【2024年最新】阿蘇の道の駅！人気の4スポットを徹底解説

阿蘇には魅力的な道の駅が集結！

熊本県は爽快なドライブルートが多く、ルート上にはたくさんの道の駅もあります。2024年夏時点で熊本県内の道の駅の数は36。全国でも有数の道の駅王国です。なかでも観光名所として知られる阿蘇エリアには、九州を代表する人気の道の駅が存在。多くの人でにぎわっています。

いったいどのような道の駅があるのか、じっくり解説していきましょう。

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道の駅 阿蘇

駅チカの道の駅は阿蘇の観光拠点

道の駅 阿蘇は、阿蘇五岳を正面に望む道の駅。JR阿蘇駅のすぐ隣で、休憩スペースや手荷物の一時預かりサービスもあるため、電車での阿蘇観光の際にも欠かせない立ち寄りスポットになっています。

新鮮な野菜や果物が豊富

道の駅 阿蘇の最初の魅力は、地域の特産品がとても豊富なこと。季節の野菜や果物をはじめ、精肉や乳製品、スイーツ、手作りのお弁当などが毎日ずらりと並びます。

たとえばブドウだけでも、大人気のシャインマスカットや巨峰のほか、皮が薄くて種がない品種のクインニーナ、大粒でとても甘い藤稔、酸味が少なくジューシーなBKシードレス、果肉がしっかりしていて食べ応えがあるピオーネなどを販売。阿蘇の大地で育った完熟トマトも選ぶのが大変なくらいたくさんの品種が揃っています。

魅力的な特産品

道の駅オリジナルの特産品が多いのも特徴です。人気商品のうまかぁ豚ラーは、阿蘇中央高校と道の駅阿蘇が共同開発した商品。商品のアイデア出しからラベルデザインまで、学生や教員、道の駅スタッフが共同でつくりました。阿蘇中央高校の農業食品畜産専攻の教師と生徒が、自分たちが育てているアニマルウェルフェア（AW）の豚で新しい商品を作りたいと道の駅に相談したことがきっかけ。時間をかけて作り上げた商品は、AW豚のひき肉にニンニクやショウガ、トウガラシなどの辛旨が効いた、癖になる味に仕上がっています。ストレスフリーな環境でのびのび育ったAW飼育の豚肉は臭みがなく、柔らかいですよ。

熊本名物の馬肉を使った馬まんもおすすめ。しぐれ煮にした馬肉がたっぷり入った肉まんで、一般的な豚肉より美味しいという人も多い逸品です。

阿蘇サイクリングも楽しめる

道の駅 阿蘇では全国のサイクリスト向けのサービスも実施しています。自転車専用の無料駐車場や、お店で使えるサイクリスト向けのサービス券などの特典を用意。また初心者や女性でも阿蘇のサイクリングを楽しめるプランとして、E-BIKE（電動自転車）のレンタルも行っています。体力や脚力に自信がなくても阿蘇の絶景を楽しみながら軽快にサイクリングができるのはうれしいですね。

阿蘇の絶景スポットをガイドが案内

阿蘇の道を知り尽くしたガイドが絶景スポットを案内してくれるサービスも人気。牧野は許可がないと入れないエリアですが、特別に入ることを許された牧野ガイドがここでしか体感できないプランを提供してくれます。

基本のプランは、牧野トレッキング、牧野ライド、牧野トレイルランニング。さらに、プライベートで牧野を貸し切ってコスプレの撮影や、ぜいたくに寝っ転がってのんびり過ごすなど、希望に合わせた体験もできるそうですよ。

噴水広場もおすすめ

道の駅から徒歩1分のところにある噴水広場も見逃せないスポット！

11時から18時30分までは30分間隔で、19時から21時までは20分間隔で噴水ショーを行っていて、とくに夜の噴水はライトアップの美しさで大人気になっています。

道の駅 あそ望の郷くぎの

パークゴルフもできる広大な複合施設

道の駅 あそ望の郷くぎのは、阿蘇山の南の麓、南阿蘇村久木野地区にある複合観光施設。2つのレストランや物産販売所といった道の駅らしい施設に加えて、芝生広場、ドッグラン、伏流水の古代の泉、水車小屋、さらにパークゴルフコースまであります。

焼肉レストランは、あか牛が自慢

あか牛の館は、ガラス張りの店内から阿蘇の大パノラマが一望できる食事処。南阿蘇の草原で育ったあか牛専門の焼肉レストランです。

あか牛の肉質は、赤身に適度な脂肪分が混ざり、旨味と柔らかさ・ヘルシーさを兼ね備えているのが特徴。お腹いっぱい食べても胃がもたれにくいと評判になっていて、女性や健康を気にする人たちに人気です。

古墳の中のパークゴルフコース

道の駅の敷地内にある久木野パークゴルフ場は、全国的にも珍しい、古墳公園の中のパークゴルフコースです。コースの一部が入っている柏木谷遺跡公園は、縄文時代前期から古墳時代までの遺跡が集まった古代遺跡群。その規模は8,000平方メートルにもなります。

パークゴルフコースは阿蘇の山々を眺めながら回れる全18コース。アウトが古墳コース、インがガーデンコースとなっていて、アウトの古墳コースがその名の通り古墳群の中にあります。

人気の伏流水、古代の泉

古代の泉は、毎分約2トンの水が湧き出している泉。南外輪山に降り注いだ雨が数年かかって伏流水となり、噴出しています。これは柏木谷遺跡の時代から人々の生活を支えてきた水。今でもタンク持参で汲みに来る人がたくさんいるおいしい水です。

そば打ち体験ができる

南阿蘇は緩やかな傾斜面と高冷地特有の気候、そしておいしい湧水にも恵まれていることから、そば作りにも適した土地。道の駅にある南阿蘇そば道場では、石臼でひいたそば粉を使ったそば打ち体験ができます。自分で打ったそばをその場で食べれば、多少は下手でもその味は格別。自信がない場合や時間がないときは、食事だけの利用も可能です。

道の駅 小国

周辺の散歩も楽しい不思議な建物

道の駅 小国 ゆうステーションは、阿蘇郡小国町にある道の駅。昭和59年まで運行していた旧国鉄宮原線の肥後小国駅跡地に建設されました。

奇妙な建築は実は木造

まるでUFOのようだと言われる建物は、実は木造建築。日本初の木造立体トラス構法で建築された建物は鉄骨を使わず、骨組みに小国杉の角材を2,461本も使用しています。そして外壁は216枚のミラーガラス。昭和62年のオープンから37年も経っていますが、今でもその斬新なデザインで小国町のシンボル的存在となっています。

情報案内機関が充実

奇妙な建物の見どころは、2階の情報案内機関。小国の情報発信スポットとして知られていて、町の観光や特産物、文化、イベントの情報がとても充実しています。周辺の観光スポット選びで迷ったらまず行ってみるのがおすすめ。このエリアで生き生きと活動している魅力的な人たちも紹介しているので、見ているとこの町に住みたくなっちゃうかもしれませんよ。

駅の名残が残る散歩道

廃駅跡に作られただけに、道の駅の敷地内には当時の線路の一部や駅名標が残っています。また建物の外周には当時の枕木も。当時の雰囲気を感じることができます。廃線跡は旧北里駅までの全長約4キロを遊歩道として整備。時間がある方はゆっくりウォーキングを楽しむのもおすすめです。

レンタサイクルも人気

ここではレンタサイクルの貸し出しも行っています。小国町は起伏の多い町。でも電動自転車なのでらくらくと移動でき、周辺の観光スポットを巡ることができます。基本は前日までの予約制ですが、空きがあれば予約なしで借りることもできます。スポーツタイプとシティタイプ（ママチャリ）があって、料金は1,000円です。

道の駅 波野

神楽も楽しめる総合施設

道の駅 波野は、波野の野菜・食、そして文化が楽しめる総合施設。郷土芸能の岩戸神楽のステージが敷地内にあるというユニークな道の駅です。毎年10月の第1土・日に開催される神楽フェスティバルには全国から大勢の神楽ファンが集まります。

近くには5月中旬に開花する南限のすずらん自生地があり、周囲で9月中旬に咲く真っ白いそばの花も人気です。

高原野菜は売り切れ必至

直売所の人気は、高原野菜。ここは標高500～800メートルの高原地域で、涼しい気候を活かしたさまざまな高原野菜が作られています。なかでも人気は、早生キャベツとスイートコーン。大量に積まれたキャベツタワーは道の駅 波野の名物です。このキャベツは一年中買うことができるのがうれしいところ。ただし人気の早生キャベツはお昼頃には売り切れることが多いので、早めに買いに行くのがおすすめです。

春から夏にかけてはトマト、地きゅうり、なす、ピーマン、大根、かぼちゃ、スイートコーン、ズッキーニ、ミニトマトなどが並びます。そして秋から冬になると、白菜やほうれん草などの葉野菜、にんじん、さつまいも、里芋などの根菜類が充実。阿蘇の特産品である漬物類も豊富に揃います。

名物はそばの加工品

名物の波野そばも売れ筋。ユニークなそばの加工品も名物になっています。

たとえば丸実という商品は、そばの実の殻を剥いたもの。ご飯と一緒に炊くとそばの香りつきのご飯になります。また汁物に入れてプチプチとした食感を楽しむのもおすすめ。そばかりんとは素朴な味わいのお菓子で、とても硬いのが特徴。じっくりと食べて風味を味わいます。十割蕎麦饅頭は生地に波野そばを練り込んだ一口サイズの饅頭。小豆の甘さとそばの香りが特徴です。

そばソフトクリームは絶対に食べたい逸品

食事処 岩戸開の人気メニューは、波野そばと高菜飯のセット。名物波野そばの単品も多くの人が注文する逸品です。

ファーストフードコーナーのおすすめは、そばソフトクリーム。意外な組み合わせですが、そばの香ばしさが絶妙にマッチするソフトクリームで、かなり美味しいと評判。リピーターも多い人気商品です。

神楽の公演は見逃せない

タイミングがあったらぜひ鑑賞したいのが神楽の公演。4月～11月の第1日曜日には中江岩戸神楽の定期公演が開催されます。さらに8月中旬には、なみの高原納涼まつりを開催。10月第1土曜日と日曜日には神楽フェスティバルが開かれます。

また道の駅の神楽館では、中江岩戸神楽を中心に全国の有名な神楽のパネル、神楽の面、衣装など展示。神楽について深く知ることができますよ。

道の駅で阿蘇の魅力を満喫しよう！

阿蘇の観光では、まず道の駅に寄って情報を仕入れるのがおすすめ。うっかり見逃していた魅力的なスポットが見つかるかもしれません。道の駅を観光の拠点として阿蘇を楽しめば、よりディープな阿蘇を発見できるはずです。

もちろん豊かな自然が育んだ特産品も魅力的。今度の旅行では道の駅に行って、阿蘇を隅々まで楽しんでみてはいかがでしょうか。

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