【2024年最新】長崎市内のおすすめの観光スポット14選！定番から穴場まで

長崎市には人気の観光地がいっぱい！

三方を海に囲まれ、かつては国際貿易都市として栄えた長崎県。異国情緒あふれる街並みが魅力の観光地ですが、その中でも特に人気なのが長崎市内です。

世界文化遺産に登録されている軍艦島をはじめ、日本最古の洋風建築があるグラバー園や世界新三大夜景を楽しめる稲佐山など、一度は行きたい有名な観光スポットがたくさんあります。野菜たっぷりのちゃんぽんや皿うどんなど、長崎グルメもはずせませんよね。

交通の要所である長崎駅周辺は商業施設やホテルが多く、観光拠点としてぴったりです。各観光スポットは路面電車やバスで気軽にアクセスできるので、時間が限られていても巡りやすいですよ。

今回はそんな長崎市に来たら、ぜひ訪れてほしいスポットを定番から穴場までピックアップしてみました。ぜひ旅の参考にしてみてくださいね。

絶対行きたい！長崎市の定番観光地10選

長崎市に来たら、ここには絶対に行っておきたいというおすすめの観光スポットをピックアップ！異国情緒ただようグラバー園のほか、国内最古の教会建築である大浦天主堂、SNS映えを狙える眼鏡橋など、見どころがたくさんありますよ。

軍艦島

まるで映画の世界！上陸ツアーで石炭採掘の歴史を辿ろう

長崎港の沖合から約18.5キロメートルの場所に浮かぶ軍艦島。日本の近代化を支えた炭鉱従事者が暮らしていた人工島で、鉄筋コンクリートのアパートが軍艦の土佐に似ていたことから軍艦島と呼ばれるようになりました。

正式名称は端島で、明治日本の産業革命遺産のひとつとして世界遺産にも登録されています。1974年の炭鉱閉山以降は無人島となり、現在軍艦島に上陸するにはツアーに参加しなければいけません。

上陸ツアーに参加すれば、ガイドさんから説明を受けながら見学できるので、軍艦島での暮らしや歴史を感じるにはぴったりでしょう。ただし、船でのツアーは天候によって上陸できない場合もあるので注意が必要です。かなり揺れることもあるため、船酔い止めを持参しておくと安心ですよ。

グラバー園

異国情緒あふれる人気スポットでカフェタイムはいかが？

長崎市内を観光するうえで欠かせないのが、異国情緒あふれるグラバー園です。長崎が国際貿易都市として栄えた際に外国人居住区となった場所で、園内では当時建てられた9棟の洋風建築を見られます。

なかでも有名なのが、幕末に活躍した貿易商人・トーマス・ブレーク・グラバーの邸宅です。グラバー邸は、日本に現存する最古の木造洋風建築として知られており、リンガー住宅や旧オルト住宅などと一緒に国の重要文化財に指定されています。

クラシカルでおしゃれな外観が特徴で、グラバーの愛用品や隠れ部屋の入り口を見学することが可能。庭園の花壇にはチューリップやアジサイなど季節の花々が咲き誇っており、癒やしの時間を過ごせるでしょう。

園内にあるレトロ写真館では、かわいらしいドレスの貸し出しも行っており、お気に入りのドレスに身を包んで散歩できます。海外気分を味わえる自由亭喫茶室で、優雅なカフェタイムを過ごすのもおすすめですよ。

平和公園

小高い丘にある祈念公園で平和に想いを込めて

長崎市・松山町の小高い丘にたたずむ平和公園。爆心地地区（祈りのゾーン）や平和祈念像地区（願いのゾーン）といった5つのエリアで構成される総合公園で、悲惨な戦争を繰り返さないという誓いと世界平和への願いを込めてつくられました。

どっしりと構える高さ9.7メートルの平和祈念像は、平和公園のシンボル。右手で原爆の脅威を、左手で平和を表現しており、顔で戦勝犠牲者の冥福を祈っています。毎年8月9日には平和祈念像の前で祈念式典が行われ、世界に向けて平和宣言がなされます。

また公園内には、被爆した少女の手記が刻まれた石碑をはじめ、世界恒久平和と核兵器廃絶の願いを込めた平和の泉、平和を祈る数々のモニュメントなどが点在しています。平和の尊さや命の大切さを感じられる貴重なスポットです。

長崎新地中華街

日本三大中華街で長崎グルメを食べ尽くそう！

長崎新地中華街は、横浜中華街や神戸南京町と並ぶ日本三大中華街のひとつです。東西・南北あわせて約250メートルの十字路に、多種多様なお店が並んでいます。

中華街という名前が付いていますが、長崎ちゃんぽんや皿うどんなど長崎名物を楽しめるのが魅力です。目移りするほどたくさんお店があるので、ゆっくり食べ歩きをするのも良いですね。

冬の時期には長崎ランタンフェスティバルが開催され、毎年多くの観光客が訪れるんだとか。約15,000個もの中国ランタンが優しく灯り、幻想的な光景を演出します。中国のお菓子やユニークな雑貨を販売するお店もあるので、お土産探しにもぴったりですよ。

大浦天主堂

1864年に創建された、国内最古の教会建築

大浦天主堂は、1864年に創建されたカトリック教会です。重厚感のあるゴシック様式で統一されており、現存するキリスト教建築物としては日本最古と言われています。

うつくしい白亜の外観が印象的ですが、内部に足を踏み入れると煌びやかなステンドグラスが！正面の祭壇には十字架のキリスト像があり、荘厳な雰囲気を感じられます。

大浦天主堂は日本開国時に在留外国人のために建てられた教会で、世界遺産・長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の構成資産のひとつです。長崎のキリシタン文化を感じるにはうってつけのスポットと言えるでしょう。

眼鏡橋

日本最古のアーチ型石橋で写真撮影を楽しもう！

日本最古の石造アーチ橋として知られる眼鏡橋。長崎市の中島川にかかる橋で、アーチの橋と川面に映った姿を合わせるとメガネのように見えることからその名がつけられました。

国の重要文化財にも指定されている定番観光地ですが、恋愛運アップのパワースポットとしても有名なのをご存じですか？実は護岸の石垣にハートストーンが埋め込まれており、ストーンに触れると恋愛が成就すると言われているんです！

グラバー園や長崎県庁など長崎市内には多くのハートストーンがあるので、カップルで探してみるのもおすすめですよ。

出島

歴史好きにはたまらない！鎖国時代の貿易の窓口

鎖国時代に唯一西欧諸国との貿易を許されていた出島。徳川幕府によってつくられた人工島で、オランダやポルトガルとの貿易により、コーヒーや香辛料といった食文化や西洋の蘭学などが持ち込まれました。

出島は明治時代に埋め立てが行われましたが、歴史的重要性から整備工事が開始され、現在はレプリカとして復元されています。16棟の建物が並んでおり、西門をくぐり抜けると江戸時代にタイムスリップ！2017年に完成した表門橋を渡れば、橋を渡って出入りしていた鎖国時代の暮らしを体感できるでしょう。

また出島には、出島ワーフと呼ばれるベイサイドがあり、長崎港や稲佐山のうつくしい夜景を眺められます。おしゃれなカフェや海鮮丼を味わえるレストランなどもあるので、爽やかな潮風を感じながらランチを楽しむのもおすすめですよ。

稲佐山

カップルにおすすめ！世界新三大夜景でロマンティックな夜を

長崎の世界新三大夜景を楽しみたいなら、稲佐山へ足を運んでみましょう。標高約333メートルにある展望台では長崎の市街地や長崎港を一望でき、晴れた日には雲仙岳や五島列島まで見渡せます。

展望台から望む360度のパノラマ景色はまさに圧巻で、そのうつくしさは1000万ドルの夜景と称されるほど。展望台の床はLEDライトで埋め尽くされており、まるでアートのような絶景を楽しめます。長崎市は、長崎港を中心にすり鉢のような形をしているので、他の都市とは違った夜景を満喫できますよ。

展望台付近には夜景を眺めながら食事できるレストランもあり、カップルでのデートにおすすめです。稲佐山山頂までは長崎ロープウェイのガラス張りのゴンドラでアクセスできるので、ぜひ長崎の絶景を見ながら空中散歩を楽しんでくださいね。

オランダ坂

洋風住宅を眺めながら石畳の坂道を登ろう

長崎屈指の観光名所として知られるオランダ坂。東山手十二番館や旧長崎英国領事館などが並ぶ東山手の一角にある石畳の坂道です。

開国時、長崎の人々が異国人をオランダさんと呼んでいたことから、オランダさんが通る坂としてオランダ坂と名付けられました。長崎の観光ポスターやCMに起用されるほど有名なスポットで、現在は日本初の女子校・活水学院前から続く坂道をオランダ坂と呼んでいます。

オランダ坂には異国情緒ただよう洋風住宅が7棟あり、国際貿易として栄えた長崎の歴史を感じられるでしょう。周辺にはグラバー園や大浦天主堂といった人気観光スポットも多いので。同じ日に訪れるのがおすすめですよ。

伊王島

子連れで楽しめる、長崎のリゾートアイランド

伊王島は、長崎市内から車で約30分の距離に位置するリゾートアイランドです。2011年に伊王島大橋が開通したことで、車で気軽にアクセスできるようになりました。

炭鉱業で栄えた伊王島ですが、現在はおしゃれな宿泊施設やカフェがそろうリゾート地として大人気。青く透き通った海が魅力の海水浴場があり、夏にはSUPやシーカヤックなども楽しめます。波が比較的穏やかなので、小さな子ども連れでも安心ですよ。

伊王島には、ほかにも伊王島灯台やカトリック馬込教会などの観光スポットが盛りだくさん！面積約1.3平米と小さい島なので、レンタサイクルで島内を1周するのもおすすめです。

知る人ぞ知る長崎市の穴場観光スポット4選

ここからは、知る人ぞ知る長崎市の穴場観光スポットを紹介します。時間があったら行きたい魅力的な場所ばかりなので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

孔子廟

長崎なのに中国？伝統芸能の変面ショーは見逃せない

孔子廟は、まるで中国に居るような気分を味わえる穴場の観光スポット。赤レンガの塀にぐるりと囲まれており、1歩足を踏み入れるだけでも中華の文化を感じられます。

そもそも孔子廟とは、儒教の創始者である孔子を祀った霊廟のことで、長崎尾孔子廟は清国政府と在日華僑の共同で建立されたもの。本格的な中国様式で造られた孔子廟は全国でも珍しく、月に数回は中国の伝統芸能である変面ショーが実施されています。

中国の伝統衣装である漢服を着ることもできるので、気になる方はぜひホームページから予約してみてくださいね。

長崎ペンギン水族館

雨の日の観光に！かわいいペンギンたちに癒やされる

長崎ペンギン水族館は、全世界に生息する18種類のペンギンの内9種類を飼育する人気水族館です。ペンギンの飼育種類数としては世界一を誇り、悠々自適に過ごすペンギンたちを間近で見学できます。

長崎ペンギン水族館では、各種類のペンギンたちを自然に近い状態で飼育しているのが特徴。亜南極ペンギンプールでは深さ4メートルのプールをのびのび泳ぐペンギンを見られたり、ふれあいペンギンビーチでは自然の海で泳ぐペンギンを見られたりと、愛くるしい姿を自然体で観察できます。

ペンギン以外にも、長崎近海に生息する魚を展示する海水槽や幻想的な雰囲気がただようクラゲ水槽など見どころも盛りだくさん！ペンギンアイテムを取りそろえたショップもあるので、旅の思い出として購入してみてはいかがでしょうか？

長崎街道かもめ市場

グルメも楽しめる！駅直結のショップで長崎土産をゲット！

長崎土産を購入したい方は、JR・長崎駅直結の長崎街道かもめ市場へ足を運んでみては？飲食店を含む約50の店舗が軒を連ねており、長崎かすてらや九十九島せんぺいなど長崎土産をゲットできます。

五島・壱岐・対馬といった島々のお土産を販売するお店もあり、その規模は長崎最大級とも言われているんですよ。長崎ちゃんぽんやトルコライス、五島うどん、皿うどんなどを提供するレストランもあるので、長崎グルメを存分に堪能できるでしょう。

地酒と料理が楽しめる横丁ゾーンでは、市場内で買った食べ物を自由に持ち込み可能！カウンターで立ち飲みを楽しめるお店もあるため、観光や出張帰りにふらっと立ち寄れるのがうれしいですね。

長崎県美術館

自然が広がる開放的な美術館でアートな旅を

2005年に開館した長崎美術館は、長崎水辺の森公園に位置する美術館です。呼吸する美術館をコンセプトに開館し、周囲の自然と調和したような設計が特徴。壁にはガラスを多用しており、開放的な気分を味わえます。

館内では長崎ゆかりの美術とスペイン美術を中心に展示しており、定期的に企画展も開催。企画展やコレクション展などの観覧以外は無料で入館でき、屋上庭園からは長崎港を一望できます。

カフェも併設されており、長崎の風景や運河を眺めながらゆっくり食事を楽しめますよ。アート好きな方は、スペイン国立プラド美術館のグッズや磁器・波佐見焼で作られたオリジナル食器を販売するミュージアムショップも覗いてみましょう。

長崎市観光でおすすめのモデルコースと必要な日数

観光スポットからグルメまで、見どころいっぱいの長崎市。せっかく旅行に行くなら、朝から夜までめいいっぱい楽しみたいですよね。長崎市内だけであれば、2泊3日で十分観光を楽しむことができます。

ここでは長崎市を満喫するおすすめのモデルコースを紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

＜スケジュール例＞
1日目　長崎到着→グラバー園観光＆ランチ→オランダ坂→大浦天主堂→稲佐山で多型を楽しむディナー
2日目　ホテルで朝食→軍艦島ツアーに参加→長崎新地中華街でランチ→伊王島に移動しリゾートホテルに宿泊
3日目　ホテルで朝食→眼鏡橋→出島→長崎街道かもめ市場でお土産探し→帰宅

長崎市内の観光名所は比較的コンパクトに集まっているので、3日あればスケジュールに余裕を持って観光できます。観光ツアーも利用しながら、ぜひ自分好みのスケジュールを立ててみてくださいね。

長崎市の人気観光スポットを満喫しよう

この記事では、長崎市のおすすめの観光スポットを紹介しました。名所や見どころがいっぱいある長崎市内では、効率よく観光にグルメ、ショッピングも楽しむのがおすすめです。

ぜひ紹介した観光地を参考に、長崎旅行のスケジュールを立ててみてくださいね！

cover photo by pixta