奈良のおすすめ滝スポット12選！名爆からパワースポット、秘境まで

奈良には美しい滝スポットがいっぱい！

大阪や京都など関西の主要都市から、電車や車でアクセスばつぐんの奈良。名古屋からも、新幹線と電車に乗って90分ほどで訪れることができます。

古都と呼ばれる奈良は、大仏様をはじめ歴史あるお寺や神社がたくさんあることで有名。一年を通して多くの観光客が訪れる奈良ですが、実は自然あふれる滝スポットもたくさんあるんです！都市部から少し離れ、静かな山の中に流れ落ちる滝はパワースポットとしても大人気。

今回はそんな奈良に来たら、ぜひ訪れてほしい滝スポットを定番の名瀑から秘境の滝までピックアップしてみました。ぜひ旅の参考にしてみてくださいね。

奈良で絶対行きたいおすすめの滝スポット12選

奈良には自然あふれる名所がいっぱい！今回は、その中でもおすすめの滝が見られるスポットを12選で紹介します。同じ奈良県内にあっても滝ごとに違った魅力があるので、ぜひお気に入りの滝スポットを見つけてみてくださいね。

鶯の滝

春日山の中にある小さな滝

鶯の滝は、奈良公園内にある春日山の中を流れる、自然いっぱいの小さな滝です。

奈良市内の中心部からほど近い場所にある春日山ですが、一歩足を踏み入れると静けさが広がり、鶯の滝に近づくと流れ落ちる水の音だけが聞こえます。鶯の滝は佐保川の源流部となる滝で、落差は約10m。

平安時代には西行法師が訪れたといわれる歴史がある滝で、江戸時代には奈良の名所として人気だったとも。春の新緑や秋の紅葉が美しく、夏は涼しい避暑地としても大人気！奈良公園の観光といっしょに訪れてみては？

みたらい渓谷（みたらいの滝）

エメラルドグリーンの淵に流れ落ちる滝

自然豊かな遊歩道として、ハイキングを楽しむ人に人気のみたらい渓谷。

みたらい渓谷いちばんの見どころは、エメラルドグリーンに輝く美しい淵。大小さまざまな滝が流れ落ちています。川沿いに整備された遊歩道を歩いて向かい、つり橋の上からダイナミックな滝をながめる過ごし方がおすすめです。

みたらい渓谷は、自然あふれる奈良県の中でも、夏に咲き乱れるサツキや秋の一面に広がる紅葉、山水画のような美しさにつつまれる冬など、特に四季折々の景観が美しいことで有名。動きやすい服装で、のんびりと山歩きを楽しんでみてくださいね。

不動七重の滝

「日本の滝百選」にも選ばれる名瀑

吉野郡下北山村にある、不動七重の滝。落差160mの七段からなり、迫力満点の美しさで有名な滝です。かつては悟りに達さんとする行者のみが訪れる、修験道の隠された神域だったといわれています。

滝の全体を眺めるなら村道にある展望所から、滝のそばまで近づくなら森林浴歩道を歩いてみましょう。滝まで近づくなら、地名から「前鬼ブルー」とも称されるほど透明度ばつぐんの清流・前鬼川も必見です！

旅のプランにあった方法で、滝の壮大な美しさを堪能してみてくださいね。

蜻蛉の滝

天皇を救ったトンボの伝説が残る滝

蜻蛉の滝は、高さが約50mある水量の豊かさが魅力の大滝です。

この滝には、雄略天皇をアブから救った蜻蛉（とんぼ）の伝説が残っており、そこから蜻蛉の滝と名付けられました。かつて、松尾芭蕉や本居宣長なども訪れたといわれています。

蜻蛉の滝のすぐそばには滝見台が3か所あって、それぞれの高さから違った角度で滝が眺められます。気がいい日には虹がかかることから、虹光（にじっこう）の別名も！水しぶきが太陽の光に映えて虹を浮かびあがらせる姿は、まさに絶景ですよ。

龍鎮渓谷（龍鎮の滝）

天気のいい日に行きたいエメラルドグリーンの滝つぼ

龍鎮渓谷は、室生湖まで流れる深谷川上流にある宇陀市の秘境です。

その龍鎮渓谷を上っていくと、龍鎮の滝があらわれます。いちばんの見どころは、日が差し込むとエメラルドグリーンに輝く滝つぼ！自然いっぱいの山の中まで訪れた人だけが、見ることができる美しさです。

両岸には龍鎮神社の拝殿や祠もあって、より一層神秘的な雰囲気がただよいます。龍鎮神社には、水をつかさどる雨乞いの龍神「高龗神（たかおかみのかみ）」が祀られています。神聖な雰囲気の中でリフレッシュしたい方にぴったりの滝ですよ！

宮の滝

那智の滝とは夫婦であるとされる名瀑

宮の滝は、五條市篠原地区の西方林道沿いにある、落差約40ｍの三段滝です。和歌山県にある日本一の名瀑といわれる那智の滝と夫婦であるという伝承があり、多くの人から信仰を集めています。

3段になって流れ落ちる水は那智の滝を思わせるような美しさで、条件があえば滝つぼ近くで虹が見られることも！

また、宮の滝の2段目には蛇が住むといわれていて、何人たりとも近づくことは許されないとされています。一年を通して美しい姿が見られる宮の滝ですが、冬の特に寒い日には滝が凍りつくことも。タイミングが良ければ、見ごたえたっぷりの神秘的な姿も見られるかも？

笹の滝

白糸の神秘的な美しさが魅力

笹の滝は、奈良県南部の山あい十津川村にある、豊富な水量が魅力の滝です。

笹の滝の落差は約32m。岩肌を流れる白糸のような美しさを一目見ようと、たくさんの人が訪れます。静かな自然の中を進むと、滝の轟音だけが響き渡り、心の邪気を浄化してくれそうなパワーでいっぱいに！

駐車場から木々が生い茂る道を進んでアクセスする必要がありますが、マイナスイオンをたっぷりとあびてリフレッシュしてみてはいかが？また国道168号から駐車場までの道は車幅が狭いので、十分に注意しながら向かってくださいね。

かくれ滝

国道から歩いてすぐ行ける県境の滝

かくれ滝は、上北山村の国道425号から約100mほどの場所にあり、滝つぼまで行ける滝です。三重県との県境にあって、移動中でも立ち寄りやすく、落差は約105m。

山や崖から水が一気に落下する直瀑ですが、通常の水量ならやさしさも感じられるかくれ滝。しかし、水量がふえると雰囲気は一変し、誰も寄せつけないような荒々しさがただよいます。

ドライブのついでに気軽に立ち寄れて、季節や水量によって変わるさまざまな美しさが楽しめる滝です。奈良県内の滝めぐりのひとつとしてもおすすめですよ！

西ヶ滝

トンネル横に出現！滝行もおこなわれた滝

奥宇陀広域農道（やまなみロード）を進み、室生トンネルの北口まで行くと突然真横に現れるのが西ヶ滝です。

すぐ近くの道脇に数台駐車できるスペースがあって、滝つぼ付近までかんたんに行けるので、ドライブのついでに気軽に滝を訪れたい方にぴったり。

西ヶ滝の迫力たっぷりの姿を楽しみたいなら、雨のあとを狙うのがおすすめです。水量が少ない日は静かに流れ落ちる滝が見られますが、水量が多いと雰囲気がガラッと変わります。好みの滝の姿が楽しめる日を狙って訪れてみるのもおすすめですよ！

済浄坊の滝

かつて修験者が行水をし身を清めた滝

済浄坊の滝は、曽爾村を流れる横輪川にできた渓谷です。その昔に「済浄坊」という仏寺があって、修験者が行水をして身を清め、水煙大不動明王の霊を仰いだと伝えられています。

済浄坊の滝いちばんの見どころは、エメラルドグリーンに輝く淵と広い滝壺！特に晴れた日には光が差し込み、より一層光りかがやきます。

清流・横輪川沿いに広がる渓谷は、四季折々の美しさと清流ならではのせせらぎも楽しめることで人気。滝のマイナスイオンをあびて、自然の中で深呼吸をするだけでも最高のリフレッシュができますよ！

御船の滝

神秘的な氷瀑で有名！

御船の滝は、高さ約50mで2段になって水が流れ落ちる滝です。

訪れるのにいちばんのおすすめの時期は、冬！御船の滝は、見事な氷瀑が見れることで有名なんです。その神秘的な姿は文殊菩薩をあらわすともいわれ、知恵を授ける滝として言い伝えられてきました。

ただ、冬期は道路凍結のため「井氷鹿（いひか）の里」から先は車両通行止めに。井氷鹿の里から御船の滝までは約3km弱あり、歩いて約1時間かかります。氷瀑を見るなら、下調べをして滝まで歩ける服装で訪れるようにしましょう。がんばって歩いた後に待っている絶景を、ぜひ楽しんでみてくださいね！

桃尾の滝

松尾芭蕉が訪れた地元の人にも愛される滝

桃尾の滝は、春日断層崖沿いにある滝の中では最大の規模とされる滝です。滝から登った先には古代から続く竜福寺があって、かつて寺がにぎわっていた頃は行場としても使われていました。

天理市に位置するため奈良市内からもほど近く、滝のすぐそばまで車で入れるため地元の人にも人気。後嵯峨天皇や松尾芭蕉も訪れたといわれています。

奈良市内の観光といっしょに気軽に滝を訪れてみたい方や、時間が限られた方にもおすすめの訪れやすい滝です。神聖な雰囲気の中で、たっぷりのマイナスイオンに癒やされてみては？

奈良の滝スポットで自然を満喫しよう！

この記事では、奈良のおすすめの滝スポットを紹介しました。名所や見どころがいっぱいある奈良ですが、たまには都市部を離れて滝や大自然を堪能するのもおすすめです。

ぜひ紹介した観光地を参考に、奈良旅行のスケジュールを立ててみてくださいね！

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