【2023年最新】モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港を徹底解説！アクセスからラウンジまで

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港とは？

Montreal Trudeau international style terminal by airbus777 is licensed under CC BY 2.0
https://www.flickr.com/photos/erussell1984/31778471378

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港（空港コード：YUL）は、3つのエリアを含んだ1つのターミナルからなるカナダ旅行の玄関口です。大きすぎず、小さすぎずな規模感で、コンパクトな空港。

運航している航空会社は約30社とカナダ主要空港の1つ。エアカナダをはじめ、デルタ航空やアメリカン航空、ブレティッシュ航空やカタール航空などが運航しています。日本からの直行便はエアカナダ（ANAとの共同運航）のみです。

モントリオール市内までは約20キロメートルのところに位置します。

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港のターミナルは1ヶ所！

photo by Unsplash

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港のターミナル数は1つです。一般的な空港とは異なり、1つのターミナル内で国際線・国内線・アメリカ路線と3つのエリアに分けられています。 日本へのフライトは国際線エリアから発着します。

以下で、それぞれのターミナルについて詳しくご紹介します。

国際線エリア

国際線エリアはゲート52〜68です。一部ゲートはAとBがあり、同じゲート番号でも乗り口が2つあり、異なる便の搭乗が行われるので注意してください。レストランやカフェなどの飲食店が多く、食べる場所に困ることはなさそうです。

ラウンジや免税店など国際線らしい施設も複数あるので、空港での時間を快適にすごせるでしょう。ゲート53Bとゲート65付近にプレイエリアがあり、大人だけではなく、子どもも空港での時間をたのしむことができそう！

日本（成田空港）行きのフライトもこの国際線エリアから出発します。

国内線エリア

aéroport de Montréal P.-E. Trudeau YUL by abdallahh is licensed under CC BY 2.0
https://www.flickr.com/photos/husseinabdallah/4495808672

国内線エリアは、ゲート01〜51です。51番ゲートまでと聞くとすごく広そうですが、一部数字は飛ばされているため51個のゲートがあるわけではないので、安心してください。他のエリアに比べると少し大きいですが、歩けないほど大きいわけではありません。

このエリアも、他のエリア同様にレストランやカフェなどの飲食店が中心に揃っています。StarbucksやTim Hortonsなど定番の飲食店が軒を連ねています。また、ゲート11付近にはプレイエリアがあり、子どもが思いっきり遊べるようなスペースも。他のエリアと異なり、免税店はないので、注意しましょう。

アメリカ路線エリア

アメリカ路線エリアは、ゲート72〜89です。このエリアには、レストランやカフェなどの飲食店を中心に、免税店や軽食などをゲットできるコンビニのようなお店などがあります。Starbucksはこのエリア内の2店舗あるので、最初に行った店舗が混んでいたら、もう一方の店舗の混雑状況を確認してみるといいでしょう。

アメリカ路線エリアはそれほど大きくないため、端から端まで歩いてもあまり時間はかかりません。時間がある方は、エリア内を散策しながら、気になるお店に立ち寄ってみるのがおすすめです。子連れの方は、プレイエリアの利用をしてみるのもいいですよ。

エリア間の移動方法

Montreal Airport (YUL) by Twang_Dunga is licensed under CC BY-SA 2.0
https://www.flickr.com/photos/twang_dunga/2194921790

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港は、ターミナルが1つしかないため、エリア間の移動のみです。しかし、同じターミナル内でも位置関係によっては、徒歩20分程度かかる場所も。時間には余裕を持って、移動するようにしましょう。

また、日本からモントリオール経由でアメリカに入国する場合は、モントリオールでアメリカの入国審査を受けることになります。

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港のラウンジは？

photo by Unsplash
※画像はイメージです。

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港のラウンジ数は、4種類です。Air Canada - Maple Leaf Loungeは、各エリアごとにラウンジがあるため、計3つのラウンジがあります。

大きく分けて、航空会社のステータスを保持するメンバーやビジネスクラス以上を利用する場合のみが使えるラウンジと、航空会社のステータスや搭乗クラス関係なく、クレジットカード保有の有無や有料での利用できるラウンジの2種類です。

プライオリティーパスで利用できるラウンジは、National Bank Loungeのみです。

航空会社系

• Air Canada - Maple Leaf Lounge
• Air France KLM Lounge

クレジットカード系

• National Bank Lounge
• Desjardins Odyssey Lounge

Air Canada - Maple Leaf Lounge

photo by Unsplash
※画像はイメージです。

Air Canada - Maple Leaf Loungeは、各エリアにそれぞれの計3つあります。カナダエリアはゲート7、国際線エリアはゲート52、アメリカ路線エリアは73ゲート付近に位置しています。

それぞれのエリアにラウンジがありますが、どれでも好きなところを利用できるというわけではなく、国際線利用者は国際線エリアのもの、アメリカ路線利用者はアメリカ路線エリアのものと指定されています。自分が利用するフライトエリアにあるラウンジへ行くようにしましょう。

Air Canada - Maple Leaf Loungeには、食事やドリンク、Wi-Fiなどが完備されています。国際線エリアのラウンジのみシャワー設備もあり、フライト前にすっきりすることも可能です。

National Bank Lounge

photo by Unsplash
※画像はイメージです。

National Bank Loungeは、国際線エリアのゲート53付近に位置しています。プライオリティパス保有者が利用できるモントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港、唯一のラウンジです。

カナダ国内線または米国行きの便で出発する方は利用できないラウンジなので、注意しましょう。

ラウンジでは軽食やドリンクなどがたのしめるようになっています。もちろん、Wi-Fiの完備やフライト情報の更新などもされているため、フライトの出発時刻までラウンジでの時間を満喫できます。

ソファー席やカウンター席、テーブルなど幅広い座席があり、自分好みの時間がすごせるでしょう。

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港での過ごし方

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港はそれほど大きな空港ではありませんが、充実した設備やサービスが揃っています。

空港では、滞在最後のショッピングをしたり、ゆっくりと身体を休めたり、長時間のトランジットもあったりと、過ごし方もさまざま。ここでは、モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港での過ごし方をご紹介します。

飲食スポット＆レストランで食事をとる

Poutine in the Montreal Airport by slgckgc is licensed under CC BY 2.0
https://www.flickr.com/photos/slgc/36022093884

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港には、レストランやカフェ、ファストフード店などさまざまな飲食店が揃っています。日本でもおなじみのStarbucksやSubway、Burger Kingなどがあります。

また、カナダでは定番のTim Hortonsもあるので、旅行の締めくくりに行ってみては？カナダのお土産としてTim Hortonsのグッズを購入してみるのもおすすめです！

保安検査通過前はもちろん、通過後にも数多くの飲食店があるため、チェックイン完了後、日本への帰国便の持ち時間に食事をたのしむことが可能。

エリアによって出店しているレストランやカフェ、ファストフード店は異なりますが、どこも幅広いジャンルの飲食店があるので食事には困らないでしょう。

免税店・お土産店でショッピングを楽しむ

aéroport de Montréal by abdallahh is licensed under CC BY 2.0
https://www.flickr.com/photos/husseinabdallah/4523163047

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港には多くのお店があり、待ち時間にショッピングをたのしめます！うっかり買い忘れたカナダ旅行のお土産もここで調達可能。

国際線エリアとアメリカ路線エリアには免税店があり、さまざまなアイテムを取り扱っています。他にもお菓子などの軽食を購入できるお店や、サングラスショップなどショッピングをたのしめるお店が点在しています。

空港ショッピングで人気のハイブランド店はありませんが、免税店で幅広いブランドの商品を購入できますよ！

免税店は国際線エリアのゲート52付近の店舗の営業時間が1番長く、4時〜23時まで営業しているので、気になる方は立ち寄ってみてくださいね。

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港に近いホテル

深夜便や早朝便を利用する方は、モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港直結や周辺のホテルを利用すると良いでしょう。空港に寝泊まりするのは、盗難やスリなどに巻き込まれる可能性もあるため、おすすめできません。

また空港に近いホテルを利用する場合、空港シャトルバス付きを選ぶと便利です。モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港近くのおすすめのホテルをいくつかご紹介します。

モントリオール・エアポート・マリオット・インターミナル・ホテル

photo by Expedia

モントリオール・エアポート・マリオット・インターミナル・ホテルは、モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港直結のホテルです。空港直結なので、早朝便や深夜便でも楽に空港ホテル間のアクセスができます。

フィットネスセンターやプールなどもあり、ゆったりとくつろげるのが魅力のホテル。せっかく宿泊するなら少しラグジュアリーな時間をすごしたい方や、とにかく空港へのアクセスを重要視する方におすすめ！

モントリオール・エアポート・マリオット・インターミナル・ホテル（Montreal Airport Marriott In-Terminal Hotel）の基本情報
住所：800 Pl Leigh-Capreol, Dorval, QC H4Y 0A4 カナダ
電話：+1 514-636-6700
チェックイン：15:00
チェックアウト：12:00
料金：約50,934円／1泊
※税金が別途かかる場合があります。
※掲載料金は2023年8月21日時点での、1部屋の最低宿泊代金です。ご予約時と異なることがありますので予めご了承ください。
アクセス：モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港直結
公式サイト：https://www.marriott.com/ja/hotels/travel/yulma-montreal-airport-marriott-in-terminal-hotel

ホリデイ イン ホテル & スイーツ モントリオール エアポート IHG ホテル

photo by Expedia

ホリデイ イン ホテル & スイーツ モントリオール エアポート IHG ホテルは、空港への無料シャトルバスが運行しているホテルです。プールやサウナ、ジム、バー、レストラン、ランドリーなど充実した館内が魅力。

プールで遊んだり、バーでくつろいだりとさまざまなたのしみ方ができるホテルなので、充実した時間をすごせるでしょう。

また、ホテル近くには、スーパーやカフェなどがあるので、ホテルの一歩外へ出てみるのもおすすめです。

ホリデイ イン ホテル & スイーツ モントリオール エアポート IHG ホテル（Holiday Inn Hotel & Suites Montreal Airport, an IHG Hotel）の基本情報
住所：10888 Chem. de la Côte de Liesse, Montréal, QC H8T 1A6 カナダ
電話：+15144228080
チェックイン：15:00
チェックアウト：12:00
料金：約26,885円／1泊
※税金が別途かかる場合があります。
※掲載料金は2023年8月21日時点での、1部屋の最低宿泊代金です。ご予約時と異なることがありますので予めご了承ください。
アクセス：モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港から車で約10分、無料シャトルバスあり
公式サイト：https://www.ihg.com/holidayinn/hotels/jp/ja/montreal/yulff/hoteldetail

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港とモントリオール市内のアクセス

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港からモントリオール市内への行き方は、おもに以下の4つの方法があります。

• 路線バス
• シャトルバス
• タクシーまたは配車アプリ
• レンタカー

ツアーによっては空港からホテルまでの送迎がついている場合もあります。自分でホテルまで向かう場合は、料金や時間を加味すると、シャトルバス、タクシーまたはUberがおすすめ。詳しい料金や所要時間を説明します。

シャトルバスの場合

747 Express Bus de l'aéroport by abdallahh is licesned under CC BY 2.0
https://www.flickr.com/photos/husseinabdallah/5381213017

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港から市内までなるべく安く、そして効率的に移動したい方は、シャトルバスの利用がおすすめです。

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港からは、Bus 747 Expresというシャトルバスが運行していて、空港とダウンタウン（Berri-UQAM station）およびLionel-Groulx stationをつないでいます。

所要時間は、ダウンタウンまでの場合は45分〜70分、 Lionel-Groulx stationまでの場合は25分〜35分です。いずれも料金は11カナダドル（約1,180円）。このチケットでSTMバスとメトロが24時間乗り放題になります。なお、運行時間は11時から20時です。

低価格かつ乗り換えなしでダウンタウンエリアまでアクセスできるため、運行時間内に到着する場合は利用を検討してみるのがおすすめです！

タクシーまたは配車アプリの場合

Aéroport de Montréal (P-E Trudeau) YUL by abdallahh is licesned under CC BY 2.0
https://www.flickr.com/photos/husseinabdallah/2479020843

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港から市内へ早く、そしてスムーズにアクセスしたいならタクシーの利用がおすすめです。

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港からモントリオールのダウンタウンエリアまでのタクシーは定額制。5時〜23時は48.40カナダドル（約5,210円）、23時〜5時は55.65カナダドル（約5,990円）です。

また配車アプリのUberを利用するのもおすすめ。アプリから簡単に配車ができるため、気軽に利用できます。料金は時間帯やドライバーの稼働状況によって料金は変動。

基本的にはタクシーより安い傾向ですが、場合によってはタクシーより高いケースもあります。なるべく安く移動したいなら、タクシーの料金を把握した上で、Uberを利用するか検討するのがおすすめです。

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港を便利に利用して、旅行を楽しもう！

モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港に到着してからの移動方法や、空港ラウンジの様子、そして免税店の使い方について解説してきました。

空港での時間を最後まで楽しめば、カナダ旅行もぐっと充実したものになるはず。各施設の特徴を押さえ、空港での時間をより有効に使ってみてはいかがでしょうか？

※記事内の金額は2023年8月25日のレート、1カナダドル＝107.59円で計算しています。

cover photo by Unsplash