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日本三大そばとは?一度は食べたい岩手・長野・島根の名物を解説!

この記事では日本三大そばを特集します。有名な産地である岩手県・長野県・島根県の名物そばの特徴や違いを徹底解説!またもうひとつ新潟県から候補に挙がっているそばも。それぞれの歴史や魅力のポイント、ぜひ訪れたいお店を紹介します!

ライター
Satoshi Nakamura
日本と世界を旅する釣り大好きアウトドア系ライター。テレビのリサーチ&構成作家として鍛えたスキルを活かして、旅先の歴史やみどころ、おいしいものを徹底調査してから訪れるのがモットー。これまでにアメリカのルート66走破とグランドサークルドライブ旅(2周)、日本の47都道府県ドライブ旅を達成し、現在は47都道府県での釣果達成にも挑戦中!
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この記事では日本三大そばを特集します。有名な産地である岩手県・長野県・島根県の名物そばの特徴や違いを徹底解説!またもうひとつ新潟県から候補に挙がっているそばも。それぞれの歴史や魅力のポイント、ぜひ訪れたいお店を紹介します!

Contents

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日本三大そばとは? 

By 663highland, CC BY 2.5

そばは日本そばとも呼ばれるようにまさに日本中で食べられている料理。かけそば・ざるそばなど、全国的に浸透している基本の形があります。

一方でご当地料理がとても多いのもそばの魅力。各地で独自に発展したそばも実はたくさんあるのです。そのなかでもとくに人気のそばを表しているのが、日本三大そばという言葉。いったいどんなそばが、どんな理由で日本三大そばに選ばれているのでしょうか?

日本三大そばの根拠は?

日本三大〇〇は、多くの種類があります。たとえば日本三大鍾乳洞は、龍泉洞(岩手県)・秋芳洞(山口県)・龍河洞(高知県)で、日本ケイビング協会が定めました。一方、日本三大松原はいつの間にか世に広まっていたもの。一般的には三保の松原(静岡県)と虹の松原(佐賀県)は確定で、残りひとつは気比の松原(福井県)と天橋立(京都府)で意見が分かれています。

このように日本三大〇〇の決まり方はさまざまで、誰がどのように決めたのかによって異論がたくさん出ることもよくありますよ。

では日本三大そばはどのように決まったかというと、後者のいつの間にか世に広まっていたもので、3つのそばが選ばれた根拠や由来ははっきりしていません。

日本三大そばの産地はどこ?

日本三大そばといわれているのは、以下の3つです。

  • わんこそば(岩手県)
  • 戸隠そば(長野県)
  • 出雲そば(島根県)

ご当地そばといわれるほど日本に浸透しているそばですが、日本三大そばでは必ずこの3つの産地の名前が挙がります。新潟県の郷土料理である「へきそば」も候補に入ることがありますが、基本的には「わんこそば」「戸隠そば」「出雲そば」が日本三大そばとして有名です。

日本三大そばの味わいや違いを解説!

日本には各地にご当地そばがあります。麺類のそばは、厳密にはそば切りと呼ばれる料理。そば粉でつくった生地を麺状に切り、ゆでて作ります。鎌倉時代には、そばはそば粉を団子にした『そばがき』で食べていました。そば切りが登場したのは16世紀の信濃国(長野県の信州)で、その後に参勤交代などを通じて一気に全国に広まったといわれています。

そんなそば切りの中でなぜ3つのそばが人気・知名度ともに飛び抜けた存在になったのでしょうか?ここからは日本三大そばそれぞれの魅力や特徴の違い、一度は食べに行きたいおすすめのお店などを紹介しましょう。

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わんこそば(岩手県)

photo by PIXTA

わんこそばは岩手県の盛岡市と花巻市などで食べられているそば。ひとくちで食べられる量のそばを給仕さんが次々にお椀の中に追加してくれるスタイルが観光客にも人気です。

わんこそばの特徴

一般的なわんこそばには以下のような特徴があります。

  • ひとりの客に対してひとりの給仕がつく
  • 温かい汁にくぐらせた温かいそばを食べる
  • お椀に入るそばはひとくちで食べられる量(もりそば一杯の10分の1から15分の1ほど)
  • 客がお椀のそばを食べると、給仕が次のそばを盛る
  • 薬味などは自由に使える店が多い
  • 給仕は客がお椀に蓋をするまで盛り続ける
  • 店によって定額制の食べ放題か、杯数制限ありの違いがある

とくに盛岡ではエンタメ要素が強く、はいじゃんじゃん!などの掛け声とともに、テンポよく食べていく店が人気です。

しかしこのようにパフォーマンス重視の店の店もあれば、おもてなしを重視してじっくり味わえるタイプの店もあります。ねぎ、のり、とろろ、鰹節などの薬味もバラエティゆたかなので、ゆっくり味わうのもおすすめですよ。

わんこそばの歴史

大食い料理のイメージが強いわんこそばですが、本来はおもてなし料理。そんなわんこそばの誕生には、花巻発祥説と盛岡発祥説という2つの説があります。

花巻発祥説は、初代盛岡藩主の南部利直が江戸に向かう途中で花巻に立ち寄った際にふるまったのが由来というもの。お殿様に対して庶民が使う丼では失礼に当たるとして漆塗りのお椀に少しだけ盛ったそばを出したところ大変気に入り、何度もおかわりをしたのがわんこそばの元になったとされています。

一方、盛岡発祥説は、内閣総理大臣であった原敬が広めたというもの。こちらでは平民宰相の原敬が故郷の盛岡に帰省した際、木地椀に入ったそばで客人をもてなしたことから広まったといわれています。

上記の説とは別に、もともと花巻や盛岡では客人にそばをふるまう習慣があったそうです。一度にゆでられるそばには限りがあるので、大勢の人が集まった際にはゆでたてのそばを同時に出すことができません。

そこで少しずつお椀に盛って何度も提供したのがわんこそばのはじまりともいわれています。

わんこそばを食べるのにおすすめの有名店は?

photo by PIXTA

ぜひ一度は体験してみたいわんこそば。岩手県にはわんこそばを提供している名店がたくさんあります。その中からとくに人気の老舗と名店を紹介しましょう。

やぶ家

やぶ家は、創業大正12年創業の老舗。次々に食べてお椀を重ねていくスタイルのわんこそばは、このやぶ家が発祥だといわれています。

やぶ屋では、岩手県内の西和賀産などにこだわったそば粉である二八そばが提供されています。奥羽山脈の天然水を使用した名水仕込みで、つゆには本枯節と昆布の出汁、創業より代々引き継ぐ返しを使用。見事100杯食べれば横綱に認定されるので挑戦してみてはいかがでしょうか。

やぶ家は花巻出身の宮沢賢治がよく通っていたことでも有名です。やぶ家を英語でBUSH(ブッシュ)と呼び、教師を務めていた農学校の生徒たちを連れてきたそう。宮沢賢治が必ず注文したのはわんこそばではなく天ぷらそばとサイダーで、現在でもセットで味わえるメニューが用意されていますよ。

やぶ家 総本店の基本情報

住所

岩手県花巻市吹張町7-17

電話

0198-24-1011

営業時間

10:30〜18:00L.O.(わんこそばは17:30)

休業日

月曜日(祝日の場合は火曜日)

アクセス

JR花巻駅から徒歩約7分

東北自動車道 花巻南ICから車で約10分

料金

わんこそば 中学生以上3,980円、子どもわんこそば(小学生)2,980円、ちびっこわんこそば (幼児)980円

公式サイト

https://yabuya.jp/

そば処 東家

そば処 東家は、盛岡市にある明治40年創業の老舗。わんこそばの名店として地元では知らない人はいないほどの人気店です。

わんこそばに使う自家製そばは喉ごしよく食べられるように柔らかくゆでてあるのが特徴。給仕さんの明るい掛け声とともにそばが投げ込まれるエンターテイメント性の高さも人気の秘密です。

そば処 東家のわんこそばは15杯でかけそば1杯分の量。100杯以上食べたら手形がもらえますよ。わんこそばには急いで食べなければならないというルールはないので、給仕さんとの会話も楽しみながら自分のペースで楽しく食べてくださいね。

東家 本店の基本情報

住所

岩手県盛岡市中ノ橋通1-8-3

電話

0120-733-130

営業時間

11:00~15:00 17:00~19:00L.O.(わんこそば18:30L.O.)

休業日

毎月第1水曜日(5月GW、8月を除く)

アクセス

JR盛岡駅またはJR上盛岡駅から徒歩約30分

JR盛岡駅からバスに乗り、バスセンター前から徒歩約3分

東北自動車道 盛岡ICから車で約20分

料金

わんこそば 一般4,200円、小中学生3,500円、未就学児(3歳以上6歳未満)大人同伴で1,500円

公式サイト

https://wankosoba.jp/wankosoba/

平泉わんこそばもおすすめ

花巻や盛岡とは別に、平泉周辺にも昔からそばを食べる習慣がありました。そばは大盛りにすると食べているうちに風味が減ってしまうのが難点。そこで平泉ではそばを小盛りにして食べるたびに盛り替えをするようになりました。実はこれもわんこそばのルーツだといわれています。

その風習を今に伝える平泉のわんこそばは、はじめから小盛りの器で決められた量が運ばれてくる『盛り出し式』というスタイル。付け合わせも豪華で、いろいろな味を比べて楽しめます。平泉以外の地域にも盛り出し式スタイルのわんこそばのお店があるので、給仕さんにどんどん盛ってもらうのが苦手な人はこちらを選ぶのもおすすめです。

芭蕉館

芭蕉館は、盛り出し式の元祖といわれている老舗そば店。給仕さんがつくスタイルよりも落ち着いて食べられるのが魅力です。

名物の盛り出し式わんこそばは、とろろ、なめこおろし、山菜、鰹節、のり、ねぎなどたくさんの薬味と、お椀に盛られたそば24杯が出てきます。お椀から自分で秀衡椀に移し、好みの薬味を加えたらひとくちで食べるのがコツです。

芭蕉館の基本情報

住所

岩手県西磐井郡平泉町平泉字鈴沢3-1

電話

0191-46-5155

営業時間

10:00~15:00

休業日

木曜(定休日が祝日の場合は営業)

アクセス

JR東北本線 平泉駅から徒歩約5分

東北自動車道 平泉スマートICから車で約3分

料金

盛り出し式わんこそば2,200円ほか

公式サイト

https://www.bashokan.co.jp/

中尊寺

岩手を訪れた人々がわんこそばでもてなされながら訪ねたのが、中尊寺。わんこそばとセットでぜひ寄ってみたいスポットです。

中尊寺は850年に開院された天台宗の寺。栄華を極めた奥州藤原氏の初代清衡(きよひら)が、仏の教えによる平和な世の中を目指して建立し、20年の月日をかけて完成させました。有名な金色堂をはじめとした3,000点以上の国宝や重要文化財は豊富な財力で当時の最高技術を用いて作られたため、中尊寺は平安仏教美術の宝庫といわれました。

境内には700年前に作られた旧覆堂や、平泉の街並みを見渡す東物見台、樹齢約300年の杉の木が林立する月見坂などみどころがたくさん。わんこそばを食べた後には、ゆっくりと散策するのがおすすめです。

中尊寺の基本情報

住所

岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202

電話

0191-46-2211

営業時間

3月1日〜11月3日 8:30~17:00

11月4日〜2月末日 8:30~16:30

休業日

なし

アクセス

JR東北本線 平泉駅からバスに乗り、中尊寺バス停で下車すぐ

東北自動車道 平泉前沢ICから車で約10分

料金

拝観料 大人1,000円、高校生700円、中学生500円、小学生300円

公式サイト

https://www.chusonji.or.jp/

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戸隠そば(長野県)

photo by PIXTA

戸隠そばは信州そばのうちのひとつ。昔からそばの名産地として知られるエリアで生まれました。

戸隠は、そば自体を食べるだけでなく、祭りが多く行われ戸隠の街に強く根付いているのが特徴的。特に盛り上がるのが、毎年秋に開催される戸隠そば祭りです。この祭りでは、半ざる食べ歩きというイベントが行われ、専用の半ざるチケットブックを購入すると、戸隠周辺の3店舗で半ざるが食べられます。秋の新そばを少しずつ食べ比べできて楽しいですよ!

戸隠そばの特徴

戸隠そばには打ち方や盛り方などに違いや特徴があります。

戸隠そばの基本は、一本棒、丸延ばし。一本棒、丸延ばしとは、一本の麺棒に生地を巻き付けて転がし、引き戻すときに打ち付けながら丸い形に延ばしていく方法です。現在では他の地域であまりみられなくなったこの方法が、そばの風味をよく引き出す日本そば本来の打ち方だといわれています。

戸隠そばでは、少量を束ねてざるの上に盛り付けるぼっち盛りが有名です。ぼっちは漢字で書くと法師で、修行僧が一人で修行している様子を表します。ぼっち盛りは一人前が5束になっているのが一般的で、戸隠神社が5社から成り立っていることを表しているそうです。

さらに、ざるそばの薬味として辛味大根が添えられているのも戸隠そばの特徴。ピリッとした辛みがアクセントになっています。そばのゆたかな香りを楽しむために塩だけをつけるなど、さまざまなタレを楽しめる店が多いのも戸隠そばの醍醐味です。

戸隠そばの歴史

戸隠そばのはじまりは平安時代にまでさかのぼるといわれています。戸隠山は山岳信仰の聖地。古くから修験道場として知られ、山を訪れた修行僧が栄養補給をする携帯食としてそばが利用されていました。当初はそば粉を水で溶いて食べていたそう。後には湯でそば粉をこねて団子にするそばがきや、こねたそば粉を焼くそば焼き餅が作られるようになりました。

戸隠にそば切りが伝わったのは江戸時代のこと。そば切りは信州の生まれといわれていますが、戸隠には江戸の寛永寺の僧侶から伝わったという記録が残っています。戸隠寺の奥院では地域の総支配人をもてなす際に特別食としてそば切りが用意され、それ以来、戸隠の宿坊では各地から訪れる戸隠講の参拝客にそば切りをふるまうようになりました。

戸隠そばを食べるのにおすすめの有名店は?

By 663highland, CC BY 2.5

戸隠地区にはたくさんの老舗が並ぶので、どこで食べればいいのか迷てしまうほど。そのなかから有名な老舗と体験スポット、合わせて訪れるべきスポットを紹介しましょう。

蕎麦処 うずら家

蕎麦処 うずら家は、戸隠神社の中社のそばで営業している名店。創業50年以上の老舗で、行列が絶えない店としても有名です。お昼の時間には平日でも30分、休日には1時間以上並ぶことも!

うずら家で使っているそばは霧下そばと呼ばれる品種で、寒暖差のある高地で作られた霧下そばの味や香りがもっとも強くなる冬に一年分を石臼で挽き、ー20度で冷凍保存します。一年中、最高の味や香りを楽しむための工夫がされていますよ。

水切りしすぎない状態のそばをいただくため、そばつゆは少し濃いめ。鰹出汁の濃厚な風味が魅力です。

蕎麦処うずら家の基本情報

住所

長野県長野市戸隠3229

電話

026-254-2219

営業時間

10:30〜16:00(品切れ次第閉店)

連休などの場合開店時間が10:00となる場合あり

休業日

毎週水曜日(祝日の場合は前日が休業)

アクセス

長野駅からバスに乗り、戸隠中社バス停で下車、徒歩2分

料金

要確認

公式サイト

https://uzuraya.nagano.jp/

そばの実

そばの実は中社から奥社に向かう途中にあるお店。こちらにもよく長い行列ができています。地元戸隠の契約農家が育てた玄ソバを冷蔵保存し、そばを打つ度に石臼で自家製粉しているのが特徴。香りがもっとも引き立つよう、玄ソバに合わせて挽き方も調整しています。

人気のメニューはそば三昧。一般的な出汁つゆのほか、信州産の鬼クルミ汁、信州産長芋のとろろの3種類のつゆを楽しめます。そばを使った甘味も充実していて、そば団子やそばチーズケーキもおすすめですよ。

そばの実の基本情報

住所

長野県長野市戸隠3510-25

電話

026-254-2102

営業時間

11:00~16:00 

5月~11月の土日・祝日は10:30開店

休業日

木曜日 第2・4金曜日

アクセス

JR長野駅からバスに乗り鏡池入口で下車(冬季は中社まで)

料金

そば三昧 1,600円

公式サイト

https://www.sobanomi.co.jp/

戸隠そば博物館とんくるりん

戸隠そば博物館とんくるりんは、戸隠のそば文化を体感できる総合施設。そばの歴史や道具を紹介する博物館や食事処があるほか、そば打ち体験道場では一本棒丸延しの戸隠流そば打ちを体験できます。

戸隠産のおいしいそば粉を使った本格そば打ちは難しそうですが、スタッフがていねいに指導してくれるので安心ですよ。その場でいただく打ちたてのそばはちょっと不恰好でも格別のおいしさです!

戸隠そば博物館とんくるりんの基本情報

住所

長野県長野市戸隠3018

電話

026-254-3773

営業時間

10:00~16:00(体験受付 10:00~14:00) 

休業日

水曜日(6・9月は火・水曜日)

冬季休業 12月~4月中旬

アクセス

長野駅からバスに乗り、戸隠そば博物館で下車

上信越自動車道 長野ICから車で1時間30分

料金

戸隠そば博物館 入場料大人 200円、中学生以下 150円

そば打ち体験 + 茹で上げ + つゆ薬味付き

4人前 7,000円/一鉢

2人前 4,500円/一鉢

公式サイト

https://www.togakushi-tq.jp/

戸隠神社

CC BY-SA 3.0

戸隠神社は創建2,000年以上の歴史をもつ神社。奥社、中社、宝光社、九頭龍社、火之御子社の五社からなる神社で、これがぼっち盛りの5つの束の由来になっています。戸隠そばとは切っても切り離せない神社なので、ぜひ立ち寄ってみてください。

戸隠神社は長野県を代表するパワースポットとしても有名です。五社それぞれに天岩戸開き神話ゆかりの神々が祀られていて、開運、心願成就、五穀豊熟、スポーツ必勝など多くのご利益があるといわれています。五社めぐりという言葉があり、5つの社すべてをめぐることでバランスよく運気を上げられるそう。徒歩でまわると半日ほどかかるので、戸隠そばも楽しみながらゆっくり散策してくださいね。

戸隠神社の基本情報

住所

長野県長野市戸隠中社3506

電話

026-254-2001

営業時間

9:00~17:00

休業日

なし

アクセス

長野駅からバスに乗り、各社へ。

宝光社は戸隠宝光社バス停で下車

中社は戸隠中社バス停で下車

奥社は戸隠奥社入口バス停で下車(冬期は奥社バス停には停車しません)

料金

無料

公式サイト

https://www.togakushi-jinja.jp/

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出雲そば(島根県)

By J.Yoshiiiiiiii - Own work, CC BY-SA 4.0

出雲そばは、島根県の出雲地方の伝統的なそば。出雲大社と深い関係をもつそばで、独特な食べ方にも特徴があります。

出雲そばの特徴

通常のそばは殻をむいてから挽くのが一般的ですが、出雲そばは殻のついたそばの実をそのまま挽いて作る「挽きぐるみ」という製法で作られています。それにより、殻も粉になっているので見た目が黒っぽく、栄養価が高く味わい深いのが特徴的。また香りや風味のよいそばになるのもポイントです。

出雲そばの特徴的な食べ方は2つあります。そのうちのひとつの冷たい割子(わりご)そばは、割子と呼ばれる丸い漆器が三段以上に積み重なったそばです。

食べ方は、まず一番上のそばにネギなどの薬味を乗せ、そばの上から少しずつつゆを注ぎます。一段目を食べ終えたら余ったつゆを二段目へ注いで食べ、次は三段目へ。最後はそば湯の入ったお猪口につゆを注いで飲み干します。

もうひとつの食べ方は温かい釜揚げそば。器に盛られたゆでたてのそばとそば湯に、自分でつゆをかけ、海苔、ネギを乗せます。ツユや薬味の量を調整して自分好みの味に仕上げるのがポイントです。

出雲そばの歴史

出雲そばは江戸時代初期に松平直政が信州から松江藩へ移ってきた際にそば職人を連れてきたのがはじまり。すぐにそば文化は広まり、その後、出雲大社への参拝客などをもてなすために独自の進化を遂げました。割子そばや釜揚げそばというユニークな食べ方は、その歴史の中で生まれたものです。

割子そばは、参拝客のお弁当として生まれたそばでした。割子はもともと割篭(わりかご)が語源で、使い捨ての弁当箱だったそう。つゆを下の段に移していって最後に飲み干すのも、お弁当としての食べ方が由来とされています。やがて割子は何度も繰り返し使えるよう四角い漆器になり、続いて洗いやすい丸い漆器になりました。

出雲そばを食べるのにおすすめの有名店は?

出雲大社の近くには出雲そばの人気店やそばの博物館があります。出雲そばを食べに行くならぜひ訪れたいスポットを紹介しましょう。

荒木屋

荒木屋は江戸時代後期から約240年も続く出雲そば最古の名店。石臼挽きの二八そばを8代にわたって受け継いでいます。創業時から変わらない甘めのそばつゆが人気。3種のそば粉を混ぜ合わせたそばは細めでしっかりコシがあり、ゆたかな風味が楽しめます。

多くの観光客が注文する人気メニューは、縁結びセットです。なめこおろしとウズラの2段割子そばに、そば粉の白玉が入ったそばぜんざいや天ぷらがついたセット。さらにおみくじとご縁袋もついています。

定番の割子そばは一般的な3段だけでなく、4段、5段も選べます。さらに追加注文も可能。とろろや卵、天玉などトッピングもバラエティゆたかなので飽きずに楽しめますよ。もちろん温かい釜揚げそばもあります。

荒木屋の基本情報

住所

島根県出雲市大社町杵築東409-2

電話

0853-53-2352

営業時間

11:00~16:00 (そばが無くなり次第終了)

休業日

水曜日

アクセス

一畑電車出雲大社前駅から徒歩約10分

JR出雲市駅からバスに乗り、正門前バス停で下車、徒歩約5分

料金

割子そば 930円

釜あげそば 840円

公式サイト

https://arakiya-izumo.com/

神代そば

神代そばは、松江市にある昭和27年創業の人気店。石臼挽きの自家製粉、十割そばの製法を創業時から守り続けています。

名物はとろろ割子。自慢の十割そばに飯南高原産の大和芋のとろろを絡めた逸品です。神代そばのつゆには地元酒蔵の料理酒などを使用しているので、その味わいがとろろにもぴったりと合います。

神代そばの基本情報

住所

島根県松江市奥谷町324-5

電話

0852-21-4866

営業時間

11:00〜14:30L.O.(売り切れ次第終了)

休業日

水曜日

アクセス

ぐるっと松江レイクラインバス小泉八雲記念館前からすぐ

料金

要確認

八雲ふるさと館(そば打ち体験)

八雲ふるさと館は、昔の学校を再現した懐かしい造りの施設。交流室と食工房を備えた体験交流施設で、農作業や昔遊びなど、ふるさとをテーマにしたさまざまな体験交流が行われています。

そんな施設でもとくに人気なのが、そば打ち体験。熊野地区のそば愛好家たちが昔風の教室で出雲そばの打ち方を指導してくれます。完成後はのどかな風景を眺めながら打ちたてゆでたてのそばを堪能できますよ。

八雲ふるさと館の基本情報

住所

島根県松江市八雲町熊野809

電話

0852-54-2041

営業時間

9:00〜17:00

休業日

火曜日

アクセス

山陰道東出雲ICから車で約25分

料金

そば1鉢(4人前)2,000円

公式サイト

http://furusato.sanin.jp/p/area/matsue/60/

出雲大社

出雲大社は、神の国、神話の国として知られている出雲の国の中心となる神社。出雲大社に参拝するためだけに島根県を訪れる人も多いほど、県を代表する観光スポットとなっています。

出雲の国には旧暦の十月に全国から八百万の神々が集まり、出雲大社で神議(かむはかり)を行うといわれています。集まった神々が相談する中でも重要なのが、人と人とのご縁に関しての会議。縁結びの神様として知られる大国主大神(だいこくさま)が主祭神でもあるため、縁結びの神社として人気が高いのも特徴です。

出雲そばは出雲大社への参拝客のために進化してきたそば。そばと参拝はセットのようなものなので、ぜひゆっくりと参拝もしてください。

出雲大社の基本情報

住所

島根県出雲市大社町杵築東195

電話

0853-53-3100

営業時間

参拝6:00~19:00(十九社から北側は16:30まで)

休業日

なし

アクセス

JR出雲市駅から出雲大社行きバスに乗り正門前バス停で下車すぐ

山陰道出雲ICから約15分

料金

無料

公式サイト

https://izumooyashiro.or.jp/ 

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番外編:へぎそば(新潟県)

By Yuki Shimazu - へぎそば, CC BY-SA 2.0

日本の三大そばは、わんこそば、戸隠そば、出雲そばでほぼ確定しています。しかし新潟県の郷土料理であるへぎそばを日本三大そばのひとつとする記述も一部で見ることがあります。へぎそばはユニークな特徴を持つそばなので、番外編としてその魅力も紹介しましょう。

へぎそばの特徴

へぎそばは、新潟県の魚沼地方発祥のそば。へぎといわれる器に盛り付けたそばですが、それ以上に製造方法がユニークです。

へぎそばのもっとも大きな特徴は、つなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使っていること。一般的なそばの場合、つなぎをまったく使わない十割蕎麦以外は小麦粉をつなぎにします。

布海苔をつなぎに使っているへぎそばは、よりつるつるの喉ごしが楽しめるのが特徴。この布海苔を使ったそばは魚沼地方で盛んだったカラムシの織物で使っていた布海苔を利用したものだといわれています。

また、薬味にも特徴が。魚沼地方では一般的なワサビが採れないことから、からしが薬味として使われていました。近年はワサビが広く流通するようになりましたが、今でも薬味にからしを使っている店がたくさんありますよ。

ちなみに、「へぎ」は漢字で書くと片木。剥ぎ板で作った四角い器のことを指します。大きな器なので、冷やしたそばを一口程度に小分けしたものが3〜4人前乗っているのが一般的です。

へぎそばを食べに行きたい人気スポット

へぎそばは製法に大きな特徴があるそば。そこでそんな製法をもっとも堪能できる2つのスポットを紹介しましょう。

小嶋屋総本店

小嶋屋総本店は大正11年創業の老舗。布海苔そばを考案した元祖です(小嶋屋総本店では布乃利と表記)。また石臼挽き自家製粉にもこだわり、玄そばから一貫した伝統製法で打っているのも特徴。本物のへぎそばのなめらかな喉ごしと歯応えが味わえます。

店舗入り口はディスプレイコーナーになっていて、へぎそば物語と題して写真パネルやへぎそばの歴史にまつわる古民具などを展示しています。へぎそばの手繰り盛りと織物のかせ繰り、さらには火焔土器の渦巻き模様のつながりまでわかる歴史絵巻はとてもおもしろいですよ!

小嶋屋総本店の基本情報

住所

新潟県十日町市中屋敷758-1

電話

025-768-3311

営業時間

11:00〜20:00L.O.

休業日

不定休

アクセス

関越自動車道 六日町ICから車で約30分、越後川口ICから車で約20分

十日町駅から車で約10分

料金

へぎそば(1人前)880円(税込968円)

公式サイト

https://kojimaya.co.jp/

そば打ち体験 そば処あてま 

当間高原リゾート ベルナティオフォーラムセンターでは、へぎそばのそば打ちに挑戦できます。 布海苔とそば粉だけで打つ本格的なへぎそばが作れるのは貴重な体験。打ったへぎそばは持ち帰りでき、 体験後は職人さんが打ったへぎそばとお惣菜の食事をいただけます。

そば打ち体験 そば処あてまの基本情報

住所

新潟県十日町市珠川 当間高原リゾートベルナティオ

電話

025-758-2360(当間高原リゾート ベルナティオフォーラムセンター)

要予約 前日の17:00分まで

営業時間

10:00~11:30

休業日

なし

アクセス

関越道 塩沢石打ICから約20分

JR上越新幹線 越後湯沢駅からシャトルバスあり

料金

2,530円(へぎそば昼食付き)

公式サイト

https://www.tokamachishikankou.jp/spot/atema_soba_experience/

日本全国のご当地そばも魅力的!

日本には他にもご当地そばがたくさんあります。そのなかからとくに有名なそばやユニークなそばを紹介しましょう。

  • 津軽そば(青森県):つなぎに一昼夜浸した大豆、だしに焼き干しを使うそば
  • 板そば(山形県):大きな板状の器に太目の田舎そばを盛るそば
  • はらこそば(岩手県):鮭のはらこを載せ、熱い汁をかけて食べるそば
  • 高遠そば(福島県):つゆに辛味大根の汁をつかい、ねぎを箸の代わりにするそば
  • けんちんそば(茨城県、千葉県):けんちん汁につけて食べるそば
  • 江戸そば(東京都):江戸時代の藪・更科・砂場などの名店が源流のそば
  • あられそば(東京都):バカガイの貝柱を具にした温かいそば
  • とろろそば(東京都):高尾山の参拝者にふるまったとろろ入りのそば
  • うじそば(長野県):山菜やきのこがたくさん入った鍋で食べるそば
  • 富倉そば(長野県):つなぎにオヤマボクチという葉の繊維を使ったそば
  • 茶そば(静岡県):名産のお茶を練りこんだそば
  • 門前そば(石川県):つなぎには自然薯を使ったそば
  • 越前そば(福井県):辛味大根のおろし汁と醤油をあわせたつけ汁で食べるそば
  • にしんそば(京都府):甘辛く煮付けた身欠きニシン乗せた温かいそば
  • 出石皿そば(兵庫県)出石焼きの小皿に一口分を盛るそば
  • 瓦そば(山口県):熱した瓦の上に茶そばと具を載せて焼き、温かい麺つゆで食べるそば
  • 祖谷そば(徳島県):太く短く、つなぎはほとんど使わないそば
  • 薩摩そば(鹿児島県):つなぎに自然薯を使うこしの強いそば

日本三大そばを食べに行こう!

日本三大そばは、たくさんあるご当地そばの中でも知名度・人気がとくに高いそば。それぞれに食べ方や製法に大きな特徴があるので、その違いも楽しめます。ほかにも日本にはそば処と呼ばれる地域がいっぱい!日本三大そばを食べて興味を持ったら、ご当地そば食べ比べの旅を計画してみてはいかがでしょうか。

cover photo by PIXTA

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