長崎観光を電車で楽しむ!路線や運賃、電車で行ける観光スポットを紹介
国内有数の観光地、ハウステンボスや、新鮮な海鮮、ユニークなご当地グルメを楽しめる長崎。実は車がなくても電車を使って観光を楽しめるんです! この記事では、長崎の電車の路線や特急列車について解説!長崎市内、佐世保市内、大村市内などの電車・路面電車の情報や、電車で行ける観光スポットについて紹介するので、長崎旅行を計画する際の参考にしてくださいね。
国内有数の観光地、ハウステンボスや、新鮮な海鮮、ユニークなご当地グルメを楽しめる長崎。実は車がなくても電車を使って観光を楽しめるんです!
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長崎観光は電車を利用しても楽しめる!
不慣れな場所で車を運転するのは勇気がいるという方におすすめなのが、電車を利用して観光を楽しむこと。長崎観光では、電車を利用して十分に観光を楽しむことができるんです。とくに長崎市内には路面電車が通っており、車がなくても便利かつスムーズな観光をすることができます。
各路線の特徴を知って、マイカー、レンタカーがなくても長崎観光を満喫してくださいね!
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長崎の電車路線一覧
まずは長崎にはどんな路線が走っているのか、便利なJR線から旅情あふれるローカル鉄道まで、路線の種類や各路線の特徴を一覧でご紹介します。
JR線
長崎県内には「長崎本線」「佐世保線」「大村線」の3本のJR線が運行しており、長崎駅や佐世保駅、長崎空港に最寄りの大村駅、ハウステンボス駅など主要な駅にはすべてJR線でアクセスできます。佐世保駅や諫早駅からは、この後ご紹介するローカル鉄道や路面電車など他路線へ乗り継ぎもできますよ。
長崎本線 | 佐世保線 | 大村線 | |
---|---|---|---|
本数・運行間隔 | 約20分~30分間隔 | 約30分~1時間間隔 | 30分~1時間間隔 |
運賃 | ・長崎駅⇔佐世保駅間/片道1,680円 ・長崎駅⇔ハウステンボス駅/片道1,500円 | ・佐世保駅⇔ハウステンボス駅/片道280円 ・佐世保駅⇔武雄温泉駅/片道760円 | ・ハウステンボス駅⇔諫早駅/片道950円 ・早岐駅⇔新大村駅/片道760円 |
おもな停車駅 | 長崎駅、諫早駅 | 佐世保駅、早岐駅 | 大村駅、新大村駅、諫早駅、ハウステンボス駅 |
JR線同士を乗り継ぐことで遠方までスムーズにアクセスすることができ、本数も多いので利用しやすいですね!
長崎電気軌道(路面電車)
地元ならではの交通手段で移動するのも旅行の醍醐味ですよね。「ちんちん電車」の愛称で親しまれ、1915(大正4)年に開通してから100年以上にわたり長崎市民の足として今も活躍している路面電車、長崎電気軌道。1号系統、3号系統、5号系統、4号系統の4路線が朝9時から夜20時ごろまで運行しています。
1号系統 | 3号系統 | 4号系統 | 5号系統 | |
---|---|---|---|---|
運行区間 | 赤迫~崇福寺 | 赤迫~蛍茶屋 | 蛍茶屋~崇福寺 | 蛍茶屋~石橋 |
本数・運行間隔 | 約5分間隔 | 約7〜9分間隔 | 朝・夕のみ運行 | 約9分間隔 |
運賃 | 大人(中学生以上)140円、子ども(小学生)70円 ※乗車区間に関わらず一律 | |||
おもな停車駅 | 長崎駅前、新地中華街、西浜町 | 長崎駅前、市役所 | 市役所、めがね橋 | 新地中華街、西浜町、市役所、大浦天主堂 |
路面電車は後ろ乗り、前降りの運賃後払い形式。運賃は現金のほか全国相互利用交通系ICカードでの支払いも可能です。おつりが出ないので、ぴったりの小銭を準備しておくか、乗車中に両替を済ませましょう。
1日乗車券なら全線乗り放題!
路面電車の運賃は乗車区間に関わらず、1回乗ったら大人140円、子どもは70円と手頃な価格なのも嬉しいポイント。1日に何回も乗車する場合には、便利でおトクな1日乗車券の利用がおすすめです!
1日乗車券の料金は、大人(中学生以上)600円、子ども(小学生)300円なので、1日に5回以上乗る場合には、乗れば乗るほどおトクに利用できます。購入場所は観光案内所や沿線ホテルフロント、路面電車の営業所などで、電車の車内では販売していないのでご注意ください!
さらに便利なのがモバイルチケット。事前に対象のアプリをインストールしてチケットを購入することで、紙の乗車券を購入する手間がなくスムーズに利用できます。利用日当日のみ有効の「一日乗車券」と、購入後24時間有効な「24時間乗車券」の2種類があるので、旅行のプランに合ったチケットを選んで購入しましょう。アプリのインストールや詳しい情報はこちらからチェックしてくださいね!
松浦鉄道
佐世保駅から佐賀県の有田駅まで53駅、全長93.8kmを結ぶ松浦鉄道は、地元ではMRやMR鉄道の略称で親しまれています。
日本最西端の駅「たびら平戸口駅」を通る路線としても知られており、たびら平戸口駅には駅員の制服や車両の部品など、貴重で珍しい資料を展示する、鉄道博物館が併設されていますよ。途中下車をして、ぜひふらりと立ち寄ってみてくださいね!
松浦鉄道 | |
---|---|
本数・運行間隔 | 約20分~約1時間間隔 |
運賃 | ・松浦駅⇔たびら平戸口駅間/片道530円 ・佐世保駅⇔佐々駅/片道550円 |
おもな停車駅 | 佐世保駅、たびら平戸口駅、松浦駅 |
松浦鉄道の1日乗車券は、大人2,500円、子ども(小学生)500円で、松浦鉄道全線が乗り放題!有人駅(佐世保、佐世保中央、佐々、たびら平戸口、松浦、伊万里、有田駅)または車内で購入するか、モバイルチケットもあります。チケットを上手に有効活用して沿線を満喫しましょう!
島原鉄道
レトロな雰囲気の黄色い車両がとってもかわいらしい島原鉄道、通称「しまてつ」は、JR線や新幹線が乗り入れる諫早駅から島原港駅までを結ぶローカル鉄道です。島原城や雲仙温泉街など、人気の観光地にも島原鉄道の最寄り駅からアクセスできます。日本一海に近い駅「大三東(おおみさき)駅」も島原鉄道の駅の一つです。
島原鉄道 | |
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本数・運行間隔 | 約20分~約1時間間隔 |
運賃 | 諫早駅⇔島原駅間/片道1,460円 |
おもな停車駅 | 諫早駅、島原駅、島原港駅 |
何度も乗り降りする場合にはおトクな「Shimatetsu Free Pass」がおすすめ。島原鉄道が運行する、鉄道・バス・フェリーが何度でも乗り放題で、1日券(3,000円)と2日券(4,000円)の2種類があります。旅行の日程に合わせてぜひ利用してみてください。
土日には車内でおいしいグルメを楽しめる、しまてつの観光列車「カフェトレイン」の運行も!(※要予約)島原半島を臨むのどかな景色を眺めながら、地元食材を使ったお弁当やスイーツを味わい、のんびりと電車に揺られる時間は至福のひととき。列車そのものが観光の目的にもなりますね!(運行していない土日もありますのでご予約の際にはサイトにて運行日をお確かめください)
長崎の電車で巡るおすすめ観光モデルコース
長崎にはさまざまな電車の路線があり、車がなくてもスムーズに移動できることがわかりましたが、実際にどんな観光をすることができるのでしょうか。ここでは、JR線、長崎電気軌道(路面電車)、松浦鉄道、島原鉄道を利用した、電車で長崎観光を楽しむモデルコースをご紹介します!
路面電車で長崎市内の王道観光地を巡る1泊2日モデルコース
まずご紹介するのは路面電車をフル活用した、王道観光地を巡るコース。長崎市内や駅周辺には駐車場がない場所もあるので、車よりも身軽で便利に移動できる路面電車が移動手段にぴったりです。
長崎市内には出島や平和公園といった、誰もが一度は耳にしたことがある歴史的スポットから、おいしいグルメが満喫できる新地中華街、長崎を訪れたら見ておきたいめがね橋など、有名な観光地がたくさん集まっています。
このモデルコースには1泊2日の日程に、王道観光地をぎゅっと詰め込みました。路面電車の乗り降りが多いコースなので、ホテルへのアクセスなども含めて、1日(もしくは24時間以内)に5回以上乗る場合には、まず1日乗車券をゲットするのをお忘れなく!
<スケジュール例>※()内は停留所名です
1日目 長崎駅前→長崎出島ワーフ(出島)→新地中華街(新地中華街)→グラバー園(大浦天主堂)
2日目 孔子廟とオランダ坂(石橋)→めがね橋(めがね橋)→平和公園(平和公園)→長崎駅前
ハウステンボスと佐世保を巡る1泊2日モデルコース
ハウステンボスを目指して長崎旅行を計画している方も多いのではないでしょうか。ハウステンボスはオランダの街並みを再現した、単独のテーマパークとしては日本最大規模を誇るレジャー施設です。
ハウステンボスは1日遊び尽くせるほど見どころ満点の施設なので、1日目にたっぷり時間を確保して、2日目は松浦鉄道を使って北部に移動。日本最西端の駅「たびら平戸口駅」に立ち寄り鉄道博物館を見学してから、松浦までを行くコースです。
佐世保駅からハウステンボスまではJR線で、2日目の佐世保駅からは松浦鉄道での移動。たびら平戸口駅から徒歩で行ける平戸瀬戸市場で海の幸を堪能するのも忘れずに!
<スケジュール例>
1日目 佐世保駅→ハウステンボス(宿泊)
2日目 ハウステンボス→佐世保駅→たびら平戸口駅・鉄道博物館→平戸瀬戸市場→折り返して佐世保駅まで
島原鉄道で海沿いを巡る1泊2日モデルコース
島原半島を走る島原鉄道の旅は、JR線が乗り入れている主要駅、諫早駅からスタート。海に一番近い駅として有名な大三東(おおみさき)駅を通り、島原グルメや温泉を堪能する、のんびり旅です。
大三東駅で下車すると青空にたなびく黄色いハンカチが出迎えてくれます。これは島原鉄道の車体の黄色にちなんだ町おこしプロジェクト「幸せの黄色い列車王国」で、ハンカチには地元の人々の願いごとが書かれています。
終点の島原港駅で下車したら、港の景色を楽しみ、島原での宿泊はぜひ温泉宿で。中には日帰り入浴ができる施設もあるので、旅の疲れを癒やしましょう。2日目には島原城や武家屋敷を見学して、お雑煮のような島原名物「具雑煮」を堪能して、島原鉄道で諫早駅へと戻ります。
電車に揺られている間も海辺の絶景を楽しめるので、途中下車のスポットを詰め込みすぎず、ゆったりと楽しむ1泊2日のモデルコースです。
<スケジュール例>
1日目 諫早駅→大三東駅→島原港駅→島原温泉
2日目 島原城→武家屋敷→島原郷土料理「具雑煮」→島原鉄道で諫早駅へ
\長崎の観光スポットをくわしくチェック/
電車で長崎観光を楽しもう
長崎は広いエリアで車がなくても十分に観光を満喫できるんです!駐車場や交通渋滞のことを気にしなくてよいので、車よりもかえってストレスなく旅行が楽しめる場合も。電車に乗っている間も、車窓を眺めたり、観光地について調べたり、時間を自由に使えるのも、電車移動の便利なポイントです。
この記事を参考に、おトクなチケットの情報や運行情報を事前にしっかりとチェックして、長崎旅行の計画を立ててみてくださいね!
※列車の時刻表や運行情報については変更となることも多いため、利用時は最新情報をご確認ください。
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