金沢駅周辺の観光スポット18選！おすすめのモデルコースも紹介

金沢駅周辺には人気の観光スポットがいっぱい！

金沢は石川県にある北陸地方を代表する観光地。2015年に北陸新幹線が金沢駅に開通したことから、首都圏からもますます観光しやすくなり、国内旅行はもちろん、近年ではその日本らしい風情に注目が集まり、海外からも多くの観光客が訪れます。

金沢には、ひがし茶屋街や主計町茶屋街などの「これぞ日本」といった風情あふれる観光スポットや、日本海側の地域ならではの新鮮な海鮮グルメ、兼六園の冬の雪景色など、さまざまな魅力が満載！その多くの観光スポットが旅行の拠点となる金沢駅周辺に集まっています。

金沢駅周辺は交通の便も良く、車がなくても効率よく観光できますよ。特に、金沢駅を拠点として、バスを使って観光するのがおすすめです。

観光に便利な城下まち金沢周遊バスが15分間隔で運行されていて、金沢駅を拠点に主要観光スポットを周遊できます。運賃は1乗車につき210円（子ども 110円）ですが、800円（子ども 400円）で1日フリー乗車券も購入でき、おトクに金沢駅周辺の観光スポットを巡れますよ。

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金沢駅周辺の人気観光スポット10選

まずは、金沢旅行で絶対に行っておきたいおすすめの観光スポットを10選ピックアップ！日本三名園の兼六園をはじめ、石川の新鮮グルメを食べ歩きできる近江町市場、日本の趣を感じられるひがし茶屋街など、見どころがたくさんありますよ。

金沢駅（鼓門）

おもてなしの心を表現した金沢の玄関口

金沢駅は世界で最も美しい駅14駅の1つに選ばれたことのある駅。金沢は雨や雪が多いことから、「駅を降りた人に傘を差し出すおもてなしの心」をコンセプトに造られた金沢の玄関口です。

駅の兼六園口にあり、金沢の伝統芸能・能楽で使われる鼓をイメージとした鼓門は、フォトスポットとして大人気！高さ13.7メートルの2本の太柱が印象的で迫力があります。

また、日没から深夜24時までは、ライトアップが行われており、和の色彩の美しい光で彩られます。昼間とは違った幻想的な雰囲気を味わえるので、ぜひ昼と夜両方訪れてみてくださいね。

近江町市場

金沢グルメの食べ歩きを楽しむならここ！

金沢駅からバスで約8分、徒歩約15分の位置にある近江町市場。約300年の歴史を誇り、金沢市民から「おみちょ」の愛称で親しまれている市場です。アーケード内には約170の店舗が軒を連ね、石川県産の新鮮な魚介、野菜、果物などがずらりと並びます。お菓子や漬物、土産物なども充実しているので、金沢旅行のお土産探しにもぴったりの場所です。

近江町市場は食べ歩きにもぴったり！ノドグロやカニなどの北陸名物を気軽に味わえるほか、ご当地グルメの代表格である金沢おでん、加賀棒茶のスイーツなど、石川グルメを心ゆくまで満喫できますよ。

兼六園

日本三名園の1つであり、金沢を代表する観光スポット

金沢駅からバスで約20分の位置にある兼六園は、偕楽園、後楽園とともに日本三名園と呼ばれる廻遊式の庭園。1676年に加賀藩五代藩主・前田綱紀が造った庭園を礎に、加賀歴代藩主により江戸時代から長い歳月をかけて創建されたため、さまざまな時代の庭園手法を見られるのが特徴です。

広大な敷地内では、四季折々の美しさを楽しめ、春は梅や桜が咲き誇ります。園内には約40種の桜が花を咲かせますが、全国でも珍しい兼六園菊桜は必見です。また、夜にはライトアップされた夜桜を楽しむこともできますよ。

夏は青々とした緑色の草木や苔、秋は紅葉も美しいですが、兼六園といえば外せないのが冬。毎年「雪吊り」と呼ばれる雪で枝が折れるのを防ぐための傘のような縄が広げられ、兼六園ならではの光景が見られます。特に園内随一の枝ぶりを誇る、唐崎松の雪吊りは必見です。

金沢城公園

重要文化財や庭園が見どころの城址公園

金沢駅からバスで約20分の位置にある金沢城公園は、加賀藩主前田家の居城が一般開放された公園です。その歴史は1583年に加賀藩祖・前田利家が金沢城に入ったことから始まります。当時は重臣たちの屋敷がある小さな城でしたが、1602年の落雷により天守が消失。その後も火災などが続き、現在は古くからの歴史がある建物と復元された建物の双方の姿を見学できます。

敷地内には、江戸時代に建てられた石川門、三十間長屋、土倉（鶴丸倉庫）の3つの重要文化財があり、当時の面影を感じられます。兼六園に面している石川門は、夜になるとライトアップされた姿を楽しむこともできますよ。

また、園内には池泉回遊式の大名庭園・玉泉院丸庭園も。1634年に加賀藩三代藩主・前田利常が作庭してから、明治時代の廃藩時まで存在していた庭園で、現在の姿は2015年に復元されたものが見学できます。池と石垣からなる独創的な庭園をぜひ散策してみてくださいね。

ひがし茶屋街

日本の趣を感じるお土産とグルメの街

金沢駅からバスで約15分の位置にあるひがし茶屋街は、かつて茶屋街としてにぎわっていた重要伝統的建造物保存地区。現在は古い日本家屋をリノベーションした店舗で、和菓子、伝統工芸品、雑貨などを扱うお店やカフェなどが軒を連ねており、金沢を代表する観光スポットの1つ。タイムスリップしたような日本の趣を感じる街並みは、日本人だけでなく外国人観光客にも人気です。

ひがし茶屋街を訪れたら食べてみたいのが金箔ソフト。特にその元祖の店・箔一の金箔ソフトは、キラキラ輝く金箔を1枚丸ごと使った斬新なソフトクリームで、味はもちろん、思い出に写真に撮りたい一品です。

また、江戸時代から手付かずの建物が現存し、国指定重要文化財となっている茶屋・志摩も一度訪れてみたいスポット。別棟の寒村庵では、美しい庭を鑑賞しながら、金沢の伝統菓子と抹茶（有料）を味わえ、ぜいたくなひとときを過ごせますよ。

金沢21世紀美術館

見て触れて楽しめる現代アート美術館

金沢駅からバスで約17分の位置にある金沢21世紀美術館は、さまざまなジャンルの芸術作品を見て、触れて、楽しめる現代アート美術館です。2万6千平米以上の広大な敷地内で、時代を超えた多彩なジャンルのアートをじっくりと鑑賞することができます。

金沢21世紀美術館を象徴する作品は、レアンドロ・エルリッヒ作の「スイミング・プール」。水で満たされているように見えるスイミングプールの中から水上を見上げたり、外からプールを見下ろしたりすることができ、まるで水中にいるかのような面白い写真を撮るのが人気です。

長町武家屋敷跡界隈

江戸時代の趣を感じられる武家屋敷の街並み

金沢駅からバスで約18分、繁華街から一歩足を踏み入れた先に、立派な構えの武家屋敷が立ち並ぶ長町武家屋敷跡。

加賀藩士・中級武士たちの屋敷跡が立ち並び、黄土色の土塀、石畳の小路など、当時の様子が残されています。風情ある街並みは、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような景観です。

金澤神社

学問の神をまつる由緒正しき神社

金沢駅からバスで約25分の位置にある金澤神社は、1794年に加賀藩十一代藩主・前田治脩（はるなが）が、現在の兼六園の梅林がある場所に藩校明倫堂を建て、その鎮守社として金城霊澤のほとりに、菅原道真をまつる神社を創建したことがはじまりの神社です。

前田家の先祖でもある菅原道真は学問の神様として有名。合格祈願のために参拝する人も多いそうですよ。また、金澤神社の名は金沢の地名の由来となっています。

主計町茶屋街

静かで和の趣あふれる茶屋街

金沢駅からバスで約15分の主計町（かずえまち）茶屋街は、ひがし茶屋街、にし茶屋街と並ぶ金沢三茶屋街の1つで、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。細い路地と千本格子が続き、昔ながらの料亭や茶屋が建ち並ぶ風情のある街並みは、金沢らしい和の情緒にあふれています。

夕暮れ時になると明かりが灯り、辺り一帯幻想的な雰囲気に。店の中から聞こえてくる芸妓が奏でる三味線と太鼓の音は、まるでタイムスリップしたような感覚を味わえます。

なお、主計町茶屋街へはひがし茶屋街から徒歩3分ほどでアクセスできるため、合わせて観光するのがおすすめですよ。

尾山神社

ギヤマンが美しい神門は必見！

金沢駅からバスで約13分の尾山神社は、加賀藩祖・前田利家と正室お松の方を祀る由緒正しい神社です。兼六園と金沢城公園から長町武家屋敷や繁華街を結ぶ位置にあるため、観光中に訪れやすい立地です。

全国的にも珍しい和漢洋の3つの建築様式が用いられた神門は、金沢の代表的な観光スポット。国の重要文化財にも指定されており、最上階にはめ込まれているカラフルなカットガラスのギヤマンが美しく、見逃せないポイントです。また、日本現存最古の避雷針も設置されています。

敷地内は日没後から22時までライトアップされており、幻想的な雰囲気。夜の散策で訪れるのもおすすめです。

金沢駅周辺の穴場観光スポット8選

金沢には定番スポット以外にも、金沢ならではの魅力あふれるスポットがいっぱい！加賀百万石の歴史を感じる成巽閣や武家屋敷跡野村家、金沢の伝統に触れられる金沢能楽美術館や武家屋敷跡野村家など、穴場スポットにもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか？

成巽閣

加賀藩主が母に贈った雅な隠居所

金沢駅からバスで約17分の位置にある成巽閣（せいそんかく）は、加賀藩十三代藩主・前田斉泰が母君・真龍院のために建てた隠居所で、重要文化財に指定されています。大名正室の御殿としては国内に唯一現存する建造物で、武家書院造りと数奇屋風書院造りの2つの様式を持つ風格のある建物です。

成巽閣内の群青の間は、群青、朱、紫などの鮮やかな色彩を用いた空間が特徴的。また、建物内は花鳥の意匠や豊かな色彩で彩られており、女性らしい雰囲気が漂っていて、藩主の母への思いが見て取れます。

石川県立美術館

石川ゆかりの芸術品とスイーツを楽しめる美術館

石川県立美術館は兼六園に隣接する美術館。国宝の色絵雉香炉（きじこうろ）をはじめ、古九谷の名品や加賀藩主・前田家伝来の宝物から、石川県の作家を中心とした日本画、洋画、彫刻、工芸など、石川にゆかりのある美術品や工芸品などが幅広く展示されている美術館です。

館内のエントランスホールには、石川県七尾市出身の世界的パティシエ・辻口博啓氏がプロデュースするカフェも併設。北陸産の素材を用いたスイーツを味わえます。大きな窓の外には緑が広がっており、芸術鑑賞後にぜいたくなカフェタイムを満喫できますよ。

安江八幡宮 ・金沢水天宮

前田家に崇拝された古くからの歴史を誇る神社

金沢駅から徒歩約5分の位置にある、武運長久、安産、病気平癒のご利益がある安江八幡宮と、安産、子授け、水難除けのご利益がある金沢水天宮。安江八幡宮と金沢水天宮は同じ境内にまつられており、藩政時代には加賀藩主・前田家や大聖寺藩主に崇敬され、火防や病気平癒を祈られました。

同社の御祭神・誉田別尊（応神天皇）が誕生した際、真紅の産着を着たことになぞられた郷土玩具・加賀八幡起上がりを発案した神社でもあり、境内にはその像が設置されています。この加賀八万起上がりは、石川県観光PRキャラクター・ひゃくまんさんのモデルにもなっていますよ。

にし茶屋街

割烹や和スイーツカフェの立ち並ぶ茶屋街

金沢駅からバスで約20分の位置にあるにし茶屋街は、1820年に加賀藩から公許された花街の一つで、主計町茶屋街、ひがし茶屋街とともに金沢三茶屋街に数えられています。一直線に伸びた目抜き通りに並ぶノスタルジックなガス灯や、出格子が特徴的な茶屋建築から成る昔ながらの風情が残る美しい街並みです。

茶屋建築は金沢らしいランチやスイーツを提供するカフェやレストランとなっているので、散策しながら気になるお店にぜひ立ち寄ってみましょう。また、作家・島田清次郎が過ごしたお茶屋の跡地に建つ金沢市西茶屋資料館も見どころの1つです。

金沢能楽美術館

能楽を体感して学べる美術館

金沢駅からバスで約16分の位置にある金沢能楽美術館は、能楽の魅力を伝える美術館です。金沢は「空から謡が降ってくる」と言われるほど能楽に親しみのある街で、特に能楽の流派の1つである宝生流を代々の藩主が愛好したことから、加賀宝生と呼ばれるようになりました。

館内では、加賀宝生に伝わる貴重な能面や能装束を展示するほか、能楽を分かりやすく解説した映像の上映や、模型による能舞台の解説、AR展示の体験など、さまざまな角度から加賀宝生の魅力を伝えています。

貴船明神

縁切り・縁結び双方のパワースポット

金沢駅からバスで約16分、徒歩で約23分の位置にある貴船明神は、縁切りと縁結び両方にご利益があるといわれる珍しいパワースポット。京都の貴船神社の末社と言われています。創建時は縁切宮と言われ、縁切りのみにご利益があるとされていましたが、後に京都の貴船神社同様、縁結びのご利益も信心されるようになりました。

貴船明神では参拝方法が重要。北の玉川図書館方向から入り、大きい方の祠に参拝すると縁結びに、反対の香林坊方向から入り小さな祠に参拝すると縁切りにご利益があると言われています。間違えると全く逆のご利益を祈願することになってしまうので、要注意です！

武家屋敷跡野村家

世界的に評価を得ている武家屋敷

長町武家屋敷跡の中で唯一屋敷内を実際に見学できるのが、金沢駅からバスで約17分の位置にある武家屋敷跡野村家。加賀藩のお抱え絵師が上段の間に描いた襖絵や野村家伝来の刀剣、甲冑などが見どころです。

庭園は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星の評価を獲得しており、世界中から観光客が訪れるスポットとなっています。

金沢市立安江金箔工芸館

金沢の特産・金箔について学べる博物館

金沢駅からバスで約15分の場所にある金沢市立安江金箔工芸館は、日本で唯一の金箔に関する博物館です。金箔職人だった安江孝明氏が、「金箔職人の誇りとその証」を後世に残すため、1974年に北安江に金箔工芸館を造り、美術品や道具類を展示したことがはじまり。2010年に現在の場所に移転しました。

現在、国内で作られているほぼ全ての金箔は金沢で生産されています。金箔の生産が金沢でさかんになった歴史や、厚さわずか1万分の1ミリの金箔の世界を学べるほか、金箔を使った豪華絢爛な美術工芸品を鑑賞できる博物館です。

金沢駅から徒歩とバスで観光！おすすめモデルコース

初めての金沢旅行だと、どのようにスケジュールを組めば効率よく観光できるのか、悩んでしまいますよね。そこで今回は、金沢駅を拠点にして、人気観光地を1泊2日でめぐるモデルコースをご紹介します。

1日目は、旅の始まりに近江町市場で石川グルメを食べ歩きしましょう。しっかり腹ごしらえをしたら、美しい日本庭園の広がる兼六園と、重要文化財の貴重な建物を見学できる金沢城公園を散策します。

2日目は、まず現代アートを楽しめる金沢21世紀美術館へ。そして、長町武家屋敷跡界隈で江戸時代の雰囲気を味わった後、尾山神社で美しいギヤマンが特徴的な神門を見学。最後は金沢の代表的観光スポット・ひがし茶屋街で金沢グルメやスイーツを味わい、お土産を購入しましょう！

金沢の主な観光スポットは、旅行の拠点となる金沢駅から徒歩やバスで気軽にアクセスできるため、以下のモデルコースを参考に、ご自身の行きたい観光スポットを追加するなど、アレンジしてみてくださいね。

【1日目】

金沢駅
↓バスで約5分または徒歩で約15分
近江町市場
↓バスで約15分
兼六園
↓徒歩すぐ
金沢城公園

【2日目】

金沢21世紀美術館
↓徒歩約5分
長町武家屋敷跡界隈
↓徒歩約5分
尾山神社
↓バスで約20分
ひがし茶屋街
↓バスで約10分
金沢駅

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金沢駅周辺の人気観光スポットを満喫しよう

この記事では、石川県・金沢駅周辺のおすすめの観光スポットを紹介しました。観光スポットや見どころがいっぱいある金沢では、効率よくルートを組んで、観光、グルメ、ショッピングを思い切り満喫するのがおすすめ！

ぜひこの記事を参考に、石川県・金沢旅行のスケジュールを立ててみてくださいね！

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