函館の夜景おすすめ15選！ドライブの穴場や無料スポットなども紹介

函館には夜景スポットがたくさん！

幕末に日本初の国際貿易港として開港し、いち早く西洋の文化が入ってきたことから、街の至るところに異国情緒を感じさせるロマンあふれる街・函館。街並みだけでなく、名物のイカをはじめとする新鮮な海鮮グルメや、北海道三大温泉郷に数えられる湯の川温泉など、さまざまな魅力にあふれる、北海道を代表する観光都市です。

そして、函館は夜景が大変美しい街としても有名。「100万ドルの夜景」と称され、日本三大夜景や世界三大夜景に数えられたこともあるほど、とびきり美しい夜景を見ることができます。函館の夜景がとりわけ美しいといわれる理由は、街の左右に海が広がる独特な地形だからこそ。光り輝く街並みが深い青色の海により引き立ち、ほかにはない美しさを生み出しています。

そんな函館の夜景の鑑賞におすすめのスポットを、函館山展望台や八幡坂などの函館観光で外せない定番スポットから、城岱牧場 駐車場やきじひき高原 パノラマ展望台といったドライブにぴったりのスポットまでご紹介。また、お部屋や大浴場からゆっくり夜景を望めるホテルもご紹介します。

ぜひしっかりチェックして、函館旅行の際のルートに組み込んでみてくださいね。

＼おトクなホテル予約はこちら！／

観光にもぴったり！函館のおすすめ夜景スポット10選

まずは函館市内と近郊のおすすめ夜景スポットを10選ご紹介。美しい夜景が見られるだけでなく、その施設やロケーション自体が観光スポットとして魅力的な場所が多いので、ぜひ時間に余裕をもって訪れてみてくださいね。

函館山展望台

函館の夜景観賞の代表スポット

函館のきらめく夜景を鑑賞できる代表スポットが、函館山展望台。メディアでよく見る、海で両側を挟まれ、市街地が輝く函館の風景は、この函館山展望台から撮影したものです。

函館山展望台は、標高334mの函館山山頂に位置し、函館湾を挟んで南北に広がる函館の街並みや函館市近郊の風景、港の眺望を楽しむことができます。展望台の穴場スポットとしておすすめしたいのが漁火公園。ロープウェイを降りてすぐ左側にある広場で、人が少なく、ゆっくりと夜景を鑑賞できます。山麓の街並みを背景にロープウェイが登ってくる様子も見ることができますよ。

また函館山から夜景を見た時、夜景の中にハートの文字が見える「函館夜景ハート伝説」というものも。ハートを見つけられると、恋が実ったり、愛が深まるというジンクスがあるので、ぜひ片思い中の方やカップルで訪れる方は探してみてくださいね！

また、函館山山頂へのアクセス方法で1番おすすめなのは「函館山ロープウェイ」の利用。車やバスでもアクセスできますが、高度が上がるにつれて、ゴンドラの大きな窓から徐々に広がる夜景を楽しむことができるため、山頂への移動中にも夜景を満喫できるのが嬉しいポイントです。

ロープウェイが運行されている函館山ロープウェイ山麓駅は、市電十字街駅から徒歩約9分とアクセスがよいので、気軽にロープウェイを利用できますよ。ロープウェイは山麓駅から山頂まで約3分の乗車時間。ロープウェイは上り下りともに10〜15分間隔で運行されていますが、日没前後には多くの観光客で混みあいます。

時間に余裕を持って訪れ、夕焼けから夜景に変わる美しいひと時を楽しみましょう。

五稜郭タワー

展望台からの夜景や外観のライトアップを楽しめる

函館を代表する観光スポットとして人気のある五稜郭タワー。日中に五稜郭公園を散策した際に合わせて訪れるイメージの強いスポットですが、サンセット、そして時期によっては夜景を楽しめるスポットでもあります。

五稜郭タワーは函館のランドマーク的な存在の高さ107mの展望台で、五稜郭公園の中心にあります。展望フロアは、地上86mの展望1階と地上90mの展望2階の2つがあり、それぞれの高さから五稜郭公園の全景や函館市内の風景、天気が良ければ津軽海峡まで見下ろすことができます。

五稜郭タワーの営業時間は18時までとなっていますが、北海道は本州と比べて秋・冬の日没時間が早く、10月から3月頃であれば展望台からサンセットや夜景を鑑賞することが可能です。特にライトアップされた星形の五稜郭の姿は、まるで浮かび上がっているように見える幻想的な美しさです。

そして日没後から21時頃までは、タワーの外観がLEDにより照らされ、青白い光で美しく輝きます。タワーの営業終了後であっても、この五稜郭タワーの外観が輝く夜景を見ることができるので、ぜひ訪れてみてください。

元町公園

函館湾と市内を見渡す穴場夜景スポット

教会群や旧函館区公会堂など、異国情緒あふれる建物が点在する元町エリアに位置する元町公園。函館湾と市内を一望できる無料の絶景スポットです。初夏には、坂の下の旧イギリス領事館とともに、薔薇の名所としても函館市民から親しまれています。園内へは24時間出入り自由なので、元町エリア散策の休憩場所としてもぴったりです。

高台にある元町公園から見下ろす夜景は絶景。また、日没後から22時まで旧函館区公会堂などの建物や教会群がライトアップされ、辺りはロマンチックな雰囲気に。元町公園は、昼間は観光客で賑わっていますが、夜は比較的人が少なく、ゆっくりと景色を満喫できるので、静かに夜景を楽しみたい方におすすめの穴場スポットです。

八幡坂

ロケ地としても有名な函館を代表する絶景スポット

元町公園と同様、元町エリアにある八幡坂。坂の上からは、函館湾と湾を挟んで向こう側の街を一望できるほか、函館港に係留展示されている青函連絡船記念館摩周丸を正面に眺めることができるスポットです。その景観の美しさから、さまざまなCMや映画のロケ地にもなっており、函館山展望台とともに函館を代表する人気の絶景スポットとなっています。

日中の爽やかな青空の眺めも大変美しいですが、一直線に伸びた坂の先に望む函館港と、街灯に照らされた街並みからなる夜景は、港町ならではの美しさ。また、冬は坂の両脇の並木がイルミネーションで彩られ、より光り輝く幻想的な風景を望むことができます。

訪れる時間帯や季節によって表情が変わるので、タイミングを変えて何度も訪れても楽しめますよ。

啄木小公園

歌人・石川啄木の愛した風景を望む公園

啄木小公園は、函館で数ヶ月働き、函館の地を愛した明治時代の詩人・石川啄木の座像が建つ公園です。津軽海峡に面しており、海越しに谷地頭温泉方面と湯の川温泉方面の風景を眺めることができます。特に、湯の川温泉から函館市街へと広がる大森海岸は、啄木がよく散歩し、歌にも綴られている、啄木お気に入りの場所だったと言われています。

夜になると、海面に映る函館市街の街灯や漁火が幻想的な雰囲気を生み出し、ロマンチックな夜景を望むことができます。波音を聞きながら、公園のベンチに座り、ゆったりと夜景を満喫できるスポットです。

なお、函館中心部からは少し距離が離れているので、函館ドライブの際に訪れるのがおすすめです。

船見公園

住宅街にある穴場夜景スポット

元町公園から徒歩約12分の距離にある公園・船見公園。住宅エリアにあり、観光客の姿がほとんど見られない、穴場スポットです。船見公園は函館市による再開発が進められ、2025年5月、ベンチやブランコが設置された展望スポットにリニューアルされたため、今後は多くの観光客が訪れることが期待されています。

函館湾越しに、ライトアップされた五稜郭タワーを眺望することができ、その手前には函館市街の住宅やビルのきらめく夜景が広がります。新設されたブランコに揺られたり、ベンチで友達やパートナーと語ったりしながら、ゆっくり夜景を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

城岱牧場 駐車場

まるで宝石が輝くような夜景を満喫できるスポット

函館の隣町・七飯（ななえ）町にある城岱（しろたい）牧場は、放牧された牛がのんびりと草を食べているのどかな牧場。標高550mの高台にあり、条件が合えば雲海が見られることもある風光明媚なスポットです。

牧場の展望台からは、大野平野、駒ヶ岳、函館湾、函館山まで広く見渡す雄大な景色を一望できます。展望台自体の営業時間は日中のみですが、展望台の手前にある無料の展望駐車場は、24時間利用可能。その駐車場から見える夜景は、まるで宝石を散りばめたような美しさで、地元七飯町では「七つ星夜景」の愛称で親しまれています。

その牧場の中を通り、展望駐車場へのアクセス時に通る「城岱スカイライン」は、七飯町中心部と大沼公園が有名な大沼地区を結ぶワインディングロード。初夏の新緑や秋の紅葉など、色とりどりの自然を楽しめるドライブコースとしても人気があります。

ただし、急勾配や急カーブもあるワインディングロードとなっており、夜間はあたり一面真っ暗になりますので、安全運転に十分気を付けて走行しましょう。また、降雪期間は通行止めとなり訪れることができないため、注意しましょう。

きじひき高原 パノラマ展望台

360度の大パノラマを楽しめる展望台

きじひき高原は、函館の隣町・北斗市の木地挽山に広がる高原。広大な牧場が広がり、キャンプ場や展望台などが整備されている場所です。標高560ｍの高さのパノラマ展望台からは、津軽海峡や函館山、大沼公園、駒ヶ岳、遠くには羊蹄山や噴火湾も眺められ、360度のパノラマを楽しむことができます。

展望台の開放時間は、朝8時30分から20時まで（例年7月・8月は21時まで）となっており、美しく輝く夜景を満喫することができます。

また、キャンプ場とパノラマ展望台の間には「メロディロード」があり、特定のスピードを出すと走行時に北斗市ゆかりの音楽が奏でられるという楽しみもありますよ。なお、降雪期間は通行止めとなり、訪れることができないため、注意しましょう。

金森赤レンガ倉庫ライトアップ

赤レンガの温かな色合いが情緒あふれる夜景

函館ベイエリアに立ち並ぶ、函館の代表的な観光スポット・金森赤レンガ倉庫。元は、日本で初めて国際貿易港として開港された函館港に届く輸入雑貨や船具などの倉庫として、1909（明治42）年に建てられました。1988（昭和63）年には、飲食店や土産物店が多数入る複合施設としてオープンしています。

ショッピングや食事を楽しめる金森赤レンガ倉庫ですが、夜には倉庫がオレンジ色のライトで照らされる、夜景スポットとしても人気があります。赤レンガの色とライトが相まって温かみのある光の色と、運河の水面に反射した倉庫の光景は、異国情緒あふれる美しさです。

また毎年12月には、港に巨大なクリスマスツリーが飾られる「クリスマスファンタジー」が開催されます。夜には白とカラフルな光で幻想的に輝く、クリスマスツリーを見ることができます。

元町エリアのライトアップ

函館山と合わせて訪れたい夜景が美しいエリア

函館ハリストス正教会などの教会群や旧函館区公会堂などの歴史的建造物など、異国情緒ただよう建物が立ち並ぶ元町エリア。元町エリアでは日没後から夜22時まで、さまざまな建物がライトアップされ、昼とは異なるロマンチックな雰囲気を味わうことができます。函館山ロープウェイ山麓駅から元町エリアへは歩いて3分ほどなので、函館山展望台の夜景観賞の前後に訪れるのもおすすめです。

元町エリアの山側では、旧函館区公会堂、旧イギリス領事館、函館ハリストス教会などの建物や教会がライトアップされており、合わせて元町公園や八幡坂からの夜景も楽しむことができます。

また、元町エリアの海側では、旧北海道庁函館支庁庁舎、大幸機動興業所社屋、函館市北方民族資料館などの建物がライトアップ。王道の観光スポットだけでない、函館の魅力を味わいたい方におすすめのエリアです。

＼おトクなホテル予約はこちら！／

函館の夜景が見えるホテル5選

次に、函館の美しい夜景を見下ろせるホテルを5選ご紹介。函館山、函館湾、そして函館の街並みの輝く姿を、大浴場・露天風呂やお部屋、レストランやバーからゆっくりと眺める極上のひとときを過ごせます。

ちょっぴり贅沢したい記念日や女子旅などにもぴったりのホテルばかりですよ。

センチュリーマリーナ函館

美しい夜景を望める大浴場と天空露天風呂が自慢

2019年にオープンし、函館のホテルの中でも新しいシティリゾートホテル「センチュリーマリーナ函館」。函館朝市から徒歩約5分と、観光スポットへのアクセスが抜群のホテルです。

センチュリーマリーナ函館の自慢は、息をのむような美しさの夜景が望める天空露天風呂・大浴場。天然温泉の大浴場は開放感あふれる大きなガラス窓に囲まれ、ゆったりと温泉に浸かれます。窓からは、正面に函館山、そのふもとのベイエリアや街並みの夜景、そして満天の星空を眺めることができ、至福のひとときを過ごすことができます。

また、さまざまなお部屋の種類から、予算や人数、目的に応じて自身に適したお部屋を選べるのも魅力。シンプルモダンなスタンダードルームや、高層階から函館市街を一望できるプレミアルームをはじめ、天然温泉のビューバスが備えられ、夜景を独り占めしながら入浴できるスイートルームなど、多彩なお部屋がそろっています。

＼おトクなホテル予約はこちら！／

プレミアホテル -CABIN PRESIDENT- 函館

夜景を見渡すバーで大人なひと時を

JR函館駅の目の前、函館朝市へ徒歩1分でアクセスできる、函館観光に便利な立地のホテル「プレミアホテル -CABIN PRESIDENT- 函館」。

上層階のプレミアルームのお部屋や最上階のバーからは、函館のきらめく夜景を堪能することができます。プレミアルームには3種類ありますが、特に「プレミア夜景ツイン」のお部屋では、2面ある大きな窓から函館市街の輝く夜景を満喫することができます。

また、最上階のバーでは、バーカウンター越しに函館の街並みを眺めることができます。日没前後のマジックアワーから、きらめく夜景へと徐々に表情を変える風景を望みながらいただくお酒は格別です。道南産のビールやワイン、北海道をイメージしたカクテルに加え、道南産食材をメインとしたアラカルトメニューが楽しめますよ。

＼おトクなホテル予約はこちら！／

函館国際ホテル

大浴場やレストランから函館港の夜景を一望

函館港のウォーターフロントに建ち、金森赤レンガ倉庫など観光スポットが集結するベイエリアへのアクセスに便利な「函館国際ホテル」。

天然温泉大浴場、レストランやバー、お部屋など、さまざまな場所から夜景を眺めることができます。とくに、13階にある天然温泉展望大浴場「汐見の湯」は大きなガラス窓に囲まれ、眼下に広がる函館港のきらきら輝く水面や函館山、函館の街並みの夜景を眺めながら、天然温泉でリフレッシュすることができます。

きらめく夜景を見ながら、お酒やスイーツを楽しめるスカイラウンジも。また、夜景を眺めながら道産黒毛和牛や海鮮、函館産の新鮮地野菜など、贅沢な鉄板焼きを味わえる鉄板焼きレストランもおすすめです。

＼おトクなホテル予約はこちら！／

ラビスタ函館ベイ

夜景と朝食が自慢の大人気ホテル

函館を代表する人気ホテルとして、道内外から宿泊客が訪れるラビスタ函館ベイ。その人気の理由は、お部屋や大浴場・露天風呂から望む美しい夜景と、北海道グルメを満喫できる贅沢な朝食ビュッフェです。

お部屋や館内の大きな窓からは、函館の街並みや海の美しい景色が一望できます。また、13階にある大浴場と露天風呂からは、「100万ドルの夜景」とも称される函館のきらめく夜景を源泉かけ流しの湯に浸かりながら楽しめ、旅の疲れをゆっくりと癒すことができます。

そして、ラビスタ函館ベイのもう1つの人気の理由が、口コミで7年連続北海道のホテルの朝食第1位に選ばれたこともあるほどの、美味しい朝食。イクラや甘エビ、函館名物のイカなど新鮮な海鮮を自分で好きなだけ盛り付けられるセルフ海鮮丼や、アスパラやとうもろこしをはじめとする道産野菜の炙り焼きといった、函館や北海道のグルメがバイキングで食べ放題になっています。

また、お部屋は異国情緒漂う函館らしく、大正ロマンをイメージした落ち着いた内装。部屋によっては函館の景色を眺めることができ、お部屋からゆっくりと夜景を眺めて過ごすことができます。

＼おトクなホテル予約はこちら！／

湯の川温泉 望楼NOGUCHI函館

北海道を代表する名湯に浸かりながら夜景を楽しむ

「湯の川温泉 望楼NOGUCHI函館」は、北海道内各地にファミリー向けのホテルから大人のラグジュアリーホテルまで、幅広く展開する野口観光グループの高級ホテル。函館には、札幌市の定山渓温泉、登別市の登別温泉とともに、北海道三大温泉郷に数えられる湯の川温泉街があり、こちらのホテルでは、350年以上前、江戸時代から人々を癒し続ける名湯を満喫することができます。

湯の川温泉 望楼NOGUCHI函館では、館内のさまざまな施設から函館の夜景を鑑賞できます。最上階にある大浴場は、どの浴槽からもパノラマが見えるように計算された配置。また、開放的な展望露天風呂からは、昼間は函館山や函館空港に離発着する飛行機を眺められ、夜は星空と津軽海峡のきらきら輝く漁火を眺めることができます。

そして、宿泊者であれば無料で利用できる最上階のスカイラウンジも見逃せないポイント。湯上りに生ビール、フリージングハイボール、スパークリングワインなどのドリンクやソフトクリームをいただきながら、函館の夜景をぼんやりと眺める時間は、まさに至福のひとときです。

また、函館の夜景を見下ろしながらゆっくりと温泉に浸かることのできる、展望風呂付きのスイートルームも。記念日やご褒美旅行など特別な機会に、ぜひ利用してみてください。

＼おトクなホテル予約はこちら！／

函館の夜景スポットを満喫しよう！

この記事では、北海道・函館のおすすめの夜景スポットを紹介しました。函館市内の主要観光スポットは市電やバスで回ることのできるスポットが多いので、事前に計画を立てて、ぜひ効率よく夜景スポットをめぐってみてくださいね。

ぜひご紹介した夜景スポットを参考に、函館旅行のスケジュールを立ててみてくださいね！

cover photo by PIXTA