ショーで、平日は12時30分から、土日は12時30分からと15時からの2回開催されています。大きな生マグロを職人が包丁でさばく姿は大迫力で、ショーの後はさばきたての新鮮な生マグロをすぐにお寿司や丼で味わえますよ！

その他にも、鶴亀商店街で買った好きな食材をバーベキューで楽しめるコーナーや、新鮮なマグロなどがそろう海鮮の炙り焼き専門店、マグロが食べ放題のバイキングレストランも。

好みのスタイルで和歌山の食材をたっぷりと使ったグルメを味わってくださいね！

雑賀崎

日本のアマルフィ！穴場の絶景スポット

雑賀崎は、独特の美しい景観がまるでアマルフィ海岸のようだとして有名となった港町です。

漁村として発展した雑賀崎は、ノスタルジックな風情が感じられる漁師の町。斜面にたくさんの家が密集した独特な景観が魅力で、どこかなつかしい漁村で生活する人々の雰囲気が今でも残っています。

小高い丘の上には展望広場があり、紀伊水道にしずむ美しい夕日が見られることで大人気！

さらに、展望台から少し下に目をむけると、かつて「番所ノ鼻」と呼ばれた見張り番所跡の番所庭園が見えます。芝生が広がる美しい園内では、絶景をながめながらバーベキューを楽しめますよ。

紀州東照宮

108段の侍坂を登った先に残る江戸時代の芸術

紀州東照宮の社殿は、元和7年（1621年）に、徳川頼宣が南海道の総鎮護として創建しました。江戸初期の代表的な重要文化財建造物としても有名な紀州東照宮は、関西の日光ともよばれています。

参道を過ぎたところにある、108段の急な階段の侍坂をのぼったところにそびえ立つのが、美しい模様が描かれた朱ぬりの楼門です。振り返ると名勝・和歌浦を一望できるため、穴場の絶景スポットとして知られています。

紀州東照宮の見どころは、江戸時代から残されているたくさんの色鮮やかな芸術作品です。中でも必見は、左甚五郎作の彫刻や狩野探幽作の壁画。東照宮社務所へ問い合わせれば、職員の方による由緒の説明を聞けますよ！

和歌山県立近代美術館

世界中の作品が見られる国内でも有名な美術館

和歌山県立近代美術館は、和歌山大学教育学部の跡地に建てられた、明治以降の近代や現代美術が展示される美術館です。設計をしたのが、世界的な建築家の黒川紀章氏であることでも有名！

コレクションされている作品は、1963年に和歌山城内に開館した和歌山県立美術館時代に収蔵していた作品の83点を引き継いだところからはじまっています。その後、約50年にわたる活動の上で、2020年時点では約13,000点の作品が収蔵される美術館となりました。

展示されているのは、田中恭吉や川口軌外、浜口陽三などの和歌山にゆかりのある作家の作品や、ピカソなど国外の作家の作品など。さらに館内にはおしゃれなカフェも併設されていて、見学の合間に一息つくことができます。

紀三井寺

桜の名所としても有名な境内に三井水がわくお寺

紀三井寺は、宝亀元年（770年）、唐の僧為光上人によって開かれたお寺です。和歌山城からほど近いところにあるため、歴代の紀州藩主が訪れて紀州徳川家の繁栄を祈願しました。

楼門をくぐると、目の前にあらわれるのが231段の石段です。長い階段をのぼりきった先では、和歌浦湾の美しい景色が一望できます。西国第2番の札所でもあることから、巡礼姿のお遍路さんが杖をつきながらお参りしている姿も見られるかもしれません！

また、紀三井寺は早咲きの桜の名所としても有名で、春の桜の時期にはたくさんの人が訪れる人気スポットです。

和歌山県立博物館

和歌山の歴史が学べる常設展や企画展が見られる

和歌山県立博物館は、和歌山県立近代美術館と同じ敷地内にある和歌山の歴史が学べる博物館です。

館内には、和歌山県内に残された豊富な文化財を後世に伝えるための展示がたくさんあり、国宝や重要文化財をはじめとする県内の文化財の寄託も受けています。

常設展と企画展が通常料金で見られ、期間限定の特別展は別途料金が必要となります。特別展では、世界遺産の熊野古道や高野山にまつわる展示や、和歌山の歴史が学べる展示が行われています。

近代美術館とセットで、和歌山の歴史や芸術に浸るのもおすすめですよ！

淡嶋神社

人形がぎっしりならぶ拝殿で有名な神社

淡島神社は、和歌山市の西側の海岸沿いにある神社です。祭神は薬の神様とされる少彦名命で、女性のための神様として昔から婦人病や安産祈願などの信仰に訪れる人が多くいました。

淡島神社のいちばんの見どころは、無数に人形がぎっしりと並べられた拝殿。神秘的なその雰囲気は、息をのむほどのめずらしい光景です。毎年3月3日に行われるのが雛流しの神事で、お雛様を白木の舟に乗せて加太の海に流します。

参道には、名物のつぼ焼きやよもぎ餅などが買えるおみやげ物屋さんもならんでいて、ほっと一息をつくのにぴったりですよ。

加太海水浴場

遠浅で波がおだやかなBBQもできる海水浴場

加太海水浴は、和歌山市街地からもアクセスがかんたんな、遠浅で波が穏やかなことで人気の海水浴場です。そして、和歌山市内の砂浜でバーベキューが楽しめる海水浴場はここだけ！

目の前に広がるのは友ヶ島で、夕方には島と島のあいだに太陽が落ちる幻想的な景色が見れるのも魅力です。

毎年さまざまなマリンアクティビティが用意されていて、2024年は海の上で遊べるバナナボートや、グランピング施設が設置されました。子ども連れの海水浴だけでなく、デートや大人が遊べる場所としても人気です。有料シャワーや更衣室、トイレ、売店もあるので、一日中海での時間を楽しめますよ！

和歌山市近郊のおすすめ観光地4選

和歌山旅行に来たら見ておきたい観光スポットは、和歌山市の近郊にもたくさんあります。時間が許す限り、足をのばしてみるのがおすすめです！

こからは、和歌山市近郊で絶対に行っておきたいおすすめの観光スポットをピックアップ！幻想的なススキで人気の生石高原をはじめ、醤油発祥の街として栄えた湯浅の街並みなど、見どころがたくさんありますよ。

生石高原（紀美野町）

六甲や淡路島、四国まで見渡せる大パノラマ

生石高原は、紀美野町と有田川町にまたがる標高870ｍの高原です。

360度の大パノラマが魅力で、晴れている日は六甲や淡路、四国まで見渡せます。ハイキングやキャンプなどのアクティビティが楽しめる場所として、地元の人はもちろんたくさんの人に大人気のスポットです。

中でも人気の季節は秋で、9月下旬ごろから一面に広がる銀色のススキを一目見ようと多くの人が訪れます。また、空に向かって飛び出した火上げ岩は、SNS映えスポットとしても有名！

軽食や地元の商品が買える山の家もあり、申し込めばキャンプもできます。

あらぎ島（有田川町）

日本の棚田百選にも選ばれた有田川町のシンボル

あらぎ島は、海や川に浮かぶ島ではなく、川にかこまれた独特な地形の島です。2013年に国の重要文化的景観に指定され、日本の棚田百選にも選定されている絶景スポット。

あらぎ島から有田川をはさんだ対岸には展望台があり、四季折々に違った姿のあらぎ島が眺められます。春には水田に水がはった水鏡、夏はじゅうたんのような緑、秋の稲刈り前には黄金色、冬にはまっ白な雪景色が広がります。

展望台からの写真撮影は可能ですが、棚田へ入ることはできないので注意してくださいね。

湯浅の街並み（湯浅町）

醤油や金山寺味噌の醸造で栄えた古い街並み

湯浅の街並みは和歌山県で唯一、重要伝統的建造物群保存地区として認定されたスポットです。醤油発祥の地として有名な湯浅町のこのエリアには、醤油や金山寺味噌などの醸造業に関わった町家や土蔵が立ち並んでいるのが特徴的。

メインストリートとなる北町通りには、天保12年（1841年）創業の老舗醤油屋の角長や、昔ながらの製法で金山寺味噌を手仕込みしている太田久助吟製など、昔ながらのお店がならびます。

ふと立ち止まると醤油の香りがする街で、昔からの製法で作られた醤油を買ったり、少し離れたところにある蔵カフェでしょうゆを使った醤油ソフトクリームを味わったりするのもおすすめですよ！

白崎海洋公園（由良町）

まっ白な石灰岩にかこまれた美しい海辺の公園

白崎海洋公園は、湯浅町からさらに南下した由良町の海岸沿いにある、特徴的なまっ白な岩にかこまれた公園です。その美しさは、日本のエーゲ海ともよばれるほど！

公園内にはまっ白な岩と青い海が見渡せる展望台や、オートキャンプ場、地元の名産品が味わえる道の駅が併設されています。

道の駅では、地元の野菜や名産品の販売をはじめ、由良町名物のあかもく丼やしらすの丼、エビバーガーなどが楽しめるイートインスペースも！また、キャンプ場では石灰岩にかこまれた大自然の中で、満天の星空を楽しむのもおすすめです。

和歌山市観光のおすすめモデルコース！

ここからは、和歌山市の観光スポットを効率よく回るために、おすすめのモデルコースをご紹介します。ぜひプランを立てる際の参考にしてみてくださいね！

和歌山市の日帰り観光モデルコース

まずは、和歌山市内を日帰りで観光するのにおすすめのモデルコースを解説します。

電車での観光もできますが、効率よく景色を楽しむならドライブがおすすめ！観光をしながら和歌山グルメも楽しみましょう。

コース例

和歌山城→和歌山近代美術館→和歌山ラーメンランチ→雑賀崎灯台→和歌山マリーナシティ（黒潮市場、ポルトヨーロッパ）で買い物

9:00　朝の新鮮な空気の中で和歌山城を散策しましょう。土日や桜、紅葉の時期にはたくさんの人で混雑するので、朝のなるべく人が少ない時間に見学を済ませるのがおすすめです。

10:30　そのまま、すぐ近くにある和歌山近代美術館で芸術鑑賞をします。

12:00　ランチは和歌山ラーメンに決まり！和歌山市内には行列ができる人気の和歌山ラーメン屋さんがいくつかあるので、事前に行きたいお店を決めておきましょう。

13:30　雑賀崎を散策して、展望台から絶景を眺める。レトロな漁村らしい雰囲気をたっぷりと味わいます。

15:00　ポルトヨーロッパを散策して、アトラクションやイベントを楽しみます。アトラクションごとにチケットを買って乗れるので、時間にあわせて好きなものに乗れるのも魅力的！

17:00　黒潮市場でお土産を買いつつ、和歌山のグルメを味わいましょう。食べ歩きはもちろん、バイキングレストランでマグロの食べ放題や、好きな食材で楽しめるバーベキューも！好みの方法で、和歌山の絶品グルメを思う存分楽しんでくださいね。

和歌山市と郊外を巡る1泊2日観光モデルコース

つづいて、和歌山市と郊外の観光スポットを1泊2日でめぐるモデルコースを解説します。観光スポットをドライブでめぐりつつ、和歌山の名産品やグルメをたっぷりと味わいましょう！

コース例

1日目：生石高原→湯浅の街並み→湯浅でランチ→雑賀崎→和歌山城→和歌山市内宿泊

2日目：友ヶ島→淡嶋神社→ポルトヨーロッパ

＜1日目＞

10:00　人が少ない時間に、生石高原から絶景を眺めましょう。写真スポットがたくさんあるので、お気に入りの写真をとるなら朝一がおすすめです。

11:30　湯浅の歴史的な街並みを歩いて散策。醤油発祥の地のこだわりの醤油を買って帰りましょう。

12:30　湯浅で人気のグルメ、しらす丼を味わう。湯浅町は和歌山県内でしらすの漁獲量が第1位。そんなしらすの町では、新鮮な生しらす丼が味わえます！

14:30　雑賀崎の街並みを散策。展望台から絶景を眺めましょう。

16:00　一日目の最後は、和歌山城の見学で締めくくります。天守閣からは和歌山市内の景色が一望でき、美しい夕日とともに絶景を楽しんで下さいね！

18:00　和歌山市内のホテルへチェックインし、市内のレストランや居酒屋で和歌山グルメをとことん味わいましょう。和歌山には有名な地酒もたくさんありますよ。

＜2日目＞

9:00　朝の澄んだ空気の中、フェリーに乗って友ヶ島へ向かいましょう！島内の冒険やハイキングを楽しみます。

11:30　市街地へ戻る前に、淡島神社へ参拝。人形がたくさん並んだめずらしい神社を散策しましょう。

13:00　遅めのランチは和歌山ラーメンに決まり！ラーメンと一緒に食べるのは、ごはんではなく早なれ寿司が和歌山の定番ですよ。

14:30　ポルトヨーロッパでアトラクションやお土産の買い物を楽しみましょう。たくさん遊んだあとは、黒潮市場で和歌山の海鮮グルメを味わって帰ってくださいね。

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和歌山市の人気観光スポットを満喫しよう

この記事では、和歌山市内や近郊でおすすめの観光スポットを紹介しました。歴史的な建物や美術館など見どころがいっぱいある和歌山市では、効率よく観光にグルメ、ショッピングも楽しむのがおすすめです。

ぜひ紹介した観光地を参考に、和歌山市旅行のスケジュールを立ててみてくださいね！

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