【2024年最新】浜松の道の駅一覧!人気商品やおすすめグルメを徹底解説
浜松市には3カ所の道の駅があります。浜松市は海に面した街ですが、実は3つの道の駅があるのはいずれも山間部。そのため多くの人がもっている浜松市のイメージとは異なる魅力を味わうことができます。 この記事では浜松市の3つの道の駅を紹介。人気グルメやお土産におすすめの商品を徹底解説するので、浜松観光の参考にしてくださいね!
浜松市には3カ所の道の駅があります。浜松市は海に面した街ですが、実は3つの道の駅があるのはいずれも山間部。そのため多くの人がもっている浜松市のイメージとは異なる魅力を味わうことができます。
この記事では浜松市の3つの道の駅を紹介。人気グルメやお土産におすすめの商品を徹底解説するので、浜松観光の参考にしてくださいね!
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浜松の道の駅は街の意外な魅力をおしえてくれる!
浜松市の広さは約1,558平方キロ。これは静岡県で1位であるだけでなく、全国の市の中でも岐阜県の高山市に次ぐ面積が第2位です。なんと香川県全体の1,876平方キロに近い大きさ!しかも静岡県の西側5分の1を占めている浜松市は縦に長く伸びています。都市部がある海側のイメージが強い浜松市ですが、実は山間部の方がずっと広いのです。
そんな浜松市の魅力を伝えてくれるのが、道の駅。浜松市の3つの道の駅があるのはいずれも山間部です。道の駅はあまり知られていない浜松市山間部エリアの観光の拠点!この記事では、浜松にある3つの道の駅の魅力について徹底解説します。おいしいグルメや工芸品もそろっている道の駅に出かけてみましょう!
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道の駅 くんま水車の里
道の駅 くんま水車の里は、浜松市内の道の駅の中でもっとも北にあるスポット。海沿いの浜松市中心部からは北西へ約40キロ離れています。
のどかな山合いの阿多古(あたご)川沿いにある道の駅の目印は、「ム月ハヒヒハ・かあさんの店」と書かれた看板です。この地域の名前は熊と書いてくんまと読むことから、道の駅がある地名の熊という字を分解した暗号のような表記がされているのです。
道の駅で川遊びができる!
道の駅 くんま水車の里は川遊びができる道の駅。建物の裏側を流れている阿多古(あたご)川は、静岡県西部では唯一の河川です。その透明度はばつぐんで、昭和の名水百選、平成の名水百選にも選ばれています。
階段を下りていけばすぐに岸辺なので、気軽に川遊びが楽しめるのはうれしいポイント。河辺へのお弁当の持ち込みもできるため、ピクニック気分で遊べます。しかもこの阿多古川上流域は川魚やサワガニの宝庫。生き物観察も楽しめますよ。
食事処 かあさんの店ではジビエのカレーが人気
道の駅 くんま水車の里のメイン施設は、かあさんの店。手打ち蕎麦やカレーなどが味わえる食事処です。木の香りが漂う温かい雰囲気の店内でいただける手打ち蕎麦は、水車の里でつくっているこだわりの品。人気の天ざるそばの具材は、熊産のマイタケが中心で、季節の野菜もたっぷりと使われています。
人気のご当地カレーには鹿肉が!天竜地域では山間部で農作物を食い荒らす鹿や猪を一定数だけ駆除した後、ジビエ料理として使用しています。じっくり煮込まれた鹿肉カレーは臭みがまったくなく、ヘルシーでおいしいですよ。
物産館ぶらっと館は山里の加工食品がいっぱい
ぶらっとは、道の駅 くんま水車の里のなかで作られた加工食品のほか、熊地区やその周辺で作られた手作り品も購入できる物産店。熊産の乾燥しいたけや天竜産の茶葉から作った和紅茶、舞茸ご飯の素、そばマドレーヌ、鹿肉カレーやシチューのレトルト品などが人気です。
土日祝日限定販売の五平餅も定番の人気商品。売り切れで買えないこともあるので早めに行くのがおすすめです。3月から12月初旬まで期間限定のソフトクリームは季節によって異なる味を楽しめるのが特色。こちらもリピーターが多い人気商品です。
ふれあいの里で蕎麦打ち体験を
いろいろな体験ができるふれあいの家もぜひ立ち寄りたいスポット。蕎麦打ち体験はちょっと難しそうでも、地元のかあさんたちがていねいに教えてくれるので大丈夫。自分の手で打った蕎麦をその場で食べることができますよ。
五平餅作り体験も大人気です。中部地方の山間部で親しまれている五平餅は、地方によって形やタレの味がさまざま。熊を含む浜松市の山間部では、扁平な楕円形に味噌ダレをつけたものが一般的です。ふれあいの里では基本的な五平餅のほか、3種類の味を自分の好きな形に成形しトッピングするオリジナル五平餅作りも体験できます。
10月から4月頃までの冬の間は、こんにゃく芋を使った手作りこんにゃく作りも体験可能。本物のできたてこんにゃくは味も絶品なので、ぜひ挑戦してみてください。
手作り体験はすべて有料・事前電話予約制です。
四季折々の楽しみを満喫!
くんま水車の里は四季折々の風景や体験を楽しめるのが魅力です。
春はミツマタや江戸彼岸桜、カタクリ、セリ、リュウキンカやびわの花が見頃を迎え、年に2回の原木シイタケの収穫の1回目もこの時期に行われます。初夏には鯉のぼりや遊歩道いっぱいに咲くオルレアの白い花を楽しめ、夏はなんといっても阿多古川での川遊びが人気!
秋になると再び原木しいたけの収穫が行われ、10月からはこんにゃく作り体験がスタートします。11月中旬からは道の駅内や周囲の山々が見事な紅葉に包まれるシーズン。そして冬には浜松の平野部ではほとんど見られない雪景色を楽しめます。
ぜひそれぞれの季節の魅力を味わいにいってみてください。
道の駅 くんま水車の里の基本情報 | |
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住所 | 静岡県浜松市天竜区熊1976-1 |
電話 | 053-929-0636 |
営業時間 | お食事処かあさんの店 11:00〜15:00(ラストオーダー 14:30) 物産館ぶらっと 10:00〜15:00 事務所 10:00〜16:00 |
休業日 | 木曜日(祝日の日は営業)、年末年始(12月28日~1月3日) 冬季(12月〜2月)は毎週水・木曜日 |
アクセス | 新東名高速道路 浜松浜北ICから約35分 |
料金 | 入場無料 |
公式サイト |
道の駅 天竜相津花桃の里
絶景の橋が目印!季節の花も美しい道の駅
道の駅 天竜相津花桃の里は、広大な船明ダム湖畔にある道の駅。天竜川の河口から約33キロ上流の国道152号線沿いにあります。その名の通り、3月に道の駅周辺を染める500本の花桃で知られる人気スポットで、4月にはソメイヨシノやコヒガンザクラ、秋には紅葉も楽しめますよ。
道の駅には歩行者と自転車専用の橋・夢のかけ橋があり、橋を渡りながらエメラルドグリーンに輝く天竜川の絶景を眺められるのも魅力のひとつ。毎年1月3日にはイノシシ肉と野菜の入った猪汁が振る舞われ、2月の第1日曜日には猪汁と餅つき体験などのイベント、3月上旬には花桃まつり、秋には夢のかけ橋を利用したミニSL乗車会など、多くのイベントも開催されます。
名物のまんじゅうは売り切れ必至!
花桃の里の名物は、春限定の花桃まんじゅう。3月初旬から5月連休中まで販売されるまんじゅうです。外皮にはヤマイモを練りこみ、中皮に道明寺を使って餡子をくるむ手づくりの品で、仕込みから完成まで2日もかかるそう。道明寺+白餡のピンク、道明寺+漉し餡の白、そして餡子なしの白の3個1パック。売り切れたらその日はおしまいなので、ぜったいに買いたい人は早めにお出かけしてくださいね。
また、通年販売されている小麦まんじゅうも大人気。餡なし、こし餡、つぶ餡の3種類があって、季節限定のよもぎ入り小麦まんじゅうも販売されます。餡なし小麦まんじゅうは、まんじゅうを食べたいけど餡が苦手という人に好評です。
特製 みそまんじゅうは、こだわりのみそをしっとりとした皮に練りこんだまんじゅう。中身は甘さを抑えた白餡です。こちらは古くから多くのファンがいる名物。何個でも食べられると評判で、遠方から買いにくる人もたくさんいるそうですよ。
お食事処 花桃の里は花桃カレーが一番人気
道の駅 天竜相津花桃の里のお食事処では、地元のお母さんたち手作りのメニューがいただけます。
一番人気のメニューは花桃カレー。お母さんたちが長い期間をかけて研究したカレーは、野菜がとけこむまで7時間以上かけて煮込んだ甘口に仕上がっています。山菜そばと山菜うどんも人気で、フキノトウやタラノメ、コシアブラなどたくさんの山菜が入っています。山菜は時期によって異なるため、何度もリピートする人が多い逸品です。
急須で煎れたお茶は無料で何杯でも飲めますが、実はこれも名産のおいしい天竜茶。風味豊かで後味すっきりの緑茶はなかなかのぜいたく品です。
夢のかけ橋はぜひ渡りたい絶景スポット
夢のかけ橋は天竜川を一望できる歩行者・自転車専用の橋。道の駅の裏から歩いて渡ることができます。
実はこの橋は、佐久間線という幻の鉄道路線の名残なんだそう。天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅からJR飯田線の中部天竜駅までの約35キロを20の橋梁と14のトンネルで結ぶ予定だった鉄道路線で、昭和42年には実際に建設も始まっていました。
ところが昭和55年に、およそ13キロの区間の工事が進められたところで、国鉄再建法によって中止となってしまったのです。天竜二俣駅から天竜区横山地区の間には今でも築堤やトンネル、橋梁などが残っていて、中止路線の跡をたどるマニアの聖地になっています。
なかでも人気のスポットが、まさにこの道の駅 天竜相津花桃の里の周辺。実は夢の架け橋の橋脚は、佐久間線の工事で完成しつつあった橋脚をそのまま利用しています。実際にその橋を見てここを列車が通っている姿を想像すると感慨深いですよ。
幻のトンネルを利用したワインセラー
もうひとつ、道の駅天竜相津花桃の里のすぐ近くにある浜松ワインセラーも、幻の佐久間線を利用した施設です。工事途中で中止となった鉄道トンネルをワインセラーとして利用しています。奥行き1,170メートルのトンネルの両側には、全国各地のワイン愛好家から預かったワインボトルがズラリ!
これは1年を通じて気温が15度から17度、湿度が70%から80%に保たれるというトンネルの特性を生かしたもので、国内最高水準のワイン貯蔵環境だといわれています。自慢のワインを持っている人は、ここに預けるといいかもしれませんね。
道の駅 天竜相津花桃の里の基本情報 | |
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住所 | 静岡県浜松市大川31-10 |
電話 | 053-923-2339 |
営業時間 | 店舗 平日9:30〜15:00 土日祝9:30〜15:30 食堂 平日11:00〜14:00 土日祝11:00~14:30 |
休業日 | 毎週火曜日(4月は無休) |
アクセス | 新東名 浜松・浜北ICから11㎞ |
料金 | 入場無料 |
公式サイト |
道の駅 いっぷく処横川
しいたけづくしの里!栽培体験も楽しい道の駅
道の駅いっぷく処横川は、秋葉街道沿いの緑豊かなエリアにある道の駅。地元の天竜杉を使ったテーブルや椅子、動物の彫り物がたくさん並んでいて、山里の雰囲気をたっぷり味わえます。建物の目印は、道の駅 いっぷく処横川という看板と、大きなソフトクリームの立体看板!
特産品売り場にも自然素材の品が並んでいますが、もっとも有名なのは地元で原木栽培されているしいたけです。この辺りは生から加工品まで、美味しいしいたけづくしの里として古くから知られてきました。また天竜茶もこのエリアの名産のひとつ。道の駅の名前の通り、施設内ではいつでも気軽に天竜茶の一服を楽しむことができます。
しいたけダシのそばとうどんが名物
食堂のめん処横川の名物は、しいたけのダシが効いためんつゆのそばとうどん。地元の山菜や野菜の天ぷらがマッチして絶品です。肉厚のしいたけがのっているそばやうどんも好評。
そしてソースかつ丼もユニークです。ソースかつ丼はいろいろな地方にありますが、ここのソースカツ丼は、ソースにしいたけダシをブレンドした自家製。深みのある味わいが魅力ですよ。
貴重な原木しいたけを1年中買える
直売所でぜひ買いたいのは、原木しいたけ。店内の棚には乾燥させた原木しいたけが1年を通して並んでいます。近年の国内のしいたけは菌床栽培が主流で、ホダ木を使った原木栽培はわずか6パーセントほどになっています。
その貴重な原木椎茸がいつでも買えるのは、いっぷく処横川の大きな魅力。収穫時期には生しいたけも並びますよ。また、採れたて生椎茸を炭火で焼いて販売することも!とくに11月のしいたけ祭りではしいたけを使ったいろいろな料理が楽しめます。
しいたけのソフトクリームはクセになる
軽食では、地元の素材を使った蒸しパン、たべまいかが人気です。あん入りよもぎ、やさい入り、しいたけ入り、桜葉入りの4つの味が楽しめます。
名物のソフトクリームは、なんと原木しいたけの粉末が入ったしいたけソフト!普通のバニラ味と、しいたけとバニラのミックス味もあります。表面に見える黒い粒がしいたけの粉末で、ひとくち食べると椎茸の風味が口の中に広がりますよ。
しいたけコロッケバーガーは、地元の高校生とのコラボレーションで生まれた人気商品。ほかにも緑茶や和紅茶、蜂蜜、イノシシや鹿肉などのジビエを加工したレトルトカレーも人気です。
しいたけ栽培体験も大人気
道の駅 いっぷく処横川は、体験・交流型道の駅。森林散策体験会や、原木の伐採から収穫までを行うしいたけ栽培体験などが楽しめます。
原木を切り、穴を開け、そこにタネ菌を打ち込む作業はなかなかできない貴重な体験。食育の意味でも家族で挑戦してみてはいかがでしょうか?
道の駅 いっぷく処横川の基本情報 | |
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住所 | 静岡県浜松市天竜区横川3085 |
電話 | 053-924-0129 |
営業時間 | 9:00~16:30(7月・8月は17:00まで) めん処横川 11:00~15:00 |
休業日 | 火曜日(祝日の場合は営業)、年末年始(12月30日~1月1日) |
アクセス | 天竜市街より国道362号経由約8分 新東名浜松浜北I.Cより北へ約25分 天竜浜名湖線西鹿島駅からバスに乗り、いっぷく処横川バス停下車 |
料金 | 入場無料 |
公式サイト |
浜松の道の駅には、知られざる浜松の魅力がいっぱい!
浜松市といえば、浜松城や浜名湖など海沿いのエリアが有名ですが、浜松の道の駅めぐりをすれば、少しマイナーな山のエリアについて深く知ることができます。今度の旅では浜松の道の駅にも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
cover photo by PIXTA