【長崎観光】1泊2日のおすすめモデルコースを紹介！

長崎観光！1泊2日のおすすめモデルコースを紹介

九州地方の西に位置する長崎は、古くから海外から日本への玄関口として機能していたため、東洋と西洋が入り混じった街並みが魅力の人気観光地です。

長崎だけで中国やヨーロッパの雰囲気が感じられるので、1泊だけでも何カ国にも行ったかのような満足感を味わえます。

さらに長崎市内はすり鉢状の地形になっており、独特のうつくしい夜景を創り出しているだけでなく、島の数も多いので圧巻の景色が見られたりと見どころがたくさんありますよ。

観光地が多いので、事前にどの観光地へ行くか厳選して旅程を組むのがおすすめです！本記事では、1泊でも十分満喫できるおすすめの観光地やグルメを組み込んだモデルプランをご提案。時間の許すかぎり、長崎観光でたくさんの思い出をつくってくださいね！

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長崎観光1日目のモデルコース

まずは1日目に行っておきたい観光地を組み込んだモデルコースをご紹介！初日からグルメや夜景、異国情緒あふれる観光地で長崎気分を味わいましょう。

【11:00】長崎駅到着

長崎観光スタート！

各地から長崎駅へ着いたら、待ちに待った長崎観光のはじまり！2022年の西九州新幹線の開通を皮切りに、JR長崎駅をはじめとする市内中心部で開発が進められています。長崎駅には長崎街道かもめ市場やアミュプラザ長崎が開業し、見どころも増えていますよ。

とくにお土産は、長崎街道かもめ市場でたくさん販売されているので、事前にチェックしておくのもおすすめです！

また荷物が多い人は長崎駅のコインロッカーに預けておくと身軽になって移動がラクになります。ただし、ホテルの帰りに荷物のピックアップを忘れずに。もしくは、宿泊先のホテルが事前の荷物預かりサービスをしていれば、利用するのもおすすめです。

【11:30】長崎新地中華街でランチ！

長崎グルメの宝庫で舌鼓

長崎に着いたらまずは腹ごしらえ！日本三大中華街のひとつである長崎新地中華街へ行きましょう。長崎駅から長崎新地中華街までの所要時間は電車で約15分程度です。

長崎新地中華街は南北に約250メートル続く路地のなかに、具だくさんの長崎ちゃんぽんや皿うどんといった長崎グルメが堪能できるレストランや、食べ歩きにぴったりな露店、さらにお土産が購入できる雑貨屋まで見どころが満載！

食べ歩きしながらウィンドウショッピングをしたり、レストランでランチをじっくり楽しむかによっても滞在時間は変わりますがおおよそ1時間半～2時間程度を目安にしておくと良いでしょう。

長崎新地中華街はいつ訪れても中国の風情たっぷりな場所ですが、毎年中国の旧正月（春節）の期間中になると長崎ランタンフェスティバルが開催され、より一層風情あふれる空間になります。

市内中心部が約15,000個のランタンで彩られ、写真撮影にもぴったりですよ！2025年は1月29日～2月12日に開催予定です。ぜひ時期をあわせて行ってみてくださいね。

【13:00】眼鏡橋で写真撮影

現存する国内最古のアーチ型石橋

長崎新地中華街でグルメを堪能したら眼鏡橋へ移動しましょう。所要時間は歩いて15分ほどなので、途中の街歩きを楽しみながら行けますよ。

眼鏡橋は1634年に興福寺の黙子如定（もくすにょじょう）禅師によって架設されたといわれる国内最古の石橋です。名前のとおり、水面に橋が反射して眼鏡のように見えることから眼鏡橋と呼ばれています。

眼鏡橋の写真を撮るなら手前か奥の橋からがおすすめ！日中もきれいですが、夕方～夜間は眼鏡橋がサングラスのように見えますよ。橋を降りた場所の近くには恋愛成就のパワースポットとして人気のハートストーンもあるので探してみてくださいね！ハートストーンの場所へ行って写真を撮るなら、滞在時間は15分～30分ほどを目安にしておくと良いでしょう。

【13:45】出島を散策

日本の近代化を大きく支えた人口島

眼鏡橋の観光を楽しんだ後は出島へ行きましょう。眼鏡橋からの所要時間は路面電車でも徒歩約15分～約17分です。

出島は1636年につくられた人口島で、約200年にわたってヨーロッパに開かれた地として日本の近代化を推し進めました。扇形の形が印象的だった出島は鎖国が終わった後、埋め立てられましたが1951年から復元作業が行われており、当時の雰囲気を感じられます。

1820年～明治期の建物が復元されており、レトロな雰囲気のなか散策を楽しめますよ。出島には当時、ヨーロッパから輸入された砂糖を格納しておく蔵や、当時の様子が学べる展示室などがあります。さらに出島ミュージアムショップで出島オリジナル商品が購入できるので、お土産にいかがでしょうか。

【16:00】長崎名物ミルクセーキでほっと一息

昔懐かしいやさしい甘さが人気の味

出島観光を楽しんだ後は、ミルクセーキで休憩するのはいかがでしょうか。ミルクセーキというと飲み物を想像するかもしれませんが、長崎名物のひとつであるミルクセーキは、飲み物ではなく、どちらかというとかき氷のようなスイーツです。通常、牛乳や卵、砂糖が原料ですが、長崎のミルクセーキにはかき氷が入っているので、とくに暑い時期のスイーツにぴったり！

長崎は坂が多いので、とくに夏場の観光は暑くなります。そんなときにミルクセーキを食べれば一気にクールダウンできると人気です。ほのかな甘さがくせになるミルクセーキはほかではなかなか味わえないので、ぜひ食べてみてくださいね。

【18:00】夕食は長崎ちゃんぽん

異国情緒あふれる長崎で生まれた栄養たっぷりの麺料理

時間は少し早いですが、稲佐山での夜景観賞を控えているので早めに夕食をとりましょう。おすすめは長崎グルメの定番の長崎ちゃんぽん。

長崎ちゃんぽんは中国の影響を受け、長崎で生まれた麵料理で、今や日本の各地で食べられるほど定着していますが、長崎に来たからには本場のちゃんぽんは外せません！

店舗によって味や具材が異なりますが、とんこつがベースのスープに野菜や海鮮、肉がたっぷり乗った長崎ちゃんぽんは食べごたえばつぐんですよ。長崎市内にはちゃんぽんが食べられる店がたくさんあるのでぜひお気に入りを見つけてくださいね！

【19:30】稲佐山で1000万ドルの夜景を満喫

世界三大夜景に認定された長崎市内の夜景を楽しむならココ！

長崎へ来たからには、有名な夜景も楽しみたいところ。長崎市内周辺の夜景スポットで人気なのは稲佐山です。標高約333メートルの展望台から、市内の絶景を見わたせます。高低差があることとすり鉢状の地形のおかげで、夜景が立体的に見えるのだとか。

稲佐山の山頂までは、ロープウェイやスロープカー、バス停から徒歩のいずれかの移動手段で行けますよ。おすすめはロープウェイで、ゆっくりと山頂へ登っていく様子と刻一刻と変わる夜景の絶景を楽しみながら山頂まで移動できると人気です。

また展望台は360度見わたせるようになっているので、ぜひいろいろな場所から1000万ドルの夜景パノラマを満喫しましょう。

【21:00】ホテル長崎に宿泊

客室からも長崎の夜景が楽しめる評判ホテル

稲佐山の夜景を楽しんでも、「なんだか名残惜しい、もっと夜景を見ていたい！」という人におすすめしたいのがホテル長崎です。稲佐山からホテル長崎まではバスと徒歩で約40分で到着します。

ホテル長崎の最大の魅力は、ホテルに着いた瞬間から客室までずっと息をのむような長崎の絶景を楽しめること。高台に位置しているからこそ、夜景のランドマークにもなっている女神大橋や長崎港に入ってくる豪華客船などの景色を満喫できますよ。

カップルにおすすめなのはサウナ付きジュニアスイート。ガラス張りの浴室や黒が基調のロマンティックな空間が特徴です。また女子旅や子連れ旅行には夜景側和室や絶景風呂モダン和洋室がおすすめで、絶景を楽しみながら大人数で楽しめます。せひホテル長崎で心行くまで夜景を満喫してくださいね！

長崎観光2日目のモデルコース

2日目は長崎市内の観光を引き続き楽しみつつ、世界遺産である軍艦島（端島）やグラバー園といった長崎の歴史を感じられるスポットもピックアップ！

最後まで長崎らしさを満喫できるスポットとなっているので、ぜひ旅行の参考にしてくださいね。

【9:00】軍艦島（端島）クルーズに参加

当時の面影を今なお残す、近代化を支えた島

軍艦島という愛称で知られている端島（はしま）は長崎港の沖合18.5キロメートルの場所にあります。良質な炭鉱で栄えた軍艦島は当時、働く人たちが多く人口密度も高いなか、土地がなかったので日本初の鉄筋コンクリートマンションが建てられた場所としても有名で、現在も当時の暮らしぶりが残っていることから廃墟マニアにも人気だとか。

軍艦島へ行く場合、個人では行けないのでツアー会社の船に乗船して上陸します。2024年7月現在、端島へのツアーを行ってる会社は以下のとおり。

• やまさ海運
• 軍艦島コンシェルジュ
• 軍艦島クルーズ（高島海上交通）
• シーマン商会
• 第七ゑびす丸

ツアー会社によってスケジュールが若干異なりますが、基本的には午前便と午後便の1日2便運航しており、乗船してから帰港までの所要時間は約3時間半です。

軍艦島へ上陸してからはガイドが見どころを案内してくれるので、観光を楽しんでくださいね。とくに夏場は太陽をさえぎるものがなく、暑くなるので熱中症対策はしっかり行って、動きやすい服装でツアーに参加しましょう。

【13:45】お昼はさっぱりジューシーなレモンステーキ！

レモンの酸味とうす切り肉の相性がバツグン！

軍艦島観光でたくさん歩いた後はレモンステーキでスタミナをつけるのはいかがでしょうか。レモンステーキは長崎・佐世保の名物で、うす切り肉にスライスレモンが乗っており、レモンを絞って食べる鉄板料理のこと。もとはアメリカ海軍の影響でステーキが流行ったのを、日本人好みにアレンジしたものだそう！

レモンの酸味が肉の油をさっぱりしてくれるのでくどくないのだとか。ご飯と一緒に食べて、ステーキがなくなった後は鉄板に残ったソースにご飯をダイブさせて食べるのが佐世保流ですよ。

【14:45】長崎孔子廟 中国歴代博物館を見学

儒学の祖・孔子をまつる中国の伝統が感じられる場所

長崎孔子廟 中国歴代博物館は1893年に建造された博物館で、中国の雰囲気を随所に感じられる穴場観光スポット。儒学の祖である孔子の遺品を収めている霊廟をはじめ、孔子坐像をまつっている大成殿や、同じ顔がひとつとしてない七十二賢人の石像などが見られます。

とくに孔子廟は中国の山東省曲阜にある総本山なみだといわれており、華やかな雰囲気が本場中国にいるかのような気分になれますよ。本格的な中国様式の霊廟は国内ではここでしか見られないめずらしい観光スポットなので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

【15:20】鍋冠山（なべかんむりやま）公園展望台から景色を満喫

気軽に行ける展望台から長崎の絶景を望む

稲佐山についで人気のある鍋冠山公園展望台は、標高約169メートルの場所にあります。高さとしてはほどよい場所にあるので、気軽に長崎市内の景色を楽しめる人気観光地です。大浦天主堂やグラバー園とも近いので一緒に観光するのもおすすめ！

また、鍋冠山公園の展望台は2016年に回廊式の展望台へリニューアルされているので、場所によって異なる絶景を楽しめますよ。

長崎孔子廟 中国歴代博物館からは徒歩で約20分で到着します。バスを使っても同じくらいかかるので、天候が良ければ徒歩で行くと良いでしょう。もしくは急いでいる人はタクシーだと8分ほどで着くので検討してみてくださいね。滞在時間は15分ほどを想定しておきましょう。

【16:00】長崎観光の最後はグラバー園へ

ヨーロッパの情緒ただよう定番観光スポット

グラバー園は、園内にある旧グラバー住宅が世界遺産「明治日本の産業革命遺産」に登録されている人気観光地。長崎市内にあり、鍋冠山公園展望台から歩いて約15分でアクセスできます。

高台に位置しているので、グラバー園独特の異国情緒あふれる景色だけでなく、園内から長崎市内周辺の絶景も満喫できるおすすめスポットです。

なかでも旧三菱重工造船所第2ドックハウス2階テラスからの眺めがきれいなのでぜひ行ってみてくださいね。

【17:30】長崎駅へ

長崎を満喫する旅の終了！おつかれさまでした！

長崎のおすすめ観光地や人気グルメをたっぷり堪能する旅もいよいよフィナーレです。JR長崎駅でお土産を購入して帰路に着きましょう！おつかれさまでした。

＼長崎のおすすめ絶景スポットをチェック！／

1泊2日で長崎観光を満喫しよう！

長崎で1泊2日を想定したおすすめモデルプランをご紹介しました。1泊でも長崎の人気観光地をたくさんめぐることは可能です！

とくに長崎市内であれば、観光地が密集しているので徒歩で移動できる場所もたくさんあります。街中を散策して長崎気分を味わいながら観光を楽しんでくださいね。

cover photo by pixabay