大通公園・さっぽろテレビ塔

1878年にクラーク博士の提言により建設された札幌市時計台。正式名称を「旧札幌農学校演武場」と言い、北海道開拓の指導者を育成する教育施設の一部として建てられました。外観はクラシカルなデザインが特徴で、美しい木造建築が目を引きます。外部から建築美を眺めるのがもちろん、実際に時計台の中に入るのもおすすめ。内部は見学可能で、さまざまな展示物を通じて時計台の歴史や機能を学ぶことができます。特に、同じ型の時計展示や、時計台のメカニズムを詳細に解説した展示があり、時計の仕組みをわかりやすく学べることでしょう。夜にはライトアップもされ、幻想的な雰囲気が漂うのもおすすめポイント。昼間とは違った美しさを楽しむことができる魅力溢れるスポットです。

世界的な彫刻家であるイサム・ノグチが設計を手掛けた「モエレ沼公園」は、自然とアートが融合した独特の体験が楽しめるスポットです。公園中心の「モエレ山」は、不燃ごみと建設残土を積み上げて作られた人工の山というのが驚きポイント。山頂からは公園全体を見渡すことができ、季節ごとに変化する風景を楽しむことができます。また、象徴的な建築物として見逃せないのが「ガラスのピラミッド」。雪冷房が導入されており、夏でも涼しく快適に過ごせる場所となっています。思い切り体を動かしたい人におすすめなのが、公園内に整備された芝生広場やサイクリングロードです。広大な芝生でピクニックを楽しんだり、サイクリングやランニングなどのアクティビティをして過ごすのもいいでしょう。

北海道開拓の玄関口として発展した「小樽運河」は、全長約1,140mに及ぶ広大な運河です。歴史的な石造倉庫群が立ち並び、当時の姿をそのままに残しているのが魅力の一つ。倉庫群にはレストランやショップが入っており、運河沿いを散策しながらショッピングを楽しむことができます。ロマンチックなひと時を過ごしたい人は「運河クルーズ」に参加するのがおすすめです。船上から眺める運河沿いの風景は、地上とは違う魅力を感じられることでしょう。特に夕暮れ時には、運河沿いのガス灯に明かりがともり、ロマンチックな雰囲気が漂います。また、冬に開催される「小樽雪あかりの路」というイベントも魅力です。運河沿いにキャンドルの光が揺らめく、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

ニッカウヰスキー余市蒸溜所は、日本ウイスキーの父と称される竹鶴政孝が、ウイスキーづくりに理想的な場所として選んだ余市にある蒸溜所です。敷地面積は約150,000平方mもの広さを誇り、広大な敷地とともにウイスキーの世界が広がります。ウイスキーの歴史や製造工程を学べる博物館があり、ニッカウヰスキーの生い立ちや竹鶴政孝の情熱に触れることができます。博物館には、ウイスキーの種類や数々の道具が展示されており、ウイスキーの奥深い世界を知ることができるでしょう。また、蒸溜所の見学ツアーも実施されており、実際の製造工程を間近で見ることができるのが嬉しいポイント。ガイドツアーは前日までの予約制のため、気になる人は事前に予約をするようにしましょう。

神威岬は「積丹ブルー」とも称される美しい青い海に突き出た絶景のスポットです。岬の先端まで徒歩で約20分の遊歩道が整備されており、道中には日本海の雄大な景色を両側に眺めながら散策することができます。初夏には、岬一帯に黄色のエゾカンゾウが咲き誇り、鮮やかな海の青と花の黄色のコントラストが一層美しさを引き立てます。まるで絵画のような風景を楽しむことができ、非日常な時間を過ごすことができるでしょう。また、神威岬の周辺でシュノーケリングやダイビングなどのアクティビティを楽しむのもおすすめ。美しい海岸線や透明度の高い海水が広がるスポットは、北海道だからこその贅沢な体験です。自然豊かな環境の中で、海の生き物たちとの触れ合いも楽しんでみてください。

函館でロマンチックなひと時を楽しみたい人におすすめなのが、函館山からの夜景です。山頂からの夜景は絶景で、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで3つ星に選ばれているほど。函館市街や津軽海峡を一望でき、天気が良ければ下北半島まで見渡せるほどの視界の広さが特徴です。函館山へのアクセス方法としておすすめなのが、ロープウェイを利用すること。ロープウェイは約3分で山頂に到着し、途中の車窓からも美しい景色を楽しむことができます。特に夜の時間は宝石を散りばめたような輝きで、函館市街の光が海に映り込み、その美しさに心を奪われることでしょう。また、展望台にはレストランやカフェもあるので、絶景を眺めながら食事や飲み物を楽しむのもおすすめです。