公用語
メキシコの公用語はスペイン語です。観光地や主要都市、空港やホテル、リゾート地では英語で案内を受けられるケースもありますが、国全体として幅広く英語が通じるとは言えず、現地の一般的な生活圏ではスペイン語がメインです。
宗教
メキシコで広く信仰されているのはキリスト教です。スペイン植民地時代に築かれた壮麗な大聖堂や教会が国内のいたるところに立ち並び、観光スポットとしても人気を博しています。宗教的な習慣は比較的落ち着いており、観光客にも寛容な雰囲気が感じられますが、教会を見学する際は静かに過ごし、帽子を外すなど基本的な礼儀を意識すると安心です。
通貨
メキシコの通貨はメキシコペソ(MXN)です。屋台や公共交通など日常的な場面では小額のペソが役立ちます。観光地では価格を米ドルで併記する店もありますが、支払いはペソのみのケースが多いため、到着後に両替しておくと移動や買い物がスムーズです。
クレジットカード、キャッシュレス決済
メキシコではキャッシュレス化が進み、都市部のレストランやホテル、ショップではクレジットカードが広く使えます。VISAとMasterCardが主流で、Amexに対応する店も一定数ありますが、JCBは利用できる場所が限られています。タッチ決済に対応した店舗も増え、スーパーや公共交通機関でもスムーズに支払いを行えます。Apple PayやGoogle Payも一部で利用が進んでおり、スマホ決済の環境も整いつつあります。
費用
メキシコ旅行にかかる費用は、3泊5日で1人あたりおおよそ20~30万円が目安です。主な内訳は以下の通りです。
航空券代:150,000円~
宿泊費:40,000円~
現地交通費:8,000円~
食費:12,000円~
観光費:15,000円~
雑費:5,000円~
メキシコは日本から遠いため航空券の値段はやや高めですが、食事や交通費などの滞在費は日本より安く、工夫すれば予算を抑えながら過ごせます。
ビザ
日本国籍の方がメキシコを観光目的で訪れる場合、180日以内の滞在であればビザは不要です。パスポートの有効期限に明確な残存期間の指定はありませんが、帰国日まで有効なものを用意すると入国手続きがスムーズです。入国審査では往復航空券や滞在予定の確認を求められることがあり、予約情報を提示できるよう準備しておくと安心です。入国時には税関申告が必要な場合があるため、事前に最新情報を確認しましょう。
日本との時差
日本とメキシコの時差は15時間で、日本の方が進んでいます。たとえばメキシコが正午のとき、日本は翌日午前3時です。メキシコでは大部分の地域でサマータイムが廃止されていますが、一部の米国との国境地域では依然としてサマータイムが採用されているため注意が必要です。日本との時差が大きいため、到着初日は余裕のある旅程にするのがおすすめです。
気候
メキシコは国土が広く、地域によって気候が大きく変わります。メキシコシティなど標高の高いエリアは一年を通して過ごしやすい気温が続きます。カンクンなどのカリブ海沿岸は高温多湿で、夏は日差しが強くスコールが発生しやすいため帽子やサングラスのほか軽い雨具があると安心です。乾季と雨季の変化がはっきりした地域も多く、雨季は湿度が高く蒸し暑く感じる日が増えます。
服装
メキシコ旅行では訪れる地域によって服装の準備が変わります。メキシコシティのような高地は朝晩が冷え込む日が多く、薄手のアウターや長袖が役立ちます。日中は過ごしやすいため、温度調整しやすい重ね着が便利です。カンクンなどの沿岸部は一年を通して蒸し暑く、半袖や通気性のよい服が快適で、強い日差しに備えて帽子やサングラスも欠かせません。雨季は急なスコールがあるため、軽い雨具を用意すると安心です。乾燥した地域へ行く場合は、日焼け対策とともに保湿アイテムがあると快適に過ごせます。
旅行のベストシーズン
メキシコのベストシーズンは行き先や目的によって変わりますが、気温と天気が安定する乾季の11月〜4月が過ごしやすく、街歩きや遺跡巡りに適しています。カンクンなどのカリブ海沿岸も乾季が特に人気で、海が澄みやすくビーチリゾートの魅力を満喫できます。雨季の5月〜10月は短いスコールがあるものの、緑が豊かで旅行費用も抑えやすいシーズンです。
治安
メキシコは地域によって治安の状況が大きく変わります。観光地では注意を払えば比較的落ち着いて過ごせます。混雑したエリアではスリや置き引きが起きやすいため貴重品の管理が欠かせません。メキシコシティでも深夜の旧市街周辺や人通りの少ない通りは犯罪が発生しやすいため、立ち入らないようにしましょう。麻薬組織の影響が強い米国国境付近は治安が不安定です。地域ごとの情報を事前に確認し、安全なルートで移動するように心がけましょう。
物価
メキシコの物価は日本より全体的に安く、観光客にとって過ごしやすい水準です。外食は手頃で、地元の食堂やカジュアルなレストランではリーズナブルな価格でタコスなどの定番メニューを味わえます。市場の屋台やフードコートは特にコストパフォーマンスが高く、食費を抑えたい旅行者に向いています。一方で観光地やリゾート周辺では物価が上がる傾向にあり、レストランの料金も高めに設定されるため、事前に相場を確認しておくと安心です。
交通手段
メキシコ国内の移動は長距離バスが広く利用され、主要都市間は本数が多く料金も手頃です。国土が広いため、都市をまたぐ移動は国内線を使うと時間を大きく節約できます。メキシコシティでは地下鉄、BRT、バスが主要な移動手段で、路線網が発達しているため観光地を効率よく巡れます。運賃は比較的安く、プリペイド式カードを使えば複数の公共交通機関をスムーズに利用できます。タクシーは流しの車を避け、配車アプリを使うと安全です。
空港から市街地へのアクセス方法
メキシコシティ国際空港から市内への移動は、空港バスやエアポートタクシーが便利です。空港バスは市内へ直行し、渋滞がなければ30〜50分ほどで移動でき、料金も手頃です。地下鉄を使う方法もありますが、乗り換えがあり荷物が多い旅行者にはやや使いづらい面があります。タクシーを利用する場合は、空港内の公式タクシーカウンターで手配する車両が安全で、行き先ごとに料金が決まっているため安心して利用できます。
インターネット
メキシコでは主要都市を中心にインターネット環境が整っており、ホテルやカフェ、レストラン、ショッピングセンターで無料Wi-Fiを利用できます。メキシコシティ国際空港や長距離バスターミナルにもフリーWi-Fiがあり、地図アプリや連絡手段に困る場面は少ないでしょう。安定した通信を確保したい場合は、ポケットWi-Fiを日本でレンタルして持参するか、現地の通信会社が販売するプリペイドSIMやeSIMを利用すると安心です。
電源プラグ
メキシコの電源プラグはAタイプとBタイプが主流です。日本のプラグと同じ形状のため、変換プラグは基本的に不要です。電圧は110Vと日本の100Vよりやや高いですが、スマートフォンやノートパソコンなどの一般的なデバイスは問題なく使用できるでしょう。念のため、利用予定の機器が海外対応かどうか出発前に確認しておくと安心です。
飲水
メキシコの水道水は基本的に飲用には適さず、ミネラルウォーターを購入して飲むのが一般的です。歯磨きやうがいは問題ないとされる地域もありますが、体質によっては不調を感じる場合があるため、気になる方は水道水の使用は控えるようにしましょう。スーパーやキオスクでは炭酸入りと炭酸なしの水が手頃な価格で購入でき、観光中の持ち歩きにも便利です。
トイレ
メキシコの公衆トイレはショッピングセンターや観光地などに整備されていますが、日本ほど多くはありません。有料トイレもあり、入口でスタッフに支払う形式が一般的です。設備は洋式が中心で、清掃状況は場所によって差がありますが、都市部の施設は比較的きれいです。衛生面が気になる場合は、ウェットティッシュや携帯用便座シートを用意しておくと安心です。また、メキシコでは基本的にトイレットペーパーが流せません。備え付けのゴミ箱に捨てるようにしましょう。
海外旅行保険
現地で体調を崩し治療や入院が必要になってしまった際や、スリや盗難などのトラブルにあった際に海外旅行保険に入っていると安心です。NEWTではツアーやホテルのご予約完了後に任意で簡単に加入することができます。