
出島観光で外せないおすすめスポット11選!モデルコースも紹介
出島は、江戸時代の鎖国政策下で唯一西洋に開かれた貿易窓口として築造された長崎の扇形の人工島です。本記事では、出島観光で外せないおすすめスポット11選を徹底解説します。モデルコースも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。



出島は、江戸時代の鎖国政策下で唯一西洋に開かれた貿易窓口として築造された長崎の扇形の人工島です。ただし、出島観光でどこにいくべきか悩んでいる方も多いのではないのでしょうか?
そこで本記事では、出島観光で外せないおすすめスポット11選を徹底解説します。モデルコースも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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出島の基本情報とおすすめポイント

出島は、江戸時代の鎖国政策下で唯一西洋に開かれた貿易窓口として築造された長崎の扇形の人工島です。1636年(寛永13年)に幕府の命で完成し、当初はポルトガル人、その後はオランダ人が居住して貿易の拠点となり、1859年にオランダ商館が閉鎖されるまでの約220年にわたり、日本の近代化と国際交流に重要な役割を果たしました。
ポルトガルとの貿易やキリスト教布教問題を背景に建設され、後にオランダ人のみが居住を許されるようになっています。出島には商館長「カピタン」の部屋、倉庫、居宅、調理場などが建ち並び、出島に出入りできる日本人は限られていましたが、通訳や役人も多く関わり、蘭学や西洋文化の伝播にも重要な拠点となりました。
現在の出島は、長崎市によって復元整備が進められ、江戸期の建物や景観がリアルに再現されています。園内にはカピタン部屋や倉庫、料理部屋、資料展示などが配置され、当時の生活や貿易の様子を体感できる歴史ミュージアムとして人気です。
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出島観光で絶対に訪れたいおすすめスポット8選
出島和蘭商館跡(出島)
鎖国時代の国際交流の舞台! リアルな歴史体験

出島和蘭商館跡は、江戸時代の鎖国体制のもとで日本唯一の西洋貿易の窓口として機能した、国指定史跡の人工島・出島内に位置する最大の名所です。1636年の完成後、平戸からオランダ商館が移転し、19世紀半ばの開国まで約220年間にわたって日本と西欧との経済・文化の交流拠点となりました。
現在は長崎市による復元整備が進められ、島内にはカピタン部屋や商館員の居宅、料理部屋、蔵など江戸時代当時の建物が忠実に再建され、内部では当時の生活用品や貿易品、出土品の展示が行われています。訪れると、まるで19世紀初めの出島にタイムスリップしたかのような臨場感を味わえ、異文化交流の歴史を肌で体感することができます。
出島和蘭商館跡(出島)の基本情報 | |
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住所 | 長崎県長崎市出島町6-1 |
電話 | 095-821-7200 |
営業時間 | 8:00〜21:00(最終入場 20:40) |
休業日 | - |
アクセス | 路面電車「出島」電停すぐ/JR長崎駅から徒歩15分 |
料金 | 入場料:大人520円、高校生200円、小中学生100円 |
公式サイト |
出島表門橋
現代と歴史をつなぐ、出島のシンボルゲート

出島表門橋は、江戸時代から明治時代まで出島の唯一の出入り口だった歴史的な橋で、明治期の中島川変流工事により撤去されて以降、長く失われていましたが、2017年に約130年ぶりに現代の長崎市街と出島を結ぶ歩道橋として復元されました。
橋の位置や意匠は史実に基づいて決定され、長さ38.5m、幅4.4mのシンプルかつ景観調和型の現代的なデザインで、出島復元整備の記念的な構成要素となっています。現在の表門橋は、歴史的な敷地と長崎の町をつなぐシンボルとして多くの来訪者に親しまれているのが特徴です。
夜間にはライトアップも行われ、出島観光の写真スポットとしても人気を集めています。
出島表門橋の基本情報 | |
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住所 | 長崎県長崎市出島町6-1(出島に接続) |
電話 | - |
営業時間 | 常時通行可能 |
休業日 | - |
アクセス | 長崎電気軌道「出島」電停下車すぐ |
料金 | 橋の通行は無料(出島観光には入場料が必要) |
公式サイト |
旧出島神学校
和洋折衷の美しい建築! 日本最古のプロテスタント神学校

旧出島神学校は、1878年(明治11年)に建てられた現存する日本最古のキリスト教(プロテスタント)神学校の建物です。長崎・出島の南東部に位置し、瓦屋根を備えた和洋折衷の意匠が特徴となっています。
建物は日本における初めてのプロテスタント神学校・聖アンデレ神学校として使用され、その後は宣教師の宿舎や歴史資料館などとして活用されてきました。1階は売店や休憩室、2階は展示室や会議室となっており、明治時代の雰囲気や当時の様子をしのぶ展示・空間が体験できます。
鮮やかな青緑色の外壁や細部の意匠、周囲のレトロな町並みと調和した建築美も注目を集め、人気の写真スポットにもなっています。
旧出島神学校の基本情報 | |
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住所 | 長崎県長崎市出島町6-1(出島内) |
電話 | 095-821-7200(出島総合案内) |
営業時間 | 8:00~21:00(最終入場20:40)※出島に準じる |
休業日 | - |
アクセス | 長崎電気軌道「出島電停」から徒歩すぐ |
料金 | 出島入場料に含まれる(大人520円、高校生200円、小中学生100円) |
公式サイト | - |
出島シアター
VRでタイムスリップ! 鎖国時代の出島を体感

出島シアターは長崎市出島町6-1に位置し、もともと1865年(慶応元年)に建てられた石倉を再建した歴史的建造物です。このシアターでは、大型モニターによる映像や模型展示を通じて、鎖国時代の賑わいや貿易、出島で暮らした人々の歴史的背景を分かりやすく紹介しています。
一部の館内コンテンツでは、CGやVR技術を活用した臨場感あふれる江戸時代の出島の再現や、さまざまな時代を行き来できるバーチャル体験も提供されています。雨天でも楽しめる屋内型施設で、大人から子どもまで没入的かつ学びの多い観光スポットです。出島の歴史や文化をより深く体験したい方におすすめです。
出島シアターの基本情報 | |
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住所 | 長崎県長崎市出島町6-1(出島内) |
電話 | 095-821-7200(出島総合案内) |
営業時間 | 8:00~21:00(最終入場20:40)※出島に準じる |
休業日 | - |
アクセス | 出島内 |
料金 | 出島入場料に含まれる(大人520円、高校生200円、小中学生100円) |
公式サイト |
長崎新地中華街
日本三大中華街の一つ! 本格中華グルメを堪能

長崎新地中華街は、横浜中華街・神戸南京町と並ぶ日本三大中華街の一つに数えられる、長崎市の中心に位置する人気観光地です。江戸時代中期に中国からの貿易品倉庫(新地蔵)を建てるため海を埋め立てて生まれ、現在は東西・南北に約250mの十字路沿いに老舗の中華料理店や中国菓子店、中国雑貨店などおよそ40店舗が軒を連ねています。
中華門(牌楼)が東西南北の入り口に設けられ、異国情緒ただよう街並みを散策しながら、ちゃんぽんや皿うどん、角煮まんじゅう、中国菓子などの食べ歩きや、個性豊かな味の食べ比べ、本格中華料理など多彩なグルメが満喫できます。
長崎新地中華街の基本情報 | |
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住所 | 長崎県長崎市新地町10-13 |
電話 | 095-822-6540(長崎新地中華街発展会協同組合) |
営業時間 | 通りは24時間自由通行/店舗はおおむね11:00~21:00(店舗により異なる) |
休業日 | 店舗により異なる |
アクセス | 長崎電気軌道「新地中華街」電停下車すぐ、出島より徒歩約5分 |
料金 | 入場無料(飲食・購入は有料) |
公式サイト |
大浦天主堂
日本最古の現存する教会! ステンドグラスが美しい名所

大浦天主堂は、長崎市南山手に建つ日本最古のキリスト教会建築で、現存するゴシック様式の教会として国宝に指定されています。1864年にフランス人宣教師によって建てられ、開国後の長崎外国人居留地のシンボル的存在となりました。
教会は、キリスト教禁教期を耐え抜いた潜伏キリシタンたちが初めて信仰を明かした「信徒発見」の舞台としても歴史的に有名です。美しい白亜の外壁と、内部に配された高さ3mのキリスト像や色とりどりのステンドグラスが荘厳な雰囲気を創り出し、神聖な空間を体感することができます。
大浦天主堂の正面は、日本二十六聖人の殉教地・西坂の方角に向けて建てられており、カトリックの殉教と復活の歴史が感じられるスポットです。2018年には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」としてユネスコの世界文化遺産にも登録されています。
大浦天主堂の基本情報 | |
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住所 | 長崎県長崎市南山手町5-3 |
電話 | 095-823-2628 |
営業時間 | 8:30~17:30(最終入館17:00)※季節により変動あり |
休業日 | - |
アクセス | 長崎電気軌道「大浦天主堂」電停下車徒歩約5分、出島より徒歩約15分 |
料金 | 「大浦天主堂キリシタン博物館」入館料込み |
公式サイト |
グラバー園
異国情緒あふれる歴史的建造物群! 長崎港を見下ろす絶景

グラバー園は長崎市南山手の高台にあり、長崎港や市街地を一望できる絶好のロケーションに位置しているのが特徴です。園内には、世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産としても知られる旧グラバー住宅(国指定重要文化財)をはじめ、旧リンガー住宅、旧オルト住宅といった居留地時代に建てられた歴史的建造物や、長崎市内の洋館を移築・復元した洋風建築が点在しています。
これらは幕末から明治期の長崎居留地の生活や文化、国際的な交流の面影を今に伝えています。石畳や庭園、ベランダからは港に停泊する客船や市街の夜景が見渡せ、特にライトアップされた夜の幻想的な雰囲気も人気です。
園内にはレトロ写真館もあり、洋館に似合うレトロドレスをレンタルして当時の衣装で記念撮影や園内散策を楽しむことができます。
グラバー園の基本情報 | |
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住所 | 長崎県長崎市南山手町8-1 |
電話 | 095-822-8223 |
営業時間 | 夜間特別開園時は21:00まで(時期により異なる) |
休業日 | - |
アクセス | 長崎電気軌道「大浦天主堂」電停下車徒歩約7分、出島より徒歩約20分 |
料金 | 大人 620円、高校生 310円、小中学生 180円 |
公式サイト |
軍艦島デジタルミュージアム
世界遺産・軍艦島の歴史を体感! 貴重な資料やVR体験

出島観光で長崎の産業遺産に触れたいなら「軍艦島デジタルミュージアム」がおすすめです。世界遺産にも登録された「軍艦島」(端島炭坑)の歴史や文化を、最新のデジタル技術で体感できる施設です。
当時の様子を再現した映像や、VR体験などがあり、実際に島へ渡ることが難しい方でも、軍艦島の魅力を存分に感じられます。雨の日のお出かけにも最適な観光スポットです。
軍艦島デジタルミュージアムの基本情報 | |
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住所 | 長崎県長崎市松が枝町5-6 |
電話 | 095-893-0300 |
営業時間 | 9:00~17:00(最終入館16:30) |
休業日 | 年中無休(メンテナンスによる臨時休館あり) |
アクセス | 長崎電気軌道「大浦海岸通り」電停下車徒歩約1分、出島より徒歩約10分 |
料金 | 大人(高校生以上)1,800円、小中学生 1,300円、未就学児 無料 |
公式サイト |
出島観光の穴場スポット3選
長崎県美術館
水辺に佇む美しい美術館! 現代アートと長崎の景観を楽しむ

長崎県美術館は、長崎市出島町の水辺の森公園に隣接して建つ現代的な美術館で、建築家・隈研吾氏のデザインによるガラスと緑が印象的な建物です。
出島電停から徒歩3〜4分とアクセスも良好で、館内にはピカソやダリ、ミロなどを含むスペイン美術の「須磨コレクション」や、長崎ゆかりの近現代美術作品など約8,900点を所蔵し、常設展・企画展ともに内容が充実しています。
屋上庭園は無料開放されており、長崎港、市街地、女神大橋まで望む絶景が広がり、夕焼けや夜景も美しいと評判です。
長崎県美術館の基本情報 | |
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住所 | 長崎県長崎市出島町2-1 |
電話 | 095-833-2110 |
営業時間 | 10:00~20:00(最終入館19:30)※企画展により異なる |
休業日 | 第2・4月曜日(祝日の場合は翌日休館)、年末年始 |
アクセス | 長崎電気軌道「出島」電停より徒歩約2分、出島より徒歩約3分 |
料金 | コレクション展:一般400円、大学生300円、高校生以下無料(特別展は別途料金) |
公式サイト |
出島ワーフ
港の景色を眺めながら、新鮮なシーフードグルメを堪能!

長崎出島ワーフは、長崎港沿いに広がるベイサイドの複合商業施設で、出島や長崎県美術館、水辺の森公園などからもアクセスしやすいロケーションにあります。
開放感のある木造2階建ての施設内には、海鮮料理やイタリアン、カフェ、バーなど多彩なレストランやカフェが集まり、新鮮な魚介を使用した長崎の海鮮グルメやスイーツ、オリジナルメニューを味わうことができます。
デートや家族連れ、観光の締めくくりとしても最適な人気のグルメスポットです。
出島ワーフの基本情報 | |
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住所 | 長崎県長崎市出島町1-1 |
電話 | - |
営業時間 | 店舗により異なる(一般的に11:00~22:00頃) |
休業日 | 店舗により異なる |
アクセス | 長崎電気軌道「出島」電停下車徒歩約1分、出島より徒歩約1分 |
料金 | 入場無料(各店舗での飲食・購入は有料) |
公式サイト |
長崎歴史文化博物館(ミニチュアモデル展示)
長崎の街並みを精巧なミニチュアで体験!

長崎歴史文化博物館では、江戸時代の長崎の街並みや人々の暮らしを精巧に再現したミニチュアモデルが常設展示されています。復元された模型を上から俯瞰して見ることで、当時の町割りや建物の配置、出島の様子が立体的に理解でき、港町長崎と出島の国際交流の姿をより深く体感することができます。
館内には時代ごとにテーマを設けた展示ゾーンがあり、国内外との貿易や交流の歴史を模型や資料を通してわかりやすく紹介。現代のニュース番組風やアニメーション、クイズに仕立てた解説パネルも設置され、子どもから大人まで楽しく学べる工夫がされています。
長崎歴史文化博物館(ミニチュアモデル展示)の基本情報 | |
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住所 | 長崎県長崎市立山1-1-1(長崎歴史文化博物館内) |
電話 | 095-818-8366 |
営業時間 | 8:30~19:00(最終入館18:30)※博物館に準じる |
休業日 | 第3火曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日※博物館に準じる |
アクセス | 長崎歴史文化博物館内 |
料金 | 常設展入場料に含まれる |
公式サイト |
出島観光のおすすめモデルコース

出島と周辺は、コンパクトなエリアに見どころが凝縮されています。ここからは、出島観光の定番から穴場まで、歴史と異国文化、グルメを満喫できる1日のモデルコースを見ていきましょう。
時間 | スポット | 移動方法 |
09:30~12:00 | 出島和蘭商館跡 | 長崎駅から路面電車で約5分「出島」電停下車すぐ |
12:00~13:00 | 出島ワーフ(昼食) | 徒歩(すぐ) |
13:00~13:30 | 出島表門橋 | 徒歩(すぐ) |
13:30~14:30 | 大浦天主堂 | 路面電車で約5分「大浦天主堂」電停下車徒歩5分 |
14:30~16:00 | グラバー園 | 徒歩(約7分) |
16:00~17:00 | 軍艦島デジタルミュージアム | 路面電車で約3分「大浦海岸通り」電停下車徒歩1分 |
17:00~18:00 | 長崎新地中華街(散策・夕食) | 路面電車で約5分「新地中華街」電停下車すぐ |
18:00~19:00 | 長崎県美術館 | 徒歩(約5分) |
出島観光で、歴史と異文化が交差する長崎の魅力を満喫しよう!

今回は、出島観光で外せないおすすめスポットを11選、効率よく巡れるモデルコースも紹介しました。
出島は、鎖国時代に日本で唯一開かれていた西洋との窓口であり、歴史的な価値と異国情緒あふれる雰囲気が最大の見どころです。出島和蘭商館跡で当時の暮らしを体験したり、大浦天主堂やグラバー園で異文化の足跡をたどったりと、有名名所でのアクティビティが充実しています。
路面電車や徒歩で気軽に巡れる観光スポットが多いので、初めての旅行でも安心です。ぜひ本記事を参考に、あなただけの特別な出島観光を楽しんでください!
※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋
cover photo by PIXTA