【金沢観光】車なしで巡る2泊3日のおすすめモデルコース！カップルや大人旅に

金沢観光！2泊3日のおすすめモデルコースを紹介

金沢は、北陸の石川県にある金沢21世紀美術館やひがし茶屋街などの名所がたくさんある海辺の街。少し足をのばせば、湯涌温泉で日帰り入浴を楽しむこともできます。

観光地がたくさんあると、どこへ行こうか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。せっかく金沢に行ったら、効率よく観光もグルメもたっぷり楽しみたいですよね！

金沢旅行はドライブで行くイメージがある方も多いかもしれませんが、実は車なしでもバスや徒歩でかんたんに観光ができる街でもあります。今回は、そんな金沢を車なしで巡るおすすめの2泊3日のモデルコースをご紹介します。ぜひ、金沢旅行の参考にしてみてくださいね。

金沢観光1日目のモデルコース

初日は、金沢駅からほど近い兼六園や金沢城公園などの名所を観光します。ランチは、地元の市場で金沢名物を味わうコースです。

【10:00】金沢駅到着

金沢観光スタート！

金沢は、東京、大阪や名古屋のいずれの都市からでも約2時間30分で行ける、アクセスのしやすさが魅力のひとつの街です。金沢についたら、まずは金沢駅から旅行スタート！

金沢市内はバスが充実しているので、車なしでの観光にもぴったり。市内の観光名所をめぐるなら、金沢市内のバスが一日乗り放題になる北陸鉄道の「一日フリー乗車券」や金沢駅東口を起点に主要観光スポットを巡る「城下まち金沢周遊バス」などの利用がおすすめです。

その日にめぐる観光スポットにあわせて活用してみてくださいね。

【10:15】ひがし茶屋街

金沢を代表するフォトジェニックなスポット

金沢駅からひがし茶屋街までは、周遊バスを利用して約10分で到着します。滞在時間の目安は60分ほど。

ひがし茶屋街は、情緒あふれる古い町並みが魅力の金沢を代表する茶屋街のひとつです。また、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。着物のレンタルをできるお店もあるので、和装で歴史ある街並みにとけ込んでみるのもおすすめ！カップルで一緒に着物を着て歩いてみるのもいいですね。

歴史ある雰囲気が残る街の中には、割烹料理店や町家カフェなどの飲食店から、金沢の伝統工芸品が買えるお土産屋さんまで数多くのお店が立ち並びます。街の雰囲気を楽しみながら、お気に入りの金沢土産も探してみてくださいね。

【11:30】近江町市場でランチ

金沢の特産品がならぶ市民の台所

ひがし茶屋街から近江町市場までは、歩いて約15分で到着します。ここでのランチを含めた所要時間は約90分です。

近江町はアーケードの中に約170のお店が立ち並ぶ、市民の台所として昔から地元の人に愛され続けてきた市場。一般の方だけでなくプロの料理人も仕入れに訪れる市場では、たくさんの新鮮な金沢の食材が手に入ります。

食材だけでなく、獲れたての魚介類を使ったお寿司や海鮮丼を味わえるお店もたくさんあるので、ランチにもぴったり！新鮮な日本海産の海鮮を味わってみてくださいね。

【13:20】兼六園

四季折々の豊かな自然であふれる日本三名園のひとつ

近江町市場から兼六園までは周遊バスを利用して約5分、徒歩でも18分で到着します。広々とした園内をまわるための滞在時間の目安は90分ほどです。

兼六園は、日本三大名園として有名な金沢を代表する観光名所。国の特別名勝に指定されてている広大な園内には、山や池、茶屋などがあります。

四季折々に違う自然の美しさが魅力の兼六園ですが、中でも有名なのが雪から木の枝を守るために施される「雪吊り」です。これは、金沢に行ったら絶対に見たい冬の風物詩！夜には、ライトアップされた幻想的な庭園も楽しめますよ。

【15:00】金沢城公園

加賀百万石といわれた前田家の居城跡

兼六園から金沢城公園までは、歩いて約8分で到着します。滞在時間の目安は60分ほど。金沢城は、加賀百万石といわれ当時覇権を広げていた前田家の居城として作られた城。その金沢城跡に作られたのが金沢城公園です。

2001年に、菱櫓（ひしやぐら）、五十間長屋（ごじっけんながや）、橋爪門続櫓（はしづめもんつづきやぐら）が復元され、城下町の雰囲気が現代に蘇っています。

また、園内にある「玉泉庵」では、お抹茶と季節の生菓子をいただけるサービスもあるので、散策の合間に訪れてみるのもおすすめですよ！

【17:30】夕食は金沢駅周辺で能登牛をあじわう

金沢駅周辺には飲食店がたくさん！

ディナーは、金沢駅周辺に戻って能登牛を味わってみましょう！金沢駅周辺には人気のレストランやバーがたくさんあって、いろいろな石川名物が味わえるのが魅力。お好きな料理で能登牛が味わえます。

たくさんある中でもおすすめなのは、やわらかい能登牛をしっかり味わえるステーキやステーキ丼。その他にも、石川県内の歴史ある温泉旅館「和倉温泉加賀屋」直営で、旅館よりもリーズナブルに味わえるお店もあります。

人気のお店は週末だと満席になってしまう可能性もあるので、絶対に行きたいお店が見つかったら予約をしておくのがおすすめですよ！

【20:00】ホテルマイステイズプレミア金沢

駅近で観光の拠点にぴったりなホテルに宿泊

ホテルマイステイズプレミア金沢は、観光地へアクセスがしやすい観光拠点にぴったりのホテルです。

館内は城下町として栄えた金沢ならではの、古都の雰囲気が感じられる上質な雰囲気。さらに、すべての客室が32平方メートル以上の広さがあるのも魅力のひとつです。

また、朝食ビュッフェが楽しめるレストランや、24時間営業のフィットネスジムやライブラリールームもあって、好みの方法でリフレッシュできます。どのようなシーンにもぴったりの、使い勝手が良いホテルですよ！

金沢観光2日目のモデルコース

2日目は、午前中に金沢市内をのんびり散策して午後から美術館をめぐります。歴史ある金沢文化に触れられるコースです。

【9:00】長町武家屋敷跡

豪華な武家屋敷跡に入り込める

ホテルマイステイズプレミア金沢から長町武家屋敷跡までは、周遊バスと徒歩で約25分で到着します。ここでの滞在時間の目安は60分ほど。

長町武家屋敷跡は、藩政時代に武士たちが暮らしていた豪華な屋敷の跡地が立ちならぶスポットです。昔ながらの土塀や石畳の小路も残っています。ここで見られる金沢の冬の風物詩が、土塀を雪や凍結から守るために施される「こも掛け」です。

また、ここから香林坊へ行く途中にある鞍月用水沿いには、郷土料理が味わえるお店やカフェもたくさんありますよ！

【10:15】にし茶屋街

芸妓さんに出会える町家街

長町武家屋敷跡からにし茶屋街までは徒歩約15分で到着します。滞在時間の目安は30分ほど。

にし茶屋街は華やかな芸妓さんたちが活躍する街で、今でも街の中でその雰囲気が味わえます。夕暮れ時になると、三味線の音色が聞こえる街並みで美しく着飾った芸妓さんたちに会えるかも！

さらに、老舗割烹や作家の島田清次郎が過ごしたお茶屋の跡地に建てられた金沢市西茶屋資料館など、歴史ある金沢文化にふれられるスポットもたくさんあるのが魅力です。

【11:00】妙立寺（忍者寺）

まるで忍者が住んでいるかのような仕掛けがたくさん！

にし茶屋街から妙立寺までは、歩いて約5分で到着します。滞在時間は40分ほどです。

妙立寺は、「忍者寺」の別名を持つお寺。敷地内には、落とし穴になる賽銭箱や床板をまくるとあらわれる隠し階段、さらには金沢城への抜け道があったとされる井戸など、まるで忍者がいるかのような仕掛けがいっぱい！

これは、創建当時は徳川幕府と緊張状態にあり、襲撃に備えて出城や砦としての役目を果たすために作られたからとされています。迷路のような内部は、事前に予約したガイドさんに案内してもらうのもおすすめですよ。

【12:00】ランチはにし茶屋街周辺でお寿司！

雰囲気ある町家でお寿司を味わう

妙立寺から歩いて5分のところにあるにし茶屋街の周辺には、昔ながらの町家をリノベーションしたお店がたくさんあります。

ランチは、地元民からも愛されるノスタルジックな雰囲気の中で、金沢の新鮮なお寿司を味わうのがおすすめ！街の中を散策しながら、好みのお店を見つけてみましょう。

また、この周辺にはおしゃれなカフェもたくさんあるので、食後にコーヒーを飲んでほっと一息つけるのも魅力のひとつです。

【13:15】金沢21世紀美術館

フォトジェニックな「スイミング・プール」で有名

にし茶屋街から金沢21世紀美術館まではバスを利用して約5分、歩いても約20分で到着します。滞在時間の目安は90分ほどです。

金沢を代表する観光スポットとして人気を集め続ける金沢21世紀美術館。中でも有名なのは、地上と地下で違った見え方がする「スイミング・プール」です。その他にもフォトジェニックなスポットがたくさんあるので、ひとつひとつまわって記念撮影が楽しめます。カップルでの旅行なら素敵な写真が撮れそうですよ！

さらに、館内にはおしゃれなカフェレストランや、21世紀美術館限定グッズが買えるお土産屋さんもあります。ぜひ、忘れずに立ち寄ってみてくださいね！

【15:00】国立工芸館

近現代の工芸やデザイン作品専門の国立美術館

21世紀美術館から国立工芸館までは、歩いて約10分で到着します。滞在時間の目安は60分～90分です。

国立工芸館は、2020年に日本海側で初めてオープンした国立美術館。美しい館内には、陶磁やガラス、漆工、木工、染織、金工、グラフィック・デザインなどの珍しい作品が4,000点以上も収蔵されています。

建物は、もともと明治期に建てられた2つの旧陸軍の施設を復元したもので、夜になると複数の周辺文化施設といっしょにライトアップされるのも魅力のひとつ。内も外もどちらも楽しめる美術館です。

【16:00】石川県立美術館

石川県内の作品や国宝が見られる

国立工芸館から石川県立美術館までは、歩いて約1分で到着します。滞在時間の目安は40分ほど。

石川県立美術館は、川県の作家を中心とした日本画や彫刻から洋画まで幅広い作品を展示する美術館です。古九谷の名品や加賀藩前田家伝来の宝物など、地元金沢ならではの作品が見られるのも魅力のひとつ。中でも必見なのは、野々村仁清作の国宝「色絵雉香炉（いろえきじこうろ）」です。

また、七尾市出身のパティシエ辻口博啓氏がプロデュースするカフェも併設されていて、地元食材をたっぷり使ったこだわりのスイーツも楽しめます。美術館鑑賞の後に立ち寄ってみてくださいね。

【17:30】夕食は石川名物のどぐろを満喫

希少価値の高いのどぐろを地元で味わう

観光が終わったら、一旦ホテルへ荷物を置いたあとに街中へと出かけましょう。

金沢旅行最後のディナーは、石川名物の高級食材のどぐろを味わうのがおすすめです。ホテルからほど近い金沢駅周辺には、新鮮なのどぐろをいただけるお店がたくさんあります。

お手軽なのどぐろ丼から老舗料理店の手の込んだお料理まで、のどぐろの楽しみ方はさまざま！のどぐろといっしょに地酒を味わうのも金沢旅行の楽しみのひとつ。満席で入れないことにならないように、事前にお店を見つけて予約しておくのがおすすめですよ！

金沢観光3日目のモデルコース

最終日は、金沢市内から少し足をのばして温泉を楽しみに行きましょう。金沢近辺には、アクセスがかんたんで日帰り入浴を楽しめる温泉があります。

【10:00】湯涌温泉

金沢の奥座敷で温泉につかる

金沢市内から湯涌温泉までは、湯涌温泉行きのバスに乗って約45分で到着します。入浴を含めた滞在時間の目安は90分ほど。湯涌温泉は緑あふれる金沢の奥座敷にある温泉街で、藩政時代には歴代の加賀藩主も湯治湯として通った歴史がある温泉としても有名です。

古くから愛される湯涌温泉には、日帰り入浴ができる温泉がいくつかあるのもうれしいポイント。宿泊しなくても、金沢の名湯が楽しめます。また、温泉街にはさらに気軽に温泉を楽しめる足湯もありますよ！

【11:30】金沢湯涌江戸村

加賀百万石の時代にタイムスリップ

湯涌温泉から金沢湯涌江戸村までは徒歩で約10分で到着します。滞在時間の目安は70分ほどです。

金沢湯涌江戸村は、江戸時代に加賀百万石として栄えてた時代の雰囲気が味わえる、歴史的建造物が残された人気の観光スポット。園内は、農家ゾーンと町家・武家ゾーンに分かれていて、それぞれの人たちの当時の暮らしぶりを見ることができます。

残されている建物はすべて国指定重要文化財で、歴史的にも重要なものばかりです。昔ながらの行事を体験できるイベントも開催されているので、ぜひ事前にチェックしてみてくださいね！

【13:00】氷室小屋

当時は貴重だった氷を保存するための貯蔵庫

金沢湯涌江戸村から氷室小屋までは、歩いて約12分で到着します。滞在時間は20分ほどです。

「氷室」とは、江戸時代に非常に貴重であった氷を貯蔵するために作られた小屋のこと。冬になると雪を氷室につめて保管し、旧暦6月1日の「氷室の朔日」に雪氷を切り出して徳川家に献上していました。

当時を再現した「氷室開き」が毎年6月30日に行われ、「氷室の仕込み初め」が毎年1月末に行われています。金沢の伝統文化を見られる貴重なイベントですよ！

【15:30】金沢駅から帰路に

最後にお土産を買って帰りましょう

観光が終わったら、金沢駅まで戻って帰路につきましょう。

金沢駅の中には、金沢土産が買える「金沢百番街」があります。金沢名物がたくさんならぶので、お土産を買う時間がなかった方も買い忘れてしまった方も心配いりません！

金沢といえば和菓子が有名です。金沢百番街では、「福うさぎ」や「加賀の殿様」など人気のお菓子が買えます。自分用にも家族や友人用にも、忘れずに買って帰ってくださいね。

2泊3日で金沢観光を満喫しよう！

この記事では、車なしで観光できる金沢旅行のモデルコースを紹介しました。金沢には、金沢21世紀美術館や湯涌温泉など人気の観光スポットがもりだくさん！2泊3日で行く場合は、エリアごとに効率よく観光するのがおすすめです。ぜひ、ご紹介したコースを参考に金沢旅行のプランを立ててみてくださいね！

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画像提供：金沢市