熱海のいちご狩りスポットは？人気の品種やおすすめの時期を解説

熱海のいちご狩りスポットは魅力がいっぱい！

東京からのアクセスが良く、観光地としても人気の熱海。その周辺エリアには、いちご狩りを楽しめる農園が点在しています。本記事では、その中でも特におすすめの6カ所を厳選してご紹介！ 

それぞれの農園の特徴や魅力、栽培されているいちごの品種についても詳しく解説します。さらに、いちご狩りならではの美味しいいちごの見分け方や、より美味しく味わうための摘み方のコツもお伝えするので、初めての方も安心して楽しめますよ。

熱海周辺のいちご狩りができるスポット6選

熱海エリアには、いちご狩りを満喫できるおすすめスポットがあります。どの農園もそれぞれにこだわりがあり、魅力たっぷり！栽培されているいちごの品種も多彩なので、食べ比べを楽しむのもおすすめです。

各施設の特徴やいちごの種類、いちご狩りをより楽しむためのポイントを詳しくご紹介します。

イエス！ストロベリー

海と山に囲まれた歴史あるいちご農園

イエス！ストロベリーは、静岡県伊東市の宇佐美海水浴場からほど近い場所にある、50年以上続くいちご農園です。12月中旬から5月上旬までの期間限定で、30分間の食べ放題いちご狩りを楽しめます。

高設栽培で棚が2段になっているので、立ったまま摘み取ることができ、ベビーカーや車椅子の方も快適に楽しめるのが特徴。

農園にはカフェスペースも併設され、厳選素材を使ったスイーツやドリンクを堪能できます。特に、かおり野をたっぷり使った「イエス！ストロベリーミルク」や「イエス！ストロベリー・ラテ」は大人気！特製ジャムなど、お土産にぴったりな商品も販売しています。

いちご狩りができる品種

イエス！ストロベリーでは4種類のいちごを栽培していますが、いちご狩りができるのは3種類。食べ比べができるのもうれしいポイントです。

• 紅ほっぺ：静岡県を代表する品種で、鮮やかな紅色が特徴。全国的に人気がある。
  
• かおり野：三重県生まれの品種で、フルーティーな香りが特徴。酸味が控えめで、表面の種の食感を楽しめる。
  
• よつぼし：果肉まで鮮やかな赤色の品種。かおり野と他のいちごの掛け合わせで誕生した。甘み・酸味・風味が四つ星級に美味しいことが名前の由来。

30分間の練乳付き食べ放題

イエス！ストロベリーのいちご狩りは、12月中旬から5月上旬まで。1回30分間の練乳付き食べ放題で、予約優先制になっています。

予約は9:00〜11:00の間で30分刻みの枠が設けられており、電話またはメールで名前・人数・希望の開始時間を伝えて申し込みます。受付は前日までで、定員に達し次第締め切られるので、早めの予約がおすすめですよ。

予約なしでも9:00から先着順で当日受付が可能ですが、定員に達し次第終了となります。また、いちごの生育状況によっては当日受付が実施されない場合があるので、確実に楽しみたい方は事前予約をしておきましょう。

伊豆フルーツパーク

果物が豊かに実るフルーツのテーマパーク

伊豆フルーツパークは、年間を通して旬のフルーツ狩りを体験できる観光施設です。12月から5月はいちご狩り、6月から9月はメロン狩り、10月から12月はみかん狩りを楽しめます。

多くの農園が時間制限を設けるなか、伊豆フルーツパークでは時間無制限でいちご狩りができるのが最大の魅力！また、高設栽培を採用しているので、立ったまま快適にいちご狩りを楽しめ、泥汚れの心配がないのもうれしいポイントです。

施設内には、富士山を一望できる展望デッキ付きのレストランや、地元特産品を取り扱うお土産コーナー、自家農園のフルーツを使用したスイーツ工房も併設されていて、1日中楽しめるスポットとなっています。

いちご狩りができる品種

伊豆フルーツパークでいちご狩りができるいちごは5種類。バラエティに富んだ品種を楽しめるのも、伊豆フルーツパークならではの魅力です。

• 章姫（あきひめ）：静岡県発祥の品種で、細長い円錐形が特徴。甘みが強く酸味が少なく、果肉がやわらかい。
  
• 紅ほっぺ：静岡県を代表する品種で、鮮やかな紅色が特徴。全国的に人気がある。

• かおり野：三重県生まれの品種で、フルーティーな香りが特徴。酸味が控えめで、表面の種の食感を楽しめる。
  
• やよいひめ：群馬県発祥の品種で、明るめの赤色をした大ぶりな見た目が特徴。日持ちが良く、甘みが強く酸味はまろやか。
  
• ゆめのか：愛知県を中心に栽培されている品種。果汁たっぷりで風味豊かな味わい。

予約必須！時間無制限で楽しめるいちご狩り

伊豆フルーツパークでは、12月から5月までの間、時間無制限 で楽しめるいちご狩りを実施しています。複数の品種を食べ比べでき、練乳もおかわり自由なので、新鮮ないちごを存分に味わえるのが魅力です。

いちご狩りは 予約必須 で、公式サイトなどからオンラインで申し込みが可能です。また、いちご狩りと浜焼き食べ放題などの食事を組み合わせたプランも豊富に用意されているため、静岡の美食を一緒に堪能するのもおすすめ！

伊豆長岡いちご狩りセンター

大きくて甘い紅ほっぺが自慢

伊豆長岡いちご狩りセンターは、誰でも快適に楽しめるよう配慮されたいちご狩り施設です。高設栽培により立ったまま摘み取ることができ、施設内の歩行スペースも広めに設計されているため、すべての年代の方が快適に過ごせます。

食べ放題で提供されるのは、静岡県産の紅ほっぺ。大粒で甘くほどよい酸味が特徴で、全国的にも人気です。さらに、近隣には伊豆の国パノラマパークなどのお出かけスポットも充実しているので、観光と組み合わせて楽しむのもおすすめです。

いちご狩りができる品種

伊豆長岡いちご狩りセンターで楽しめるのは、静岡県産の紅ほっぺ。大粒で甘みが強く、ジューシーな味わいが特徴です。静岡の豊かな自然の恵みをたっぷり受けた紅ほっぺは、とても美味しいと評判！

売店ではいちごの詰め合わせやジャム、お菓子なども販売されているので、新鮮ないちごを堪能したあとはお土産として購入すれば、自宅でも紅ほっぺの美味しさを楽しめますよ。

手ぶらで楽しめるいちご狩り

伊豆長岡いちご狩りセンターでは、1月から5月初旬までいちご狩りを実施しています。30分間の食べ放題 で、練乳・カップ・おしぼりが無料で提供されるため、手ぶらで気軽に楽しめるのがうれしいポイント。

予約は不要ですが、いちごの生育状況により入場制限が設けられることがあります。特に繁忙期は通常より早く閉園することもあるので、訪問前に公式サイトなどで最新情報を確認しておくのがおすすめです。

江間いちご狩りセンター

静岡県最大級のいちご狩り施設

江間いちご狩りセンターは、静岡県最大級のいちご狩り施設です。なんと140棟ものハウス を完備していて、12月から5月のシーズン中には毎年10万人以上の来場者が訪れるのだとか！

高設栽培を採用しているため、かがむ必要がなく、通路も広々としていて、快適にいちご狩りを楽しめる環境が整っています。

直売所ではいちごジャム、ゴーフレット、キャラメル などお土産の種類も豊富で、いちご狩りの後も、買い物やスイーツを楽しめる魅力満載の施設です。

いちご狩りができる品種

江間いちご狩りセンターでは、甘くて大粒の章姫（あきひめ）または、歯ごたえがあり味が濃い紅ほっぺのどちらかを楽しめます。

章姫は縦長の円錐形で、果皮は濃橙赤色をしており、やわらかくジューシーで甘みが強いのが特徴。酸味が少なく食べやすいため、子どもから大人まで幅広い世代に人気があります。

一方、紅ほっぺは大きめの長円錐形で、鮮やかな紅色をしており、甘味が強くほどよい酸味もあるため、いちご本来の甘酸っぱさを堪能できます。どちらの品種になるかは当日の生育状況によって決まるため、訪れてからのお楽しみです。

快適に楽しめる30分間食べ放題

江間いちご狩りセンターでは、12月中旬から5月初旬までの期間、30分間食べ放題のいちご狩りを実施しています。いちご狩りの際には、ミルク・カップ・おしぼりが無料で提供され、快適に楽しむことができます。

いちごの品種指定はできませんが、それぞれ異なる味わいを楽しめるのが魅力です。基本的に予約は不要ですが、ハイシーズンには混雑することがあるため、事前に公式ホームページにて予約をしておきましょう。

久保田いちご狩り園

ペットも同伴できる家族経営のいちご農園

江間の久保田いちご狩り園は、ペット同伴も可能な、いちご農園です。立ったまま摘み取れる高設栽培を採用しており、小さなお子様や妊婦の方、ベビーカーを利用される方も快適にいちご狩りを楽しめるので、家族旅行の立ち寄りスポットとしてもぴったり。

ペットの同伴は平日限定で、事前申し込みが必須です。公式サイトのブログには、生育状況や営業時間の最新情報が記載されているので、訪問前に確認しておくと安心ですよ。

家族経営のアットホームな農園で、温暖な伊豆の気候で育った美味しいいちごを堪能してみてはいかがでしょうか。

いちご狩りができる品種

久保田いちご狩り園で栽培されているのは、甘酸っぱさのバランスが絶妙な紅ほっぺと、甘さが強く果肉が柔らかい美味しい章姫の2種類。生育状況に応じて、どちらかのハウスで30分間の食べ放題を体験できます。

紅ほっぺor章姫の30分間食べ放題

久保田いちご狩り園では、12月初旬から5月末までいちご狩りを楽しめます。生育状況に応じて紅ほっぺ、または章姫のいちごを30分間食べ放題で堪能できますが、品種の食べ比べはできません。事前予約は不要ですが、混雑時やペット同伴の際は確認が必要です。

ストロベリーファーム21江間

こだわりのいちごを堪能できるアットホームな農園

ストロベリーファーム21江間は、伊豆の国市にあるアットホームな農園です。広々とした9棟のハウスで、家族やカップルが楽しめる環境が整っています。高設栽培で独自の栽培管理を行ったいちごは、濃厚な味わいが大評判！

いちご狩りは当日先着順ですが、いちごがなくなった場合は一時的に休園となることがあるので、公式サイトで最新の休園情報を確認しておきましょう。

いちご狩りができる品種

ストロベリーファーム21江間では、章姫と紅ほっぺの2品種が楽しめます。高設栽培されたこの2品種を、30分間食べ比べできるのも魅力です。ぜひ、ご自身の好きな品種を見つけてみてくださいね。

章姫と紅ほっぺを30分間食べ放題で楽しめる

ストロベリーファーム21江間では、12月中旬から5月初旬まで、30分間食べ放題のいちご狩りを実施しています。基本的に予約は不要ですが、事前に連絡して予約することも可能です。

公式サイトではいちご狩りをする際の注意点が載っているので、気になる方は事前に確認しておくといいでしょう。

いちご狩りのコツは？

いちご狩りをさらに楽しむためには、いくつかのポイントがあります。適切な服装やいちごの摘み方、美味しいいちごの選び方など、いちご狩りを楽しむのに役立つコツを解説します！

いちご狩りの持ち物や服装

服装は、動きやすく汚れても良いものが適しています。いちご狩りのハウス内は暑くなるので、軽装な夏の服装にあわせて、脱ぎ着しやすい羽織り物を持参すると便利。スカートの場合は、虫対策としてスパッツやタイツを着用すると安心です。

ヒールが尖った靴では畑を傷つけてしまうことがあるので、高いヒールの靴は避けましょう。底が平らで歩きやすい靴が安全です。

香水や匂いの強い化粧品は、ミツバチなどを引き寄せてしまう可能性があるので控えるのがおすすめ。ミツバチは攻撃しなければ安全なので、近づいてきた場合は手で追い払わず、静かにしておきましょう。

完熟いちごはジューシーで果汁が服に付くことがあるので、ウェットティッシュを持参して、すぐに拭き取れるように用意しておくと良いでしょう。また、いちごを持ち帰る場合、傷みやすいためクーラーボックスを使うのがおすすめです。

いちごの摘み方

いちご狩りでは、手摘みまたはハサミを使っていちごを摘み取りますが、いずれの場合もいちごを傷つけないように注意が必要です。

手摘みの場合は、人差し指と中指でヘタの茎を軽く挟み、親指でいちごを軽く押さえながら手首を使ってスナップをきかせ、慎重に摘み取ります。ハサミを使用する場合は、ヘタの先をギリギリで切り取ります。

どちらの場合も、いちごを潰さないように優しく支え、強く引っ張ったり押したりしないように注意しましょう。また、いちごはデリケートな果実なので、苗に負担をかけないようにそっと摘み取りましょう。

美味しいいちごの見分け方

美味しいいちごを選ぶには、いくつかのポイントがあります。まず、実がヘタ近くまで真っ赤に完熟していて、ヘタが反り返っているものが美味しいいちごです。つぶつぶが赤く色づき、表面にツヤがあり色ムラがないのも、美味しいいちごの証拠のひとつ。

いちごは追熟しないため、完熟した摘みたてを食べるのが最も美味しいタイミングです。形がいびつでも、色、つぶつぶ、ヘタの状態をチェックすれば、完熟した美味しいいちごを見分けやすくなります。

果肉が赤く、つぶつぶが盛り上がり、ヘタが反り返ったものを選ぶといいでしょう。

いちご狩りのマナー

いちご狩りでは、いくつかのマナーを守ることが大切です。いちごを摘む際は、完熟したものから選びましょう。大きくても根元が白いイチゴは未熟で、真っ赤で小さなものが完熟です。

食べる際は、ヘタを取ってから食べ、ヘタだけをゴミ箱に捨てるようにしましょう。必要以上に摘み取らず、1粒食べきってから次を摘むのがマナーです。

また、傷んだイチゴは他の人の迷惑にならないよう、目立つ場所に置いておきましょう。マナーを守り、他の人や農園への心配りを忘れずにいちご狩りを楽しんでくださいね。

熱海でいちご狩りを楽しもう！

いちごの品種や味は時期によって変化するため、完熟したいちごの甘さを一度味わうと、何度でも足を運びたくなること間違いなし！

東京からのアクセスも良い熱海周辺で、こだわって育てられたいちごを楽しめるのは、とても魅力的です。日帰り小旅行としても、他の観光地と組み合わせて訪れるのもおすすめですよ。

旬のいちごの甘さを味わいに、ぜひ熱海のいちご狩りスポットへ足を運んでみてくださいね！

cover photo by pixabay